涸沢・蝶ヶ岳 〜徳沢テント泊デビュー〜
- GPS
- 49:20
- 距離
- 46.2km
- 登り
- 2,188m
- 下り
- 2,176m
コースタイム
上高地バスターミナル6:35-6:45河童橋6:55-7:35明神7:45-8:35徳沢(テント設営)9:30-10:35横尾10:45-11:42本谷橋11:56-13:55涸沢ヒュッテ14:40-15:30本谷橋15:35-16:16横尾16:20-17:15徳沢
22日
徳沢6:20-9:42長塀山9:45-10:30蝶ヶ岳山頂10:35-10:40蝶ヶ岳ヒュッテ11:10-11:40横尾分岐11:42-13:05横尾13:22-14:20徳沢
23日
徳沢5:50-6:40明神6:45-7:30河童橋7:40-7:45上高地バスターミナル
天候 | 21日 晴れ 22日 くもり のち 雨 のち くもり 23日くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡駐車場よりシャトルバスで上高地バスターミナルへ往復(往復2,000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
横尾までは問題ありません 横尾から本谷橋も雪はほぼなく、本谷橋近くに短い雪の上のトラバースがありました 本谷橋から上部は雪道(一応、登り下りともアイゼン装着) しばらくは、夏道を行きますが途中からは違うと思います(はっきり分かりません) ただトレースもしっかりしており、この時は気温も高く雪が腐っている状態なので踏み抜く箇所はありましたが、高度感はあるものの滑落する危険を感じるところはありませんでした。 徳沢から長塀山経由蝶ヶ岳は、最初は雪はありません 標高1800mあたりからところどころ残雪あり 標高2000mあたりからほぼ雪道 雪がたっぷりあるようなところでも下に水が流れていたりして中が空洞になっているところもあり、片足に全体重を乗せると踏み抜く箇所多数あり。 なるべく、ストックなどにも体重を分散させて歩きました。 長塀尾根のコースはトレースが少なく、木々へのマーキングも薄くなったり分かりにくい箇所も多く、雪の残るこの時期は道を見失いそうになるところが多数ありました。(GPSが心の支えになったところが) 蝶が岳の稜線は雪はなく夏道ですので、よほど視界が悪くない限り気持ちよく歩けます。 横尾への下りは、雪は多く、何度も踏み抜きした箇所もありますが、基本的にはマーキングもしっかりしており、トレースもあったので歩きやすかったです。 ただ、かなりの急登に感じたので雪のないところでは足への負担は大でした。 蝶ヶ岳への登り下りは、私はアイゼンは使わずに歩けました。 蝶ヶ岳ヒュッテで聞いて後から分かったことですが、長塀尾根より横尾からの登山道の方がマーキングもしっかりしており、トレースもわりとついているのでこの時期は歩きやすいとのこと。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
昨年から、着々と買い揃えてきたテント泊グッズ。
今年の春ようやくテント一式を購入し、テント泊デビューをもくろんでいました。
どこで、初テントをはるか悩んでいましたが、ちょうどできた三連休。
近場でとも考えてましたが、松本で寄り道したいところなどもあり、これは思い切って憧れの徳沢で「テントデビュー!!」を決行。
前日の夜、車を走らせ、沢渡へ。
3時駐車場に到着。
始発の5:40のバスにのる予定のため、わずか2時間ですが、車中で仮眠。
予定通り、始発に乗り、上高地バスターミナルへ。
登山届を提出し、歩き始めます。
が、いつもでもほかの人に比べて多い荷物が、いつもと違いより大きく重く、約23kg。
荷物を背負うだけでも大変です。
今回はとりあえず徳沢までのほぼ平坦な2時間ということなので、何とかなるだろうという思いで、多少余分なものの持ちながらのスタートです。
すぐにお決まりの河童橋。
穂高の山々、岳沢の残雪、焼岳と素晴らしい景色が広がっています。
この日は天気も良く、この先2日間は天気も悪そうなので、先を急ぐ気持ちもありながらも、ここで写真撮影をしなければ、重いカメラを担いでいる意味が…、ということでしばし撮影タイム。
ひとしきり撮ったところで、再度歩き始めます。
明神までは約1時間。
平坦な道ではそう気にならない荷物の重さも少しの傾斜で足取りが全く違います。
この荷物を背負って、山の上まで登るのは到底無理だなと感じました。
30分も歩くと、肩や首が痛くなってきたりしますが、ひとまずそのまま明神へ到着。
少しの休憩の後、再び徳沢へ向けて出発。
明神岳も迫り進んでいくごとに違った角度から眺めることができ、冬見た時とはまた違う、残雪をまとい「かっこいい」と思える姿をワクワクしながら眺め、時々カメラにもおさめ、先を急ぎます。
この日の予定は、徳沢でテントを設営した後、涸沢までビストン。
あまり時間に余裕はありません。
しかし、足を進めるとこの時期ならではの花々が道脇に現れ始めます。
ニリンソウをはじめ、さまざまな花々。
また、カメラにおさめないわけにはいきません。
気持ちは焦りつつ、でもこの天気の条件で写真を撮れるの今日だけという気持ちもあり、何とかなるかということで、写真もとりながら進み、ようやく徳沢キャンプ場へ到着。
キャンプ場には2張のテントがありましたが、前日から張ってあるもののようです。
徳澤園で受付を済ませ、選び放題の設営場所に悩みながら、テントの中にいながら出入り口から前穂を眺められる場所で、平らなところをチョイス。
さっそく設営開始。
一度、家の庭で設営はしてみているものの実際現場で設営するにはわけが違います。
順調に設営していくものの、少しの風でいろんなものが飛びだします。
あわてて袋を追いかけてみたり。
周りには誰もいないので良かったですが、慣れた人が見ていたらかなりおかしな行動をしていたのではないかと思います。
ようやくテントが立ち上がったものの、一番苦労したのがペグうち。
実際、家で試したときは、コンクリートの上だったのでペグを打ったことがなく、テンションの張り具合などよくわからず、すでに貼ってあったテントを見て気づいたものの角度も間違ってさしていたり、いざさそうと思ったら地面に石が埋っているようで刺さらなかったりと出来上がるまでに、テントが風で飛ばされそうになったりと予定よりかなり時間がかかりようやく出来上がりました。
ここで絶景の前穂をバックにマイホームを撮影しなければと思っていたのに、あまりにも時間がかかっていたことに焦っており、すっかり忘れていました。
ここから、涸沢へ行くための準備をし、荷物を軽くして出発、のはずが以外に荷物が重い。
一応の雪山装備とガスと防寒と食料と水分ととか思っていると、以外に重くなっていました。
しかし、あまり深く考えて悩んでいる時間はありません。
ここから、夏のコースタイムで約7時間。この時すでに9時30分。涸沢での滞在時間の考えると…。
さっきまでより軽くなった荷物を背負い直し、横尾へ向けて出発。
淡々と歩きます。
約1時間で横尾へ到着。
少し休憩をし、再度出発。
次の目安は、本谷橋。
そこまではそう標高が上がるわけではないはずなのに、最初の重い荷物の疲れとすでに10km以上歩いている足にボディーブローのように効いてきているせいか足が進みません。
本谷橋までは、雪もほとんどなく1,2か所の短いトラバースがあるくらい。
なんとか本谷橋へ到着です。
あとで分かったことですが、この日の暑さも体にこたえていたのでした。
この本谷橋でこの疲れ具合は、この先思いやられると思いましたが、天気が良いのはこの日だけ。
とにかく行けるところまで行きあまりにも無理なようだったら引き返そうと心に決め、ここでアイゼンを装着し先へ進みます。
基本夏道をスタートしていきますが、いきなりの雪の上のトラバースのようになっています。
雪は多いものの、腐っているので足がとられ歩きにくく、反面滑り落ちるという危険はあまり感じず歩けました。
そこからもひたすら雪の上を直登したり、トラバースしたりを繰り返し高度を上げていきます。
下に見える谷と方には、クレバスができていたり、山側にはデブリの跡があったりと緊張感たっぷりな場所を慎重に歩き、重い足取りでゆっくりではありますが、着実に進んでいきます。
そして、感動の対面。
奥穂、前穂、涸沢岳、北穂と目の前に現れてきました。
と、上空に山岳警備隊のヘリが。
穂高の方で何かあったのだろうかと身の引き締る思いで眺めていました。
ついに、涸沢ヒュッテを視界にとらえました。
が、そこからが長かった。
ヤマレコでも同じようなことが書かれていたので覚悟はしていたのでよかったものの、ヒュッテが見えてから到着するまで、1時間弱かかってしまいました。
そして、涸沢ヒュッテに到着。
すでに13時50分。
滞在時間を14時半までと決め、写真撮影。
そして、名物おでんを食べ、穂高の山々、常念山脈を見て過ごしました。
すばらしい時間はあっという間。
予定時間の14時半になり、下山開始。
この雪道のくだりはスピードアップできます。
かけるように高度を下げていきます。
来た道をひたすら戻り本谷橋まではあっという間でした。
ここで15時20分くらい。
ここから後2時間の道のりに焦っている私の前にこれから登ろうとしているグループとすれ違います。
今からヒュッテまで2時間以上。
山小屋に到着するにはどうかと思う時間帯に違和感を感じますが…。
私は、ここでアイゼンを外し先を急ぎます。
横尾を通過し徳沢へ向かいますが、この時間にほとんど人に会うこともありませんでした。
17時15分ようやく徳沢に到着しました。
心配していた設営が怪しげだった私のテントも無事にあり、土曜日なのでもっとたくさんあるのかと思っていたテントも10張り程度と少なめでした。
暗くなってしまう前に、身の回りを整え、寝る準備をし、夕ご飯に麻婆春雨を作り、食べました。
暮れていく日をまったりと感じながら、担いできたワインを飲み一人テントの時間を楽しみました。
翌日の天気は、雨の予報。
天気次第では、予定変更も考えなければならないと思いながらも、蝶ヶ岳に登る予定で段取りを考えながら暗闇になるのとともに眠りにつきました。
2日目。
4時に起床。
予想に反して雨は降っていません。おまけに以外に明るい。
これは、とりあえず行くしかないということで、さっそく朝食(ラーメン)の準備をし、おなかをみたし、支度を整えます。
でも、やはり慣れないテント。
想像以上に時間がかかり、結局出発できたのは6時をまわっていました。
昨日の教訓をいかし、昨日以上の急登と悪天が予想されることもあり、荷物はできるだけけずり、頂上で穂高の眺望を眺めながらのコーヒーも天気的にかなわない可能性が高いのでストーブ類も置き、昨日より少し軽くなった荷物でスタートします。
長塀尾根を登りますが、最初から予想通りの急登の連続です。
視界のない樹林帯をひたすら耐えて登り、1時間ほど歩いたところで、雨が落ちてきました。
休憩も兼ねて雨具を着て再スタートと思いきやスタートしようと思ったら雨が上がっています。
この急登で雨具を着ての歩きは体力を激しく奪うだろうと想像がつくので、ひとまず雨具を脱いで歩きだします。
最初はなかった雪も2,000mに近づくとほとんど雪に覆われています。
それも腐った雪のため、何度も踏み抜きながら進みます。
おまけに夏ルートを隠してしまっている積雪と、見つけにくい赤テープ、印のためかなり慎重に行動しますが、何度となく道を見失い、わずかについているトレースをたよりに何とか探しながらの歩きになりました。
そして、スタートから約2時間。
またここで雨が降り出してきました。
休憩も兼ねてまた雨具を着ます。
ただ、樹林帯ということもありあまり激しい雨ではなさそうなので、しばらくは雨具のパンツははかず上だけで歩きます。
しかし、本当に相変わらずこのルートは分かりずらい。
おまけに悪天候、日曜日ということもあり歩いている人もほとんどおらず、山へ入って3時間は誰にも会いません。
道を見失っても、とにかく下山を考える方がより迷ってしまう変な自信があり前へ進むしかない状況でした。
道を見失うとかなり心細くなりながら唯一のたよりはルートの記録をとるために持っていたGPS。
GPSには、夏道は表示されているため、上に向かっている限りは何とかなるだろうという心の支えとなっていました。
徐々に雨も激しくなり、風で山が揺れる感覚の音がしだし、雨具のパンツもはき完全雨モードになっていきます。
そしてスタートから3時間半。
長塀山に到着しました。
山頂の標識もほとんどが埋っていました。
晴れていれば穂高連峰も見えるはずですが当然、視界はありません。
ガスもでているものの、ホワイトアウトにになるほどではないのだけが逆に救いだなと思いながら、雨風が強くなりつつあるので先を急ぎます。
ここから山頂までは夏のコースタイムで1時間。
さっきまでよりは、歩きやすい道のりを急ぎ気味で歩きようやく森林限界を超えます。
かなりのガスも出ていますが、20mほどの視界はあるのでなんとか先に進めます。
分かりにくいところは赤旗をたててくれているところもあり、快調に進めました。
ハイマツの生える稜線に出て、登山道には雪もなくなりました。
そして、突然蝶ヶ岳山頂が見えてきました。
何とか到着したというホッとした気持ちがいっぱいでした。
視界はほとんどなく風も飛ばされるほどの強風ではないもののそこそこの風もあり雨も降っているので山頂で感激している余裕はありませんが、何とかカメラを置き証拠写真だけ撮影。
そうそうに、ホッと一息するために蝶ヶ岳ヒュッテを目指します。
とにかくここであたたかいものを飲むのが目的。
雨で誰もお客さんのいない山小屋で小屋番さんがまったりとしていましたが、快く雨に濡れた雨具のままで中に入れてくれ、ほかに誰もいなかったこともあり、荷物も中へ入れさせてもらうこともでき、感謝感謝でした。
あったかいココアを注文し、屋根に響く雨音とは対照的に持ってきたブラウニーとココアでまったりとした時間を過ごさせてもらいました。
30分ほど休憩したあと下山開始です。
くだりは横尾への下山道を使います。
本来ならその分岐までの稜線歩きが、眺望が最高で、穂高槍の展望台となる最大のポイントだったのですが、何度も言うようですが、この天気でそれはありえません。
とにかく雨風がひどくならないうちに樹林帯に入るというのを目指して進む気持ちでした。
が、しかし。
雨は降り続いているものの以外に雲の切れ間があり、穂高の全貌とまではいかないものの、蝶ヶ岳の稜線が見えたり、穂高方面も涸沢あたりまではガスの隙間から見ることができ、予想外の眺望にテンションがあがってしまい、慌ててカメラを向けていました。
ただ、なんといっても雨が降っている中でカメラを使っていたため雨粒がレンズについていたり、レンズが曇ってしまったりとかなりカメラを酷使した状況になってしまいました。
稜線を歩いていると、ふと目の前にライチョウのつがいが。
「そうか。こういう天気ではこういう出合の確立も高くなるんだった。」と改めて思いましたが、とにかく追わないようにゆっくりと近づきながら写真撮影。
結構近くに接近ができました。
が、写真撮影も終え私も先を進もとするのですが、どうもライチョウくんたちは、私の行く先を一生懸命逃げるように進んでいきます。
こちらは追いかけるつもりは全くないのですが、私の行く道を進むもので彼らにしては追われていることになっているのでしょう。
ちょっと横に逃げてもらえばそんなに追わないのにと思っても気持ちは通じません。
そのうち、オスのライチョウくん私の方めがけて飛び立ち私の後方へ飛んでいきました。
それに私はびっくり。
ライチョウが飛ぶことは知っていましたが、向かって飛んでくるとかなり驚きました。
こんな出会いもあり、横尾の分岐まで到着。
ここからはかなりの急登を下るようです。
しかしヒュッテでの情報によると、長塀尾根よりもマーキングやトレースがしっかりしているので歩きやすいという情報も入手していたので少し心強かったです。
稜線を離れ雪道になると、木に付けられたマーキングも言われた通り見やすくトレースも長塀尾根よりしっかりついており、安心して下ることができました。
腐った雪の下りなので、これもまたかなりのハイペースで下っていきます。
夏道を下るより足への負担も少ないので、急坂ながら気持ちの良い下りでした。
何度も膝まで、ひどい時には足の付け根まで踏み抜きながらも徐々に高度を下げていくと、雨のせいもあり、雪の下を激しく水の流れている部分があったりとドキドキしながらでしたが、なんとか下っていけました。
夏道の出ているところも当然川のように流れている箇所があったりとかなり危ない感じでしたが、何とか横尾までたどり着きました。
途中で槍見台なるところを通過しましたが、当然槍は見えませんでした。
横尾まで下れば一安心。
徳沢までの平坦な道のりも結構長くて飽きますが、気持ち的には楽です。
横尾で少し休憩し、再出発しようと思ったら、なんだか雨が上がっています。
「あれっ」ていう感じです。
これからまだひどくなるってヒュッテの人が言っていたような…。
まあ、悪い方から良い方へ外れているのだからよいかということで、あとはお散歩気分で徳沢へ向かいます。
道端の花に目をとめたり、カメラにおさめたり。
雨が降っていたらできなかったゆっくり歩きで進みました。
そして、新村橋に到着。
なんとなく無駄に渡ってみました。対岸から見る景色はまた違うかなと思って渡ってみましたが、少しの風で結構、橋が揺れ、少しドキドキしながら景色を楽しみました。
そして、14時過ぎ、徳沢に戻ってきました。
予想外の好天に、汚れた靴や雨具の汚れを川で洗いテント周りに干し、昼食にとねらっていた徳澤園の野沢菜チャーハンを食べようと徳澤園へ向かいました。
しかし、ショックなことを発見。
メニューをよく見ると「野沢菜チャーハン 14時まで」となっているではないですか。
念のため店員さんに聞いてみましたが、やはり14時までのよう。
ここは、あきらめるしかなく、もう一つねらっていたソフトクリームをゲットし外でまったりと食べることにしました。
やはり、おいしかった。満足しました。野沢菜チャーハンはまた今度ということで
。
この日は、近くの徳沢ロッジでお風呂に入ろうと決めていたので、16時30分からの時間までは余裕があるのでゆっくりと山を眺めながら、花を求めてお散歩しながら時間を過ごしました。
そして待ちに待った時間となりロッジに向かいました。
値段は400円。家風呂を少し大きくしたようなくらいのお風呂ですが、汗を流せ、お風呂に入れるというだけで満足です。
2日間の汗を流しさっぱりしてテントへ戻ります。
この日の夕ご飯はレトルトのカレー。
テントにこもり、穂高を眺めながら、入り口で調理をし、それを待つ間、ワインを飲みつまみを食べる。
かなりおっさんが入った楽しみ方かもと思いながら、テントの楽しみを満喫しました。
この日は前日とは違い、雨が降ったせいもあり夜少し冷え込んできた感じです。
テントには、アンダーシートを敷き、テント、そしてテントマットをひき、さらにシュラフマットの上に、インナーシュラフも付けた3シーズン用のシュラフで、上だけですが薄手のダウンを着て寝たのですが、夜中に背中あたりから寒さを感じ何度か目が覚めました。
3日目は、8時発上高地バスターミナル発のバスに乗りたかったので、朝3時過ぎ起床。
パンで軽く朝食を食べ、テントの撤収の開始です。
テントは露で濡れておりまずそれを拭くところから始めなかなか思う通りはかどりません。
地面も露で濡れているので荷物を不用意に地面に広げるわけにもいかず、設営した時よりもなおもたもたした感じで撤収し、たたんではみたものの袋に収まらず、再度たたみなおしたり。
ある意味思った通りにもたついてしまい、早く出発できれば上高地でお風呂に入りたいという思いはもろくも崩れ、タイムリミットの6時少し前にようやく出発できました、
荷物は、食料登減っているはずですが、テント類が水を吸い重くなっているのと、涸沢で伏流水を汲み持ち帰ろうとしたため、スタートより重くなったのではという荷物を背負い約2時間の道のりは、大変でした。
下山の後、寄り道の予定があったので大汗はかきたくないけど、時間的にはそこそこ急がなければ間に合わないということで微妙な調整をしながら道を急ぎました。
そして7時20分、河童橋に戻ってきました。
2日前ほど良い天気ではありませんが、岳沢、穂高も見え再度記念撮影とお土産を物色し、バスターミナルへ向かいました。
バスターミナルでは、15分ほど余裕があったので、またもやお土産を物色してしまいバスを待ち、無事予定通りの8時発の沢渡行のバスで下山しました。
今回は、第一の目的はテントデビュー、それも憧れの徳沢キャンプ場で。
そして、第二に残雪の涸沢に行ってみたいという思いと、眺望の良い蝶ヶ岳に登って残雪の穂高槍、涸沢を眺めたい。
プラス、映画「岳」の三歩の世界をのぞきたいという思いもあり決行しました。
アイゼン、ピッケルなどの冬装備もあったり、嗜好品を多めにと少し余分な荷物をあえて持って行きました。
経験していらないものを次回から削っていこうとことを考えていたのでそのようにしたわけですが、この荷物で、今の私の体力では登りには対応できないなということがよくわかりました。
次回は、もう少し荷物を軽量化し、登りのあるコースも歩いてみないといけないなと良い経験になりました。
ゆくゆくはテント泊縦走を目指して、着実に進歩したいなと思います。
あっ、そうそう。
下山後、映画撮影時に使用した衣装の展示があった松本の映画館で映画「岳」を見て帰宅しました。
まいどっす。
なかなかやりますなぁ
お疲れ様&テント泊デビューおめでとうさんです。
ますます行動範囲が広がりますね。
いや〜頼もしい、頼もしい。
しかし23kgの荷物、すごいねぇ
僕なんか14〜5kgのチビを肩車してるだけで
まいってるからねぇ
去年からたんたんとねらって少しずつ購入していたテント泊の道具一式がようやく、春に揃い、どこでデビューしようかさんざん悩んだあげく、思い切ってあこがれていた徳沢デビュー
近場の関西でのデビューも考えていたのですがたまたまとれた3連休と、松本で「岳」を見るという野望と、松本のスポーツ店のセール情報が決め手となりいざ松本へ
23kgの荷物は、平坦な道は担げたものの登りはまず無理だと感じました
かなり軽量化しないと山には登れないので、行動範囲を広げるためにテントを使うというのは今のままでは無理だと
帰った後は、身体はボロボロでした
レコを拝見していて、すっかり感情移入してしまいました。
初テント泊のワクワク感と歩いていての高揚感がビンビン伝わってきて、読んでいてうれしくなってしまいます!
私も一人歩きが多いのですが、経験が少ない分好奇心をいっぱい持って五感を全開にして歩いています。
また覗かせてもらいます。 突然の乱入をお許しください。
コメントありがとうございます。
あんなだらだらとした文章しか書けないので、「人に見てもらってどうかな?」とか思いつつ、自分の記録として自己満足な感じでいつも書いてます。
なので、「読んでうれしくなる。」というコメント、本当にうれしいです
また、気が向いたら覗いてやってください
先ほどは、ありがとうございました。
靴とバック見て
山好きの方なのかと思っていましたところ
「ヤマレコ」って言われてビックリしてました〜
実は、Q-chanさんの、この山行記録を
かなり参考にさせて頂いてたんですよ〜。
長堀尾根ですが下山する方がよっぽど怖いって
書いてあった通り、怖かったです。
でも、身構えていた分、頑張ってマーキング探した
おかげで無事下山できたんです。
また、こちらにいらっしゃった時には
寄ってくださいね。
コーヒー飲みながら山トークでもしましょう
こちらこそ突然お邪魔しました。
keroyonさんの日帰り山行記録シリーズ?や早朝仕事前山行記録を見ていて、「どこまで日帰りで!」「仕事前に焼岳って!」と、私にはできない歩き方に興味を持って見ていました。
そして、プロフィールを見て、高山でお店をされているということを知り、それも私の好きな『リサとガスパール』のグッズを置かれているのを発見し、いつかは絶対行きたいと思っていました。
今週末天気予報が良ければ、高速1,000円期間も残りわずかなので、金峰山なども考えていたのですが、雨だし、「そうだ!高山へ(keroyonさんのお店へ)行こう! 」というとこで、高山へも寄れる山ということで、一度も山頂に立っていない乗鞍岳に急きょ計画しました。
乗鞍岳を予定して、よっぽど雨がひどくなったら高山観光だけでも良いというくらいの気持ちで。
ヤマレコで見ていた通りの方で、もっといろいろ山のお話もできたらよかったですが、お仕事中あまりお邪魔してもということで失礼しました。
『リサとガスパール』『ミッフィー』などなど私好みのグッズの数々にも感動したので、また、そちら方面へ行った際にはお邪魔させていただきます。
山トークも楽しみにしています
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する