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しかしながら「旅」と捉えるところが、田部重治に通じそうです。
本書は正直題名勝ちな部分があると思います。
紀行文、記録文学というよりエッセイ集に近いと思います。
他にも著書があるようですが、本書においては目次を拾うと
田部重治と小暮理太郎のと奥多摩笹尾根縦走、笛吹川東沢遡行。
ウェストンと嘉門次の穂高岳南稜登攀。
鯖街道、白馬岳主稜、黒部奥山周り、ブラスストーブ考となります。
ひとつひとつに風景描写を入れ、ブラスストーブのように多少拡散しても
掘り下げれば、読み応えのある記録文学になるのではないでしょうか。
服部氏の概説書といったところでしょうか。
いずれにしても当時はサラリーマンとしての制限があるようで、勿体ない気がします。
著者のほかの作品も読んでみようと思います。
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