今回の件で、もし地元警察にファミリーゲレンデから天狗岩までラッセルトレーニングと届けだしたらどうだったのでしょうか。
危険だから中止せよと勧告されたのでしょうか。
若かりし頃、3月に葛温泉から中の湯を目指して歩いた時(途中でドジを踏んで南岳から新穂高温泉に降りましたが。)後続のパーティーが予定日を過ぎても降りてこないので北鎌の状況を教えてほしいと警察から電話がはいりました。
登山届とはこういう時役立つのかと実感したことを覚えています。
1日目 午後から雨と雪(湯又)
2日目 快晴 雪崩の音を聞いて過ごす。(湯又停滞)
3日目 午後から土砂降りの雨と雪(P2)
4日目 快晴 午前中は雪崩の音を聞いて過ごす。
午後P4までラッセルトレース(P2帰幕)
5日目 ガス 独標下部
6日目 快晴無風 槍を超えて南岳避難小屋
と答えましたが、予備日を使って兼六園で遊んでいたことを緊急連絡先にしていた知人から怒られました。
警察や役所などに登山届とか計画書を提出したからといって、事前に内容を吟味して指導をしてくれるはずもありません。
巷では良く「計画書が提出されてなかった!」とか報道されたりしますが、計画書を出してたらどうだったと言うんでしょうね。
出してたら遭難しなかったでしょうか?
警察や救助隊はコトが起こってから初めて当該計画書を探し出して、さ〜てどうなってんのかな?と目を通し、救助に行くことになるのだと思います。
つまり提出された計画書に目を通すのはコトが起きてからです。
計画書を提出したから見守られていると思う方がもしいらっしゃるとしたら、お目出度い…ということになるかと思います。
山岳会等に所属していれば、建前としては事前に計画内容をチェックしてもらえ、最終下山連絡日時を過ぎれば即救助体制に入ってくれるということになりますが。
意地悪な言い方をあえてすれば、計画書もビーコンも早期遺体発見には大変役立つように思います(^^;)
もちろん、計画書提出やビーコン所持により救える命もゼロではありませんけど。
計画書を作ることによって自分の計画が整理出来、頭に入るというメリットはあります。
あとは、パーティーで登る場合は共同装備の分担がどうなるかな〜とかが関心の的?(^^;)
一時期一ノ倉では審査があったような気がしますが、今はどうなのでしょうか。
最近はどこにでも登山届のボックスを目にします。
通り過ぎる時後ろめたい気持ちになります。
免罪符として入れればよいのでしょうが。
長期の場合はエクセルで計画書を作るので、それをそのまま投かんします。
家族や友人に託せば十分なのですが。
現役のころは確かに共同装備の分配欄が最大の関心ごとでした。(笑)
はっきり言って、警察が登山計画を吟味するのは、担当者の力量次第と思います。今までにちゃんと計画書を見て連絡をくれたところもありました。ただし、登山箱への投函では吟味しようがありませんね。
警察や行政はもっぱら遭難後に計画書を確認することが多いかと思いますが、そもそも提出されていなければ遭難者を探しようがありません。家族に伝えたなんて話も聞きますが、せいぜい○○山に登るって程度です。山を知らない家族ならその山がどこにあるかもわかりません。
計画書を提出しない方の大半は事前に作成していない方だと思います。作成時に登山者自身が計画を見直すこともできます。警察云々以前に今回の遭難は、その見直し作業が不足していたのではないでしょうか。
初めまして
コメントありがとうござます。
masutyann様がご指摘のように計画し、それを描き起こし計画書を作成することが、山歩きの始まりだと思います。
書けば弱点が見えてきますから。
マスコミが登山届を出していないと指摘する意味がそこにあるなら、頷けます。
今回の遭難はあらかじめ登山中止の場合の案として計画されていたのか、その計画のために集めた資料の中に25,000や雪崩履歴があったのかが気になります。
この時期に、30センチの雪が一晩で降り、降り続けている中を進むに適切なルートであったと判断したことが、私の経験値を越えています。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する