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当時第一線で活躍していた岳人はみな遭難死してしまいました。
植村氏が存命の頃、氏の著書を何冊も読んでいたが、本書はそれらと全く質の違う著書です。
夫人が「ひとつ位私の我が儘を通しても好いでしょ。」と世に送り出した他人へ読まれることを全く想定していない植村直己の体裁のない生の文章です。
私が今年読んだ本の中で最も迫る読み物でした。
「腹巻、レバー、戸締り」は氏がほとんどの手紙の文末に書いていた夫人への「命令」です。
文化としての冒険がよく見える書籍です。
巻末の植村公子氏の一文は強烈でした。
また、ビジネス書としても価値のある一冊です。
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