我が家には段ボール単位で買ったLPレコードが800枚ぐらいあります。
今日はその中からフルトヴェングラー指揮ブルックナー交響曲7番を聴く。
何か遠くで演奏しているなと思ったらモノラルだった。
慌ててカートリッジをモノラルに替えて聴きなおす。
やけに左のスピーカからの音が大きい。
?
右から音が出ていない。
シェルの締め付けが足りなかった。
やっとまともな音で聴き始めたが、もう12時を過ぎた。
慌てて支度をして六本木に向かう。
自分が腎臓癌であることがわかってから購入したチケットです。
半年先のチケットを買ったのです。
その時は生きている保証もなかったけれど
いや誰でも一寸先の命の保証などないのだから
死んでいる確率を考慮しつつ購入した
ストラディヴァリウスサミットコンサート2015です。
チェンバロを含めて13人の弦楽ソリストの演奏が始まる。
小さな音だなーと思う。
暫くするとサントリーホールって意外と狭いのだなーと思う。
演目も知らずに購入したチケットであるし、実際に演目は当日決まるようだが
知らない曲ばかりだが、心地よい。
休憩を挟んで後半に入った。
なんとバーバーの弦楽のためのアダージョが始まった。
(プラトーンで瀕死の重傷を負ったミックジャガー?が膝を折り
もろ手を挙げて空を見あげるシーンで流れていた曲です。)
鳥肌が立ち、涙しそうになる。
演目終了後、日本語で楽団員が挨拶してくれた。
予定されたアンコールの後に本当のアンコールも演奏してくれた。
好いコンサートだった。
「その時は生きている保証もなかったけれど
いや誰でも一寸先の命の保証などないのだから
死んでいる確率を考慮しつつ購入した」と思った。生きるを手にした人だからこそ文章に説得力があります。今を生きる、今を生きている。感銘しました。
gijinさん
筆無精していました。
どうも仕事がすっきりしなくて、書き込みができずに今になってしまいました。
病気も山も仕事もくるくる回れば気持ちいのですが
今週末も天候を理由に山に行かず終いになりそうで、困ったものです。
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