槍ヶ岳〜南岳 (大キレット撤退)



- GPS
- 32:00
- 距離
- 32.6km
- 登り
- 1,836m
- 下り
- 2,239m
コースタイム
2日目 05:50槍ヶ岳山荘-06:15槍ヶ岳頂上06:30-06:50槍ヶ岳山荘07:35-大喰岳-08:30中岳-南岳-10:10南岳小屋11:55-18:20新穂高温泉バス停
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
朝靄に包まれた上高地は幻想的でいい感じ。梓川も川幅一杯に流れ、水量が多い。朝が早いので、さすがに観光客も少ない。横尾まではだらだらと平坦な道を行き、そこから槍沢沿いに進む。とうとう心配された雨がポツポツとやってきた。その後も降ったり止んだりを繰り返した。槍沢ロッジではコーヒーを飲み小休止。槍沢には上のほうまで雪渓が見える。今年は残雪が多い。大曲の先でやっと槍の穂先がガスの晴れ間に姿を現した。その後、この頂を見ながら一歩一歩足を進める。槍沢は下りでは何回かあるが登りは初めて。結構長い。岩屑の道をジグザグに登り槍の肩に建つ槍ヶ岳山荘に到着。ガスっているため穂先への登頂は明日にして生ビールで乾杯!
槍ヶ岳山荘でこれほどゆったりと寝る事ができるとは想定外であった。7月下旬の金曜日にもかかわらず、この空き様は何なんだろう。天候の事もあるが大雪山の遭難事故が効いているのかもしれない。まずは槍ヶ岳の山頂を目指す。雨で濡れているので慎重に登る。ガスってしまっているが頂上で記念撮影。
槍ヶ岳山荘に戻ってキレットを目指して出発。しかし雨は降るし、風は強いしで最悪のコンディションである。大喰岳〜中岳と3000m超級のアップダウンをこなしていく。本来なら正面に穂高、背面に槍、左側に常念、右側に笠ヶ岳等が見えて大パノラマだろうにと思うと悔しい。風がなければ何ともない稜線上にある板の通過も風で体が浮き上がりそうで怖かった。背を低くして、すばやく通過。
それでも2時間半程で南岳小屋に着く。そこで停滞するか、北穂を目指すか、新穂高温泉に下るかの判断をせまられる。回復の見込み薄という事で槍平に下ることに決定。またしても大キレットはお預けになってしまった。これで通算4回目。大キレットは私を通したくないのかもしれない。
しかし、この槍平への下りには参った。なにしろ長い。下っても下っても、まだまだ続く。晴れていれば気持ちがいいのかもしれないが、おそらく二度とここは通らないと思う。ヘトヘトになりながらも最終の平湯行きのバスに間に合った。
次の挑戦はいつになるのだろうか。その時まで待ってろよ!大キレット。
梓川の水の色はyoshikonさんのイメージカラーですね
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