ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 121260
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

燕岳 〜テント泊第二弾〜

2011年07月09日(土) 〜 2011年07月10日(日)
 - 拍手
Q-chan その他1人
GPS
29:30
距離
12.9km
登り
1,588m
下り
1,648m

コースタイム

9日
中房登山口6:25-7:15第一ベンチ7:30-8:00第二ベンチ8:13-8:50第三ベンチ9:00-9:50富士見ベンチ10:00-10:40合戦小屋11:00-12:45燕山荘(テント設営・ティータイム)14:40-15:20燕岳15:28-15:40北燕岳15:50-16:35燕山荘(テン場)

10日
燕山荘(テン場)8:10-8:50合戦小屋9:10-9:25富士見ベンチ9:25-10:00第三ベンチ10:08-10:22第二ベンチ10:22-10:40第一ベンチ(水場へ)10:55-11:18中房登山口
天候 9日 晴れ 10日 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自宅から高速で豊科IC
豊科ICから中房登山口無料駐車場へ
夜中2時過ぎに到着し、第一駐車場は8割くらいうまってました。
5時には、満車でした。

コース状況/
危険箇所等
特に危険個所はありません
燕岳のテン場は、燕山荘で受付(500円)30張
一部は土の上に張れますが、この時期はまだ雪の上への設営になる可能性が高いです

下山後、中房温泉で日帰り入浴(700円)とかき氷(450円)
中房温泉登山口
今日は、久しぶりに、スタートから青空がのぞいています
2011年07月09日 06:17撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 6:17
中房温泉登山口
今日は、久しぶりに、スタートから青空がのぞいています
第一ベンチの道祖神
ひっそりたたずんでいます
2011年07月09日 07:18撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 7:18
第一ベンチの道祖神
ひっそりたたずんでいます
第一ベンチで、今日の重い荷物を記念撮影
2011年07月09日 07:30撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 7:30
第一ベンチで、今日の重い荷物を記念撮影
ギンリョウソウ
2011年07月09日 08:15撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 8:15
ギンリョウソウ
2011年07月09日 08:20撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 8:20
暑い!ですが、上を見上げればきれいな緑の間から青空と白い雲が。
夏ですね〜
2011年07月09日 08:43撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 8:43
暑い!ですが、上を見上げればきれいな緑の間から青空と白い雲が。
夏ですね〜
2011年07月09日 09:28撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 9:28
富士見ベンチですが、富士山は雲の中
2011年07月09日 09:52撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 9:52
富士見ベンチですが、富士山は雲の中
コイワカガミ
2011年07月09日 10:09撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 10:09
コイワカガミ
2011年07月09日 10:21撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 10:21
2011年07月09日 10:21撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
1
7/9 10:21
2011年07月09日 10:21撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 10:21
稜線には雲がわいてきています
2011年07月09日 10:21撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 10:21
稜線には雲がわいてきています
合戦小屋より手前から
大天井岳
2011年07月09日 10:28撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 10:28
合戦小屋より手前から
大天井岳
合戦小屋のスイカ
2011年07月09日 10:43撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 10:43
合戦小屋のスイカ
ハーフカットもありましたが、1カットをペロリ
2011年07月09日 10:45撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 10:45
ハーフカットもありましたが、1カットをペロリ
2011年07月09日 11:27撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 11:27
2011年07月09日 11:27撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 11:27
クモマスミレ
2011年07月09日 11:32撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 11:32
クモマスミレ
2011年07月09日 11:37撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 11:37
2011年07月09日 12:13撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 12:13
もうすぐ燕山荘
濃いきれいな緑が映えます
小屋直下は、雪が残っていてあの間を歩くよう
2011年07月09日 12:30撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 12:30
もうすぐ燕山荘
濃いきれいな緑が映えます
小屋直下は、雪が残っていてあの間を歩くよう
燕岳のいつもの姿も見えてきましたが、ガスがわいてきてます
2011年07月09日 12:30撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/9 12:30
燕岳のいつもの姿も見えてきましたが、ガスがわいてきてます
稜線から見る槍ヶ岳
バックは雲が多いですが、山はよく見えます
2011年07月09日 14:00撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 14:00
稜線から見る槍ヶ岳
バックは雲が多いですが、山はよく見えます
燕岳
ガスがとれてきました
緑の木々と白い岩や砂、青い空、白い雲が絶妙です
2011年07月09日 14:00撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 14:00
燕岳
ガスがとれてきました
緑の木々と白い岩や砂、青い空、白い雲が絶妙です
シナノキンバイ
2011年07月09日 14:00撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 14:00
シナノキンバイ
楽しみにしていた燕山荘のケーキセット
これ、一人じゃないですよ。
二人分ですから。
2011年07月09日 14:12撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 14:12
楽しみにしていた燕山荘のケーキセット
これ、一人じゃないですよ。
二人分ですから。
ケーキセット注文したのに、あまりの暑さ、喉の渇きに生ビールを一気に飲み干してしまいました
2011年07月09日 14:12撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 14:12
ケーキセット注文したのに、あまりの暑さ、喉の渇きに生ビールを一気に飲み干してしまいました
燕岳にむかいます
振り返って燕山荘をぱちり!
2011年07月09日 15:01撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 15:01
燕岳にむかいます
振り返って燕山荘をぱちり!
表銀座の稜線
夏の風景です
2011年07月09日 15:02撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 15:02
表銀座の稜線
夏の風景です
青い空に白い雲
燕山荘方面の夏の空
2011年07月09日 15:02撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
1
7/9 15:02
青い空に白い雲
燕山荘方面の夏の空
表銀座の稜線から大天井岳
その向こうの槍ヶ岳
あきない景色です
2011年07月09日 15:02撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 15:02
表銀座の稜線から大天井岳
その向こうの槍ヶ岳
あきない景色です
イワウメ
2011年07月09日 15:04撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 15:04
イワウメ
安曇野側は、雲がわいています
2011年07月09日 15:17撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 15:17
安曇野側は、雲がわいています
燕岳頂上
2011年07月09日 15:24撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 15:24
燕岳頂上
北燕岳山頂
山の真ん中にいるって感じです
2011年07月09日 15:39撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
2
7/9 15:39
北燕岳山頂
山の真ん中にいるって感じです
北燕岳からまだまだ続く稜線
2011年07月09日 15:41撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 15:41
北燕岳からまだまだ続く稜線
コマクサ
まだ咲いているのは貴重でした
2011年07月09日 15:58撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 15:58
コマクサ
まだ咲いているのは貴重でした
コマクサのアップ
2011年07月09日 15:59撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 15:59
コマクサのアップ
めがね岩
2011年07月09日 16:17撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 16:17
めがね岩
めがねから覗く燕山荘
2011年07月09日 16:18撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 16:18
めがねから覗く燕山荘
めがねから覗く大天井岳、穂高連峰
2011年07月09日 16:20撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 16:20
めがねから覗く大天井岳、穂高連峰
コイワカガミ
蜜がよほどおいしいのか、蜂が頭突っ込んでます
2011年07月09日 16:28撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/9 16:28
コイワカガミ
蜜がよほどおいしいのか、蜂が頭突っ込んでます
イルカ岩
バックの青が気持ちよさげを演出
2011年07月09日 16:32撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
1
7/9 16:32
イルカ岩
バックの青が気持ちよさげを演出
なんとも幻想的な雲
2011年07月09日 16:38撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
1
7/9 16:38
なんとも幻想的な雲
テントの入り口から日の出前の空を望む
街の明かりも見えます
2011年07月10日 03:37撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
1
7/10 3:37
テントの入り口から日の出前の空を望む
街の明かりも見えます
日の出前の槍ヶ岳
2011年07月10日 04:11撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:11
日の出前の槍ヶ岳
日の出前の雲海
八ヶ岳、富士山
2011年07月10日 04:17撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:17
日の出前の雲海
八ヶ岳、富士山
テン場にはたくさんのカラフルなテント
2011年07月10日 04:17撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:17
テン場にはたくさんのカラフルなテント
今回もつれてきました
燕岳をバックに山男とともに
2011年07月10日 04:19撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:19
今回もつれてきました
燕岳をバックに山男とともに
ゴリラが眺める先の槍ヶ岳
2011年07月10日 04:21撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:21
ゴリラが眺める先の槍ヶ岳
展望台の日の出を待つ人々
2011年07月10日 04:44撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:44
展望台の日の出を待つ人々
太陽が上がってきました
2011年07月10日 04:45撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:45
太陽が上がってきました
槍ヶ岳
空が赤く染まってきました
2011年07月10日 04:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:47
槍ヶ岳
空が赤く染まってきました
笠ヶ岳方面
2011年07月10日 04:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:47
笠ヶ岳方面
裏銀座の稜線
2011年07月10日 04:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:47
裏銀座の稜線
裏銀座の稜線
2011年07月10日 04:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:47
裏銀座の稜線
裏銀座の稜線
2011年07月10日 04:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:47
裏銀座の稜線
裏銀座の稜線
2011年07月10日 04:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:47
裏銀座の稜線
裏銀座の稜線
夏にはあそこを歩きたい
2011年07月10日 04:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:47
裏銀座の稜線
夏にはあそこを歩きたい
燕岳もだんだん明るくなってきました
2011年07月10日 04:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:47
燕岳もだんだん明るくなってきました
ますます赤く染まる槍ヶ岳
2011年07月10日 04:50撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:50
ますます赤く染まる槍ヶ岳
日の出がまぶしくなってきます
2011年07月10日 04:56撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 4:56
日の出がまぶしくなってきます
燕山荘前のベンチで朝食
卵を持ってあがり、オムレツを作ってみました
2011年07月10日 05:10撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 5:10
燕山荘前のベンチで朝食
卵を持ってあがり、オムレツを作ってみました
きれいな空をバックに
2011年07月10日 06:05撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 6:05
きれいな空をバックに
まぶしい朝日を浴びながら雲上のモーニングコーヒー
2011年07月10日 06:06撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 6:06
まぶしい朝日を浴びながら雲上のモーニングコーヒー
雲の陰がかかる槍ヶ岳
2011年07月10日 06:14撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 6:14
雲の陰がかかる槍ヶ岳
マイホームと燕岳
燕岳が見える好立地ですが、トイレの前でした
2011年07月10日 06:27撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 6:27
マイホームと燕岳
燕岳が見える好立地ですが、トイレの前でした
THE 燕岳
2011年07月10日 07:58撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 7:58
THE 燕岳
しつこいですが、
燕岳をバックに
2011年07月10日 08:01撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 8:01
しつこいですが、
燕岳をバックに
燕岳をバックに
友達と一緒
2011年07月10日 08:02撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
1
7/10 8:02
燕岳をバックに
友達と一緒
槍ヶ岳をバックに
友達と一緒
2011年07月10日 08:03撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
1
7/10 8:03
槍ヶ岳をバックに
友達と一緒
青い空がきれいすぎて
2011年07月10日 08:03撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 8:03
青い空がきれいすぎて
遠く雲海の向こうに連なる南アルプス
2011年07月10日 08:19撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/10 8:19
遠く雲海の向こうに連なる南アルプス
下山開始
名残惜しく燕山荘方面を振り返る
2011年07月10日 08:20撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/10 8:20
下山開始
名残惜しく燕山荘方面を振り返る
午前中ですが、雲が湧いて
2011年07月10日 08:20撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/10 8:20
午前中ですが、雲が湧いて
名残惜しく
表銀座の稜線、大天井岳、槍ヶ岳を振り返る
2011年07月10日 08:27撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 8:27
名残惜しく
表銀座の稜線、大天井岳、槍ヶ岳を振り返る
大下りの向こうの槍ヶ岳から続く稜線
2011年07月10日 08:37撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 8:37
大下りの向こうの槍ヶ岳から続く稜線
大天井岳
また、夏はあそこに泊まりたい
2011年07月10日 08:38撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 8:38
大天井岳
また、夏はあそこに泊まりたい
合戦の頭
これで稜線の景色ともお別れです
2011年07月10日 08:46撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 8:46
合戦の頭
これで稜線の景色ともお別れです
合戦小屋まで下山
2011年07月10日 08:55撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/10 8:55
合戦小屋まで下山
今日もスイカ販売中
あまりの暑さと誘惑に負けて、ハーフカットを食べてしまいました
2011年07月10日 09:10撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/10 9:10
今日もスイカ販売中
あまりの暑さと誘惑に負けて、ハーフカットを食べてしまいました
登山口に到着
2011年07月10日 11:19撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/10 11:19
登山口に到着
中房温泉
誰もいなかったのでちょっと撮影
2011年07月10日 12:13撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/10 12:13
中房温泉
誰もいなかったのでちょっと撮影
源泉が沸いてます
2011年07月10日 12:26撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/10 12:26
源泉が沸いてます
中房温泉で入浴後のかき氷
2011年07月10日 12:29撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/10 12:29
中房温泉で入浴後のかき氷
有明荘に場所を移して「安曇野定食」
おなか一杯
2011年07月10日 13:14撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/10 13:14
有明荘に場所を移して「安曇野定食」
おなか一杯

感想

今回の山行、帰宅後もかなり疲れが残り、なかなかこのレコもアップできませんでしたが、ようやく書けました。


今回は、ソロテントを背負っての女二人山行。
テント泊超初心者の二人での登山です。

初心者でも二人で考えれば何とかなるだろうということで、計画しました。
相方は、今年の燕山荘春山登山教室で知り合った東京の友人。

ということで、お互い何度か足を運んでおり、コースとしてはなんとかわかっている燕岳を目的地に選び、スタートは中房登山口で集合することに。

私は、仕事終わりで夜車を走らせ、駐車場へ。
2時過ぎに到着したのですが、この時間でも駐車してある車は思いのほか多く、空いているスペースに何とか駐車し、仮眠にはいります。

東京からのバスは、登山口に5時半くらいに到着ということなので、仮眠は5時まで。
つかの間の眠りです。

そして、5時に起床し、準備をすませ登山口へ。

2か月半ぶりの再会です。

登山口でトイレを済ませ、いろいろ準備を再度整え、いざ出発!

今回、荷物は20kgちょっと。
前回の徳沢とは違い、がっつり登る必要があるため、なるべく荷物は減らすように努力はしたのですが、今後のテント泊のためにいろいろ試してみたいことがあったり、この荷物を持ってあがれなければ、縦走は到底無理かなとかいろいろ考え、今後の目安にもなると思い減らしすぎることのない荷物で試したい思いがありこの重量。

食料も完全な乾き物だけでなく、保冷バックに卵やハム類なども持ち、フルーツを持ったり、ハーフボトルの量のワインや200mlの焼酎など嗜好品の部分も少しは充実させました。

おかげで、駐車場から登山口までで結構疲れてました。

歩き始めから、滝のように汗が流れ、一歩一歩の足取りが荷物のおかげで重く、一歩一歩荷物を持ち上げていると感じる歩みとなりました。

というものの、前半は何とかほぼコースタイムで進むことができ、休憩は少々多めにとって少しでも回復をはかるという繰り返しで着実に進んでいきました。

この尾根は、第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチ、合戦小屋と約30分ごとに目安となる休憩ポイントがあるので、重い荷物を担いでいてもなんとかそれを励みに頑張ることができました。

しかし、第三ベンチを過ぎたあたりから、シャリバテなのかふらふらする感じになり、頑張りがきかなくなってきました。

少し進んでは一息つきながら合戦小屋のスイカを目指して進み何とか到着。

すぐに1カットのスイカを購入し口に運びました。

冷たく甘いスイカにあっという間に完食。
乾いた体に甘いスイカと振りかけた塩がしみわたる感覚です。

少しゆっくりめに休憩し少し体力回復。

もう少し続く燕山荘までの道のりを進むため、出発です。
歩き始めてしばらくすると、スイカ効果が出てきたのか、足取りは重いのですが体がずいぶん楽になってきました。

今回この尾根を歩いて、荷物は今までで一番重かったですが、その分歩みが遅いだけに周りに目を向けることができ、緑がすごく濃く感じ、青い空に白い雲、そして緑がとても美しく見え、そして足元にはいろいろな花々が咲いており、またいつもと違う山を感じられました。


ゆっくりゆっくりではありますが、着実に歩を進め、高度を稼ぎ稜線の景色や花々が良く見えるようになったきました。

そして、燕山荘直下に到着。
ここには残雪がありますが、通り道は雪が切られており、雪の壁の間を通ります。

ようやく稜線に立ちのんびり景色を楽しみたいところでしたが、テン場にはすでに数張りのテントが張られており、雪の上での設営を覚悟してきたのですが、やはり少しはある地面の上の方がいいかなという気持ちもあり、さっそく燕山荘で受付を済ませ、ひとまず今晩の宿を設営するための場所探し開始。

雪の上はまだスペースも空いていますが、凹凸もあり地面を整地?するのも大変そう。
すでに張っている人に「トイレの前あたりなら空いてるよ」との情報にひとまずそこへ。
地面的にはいい感じのスペースがあいていました。
ただ、トイレのすぐ近く。
いろいろ考えましたが、におってくることもなさそうなのでそこへの設営を決定。

慣れない作業でお互い時間がかかりながらも、なんとか完成。

ここで、かなりの疲れが一気に出てきて、山頂は後にして、とりあえず楽しみにしていた燕山荘のケーキセットを食べることに。

おいしそうなケーキにいろいろ悩みましたが注文。
しかし、これを待っている間に、あまりの喉の渇きに我慢しきれず、生ビールを注文してしまい、一気に飲み干してしまいました。

のどが少し落ち着いたところで、甘いケーキ。
こんな山の上でのおいしいケーキに、本当に贅沢感を感じ、大満足。
しばし、まったりした時を過ごしました。

ずっとまったりしてしまいたい感覚でしたが、天気が良く景色も最高。
荷物はほぼカメラだけという状態で、燕岳へ向けて出発しました。

前に近づく燕岳を眺め、足元の花に目をやり、そして振り返って燕山荘、表銀座、大天井岳、槍ヶ岳を眺めを繰り返し、山頂に到着。

この山頂は人も多いので記念撮影だけ済ませ、時間もあるので北燕岳へと向かいました。
ここからは、あまり人もおらずようやく咲き始めたコマクサに目をとめながらゆっくりゆっくりお散歩気分です。
山頂直下の岩場を登れば山頂。

わりと広く、人もいないので、ティータイムグッズを持ってこなかったことを少々後悔しましたが、燕岳とは違い山の中にいるという感覚を強く感じることができました。
いくらでもまったりと過ごしていたいところでしたが、きりがないので引き返します。
コマクサを撮影したり、槍ヶ岳を撮影したり。
めがね岩によじ登ったり、のんびりと楽しみながらテン場に戻りました。

テントは設営しただけで、ほとんど片づけもしていなかったので片付け、寝れる支度をし、再び燕山荘前に行き、机をかりて夕ご飯タイム。

二人の山行ですが、お互いが特に相談することなく、それぞれの食材を持ち、調理するという本当にソロテントの二人旅ということなので、お互いが調理します。
そして、結果として、お互いに食べっこするというある意味、女子ならではの行動でしょうか?

私は、初挑戦のチーズフォンデュ(具はパンとハム、ソーセージ、結果ちょっと失敗感がありましたが…)と友達は本格的カレー(こちらは本当においしかった。)を調理し、あとは、生ハムやチーズなどをつまみに持ってあがったワインやリキュールで贅沢なひと時を過ごしました。

楽しい時はあっという間に過ぎ、気づけば21時近く。

撤収しテントに入り、前日の寝不足と今日の疲れからかあっという間に眠りにつきました。

翌日も、下山するだけなのでそれほど早く起きる必要はありませんが、慣れない撤収作業にも時間がかかることや、稜線での贅沢、日の出を見たいということがあったので、4時には起床というところでしたが、3時半くらいには起きてしまいました。
外を眺めると、寝る前には見えなかった星が輝いており得した気分になりました。

4時になると朝食の準備一式を持ち、日の出を待つために燕山荘のわきへ。
雲海の向こうには南アルプスから富士山、八ヶ岳などなどたくさんの山が姿を見せています。
裏銀座の山々も槍ヶ岳もくっきり見えています。
この様子では日の出が本当に楽しみです。

この時点ではまだそれほどの人はいませんでしたが、日の出の4時半近くになると、たくさんの人々が日の出を待っていました。

4時半前には、今にも太陽が昇ってきそうな明るさになってきましたが、以外に太陽自体はなかなか姿を現さず、しばらくしてようやく雲の上に昇ってきました。

御来光は何度見ても本当に最高です。
だんだんまぶしくなる日の光を浴びながら、体も目覚めていくのを感じました。

そしてようやく朝食です。

昨日の残りのソーセージを焼き、持ってきた卵でオムレツを作り、デザートにフルーツのワイン漬け、友人の作った雑炊もいただきながら、最後モーニングコーヒーと少しでも荷物を減らそうとガッツリな朝食を食べてしまいました。

テントを撤収し、後ろ髪をひかれる思いで、最後の写真撮影を済ませ、いよいよ下山開始。

帰りも重い荷物が足腰にこたえましたが、稜線を歩いているうちは、立ち止まって写真を撮ったりと、ゆっくり歩いていたので何とかクリア。
合戦小屋についたころには、くだりとは思えない汗をかいていました。

そして、スイカの誘惑に負けてしまいハーフカットだけ。
おいしくいただき少しは元気回復。

ここからはひたすら下っていきました。
しかし、いつものようなスピードでは降りることができず、ふと油断すると足を滑らせそうになりそれが命取りにもなりかねない重さの荷物に細心の注意を払いながら、第三ベンチ、第一ベンチを休憩ポイントとしなんとか下山。

今回初めて、第一ベンチで水場におり、冷たく流れる水を口にしました。

そして、中房温泉に到着。
まず駐車場に戻り、日帰り入浴のために車を中房温泉まで。

さっそく温泉で汗を流し、熱くなった体をかき氷で冷やし、大満足。
ここで、いきなり大粒の雨が降ってきて車までの間にずぶぬれに。
まぁ、夏のこの暑さだから許せる感じでしたが…。


最後に、有明荘に立ち寄り、贅沢な昼食を食べ、消費したカロリー以上に摂取し、今回の山行の終了でした。


今回、登りは重い荷物に押しつぶされそうで苦行でしたが、20kgの荷物を背負って登れたということは今後の自信にもなった一方で、テント縦走するにはもっと何かをカットしないと厳しいかなと実感しました。

でも、本当に天気に恵まれ、青い空、白い雲、みどりの山、足元の小さな花々と燕岳のいろいろな面を楽しめた山行になりました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1700人

コメント

燕岳
20kgを背負っての燕岳、お疲れ様でした。

登山口までが遠くて大変ですが
四季の燕岳に登ってみてください。

最近の装備だと2泊の冬でも15kg以下で
済ましていました。
20kgを背負上げるなんて20年以上していないので
どんな調子で登れるかわかりません。
次の機会にやって見ようかと思いました。
2011/7/16 22:41
shigeさん、ありがとうございます(燕岳)
燕岳は、2年前に初めて登り、それから春、夏、秋と冬以外、登り本当に大好きな山です。
あの稜線に出た時の景色が本当に感激です。
稜線でまったり過ごす、朝晩の雰囲気もまた大好きです。
本当は冬にも行きたいのですが、日程的にも厳しい面もあり…。


そんな山に気軽に日帰りでというshigeさんがうらやましいです。
今の自宅以外でどこへ住みたいかといわれると、間違いなく安曇野と思っています。

shigeさんのレコを拝見しましたが、歩くスピードも半端じゃなく早くて尊敬です。

私はどこへ行くにしても荷物が多いので、こんな重い荷物ですが、本当ならもっと省けるんでしょうね。

でも、カメラもこだわりたいし、と思うとなかなか。

来月も、表銀座の稜線を歩く予定をしているので、また楽しみです。

また、shigeさんのレコも楽しみにしています。
2011/7/17 0:28
燕岳
お疲れ様でした〜
天気も良くてよかったですね。

それにしても
20kgの荷物背負って
北アルプス3大急登を登るなんて・・・・・
自分は合戦小屋まででも無理かもです。
足腰は良いんですが
肩が悲鳴あげそうです・・・・

リサガスにお友達が出来てよかったですね〜
2011/7/17 15:06
Re:燕岳
●keroyon さん

こんばんわ。
20kg、自分でもよく背負いとおしたって感じがします。

あっ、でも合戦小屋まで背負えれば、何とかなるって感じがあります。
第三ベンチあたりから合戦小屋までが一番厳しかったです

肩は悲鳴をあげそうですが、ベンチごと30分毎に荷物を下ろしていたので壊れずに済みました

どちらかというと、足腰の方が疲れやすくなんとかならないかなといつも思っているのですが。
keroyonさんの日帰りレコなどを見ていると、その足腰がうらやましいです。
何をすればそんなに強くなるのでしょうかhappy02

今回のリサガスのお友達は、一緒に同行した友人が連れてきたので記念に一緒に撮影しちゃいました
2011/7/17 23:18
足腰
足腰は、弱いですよ〜
背骨が綺麗なS字じゃないので
腰の下部にすぐに疲れが来ますよ。

私の場合は、とにかく日帰り軽装で遠くへ
ってな感じですよ。

靴も、ローカットのトレラン用の靴ですし。
それからCWXと短パン。行動食はスナック菓子。

それから、敗退となる時は
暑さによる頭痛なので、今年は暑さ対策を
万全にしたら、行動が快適になりました。

それから、行動の距離を延ばす時は
行きは体力、帰りは根性ですかね〜
2011/7/18 11:04
Re:足腰
●keroyon さん

そうなんですか〜。
それだけとは思えない足をしている気はしますが。

必要なのは、体力に根性ですね。
逆に重い荷物の時は、スタートからそうかも。

でも、荷物や靴の重さで確かに足取りは全然違いますよね。

私も、あのメレルが寿命なので次のものを探しているのですが、メレルのカメレオン3にしようか、それとも思い切ってトレラン用にしようか検討中です。
2011/7/18 20:48
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら