しばらく前に天然記念物にボルトが発見されて問題提起されました。
これは確かに条例違反でしょう。
しかし考えてみると私の歩いている山や登った岩は大半が国立公園内です。
草木を折る。動物を捕まえる。一木一石も動かしてはならないはず。
しかし私はイワナを釣って食べるし、木の実は食べるは、キノコは取るし、岩登りでハーケンも打って回収していないな。
槍沢で尺岩魚を釣ったら非難されるだろうけど、黒部源流で尺岩魚を釣ってもだれも文句は言わない。
昔、冬季に神楽峰へ向かう途中に冬天を張ったらスキー場の管理者に文句を言われた。
山スキーの別天地が知らぬ間に国土の別天地になっていました。
栂海新道も環境省と訴訟問題にまで発展しました。
そう昔は山の店で鉈が普通に売られていましたし、私も鉈を持っていた。
那智の滝を登ったら怒られるけど、オツルミズ沢を登っても怒られない。
上高地で岩魚を釣ったり、昇仙峡で岩を登ったりしたら怒られるけど、大白沢で岩魚を釣って、屏風岩を登っても怒られない。
この違いは観光地か否かでしょうか。
観光地とそうでない場所の違いはその対象ではなく、所謂観光客が簡単に近づけるか否かではないでしょうか。
観光地でないところの方が絶景が多いですよね。
もう一つ。山は聖なるものという考えがあります。
テーブルマウンテンや那智の滝はいい例です。
マウンテンバイクはいかがなものか。
(雲取山から1時間で下れる。)
モトクロスバイクで笠取小屋にたむろするのはもってのほか。
(自分の中ではMTBは許せるがモトクロスバイクは許せない。)
山スキーで野山を駆け巡る。
スノーモービルで野山を駆け巡る。
どこに違いがあるのだろう。
(実際のところ春の八甲田でスノーモビルに出会うと腹立たしい。)
しかし昔は将監小屋のおやじはバイクで登ってきたぞ。
それ言ったら横尾山荘まで宅配便が来てるぞ。
そうそう、富士山を守れって言ったって、毎年ブルドーザー道を修復して営業小屋に荷揚げをしています。
あの電光型の傷が無かったらどれほど美しい事でしょうか。
こんにちは!
思わず拍手してしまいました。
昔、大〇〇にテントを持ってハイキングに行き、崩壊した東屋に泊まる予定でちょっと小屋の前で休憩していた時の話です。
昼に出発したので時はすでに夕方近くなっていました。
山小屋の主が出てきていきなり叱られました。
「こんな時間にどこに行くんだ!ここは国立公園だぞ!小屋に泊まれ!し尿はどうする、自然破壊だ!」って。
だけどその小屋はどうみても必要の無い登山口から歩いてすぐのところに立っています。
そして、小屋まで立派な車道を作って4WDでペナントなんかのお土産やらなんやらを運んで売ったり、時にはコンサートなんかのイベントをやって客集めをしています。
気軽に行けるそれはもう大賑わいの人気の山です。
トイレはポットンでとっても臭い。
小屋の下の水は飲めないでしょう。
便利な登山道が四方から伸びています。
明らかにオーバーユースで人が集中し過ぎています。
頭に来た私はつい、「人一人が崩壊した東屋の下で眠るのと大勢の人間が一か所に集まるのとどっちが自然破壊なんでしょうか?私はこのまま東屋に行ってみて、もし私が膝をかかえて一晩を過ごすことも憚られるようなデリケートな自然の状態ならそのまま泊まらずに下山します!」
といって、住所氏名連絡先を告げて山行を続けました。
その時、国立公園は自然保護のためじゃなく、自然を人間がうまいこと利用するための決まりだと思いました。
いっそのこと登山道も小屋も何もかも無くしたらどうよ、なんて憎まれ口言ってみたくもなりました(^^;)
人間は母なる自然の懐にあります。
天に唾する行為は浅はかなことです。
ですが、重機を入れたり、大人数で痛めつけたりしない限り自然はそれほどヤワなもんでもありません。
誤解の無いように申し添えますが、私は母なる自然に畏敬の念を抱いていますし、ローインパクトを心掛けているつもりです
規則を破るのは良くありませんし、人の心を踏みにじったり公序良俗に反する行為もいけないことは当然です。
でもね、時と場合によってはちょっと考えさせられてしまいます。
おいおい!って言いたくなるようなケースもしょっちゅうです
miee様
ずーーとどうコメントすべきか悩んでいました。
簡素に表現するなら「御意」
正直な感想は大○○の現場に立ち会いたかった。(笑)
こんにちは!
お盆の山から下りてきてヤマレコ覗いていたらコメントに気づきました(笑)
昔は若かったので知らないおじさんにいきなり怒鳴られて頭に血も昇ったのでしょうが、今はもうトシとったので血も薄まりまして頭に昇るほどの血液もありません(^^;)
今なら適当にニッコリ笑顔で「立派な小屋ですね!ア〜、泊まりたいなぁ!」とかお世辞の一つも言ってごまかして立ち去るという大人のタイオウができるような気がします(^^;)
miee様
住所氏名連絡先を告げて怒りまくってください。(笑)
とりあえずは許可を受ければよい。
http://www.env.go.jp/park/apply/basic_01.html
かつての人々は無知で自然の貴重さ・壊れやすさを知らなかっただけというのもある。
山に入る人が増え、あるいは調査研究が進むごとに規制が増える。
観光地かそうでないかというと、観光地は目立つので、警察比例の原則から目立ったところは税金を使って取り締まろうというだけ。
警察権力が発動する場所は、時代で変わる。
目立たないところは、税金をかけて取り締まらないだけで法の構成要件に当たればやはり違法。
その行為をして、民間人に注意され、逆ギレしているところをネットに挙げられ、炎上し、マスコミに取り上げられて目立ってしまい、観光地でなくても取り締まりの対象になることはあり得る。ヤマレコの御嶽山もそれに近い。
時代の変化は、善意や理性だけでなく、ネットやマスコミを見る人の妬みや怒りで起きることもある。
「トレラン」は単独者か数人までで、挨拶をしっかりとやっている分には非難を浴びにくかったのだろう。
複数が、挨拶もせずに速さの優越を示すかのようにいきなり追い抜いていくと、やれ登山道が荒れるだの、小石が落ちるだの叩かれ、自然公園内での大会はやれなくなる。
かつては、ある雑誌は富士山頂上までトライアルバイクで上がったのを好ましいこととして特集していたこともある。
許可をとるか、誰にも見られない山奥に行くしかないのか。
しかし、今は人工衛星もドローンもある。誰でもスマホを持っている。
そして該当の法がある以上、違法行為はやはり違法行為
違法を違法でなくするには、同調する多数を募り民主主義を使用して法を変える方法、あるいは単独なら、法の不合理を訴え訴訟し、判例・裁判例の事実上の拘束力で対抗する方法もある。
240様
少しピントがずれているかもしれませんが、以前MTBで登山道を走ることついて警察庁に登山道は道か歩道かを訪ねたことがあります。歩道なら自転車の通行が原則禁止だからです。
その旨を伝えると、たとえ歩道であったとしても現実に取り締まれないので問題にしないとのことでした。
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