去年の7月上旬、不帰キレットを降り切ったところで、ボケっと歩いていると
登山道を右から左に雷鳥のひなが飛び出した。
非常に小さい。
もう少しで踏みつけるところでした。
足の置き場を見失い転ぶところでした。
態勢を立て直す間もなく、二羽目、三羽目のひなが
右の這い松から飛び出し、私の足元をすり抜け、左の這い松に飛び込む。
ここは横断歩道か!
右の這い松の下から親鳥の声が聞こえる。
次の瞬間、這い松から突き出している岩の上に小柄な親鳥が躍り出ました。
大きな鳴き声をあげて踊っている?
右の翼はたたんだまま、左の翼だけをひろげてぐるぐる回る。
その伸ばした翼を力なく岩に擦り付けて泣いている。
彼女のその動作の意味を知り、私も泣けてしまいました。
※ひなを守るための疑傷行動
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