著者は永年現地で活動をしていた人のようです。
9編のうち「エル・タージュ家の館」はパレスチナ人が主人公でしたが、「ハイファに戻って」の焼き増しのような小説。
読み返して確認はしていませんが、あとは「ようこそ、パレスチナへ」がイスラエル国内にとどまることができたキリスト教徒アラブ人でした。
ただしそこを訪れたアメリカから移住してきたユダヤ人が住む芸術村の下にはブルドーザーで押しつぶされたパレスチナの村があったことには触れません。
しかも良心のあるユダヤ人として描かれます。
紙は厚いし、値段は高いし、どうかなと思います。
ただ、内側から見たであろうエルサレムの生活風景は一読の価値はあります。
いい加減ホロコーストを生き延びたユダヤ人から、ナクバを生き延びたパレスチナ人の視点に立ちたいところです。
何処をどう解釈しても山に絡みませんが。(笑)
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する