判決、二つの希望 THE INSULT

今日はレバノン映画「判決、二つの希望」を見てきました。
珍しく満席でした。
概要を書くのは難しいので飛ばしますが、昔、山谷で同じ山谷仲間の在日韓国人から酔った勢いで「なに、このアイヌ」と言われたアイヌ人が相手のナイフを取り上げて、逆に相手の背中を無意識に刺したという事件がありました。警察官はそのナイフに気づかず交番で取り調べを行い、処置が遅れた在日韓国人は死亡します。

この映画では「シャロンに抹殺されればよかった。」とののしられたことからレバノン人対パレスチナ難民の対立構造から本人たちの思惑を超えた政治問題に発展していきます。

基本的に法廷劇ですが、全く退屈することなく非常によくできた映画でした。
上映映画館が限られていることが残念です。