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装丁から子供向けの本かと思いましたが、そうではありませんでした。
日本語に興味を持ち、来日して日本人の女性と結婚したアメリカの青年が書いた本です。
先の大戦を生き延びた23人からの聞き取りと、著者のぶれない視点でのコメントが付きます。
出版された時にはすでに故人になった人々が、多くいます。
日本人には先の大戦といえば太平洋戦争を指し、
それを起点に「戦後」という半場固有名詞化した言葉がありますが、
すでに200以上の戦争紛争に介入しているアメリカには
「戦後」という言葉がないことを知りました。
自分なりに考えていた戦争の本質がほぼ著者により記されていて、
いつかはこのような考えが標準になるのかなと期待しました。
山の本もいいですが、たまにはこのような本を読むこともいいかなと思いました。
さて次は「アルプス登攀記」を図書館に返却した際に借りてきた「裸の山ナンガ・パルバート」を読みましょう。
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