また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1129556
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

(小規模ながら)雪崩に遭遇、、春の北穂高岳

2017年05月03日(水) 〜 2017年05月04日(木)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
32:50
距離
45.6km
登り
3,577m
下り
3,574m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:54
休憩
1:00
合計
9:54
5:08
5:08
41
5:49
5:49
91
7:20
7:26
21
7:47
7:47
33
8:20
8:20
108
10:08
11:00
3
11:03
11:05
5
11:10
11:10
38
11:48
11:48
190
2日目
山行
6:18
休憩
0:45
合計
7:03
7:57
7:57
5
8:02
8:02
71
9:13
9:14
37
9:51
9:52
21
10:13
10:55
121
12:56
12:56
3
12:59
13:00
51
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沢渡駐車場に駐車(600円/日)、バスターミナルでタクシー乗り合い(運転手さんが声掛けてくれます)して4200円を4分割:1,050円でした。
帰りは上高地のターミナルで同じく乗り合いタクシーで4200円を3分割:1,400円。
コース状況/
危険箇所等
上高地〜横尾:夏道です。危険個所はありません。
横尾〜涸沢:途中まで雪と土のミックス。沢に入ると雪が多くなりますので滑り止め必要です。
涸沢〜北穂高山荘:雪道を直登します。午後は雪が緩んで雪崩が頻発。ステップも崩れるし、キツくて危険です。
逆に朝の時間帯は、凍結による滑落に注意が必要です。
その他周辺情報 沢渡には日帰り温泉施設が幾つかあります!
今回のルートです。GPSがイマイチで、空飛んでます(汗
1
今回のルートです。GPSがイマイチで、空飛んでます(汗
早朝の上高地、5時過ぎ出発!
1
早朝の上高地、5時過ぎ出発!
梓川沿いに歩くと、北アルプスの山々が、、
3
梓川沿いに歩くと、北アルプスの山々が、、
穂高岳の圧倒的な存在感
1
穂高岳の圧倒的な存在感
横尾橋を渡って、いよいよ標高を上げて行きます
1
横尾橋を渡って、いよいよ標高を上げて行きます
橋からの眺め。水が透明です。
1
橋からの眺め。水が透明です。
荒々しい屏風岩
沢に入ってからが大変でした(^^;)
2
沢に入ってからが大変でした(^^;)
もう少しで涸沢カール、ヒュッテが見えてからが遠い!
3
もう少しで涸沢カール、ヒュッテが見えてからが遠い!
いよいよ北穂高岳へのルートが見えてきました、、
って、あそこ登れるの、、?
1
いよいよ北穂高岳へのルートが見えてきました、、
って、あそこ登れるの、、?
雪崩に遭遇! 後ろにいた方が数十メートル押し流されましたが無事なご様子、、肝が冷えました
4
雪崩に遭遇! 後ろにいた方が数十メートル押し流されましたが無事なご様子、、肝が冷えました
上を見るとデブリだらけ。これはヤバイ、、早く登って危険地域を抜け出したいけど、足が重い、、
4
上を見るとデブリだらけ。これはヤバイ、、早く登って危険地域を抜け出したいけど、足が重い、、
何とか前穂高岳と同じくらいの高度に。涸沢小屋、テント群があんなに小さく見えます
2
何とか前穂高岳と同じくらいの高度に。涸沢小屋、テント群があんなに小さく見えます
とうとう山頂! 倒れこんでしまいました(汗
6
とうとう山頂! 倒れこんでしまいました(汗
苦労した甲斐があって、山頂からは素晴らしい絶景!
3
苦労した甲斐があって、山頂からは素晴らしい絶景!
いつか行ってみたいジャンダルムも近くに、、!
1
いつか行ってみたいジャンダルムも近くに、、!
昨年8月に歩いた槍沢が眼下に一望できます
1
昨年8月に歩いた槍沢が眼下に一望できます
大キレット越しに、、槍ヶ岳!
2
大キレット越しに、、槍ヶ岳!
笠ヶ岳方面も一望
1
笠ヶ岳方面も一望
あそこから登ってきたのか、、(って無事に降りられるかな?)
2
あそこから登ってきたのか、、(って無事に降りられるかな?)
雲の向こうに薄く富士山が見えます
2
雲の向こうに薄く富士山が見えます
iPhoneで撮ったパノラマ写真です
3
iPhoneで撮ったパノラマ写真です
夕焼けは、空に厚い雲が出てしまいましたが、とても綺麗でした
1
夕焼けは、空に厚い雲が出てしまいましたが、とても綺麗でした
白山が浮かんでいるように見えます
1
白山が浮かんでいるように見えます
夕日に照らされる山々
2
夕日に照らされる山々
これを見るために苦労して登ってきたのかも、、と思う一枚が撮れました
11
これを見るために苦労して登ってきたのかも、、と思う一枚が撮れました
いよいよ陽が沈む、、
5
いよいよ陽が沈む、、
赤・黄色・紫と雲の色が変化します
5
赤・黄色・紫と雲の色が変化します
朝4時半頃の涸沢カール。まだ殆どのテントに明かりはついてません
1
朝4時半頃の涸沢カール。まだ殆どのテントに明かりはついてません
空に明るさが増してきました
2
空に明るさが増してきました
いよいよ日の出!
3
いよいよ日の出!
穏やかな朝焼けです
1
穏やかな朝焼けです
朝は東側が日に照らされます
5
朝は東側が日に照らされます
カールも綺麗に朝焼け、、
3
カールも綺麗に朝焼け、、
3106m! 登ったなあ、、
4
3106m! 登ったなあ、、
残雪期なのでそれ程、、でしたが、やはり寒かったです
3
残雪期なのでそれ程、、でしたが、やはり寒かったです
北アルプスの山々に朝日が降り注ぐ
3
北アルプスの山々に朝日が降り注ぐ
各山頂から順に日に照らされて、、
1
各山頂から順に日に照らされて、、
荒々しい槍ヶ岳(山頂に登っている方が見えます)
4
荒々しい槍ヶ岳(山頂に登っている方が見えます)
残雪期とはいえ、ここまで来た自分にビックリ
5
残雪期とはいえ、ここまで来た自分にビックリ
虹? らしきものが見えます 
5/9追記:これは幻日という大気現象です。yamamusumeさん、有難うございます!
2
虹? らしきものが見えます 
5/9追記:これは幻日という大気現象です。yamamusumeさん、有難うございます!
朝から登り始めている方達が見えます
2
朝から登り始めている方達が見えます
お世話になりました、北穂高小屋。屋内での火器使用禁止ですが、お湯・お水・お茶を無料で分けて頂けましたm(_ _)m
2
お世話になりました、北穂高小屋。屋内での火器使用禁止ですが、お湯・お水・お茶を無料で分けて頂けましたm(_ _)m
下りは滑落する危険性があるので折り畳みヘルメット装着。
4
下りは滑落する危険性があるので折り畳みヘルメット装着。
前穂高、奥穂高にジャンダルム。いつか踏破するぞ、、!
3
前穂高、奥穂高にジャンダルム。いつか踏破するぞ、、!
いつまでも見ていたい眺めですが、時間もあるので下山します
2
いつまでも見ていたい眺めですが、時間もあるので下山します
この斜度感、写真だと伝わりにくいのが残念です、、
4
この斜度感、写真だと伝わりにくいのが残念です、、
下から撮ると、、壁みたい(汗
3
下から撮ると、、壁みたい(汗
頑張ってください!!!
4
頑張ってください!!!
だいぶ降りてきました。空が蒼いです。
2
だいぶ降りてきました。空が蒼いです。
河童橋からの眺め。約20年ぶりに来ましたが、とても綺麗です。
4
河童橋からの眺め。約20年ぶりに来ましたが、とても綺麗です。
沢渡駐車場の桜。綺麗に咲いていました。
2
沢渡駐車場の桜。綺麗に咲いていました。
今回の山行のもう一つの目的、穂高駅です。高校時代、ここから横浜の自宅まで自転車で旅しました。
2
今回の山行のもう一つの目的、穂高駅です。高校時代、ここから横浜の自宅まで自転車で旅しました。
駅舎後ろに北アルプスの山々が見えたのが印象に残っていました。
1
駅舎後ろに北アルプスの山々が見えたのが印象に残っていました。
北アルプス展望美術館の駐車場から。街並みと田畑の向こうに北アルプスが一望です
3
北アルプス展望美術館の駐車場から。街並みと田畑の向こうに北アルプスが一望です
花の後ろに北アルプス。絵になります
2
花の後ろに北アルプス。絵になります
これぞ日本の故郷、という感じです
8
これぞ日本の故郷、という感じです
昨日、あの常念岳の奥まで行っていたとは、、信じられないです
3
昨日、あの常念岳の奥まで行っていたとは、、信じられないです

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 着替え ザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ ポール ヘルメット

感想

今年の連休は北アルプスに行く、と決めていました。どこに行くか
色々迷っていましたが、最終的に北穂高へ行くことに。去年登った槍ヶ岳を
近くから見てみたい、と思いました。

ヤマレコや登った方のブログを見て、下調べをしておいたものの、
涸沢小屋からの登りは思った以上にキツくて、これはやばいな、、と思いながら
一歩ずつ登っていると、上から「雪崩だぞ〜!!!」の声が。
ええ? と上を見ると、棚状になっている所から雪の塊がどわっっと吹き出して
自分の立っているすぐ横を猛スピードで川のように流れていく。
横に逃げながら、下を見ると幅が広がった雪崩に巻き込まれて数十メートル
押し流される方が見えて、肝を冷やしました。




でも、小規模な雪崩だったので、流された方も大丈夫でその後一緒に登りました。
、、その方、私よりよほど早く登ってしまい、逆に自分の体力不足を思い知らされる
感じでした(汗

昼過ぎの雪なので、三歩進んで二歩下がる、をリアルに繰り返されて雪に怒りが
募ります、、先行した方のステップをお借りするのですが、そこが崩れたり
足がハマると、もう嫌になって引き返そうと何度思った事か、、!
でも、苦労して登った甲斐があって、山頂からの眺めはまさに絶景!
南側は奥穂高・前穂高にジャンダルム。逆を見ると槍ヶ岳が大キレットの向こうに。
ここまで歩いてきたことに自分でもびっくりです。

北穂高岳小屋は、山頂直下にあって皆さんとてもアットホームで嬉しかったです。
ひょっとしてここまで来れずに涸沢で泊まることに、、と思って
いたので素泊まりにしてしまいましたが、ご飯はとても美味しそうな香りに
アルファ米を食べる私は反省しきり。次は二食付きにします、、!

夕焼け、朝焼けは今一つ、、でしたが、それでもやはり、とても綺麗なものでして、
頑張った甲斐がありました。

ただ、林道歩きが長くて、雪山用登山靴だと靴擦れが、、痛い(汗
これは今後の課題です。慣れるしかないのか、もう少し歩きやすい靴に変えるか、、

下山後、穂高駅近くのビジネスホテルに一泊して、翌朝は
穂高駅・北アルプス展望美術館などを見て回ってから帰りました。
高校時代、輪行袋に自転車をしまって夜行電車で穂高まで来て、その後
松本〜美ヶ原高原〜ビーナスライン〜原町〜甲府〜河口湖〜山中湖〜道志〜横浜
の自宅まで、二泊三日で戻ったことがありまして、24年ぶりに穂高駅を見ることが
出来ました。そのころは、まさか自分があの北アルプスの峰々を歩くようになる
とは思ってもいませんでしたが、、
色々思い出す山行となりました。ただ、4日に奥穂高岳のルートで雪崩が発生、
一人亡くなったとニュースで見ました(滑落でもお一人、、)。
事故に遭った方達のご冥福をお祈り致します。そして、登山はそういった危険と
隣り合わせなのだということを改めて心に留め、出来る限り慎重に、安全に
山を歩きたいと思います。

当レコも見て頂き有難うございますm(_ _)m

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:977人

コメント

41:幻日では?
Kaz0613さん、こんにちは。
41の写真、幻日と言うようです。
http://www.mo.atz.jp/prism/sun_dog/

太陽の両側にこんなにきれいに見えているのは珍しいかも。
背景もとてもきれいなので、幻日と言えばこの写真が引き合いにされるといいなあと勝手に思ってしまいました。

若き日の思い出をたどる旅もいいですね。
安曇野にはまたぜひお越しください。
2017/5/9 9:50
Re: 41:幻日では?
yamamusumeさん、こんにちは!

幻日、御教示頂き有難うございます。
リンク先を拝見しましたが、確かに41の写真も大陽側が赤くなっていて、まさに幻日が現実に、、
いえ何でもありません(汗

今回の山行、ハードな雪山チャレンジをしたり、雪崩に遭遇したり、幻日を見て、
そして思い出の安曇野を散策できたり、本当に充実したものとなりました。
是非またお邪魔したいと思います。
有難うございます!
2017/5/9 10:25
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら