9月の末から山の本を集中的に読んでいます。
喜作新道 山本茂実
(猟犬ペスとアカが、これがまたいい。)
栂海新道を拓く 小野建
(デンカの宝刀)
タイムマシン H・Gウェルズ
(映画とは全く違う。)
栂海新道ものがたり 小野建
(栂海新道を拓くより尖がっています。)
単独行 加藤文太郎
(原本保証)
単独行者 谷甲州
(心理描写で溺れそう。)
恐るべき子供たち コクトー
孤高の人 上下 新田次郎
(書かれた時代背景が反映されている。)
日本アルプス W・ウェストン
(健脚に驚きます。)
ウェストンが残したクライマーズブック W・ウェストン
(避難小屋にあるノートの西洋版といえるウェストンが上高地に残したノート)
日本アルプス再訪 W・ウェストン
(夫人を伴い再来日)
遠い山なみの光 カズオイシグロ
(イギリス人の書いた小説で占領下の長崎の描写に実感が伴いません。)
知られざる W・ウェストン 田畑真一
(ウェストン著書のガイドブック)
山と水の画家吉田博 安永幸一
(小林喜作を案内人に雇いモデルにもしていた。)
日本山岳紀行ドイツ人の見た明治末の信州 W・シュタイニッツアー
(ウェストンから20年後にやってきたドイツ人の紀行文)
ところどころ違うジャンルのが混ざっているのは、次が用意できなかったり、
出勤の途中で読み終わってしまうとき、帰宅用の本を確保するためです。
ですので薄い本を選んでいます。
基本的に一つの本からそのつながりや補完のために次の本に移動しています。
で12月に入って「日本アルプス」小島烏水を読み始めて見事に躓きました。
漢文からやっと文語体になったころの格調高き明治期の文化人の文体。
私には漱石以前は手に負えません。
「日本アルプス」は放棄してW・ウェストンの「日本アルプス登攀日記」に入ります。
これはW・ウェストンの「日本アルプス」などの元ネタの日記です。
まだウェストンの著書は記憶に新しいので頭の中で直ぐに結び付き、理解を深めます。
こうしてみると私の読める日本語の範囲は狭いものです。
borav64mさん、こんばんは。
昔の人の文章は難しいですね。
島崎藤村の『破戒』を読んでみようと、古本屋で文庫本を買いましたが、ルビは振ってあるものの、国語が大の苦手な私にはちょっと手強そうな感じです。
昨日ヤマレコに、「自らを律することの難しさ」という日記を投稿しました。居酒屋で友人に、この話をざっとしたところ、なんとその友人は、「自らを律する」の意味がサッパリ分からなかったんです。私は唖然としてしまいました。
確かに、「自らを律する」という言葉は、話言葉では使いませんから、知らなくてもしかたないのかな?と思いました。たぶん私は、本を読んでこの言葉を覚えたのでしょう。
私は、本をよく読むのはとても大切なことなんだなと思いました。それではまた🤗
若い頃は旧仮名旧漢字はなんでもなかったですが、読書眼鏡(老眼鏡とは言わせない。)を使うようになってからは苦痛です。
翻訳物も古い翻訳はお手上げでドストエフスキーも新訳で読み直しました。
文章に格調はいらない。読みやすさだ。!(笑)
若かりし頃読んだヘッセなんかも新訳が出ないかと期待するところです。
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