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数年前に佐伯氏が洲之内徹を戦時中戦争に対して無批判だったと評論した文章を読みました。洲之内徹の作品には捕虜の惨殺を描いた作品がいくつかあります。主人公が良心の呵責に悩むとかはなく、当時の感覚で淡々と描いていたと思います。しかしこれが戦争に対して無批判と言えるのでしょうか。当時の日本人が正しいと信じていた言動を良心の岸辺から描くのではなく、その流れの中から描くことが、最大の批判になると思うのですが。
つい最近、Amazonから佐伯一麦が絶賛する未校正版の小説「神前酔狂宴」が送られてきました。
この作品を読み通すのは苦痛でした。
私とほぼ同じ内容のレビューを書いている人もいるので大きくは外れてはいないと思います。
生活のために宣伝文句を書かねばならないのかなと佐伯一麦に見切りを付けました。
とか言いつつ新刊本が出ていました。
ポチしてしまいました。(笑)
なにしろ十津川と3.11ですから。
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