宮之浦岳
- GPS
- 16:25
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,419m
- 下り
- 2,047m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 9:57
天候 | 2/27 曇時々晴れ 2/28 曇時々晴れ 3/01 曇のち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
船 飛行機
飛行機:羽田空港から鹿児島空港へ リムジンバス:鹿児島空港から鹿児島港へ フェリー:鹿児島港から宮之浦港へ バス:宮之浦港から合庁前乗換で紀元杉へ ■復路 バス:白谷雲水峡から宮之浦港へ 高速船:宮之浦港から指宿港へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
ところどころに積雪があって都度都度軽アイゼンをつけるか迷ったが、結果としてつけなくても問題なかった。 ただし岩場のほとんどは凍っており、かなり滑るので注意。 なお、逆コースの場合は日陰の関係で昇り側の積雪、着氷が多くなるためチェーンスパイク以上の使用を推奨 |
その他周辺情報 | 宮之浦港付近に飲食店、スーパー有り |
写真
装備
個人装備 |
スキンメッシュ(半袖:finetrack)
ベースレイヤー(長袖:polewards)
半袖Tシャツ(mont-bell)
長袖シャツ(コロンビア)
アウターシェル上(VARIO:finetrack)
アウターシェル下(torrent flier:mont-bell)
長ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋(防水)
予備手袋
ゲイター(mont-bell)
帽子
ネックウォーマー
着替え
靴(Triolet Pro GTX:Scarpa )
ザック(Z55)
行動食
非常食
調理用食材
水(1.5L+0.5L)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
シエラカップ
コーヒードリッパー
フィルタ
ライター
地形図
計画書
ヘッドランプ
携帯用充電器
筆記用具
山と高原地図
ファーストエイドキット
保険証
携帯2台
腕時計
タオル
ストック(mont-bell)
カメラ
テントマット
シェラフ
温度計
テント(VL25)
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感想
まとまった休みを取れることになったので、普通の休みだけでは行けそうにない屋久島に行ってみることにした。また、帰りに鹿児島指宿の開聞岳にも寄る予定である。
屋久島宮之浦岳は、ガイドブックを参考に淀川登山口から入山し、宮之浦岳を経て白谷雲水峡に下山する一泊二日のルートとした。なお、時間に余裕があれば途中で永田岳にピストンで寄る計画である。
屋久島には飛行機で行くのが楽だが、鹿児島空港で乗り換えることとなる(羽田からの直行便はない)。8時半に羽田を飛び立てば鹿児島で乗り換えても昼には屋久島につける。しかし、いかんせん費用がかさむ…。よって鹿児島から船で向かうこととした。
また、単独行であること、ピストンコースではないこと、からレンタカーやタクシーを使わずに公共交通機関のみで動くこととした。
今回のルートを一泊二日とするには淀川登山口を6時には出たい。しかし、スタート地点の淀川登山口に路線バスで向かうには宮之浦港を08:30か14:08に出るバスで合庁前乗換で終点の紀元杉で下車し、歩くこことなる。前者では中途半端な所までしか行けないため、後者として淀川小屋に一泊追加して二泊三日の行程に変更とした。
その結果、宮之浦港には●までに到着すれば良いことになるため、鹿児島港からフェリー、高速船のどちらでも辿り着ける。往復割引を使えば高速船でよいのだろうが、帰りは宮之浦から鹿児島港ではなく指宿港を目指すため、往復割引が使えない。
※高速船
・鹿児島港〜宮之浦港:片道8,300円、往復割引16,000円
・宮之浦港〜指宿港:片道7,000円
鹿児島に前泊。
■1日目
紀元杉で下車したのは私一人。小屋は一人かもしれないと思いながら淀川小屋に到着すると、案の定がらんとしており誰もいない。寝床の準備をして休んでいると、まもなく一人の男性が来た。聞けば寒さに耐えられなかったら小屋に逃げますと言いながらテント泊するとのこと。すでに0℃近いので夜中の気温は氷点下になると思われる。なお、夜中に氷点下まで気温は下がったものの、彼は朝まで小屋に来なかった。
■二日目
宮之浦岳を目指し、夜明け前にヘッドライトをつけて出発。ちなみにテントの彼は見送ってくれたが後で追い越された。
数人とすれ違うのみでとかく静かな登山道を黙々と歩く。所々に点在する岩場はそのほとんどが着氷しておりとにかく滑る。出来るだけ溶けて流水になっているところを選んで足を進めた。
山頂に着くと雲が立ち込めてきたので急いで山頂からの景色をカメラにおさめて下山開始。
焼三叉路に到着したのは12時。この時間であれば永田岳に行けなくもないと、永田岳に向かい始める。登山道には雪がしっかり残っており、先行者の足跡が行って来いで1人分だけある。所々踏み抜きながらも進んでいく。すると途中で先行者の足跡が消えた。どうやらここでUターンしたようだ。確かにこの状態で行くには時間と体力が厳しいかも…やめようと永田岳は断念することにした。
平岩の手前で80Lはあると思われる大きなバックパックを半袖姿で背負ったがたいのよい男性に出会う。水場で水を調達してきたところのようだ。無線が聞こえるのでパーティーの先導者かもしれないと思いながら、平岩に着くと女性を含めて7、8人が休憩している。ビデオカメラやごっつい三脚などをそれぞれが背負っているので何かの撮影隊のようだが、自分には真似できないなぁと思いながらその場を後にする。
今夜は新高塚小屋、可能であれば高塚小屋に宿泊する予定だった。新高塚小屋で遅めの昼食をとったのち、高塚小屋に到着。永田岳を諦めたこともあって時間に余裕があったので身軽になって縄文杉を見に行った。途中で一人の青年とすれ違う。縄文杉はデッキ改修工事中であまり近寄れなかったが、さの迫力には満足した。小屋に戻ると先程すれ違った青年が小屋にいた。1階に私一人、2階に彼一人と贅沢な使い方となった。
■三日目
宮之浦港から指宿港に向かう高速船は1570。白谷雲水峡から宮之浦港に向かう路線バスはだと着でちょうどだが買い物などの余裕はない。そこで一本前の1140発のバスに乗るべく夜明け前に出発。ウィルソン株で一人自由に写真を撮ることができた。トロッコ線路に出ると登山グループとひっきりなしにすれ違うようになった。
分岐で白谷雲水峡方面に入ると雨が降りだしたので雨具を装着。宮之浦岳山頂で雨にうたれなかっただけましだと言い聞かせながらバス停を目指す。
予想より早くバス停に到着し、1140発のバスを待つ。定刻より若干遅れて到着した路線バスの運転手を見てビックリした。3日前、合庁前から紀元杉まで乗った路線バスの運転手と同じ人だったからだ。
時間に余裕が出来たのでお昼を何処かお店で食べることとし、バス路線沿いにある潮騒に行ってみた。非常に迷ったが屋久島らしいものという事で飛魚唐揚定食をチョイス。骨まで食べられる唐揚げはとても美味しかったし、雨で冷えた身体にとって温かい食事は何よりものご馳走だった。
食事後は宮之浦港まで歩いていったが、途中で屋久島観光センターやスーパー、環境展示館などに寄っても充分な時間があったので満足な下山後時間を過ごすことが出来た。ちょっと時間をもて余して、今夜の指宿での宿を当日予約してしまったくらい(笑)
高速船はフェリーより確かに早く、快適だった。なお、指宿港で下車した人のうち、一人だけ登山姿の青年が居たので開聞岳に登りますか?と聞いたら温泉でゆっくりして帰るとのことであった。実は翌日、開聞駅で会うことになったのだが、それは開聞岳の山行記録で。
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