私は中学生から山歩きを始めました。
初めに「単独行」を読んだ所為か性格の悪さからか単独行が大半でした。
知識は区立図書館に書架一杯あった遭難記と登攀記、紀行文をすべて読んで得ました。
岩登りも後輩と二人で指導者なくして越沢バットレスに11週連続で通い体得しました。
しかし見様見真似、書籍からでは得られない技術をOBが同行した山行で得ました。
それはグリセードと滑落停止です。
グリセードは先生やOBの技を目の当たりにして理解しました。
その後、北穂沢ではやるなと言われたので、早速後輩と二人で飛び込み、死ぬ思いで会得しました。(笑)(グリセードでこけたら滑落停止です。)
滑落停止は涸沢で雨合羽を着せられ、ザイルをつけて先輩のピッケルを借りてしつこく教わりました。
この技術で何度救われたことか。
この技術なしで雪山はやれません。
この二つの技術だけは本を読んで一人で会得することはできなかったと思います。
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