北穂高岳 (「岳」を観て、念願の北穂高小屋泊)
- GPS
- --:--
- 距離
- 32.5km
- 登り
- 1,713m
- 下り
- 1,695m
コースタイム
【2日目】 6:30北穂高小屋-6:40山頂直下-7:40涸沢小屋・ヒュッテ分岐7:55-8:55横尾9:00-10:50上高地
歩行時間(休憩含む) 1日目 8時間
2日目 4時間20分
天候 | 6/4 晴れ/夕方前からガス 6/5 ガス/薄日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
「ジャンル」は積雪PHより下、雪山ハイキングより上といった感じ 登山ポストは上高地にあります。 トイレは上高地、小梨平、明神、徳沢、横尾、涸沢、北穂高山荘にあり。(チップ制) 関東方面からは沢渡駐車場まで車で入れる。 以降はバスで上高地へ。 この季節沢渡大橋BT5:40始発。 私はいつも(と言っても2回)沢渡大橋駐車場を利用 (と思っていたが、実はその横の松本市営駐車場でした) バスの時間前に行動したい人はタクシー(上高地まで一律4,000円)利用がいい。 4,000円は高いので相乗り(5人まで可)したほうが安い。 その場合足湯があり大きな沢渡第2駐車場に行った方が登山者、観光客が多く 相乗りできる可能性は高い。 本谷橋から少し登ったところから雪があるが初心者でなければ涸沢までアイゼン不要。 (私は行きはノーアイゼン、帰りは外すの面倒なので本谷橋上の雪があるところまで。 涸沢から北穂ルートは幾つも踏み跡がありわかりにくい(と私は思った)。 雪質はよほどマイナス気温や降雨後でなければ凍らないと思う。 |
写真
感想
2週間前、残雪の奥穂高に登り、先週「岳」を観た。
「もう残雪期はいいや」と思っていたが天気は持ってくれるよう予報は好天。
映画の残像が残りまた穂高へ行きたい。北穂高小屋にも一度は泊まってみたい。
(この時期ならそんなに混んでないかな)
ということでまた穂高目指し北穂にチャレンジした。
途中土曜0時になるまで(高速1,000円)梓川SAで仮眠。
沢渡駐車場でまた仮眠し、バスの時間までまだあるな〜と思っていたら
「相乗りしませんか」と2人組みのカップルから声がかかり、ラッキー。
これで少しでも早く着ける。
更に2人探し5名相乗り(4,000円なので一人800円。バスより安い)で上高地へ。
お礼を言って登山届けを出したら何やら私を呼ぶ声が。
「エ〜。何でお前がここにいるの」。「お前こそ」。
何と旧友(家族旅行だったようで)とばったり。これには驚いた。
横尾まではさほどアップダウンもなく順調に到着。
ここで日焼け止めを塗りサングラスを取り出す。
2週間前は本谷橋から上は雪だったが今回は少し登って雪が出てくる。
アイゼンは涸沢まで無くても初心者でなければ十分。
涸沢12時到着をタイムリミットと決めせっせと歩くが暑いし疲れる。
途中で「涸沢日帰り」という初老の方の話を聞き「それでもいいかな〜」と一瞬頭を過ぎる。
何とか11時前に涸沢小屋に到着。予定よりも早いが誰も北穂に登っていない。
「この雪壁を登るのか」。(3年前3時間かかったこと、途中何度も足が止まったことを思い出す)
「とりあえず行けるところまで行こう」そう思い歩き出すが踏み跡が幾つもあってよくわからない。
最終地点は見えるが傾斜35度以上と言われているところなのでへたに踏み外せば一気に滑落。
何度も「もう止めようか」と思うが一歩一歩進める。
右へ行ったり左に行ったり。今回も3時間弱でやっと山頂へ。
目の前にはガスがかかりながらも槍ヶ岳が見える。
すぐに写真を撮るが誰もいないので自分撮りはタイマーで我慢。
まずは一つ目の目的達成。
その後北穂高山荘にて宿泊手続きしてまずはビール。
(このとき受付した従業員は3年前涸沢から往復した時にもいた女性だった。)
テラスにいた先客者は涸沢から東稜尾根を登ってきたとか。
(凄すぎる)
その後横尾で挨拶した方と本谷橋上で抜いた山スキーの方が登ってきて今日の宿泊者は4名。
(挨拶した方がONSENさんだったとは…)
もう少しいるかと思ったが4名とは贅沢すぎる。
4名でおしゃべりしている間に外はガスで何も見えなくなっていた。
夕食は18時から。全てが手料理で美味い。写真を撮って第2の目的達成。
食事の後もしばらく4人で談笑。
山スキー、クライミングなどなどいろいろ勉強になりました。
消灯の21時前まで食堂で雑誌を読み、明日は綺麗に晴れることを期待して就寝。
2時半、3時半と目が覚め外を見るとガスで何も見えない。
「ご来光、槍ヶ岳。ダメか」と思ったものつかの間、「このガスに中降りるのか」という不安が走る。
風が強くなくさほど寒くないので凍結はしていないだろうと思いながら6時前に朝食をいただく。
朝も手作りで満足。
貼り出された天気予報は晴れのち雨。午後ところにより雷雨。
携帯で調べると上高地の天気は朝曇り8時から晴れ。
待つか、それともガスの中降りるか。
そんな時一緒に宿泊した方の仲間が涸沢から電話で「下は雨」とのこと。
景色は二の次。第3の目的は断念。
早く降りなければと急いで下山の支度をみんなではじめる。
6時30分、小屋の方にお礼を言って出発。
山頂直下でスキーの方と別れ(直下から何も見えない急斜面を滑るのも凄すぎる)
足元が不安と言ったら先に行きましょうとONSENさんが行ってくれたので後を着いていき何とか涸沢が見えるところまで来た。
(まさかonsenさんだったとは知りませんでした)
「もうトレースあるから大丈夫でしょう」と言っていただき、尻セードで降りていった
別の方の後を着いていき1時間で涸沢小屋、ヒュッテ分岐の更に下に到着。
ここで雨具を脱いでいると少し晴れ間が出てきた。
う〜ん。待つべきだったか。
それでもまだ上にはガスがかかっている。
「今日はもう下りよう。十分堪能した」。
一度だけ振り返り「今度は夏に来るね」と言い聞かせて涸沢を後にした。
踏み跡が1本しかないので渋滞するもここは譲り合いの精神。
と思ったら本谷橋手前の斜面で女性が踏み外し滑落。
何とか岩が出ているところで泊まったが沢まで一直線だったと思うとゾッとした。
自力で登ってきたので事なきを得た。
その後はいつもの長い林道(横尾〜上高地)を歩き無事バスターミナル到着。
天気が崩れる前に下山できてよかった。
しかし徳沢-上高地間は道を塞ぐ登山者、観光客が多いこと。
GW後に2回も穂高に行くとは思ってもおらず、馬鹿なのか〜と思いながらバスに乗り込んだ。
景色は残念だったが初日は何とか見渡すことができた。
楽しい登山仲間とも一緒に過ごすことができた。
それに今回は一度はお世話になりたかった北穂高小屋にもゆっくり泊まれた。
それだけで十分なのかもしれない。
「また行けばいい」。山は逃げないから。
最後に。
一緒に小屋に泊まり特に下りにはトレースを着けていただき有難うございました。(東京(onsenさん、熊谷、佐野の方々))
昨日、横尾でご挨拶したonsenです
もう、UPされたのですね。早いです。
私は、たった今帰ってきました。
小仏トンネルで、40だか50kmの大渋滞で、勝沼から高速
を降りて20号でひたすら走り、相模湖から厚木を経由し
て246号で帰ってきました。
北穂も疲れたのですが、帰りの運転もダブルで疲れました。
山小屋は楽しかったです。
どこかでお会いしたいですね。
ありがとうございました。
onsen さん、お疲れ様でした。
今朝は本当にお世話になりました。
ご一緒させていただかなければどうなったことか。
とても雪山(登山全般)初心者とは思えないです。
(まさかonsenさんだったとは)
こちらこそ楽しいひと時有難うございました。
松本ICから長野-上信越-関越-北関東とちょっと飛ばして速攻で帰りました。
途中旧車会のメンバーに阻まれましたが…
八ヶ岳にはよく行かれるそうでまた何処かでお会いしましたら
お付き合いのほど宜しくお願いします。
本当に有難うございました。
onsenさんと北穂の小屋で一緒だったそうですね。
私は marippe さんより20分ほど早く上高地BTを出た者です。
徳沢手前で抜いて行かれた方が marippe さんと思います。
徳沢のトイレに行かれませんでしたか?
その隙に私が先行しましたが、荷物が重くて徳沢園の前で小休止したところ、
再び marippe さんと思われる方が前を通って行かれました。
その先の横尾でも追いつかずでしたが、あの日の朝、私を追い越したのはお二方だけ、
お一方は横尾・本谷橋で休まれていたので私が涸沢まで先行しました。
とすると、コースタイムからして先に行かれたお一方がmarippe さんなのでしょう。
北穂では日曜の朝に雨は降らなかったようですね?
風はいかがでしたか?
私は雨と突風の中で辛いテントを撤収しました。
本当は3時起きで北穂の山頂を目指すつもりでしたが、
夜中にテントが風で潰れて気持ちが凹んでしまいました。
本谷橋手前まで下りた時に雨が止み、横尾では晴れてきました。
下山したのは失敗だったかと思いましたが、
天気が回復したのはそれから僅かの間だけだったようですね。
noborundaさんこんばんは。
同じ方面に行かれたんですね。
確かに徳沢でトイレに駆け込みました。
(スミマセン。記憶になくて)
北穂高では特に夜中、風の音は気になりませんでした。
雨の音かなって思っていたのは雪解けの水を溜めている音のようでした。
ただ天気は私が到着した13時30分にはまだ槍ヶ岳が見えていましたが
夕方前には完全にガスの中でした。
翌朝のご来光を期待したんですが10m先が見えるかどうか
涸沢は雨というonsenさんのお仲間の連絡で速攻下山しました。
奥穂に登られたようですが私は2週間前に登りました。
かなり雪も解けたんじゃないかなと思いますがその時はアイゼン付けたまま山頂まで行っちゃいました。
初めてのソロテントで潰れたのは災難でしたね。
昨年白馬天狗岳にて突風でポール破損して小屋に逃げ込んだことを思い出します。
いつも(といっても2回目)帰りはいいんですが行きは夜中なので居眠り運転です。
今回も気が着けば1車線ずれて運転でした。
グリベルエアテックエヴォリューション いいですね。
まともに使えないけど一番欲しいピッケルです。
何処かでお会いしましたらその時は宜しくお願いします。
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