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ラインホルト・メスナー。
私が現役のころ「山と渓谷」の表紙やグラビアによく登場した人だ。
テントの中で自分で注射を打ちながら無酸素8,000mに挑んでいた変な登山者。
数年前にはテレビ番組の登山教室でストックの有効性をナレーションされる中、
生徒がジュラルミンポールを使っているのに
「メスナーさんはカーボン製を使っています。」と解説されていた。
しかし当の本人はストックを使わず、ザックに差したまま。やはり変な人だ。
その変な人の原点がここにあるようです。
これからメスナーの著書を全部読んでみようと思います。
この山は既にヘルマン・ブールによって登られていましたが、
今更ながら未踏峰はいいなと思いました。
記録もない。
踏み跡もない。
残置もない。
最も弱いところを突いて山頂を極める。
何でこんな素晴らしいことに若いころ気が付かなかったのだろう。
パイオニアワークという言葉は知っていましたが
具体的に想像できませんでした。
内容は変な遠征隊長の下、空身で頂上アタックをするが
追いかけてきた弟と山頂を極める。
しかし、弟が体調を崩してザイルなしでは登ったルートからは降りれないので、
なんとBCと反対側の斜面を降りてしまう。
あと少しで草木の生えた地に辿り着く直前で弟を氷河の崩壊で亡くす。
BCは既に撤収され、下界で初めて登山隊と巡り合う。
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