また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1222767
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

【朝日岳-雪倉岳-小蓮華山:蓮華温泉から周回】雨でも花でモトがとれる!

2017年08月11日(金) 〜 2017年08月12日(土)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
33:01
距離
34.3km
登り
2,678m
下り
2,680m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:30
休憩
1:14
合計
8:44
6:48
14
7:02
0:00
18
7:20
0:00
24
7:44
0:00
51
8:35
8:48
5
8:53
0:00
79
10:12
10:13
5
10:18
10:40
40
五輪高原水場
11:20
11:40
135
青ザク
13:55
14:13
41
14:54
0:00
26
15:20
0:00
12
15:32
2日目
山行
8:41
休憩
1:02
合計
9:43
6:02
4
6:06
0:00
71
7:17
0:00
136
9:33
9:34
20
9:54
10:15
48
11:03
0:00
47
11:50
12:15
33
12:48
0:00
30
13:18
0:00
29
13:47
14:02
44
14:46
0:00
55
15:41
0:00
4
15:45
ゴール地点
五輪高原から朝日岳までは脚の痛みで休憩しまくり。トータル1.5時間は休んでます。
天候 1日目:くもりときどき晴れ、夕から雨
2日目:基本雨、たまに止んだり日が差したり
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
蓮華温泉無料駐車場、到着時ちょうど満車でバス停横の空きスペースに駐車。100mほど戻ると10台ほどの駐車スペースあり。水洗トイレあり。トイレ前に登山ポスト。
コース状況/
危険箇所等
【蓮華温泉ー五輪高原】
しょっぱなから瀬戸川まで1時間ほど下り続けます。最後にここを登り返すのがイヤで反時計回りの周回コースにしましたが、正解だと思いました。
さしたる急登もなく兵馬ノ平など湿原もあったり変化に富んでて退屈せずに歩けますが、難点は木道が多いこと。この日のように濡れてると滑りまくります。

【五輪高原ー吹上のコル】
五輪高原、吹上のコル手前の湿原帯など雰囲気は最高。お花も見事。晴れてれば展望もよさそう。さらに地図の水マーク以上に水場がたくさん。
毎年そうなのかはわかりませんが、この日の状況であれば飲料を持たなくても水に困ることはないです。その分水が多い湿地帯なのであちこちぬかるんでます。スパッツがあった方がいいでしょう。木道も多いのが難。

【吹上のコルー朝日小屋】
ここもお花がたくさん。山頂近くでも水が取れます。登りやすい道。

◆蓮華温泉から朝日岳までは雰囲気、花、おそらく景色も文句なく、その上人が少ない最高のルートです。

【朝日小屋ー三国境】
水平道は水平にあらずアップダウンあり。水場豊富。雨が降ると登山道はそこかしこに川や池ができます。お花ポイントもたくさん。晴れてれば楽しく歩けそう。
この日は視界も悪いことがありましたが迷うことはありませんでした。
鉢ヶ岳のトラバース道は雪渓を2ヶ所横切るところがあります。踏み固められたところを慎重に歩けばどうってことはないですが、それ以外を歩くと危ないです。はじめ踏み跡が分からず適当に渡ろうとしたら危なく足を滑らせそうになりました。

【三国境ー白馬大池】
ここから人がどっと増えます。また客層も変わり、登山者というよりは観光客のような人が目につきます。多少のアップダウンはありますが、歩きやすい。

【白馬大池ー蓮華温泉】
樹林帯のひたすら退屈な道。しかも上部は石がゴロゴロしていて歩きにくい。見どころは天狗の庭ぐらい。天狗の庭を少し下ると登山道が崩壊し新しく道が作られてるところがありますが、ここが悪路。急登の上に降雨後はぐちゃぐちゃ、根っこが露出し滑りまくり。

天気のせいかテン場でも樹林帯でも不思議と虫にはまったく煩わせられることがありませんでした。虫除けはまったく使わず。

その他周辺情報 【下山後の温泉】瘡の湯(くさのゆ) 600円 Na・Ca塩化物炭酸水素塩泉
平岩駅周辺の姫川温泉の一画にありたまたま目に留まったのですが、めっけもんでした、ここ。
建物は3年ぐらいしかたっていないはずなのにすでに鄙びた風格を漂わせてます。
支払いは広間をうろうろしているおばちゃんを捕まえて直接支払うという画期的なシステム。
浴槽は内湯がひとつだけで、源泉がダバダバと掛け流されている。
洗い場4席でシャワーは1台のみ。昔ながらのケロヨン洗面器にお湯をためて頭からザバっとかける潔ぎよさ。
設備は貧弱だけど、昭和の匂いがプンプンしてワタシにはツボでした。
湯上がりにおばちゃんがスイカをサービスしてくれて、久々にスイカが美味いと思いました。
木曜のヤマテン予報。あまり期待はできなさそう…
1
木曜のヤマテン予報。あまり期待はできなさそう…
でももう待つのはイヤなんで決行。蓮華温泉ロッジをスタート。
1
でももう待つのはイヤなんで決行。蓮華温泉ロッジをスタート。
ちょっと歩くと兵馬ノ平。ここから朝日岳が見えるはずですがガスの中。
ちょっと歩くと兵馬ノ平。ここから朝日岳が見えるはずですがガスの中。
お花もたくさんありますがありきたり。
マルバダケブキ→メタカラコウ(ron先生の添削)
お花もたくさんありますがありきたり。
マルバダケブキ→メタカラコウ(ron先生の添削)
シモツケソウ
トリカブト
気持ちのいい場所です。
1
気持ちのいい場所です。
ミヤマタムラソウ、お初。たくさん咲いてました。
1
ミヤマタムラソウ、お初。たくさん咲いてました。
エゾアジサイ、青とピンク
エゾアジサイ、青とピンク
瀬戸川にかかる立派な橋。ここまでずっと下り。
1
瀬戸川にかかる立派な橋。ここまでずっと下り。
ひょうたん池はこれといったアピールポイントはなし。
ひょうたん池はこれといったアピールポイントはなし。
白高地沢に架かる橋。
1
白高地沢に架かる橋。
タマガワホトトギス
1
タマガワホトトギス
ズダヤクシュ
オオレイジンソウ
オオレイジンソウ
クガイソウ
タテヤマウツボグサ
2
タテヤマウツボグサ
カモシカ坂を登りきると開けて五輪高原。ガスで景色はいまひとつでもここにはお花がたくさん。
カモシカ坂を登りきると開けて五輪高原。ガスで景色はいまひとつでもここにはお花がたくさん。
キンコウカ
オオコメツツジ
イワイチョウ
カライトソウ
花園三角点。花園は名ばかりじゃございません。
花園三角点。花園は名ばかりじゃございません。
ミヤマママコナ。
2
ミヤマママコナ。
ハクサンシャジン?
1
ハクサンシャジン?
イワオトギリ
葉がギザギザだからトガクシコゴメクサかな?
2
葉がギザギザだからトガクシコゴメクサかな?
オニシオガマ咲きかけ。お初。
オニシオガマ咲きかけ。お初。
木道のまわりはお花だらけ。
2
木道のまわりはお花だらけ。
天気が良ければもっといいのに。
天気が良ければもっといいのに。
エゾシオガマ
ミヤマダイモンジソウ
1
ミヤマダイモンジソウ
花園三角点そばの水場。ここからまたいつもの足の痛みが出現して大幅にペースダウン。
花園三角点そばの水場。ここからまたいつもの足の痛みが出現して大幅にペースダウン。
しなびたワタスゲ
1
しなびたワタスゲ
カラマツソウ
シロバナハナニガナ
1
シロバナハナニガナ
絶賛調査中→ハクサンタイゲキ。クマさんありがと〜、ヒデキカンゲキ!
3
絶賛調査中→ハクサンタイゲキ。クマさんありがと〜、ヒデキカンゲキ!
ヨツバシオガマ
ムシトリスミレ
ミヤマアズマギク
1
ミヤマアズマギク
ユキワリソウ
足を引きずりながら五輪高原の上部に来ると少し青空が出てきました。
2
足を引きずりながら五輪高原の上部に来ると少し青空が出てきました。
タテヤマリンドウ
1
タテヤマリンドウ
ニッコウキスゲ
シロウマアサツキ。これはお初。
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シロウマアサツキ。これはお初。
タカネアオヤギソウ?これもお初。
1
タカネアオヤギソウ?これもお初。
タカネマツムシソウ
2
タカネマツムシソウ
オンタデ?イタドリ?
オンタデ?イタドリ?
イブキジャコウソウ
2
イブキジャコウソウ
青ザクからのながめ。
ザクの色は...ん?このネタはもう使われてたのであった。
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青ザクからのながめ。
ザクの色は...ん?このネタはもう使われてたのであった。
朝日岳は山頂が見えない。
朝日岳は山頂が見えない。
雪倉岳方面はもっとひどい。
雪倉岳方面はもっとひどい。
シロウマタンポポ?
シロウマタンポポ?
ハクサンフウロ
エンレイソウの実。実はまだ花を見たことがないのであった。
エンレイソウの実。実はまだ花を見たことがないのであった。
サンカヨウの実
クルマユリ
ようやく撮れたアサギマダラ。これが精一杯。
ようやく撮れたアサギマダラ。これが精一杯。
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマキンポウゲ
1
ミヤマキンポウゲ
シナノキンバイ
これなかなかいいですよ。。
2
これなかなかいいですよ。。
足が痛いので休憩入れまくり。ここの水場はベンチ付き。
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足が痛いので休憩入れまくり。ここの水場はベンチ付き。
アホのツラザクラ
2
アホのツラザクラ
バカモノ〜よく言われます
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バカモノ〜よく言われます
ヒオウギアヤメ
水場はそこかしこにあり、水に困ることはありません。
水場はそこかしこにあり、水に困ることはありません。
吹上のコルはまだ?足がけっこうやばいんすけど...
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吹上のコルはまだ?足がけっこうやばいんすけど...
シギンカラマツ→ミヤマカラマツ(ron先生の添削)
シギンカラマツ→ミヤマカラマツ(ron先生の添削)
小川も多い。楽園のような場所。
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小川も多い。楽園のような場所。
ハクサンコザクラはたくさん咲いてましたがもう終盤。
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ハクサンコザクラはたくさん咲いてましたがもう終盤。
ウサギちゃん
吹上のコルはまだ?もうビバークしちゃおうかしらん。
吹上のコルはまだ?もうビバークしちゃおうかしらん。
雪田、雪渓も多い。
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雪田、雪渓も多い。
ホントに気持ちのいいところです。足が痛いけど。
2
ホントに気持ちのいいところです。足が痛いけど。
アホじゃないほうのツガザクラ
2
アホじゃないほうのツガザクラ
ここはお気に入りの場所になりました。右奥が五輪山。オリンピックを目指すアスリートが願掛けで登るらしい(ウソ)
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ここはお気に入りの場所になりました。右奥が五輪山。オリンピックを目指すアスリートが願掛けで登るらしい(ウソ)
脚の痛みに耐えてなんとか吹上のコルに到着。
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脚の痛みに耐えてなんとか吹上のコルに到着。
こちらに行きたい衝動に駆られる。
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こちらに行きたい衝動に駆られる。
眼下に素晴らしい庭園。朝日池もステキ。もうここに泊まりたい。
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眼下に素晴らしい庭園。朝日池もステキ。もうここに泊まりたい。
誘惑を振り切り朝日岳へのラストの登り。ガスが取れて今ならチャンス!
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誘惑を振り切り朝日岳へのラストの登り。ガスが取れて今ならチャンス!
ミヤマシオガマ。これもお初
ミヤマシオガマ。これもお初
タカネツメクサ。
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タカネツメクサ。
イワツメクサ→クモマミミナグサ(ron先生の添削)
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イワツメクサ→クモマミミナグサ(ron先生の添削)
イワオウギ。
ミヤマムラサキ
ミヤマツメクサ→ホソバツメクサ(ron先生の添削)
ミヤマツメクサ→ホソバツメクサ(ron先生の添削)
痛みで昇天寸前のところで天国への階段。
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痛みで昇天寸前のところで天国への階段。
なんとか朝日岳山頂に到着しましたが。すっかりガスって展望なし。
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なんとか朝日岳山頂に到着しましたが。すっかりガスって展望なし。
ユキクラトウチソウ?カライトソウとの違いは花が咲きだす部位だとか。
ユキクラトウチソウ?カライトソウとの違いは花が咲きだす部位だとか。
ここをウサギが脱兎のごとく駆け下りて行きました。
ここをウサギが脱兎のごとく駆け下りて行きました。
おおっ!あれに見えるはビールの売店じゃございやせんか!
2
おおっ!あれに見えるはビールの売店じゃございやせんか!
快適な朝日小屋のテン場。山の日なのに空いてるのがうれしい。。
2
快適な朝日小屋のテン場。山の日なのに空いてるのがうれしい。。
ごはんが美味しいと評判の朝日小屋。頼めばよかったな〜。
2
ごはんが美味しいと評判の朝日小屋。頼めばよかったな〜。
乾燥室は別棟でテント組も使えるのもうれしい。この後雨が降り出す。
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乾燥室は別棟でテント組も使えるのもうれしい。この後雨が降り出す。
翌朝は雨スタート。1時間粘るもやむ気配なし。このとき大事なモノを忘れたことに気がつく。
翌朝は雨スタート。1時間粘るもやむ気配なし。このとき大事なモノを忘れたことに気がつく。
増水した沢を何度も渡渉します。
増水した沢を何度も渡渉します。
水平道は水平ではない。
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水平道は水平ではない。
大好きなキヌガサソウが残っててうれぴ〜。
2
大好きなキヌガサソウが残っててうれぴ〜。
雪田を越え
川と化した登山道をジャブジャブ歩き
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川と化した登山道をジャブジャブ歩き
濡れた木道に足を滑らせながら黙々と歩きます。
濡れた木道に足を滑らせながら黙々と歩きます。
小桜ヶ原。ここも晴れてれば気持ちよさそうな場所。お花もたくさん。
小桜ヶ原。ここも晴れてれば気持ちよさそうな場所。お花もたくさん。
雪倉岳方面ですが...雷も鳴ってるし...
雪倉岳方面ですが...雷も鳴ってるし...
ネギ坊主のようなシロウマアサツキ。
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ネギ坊主のようなシロウマアサツキ。
こんな濁流も渡れたりして雨の日ってステキ♡
こんな濁流も渡れたりして雨の日ってステキ♡
雨の日にしか見られない滝、かもしれない。
2
雨の日にしか見られない滝、かもしれない。
少しガスが晴れてきた?赤男山と左奥にうっすら朝日岳。
少しガスが晴れてきた?赤男山と左奥にうっすら朝日岳。
ウメバチソウ
赤男山の雲の流れがすさまじい
赤男山の雲の流れがすさまじい
これはこれで面白い景色ではある。
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これはこれで面白い景色ではある。
イワショウブ
ウスユキソウ
ナナカマド→イワシモツケ(ron先生の添削)
ナナカマド→イワシモツケ(ron先生の添削)
雨が一時止んで雪倉の山頂?
雨が一時止んで雪倉の山頂?
雪倉池。
おおっ!!ミヤマアケボノソウ!!
これが見たかった。数年前の南ア兎岳以来2度目のご対面。
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おおっ!!ミヤマアケボノソウ!!
これが見たかった。数年前の南ア兎岳以来2度目のご対面。
高山植物の中にあって異彩を放つこの風貌。好き♡
この辺に数株のみ確認できました。
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高山植物の中にあって異彩を放つこの風貌。好き♡
この辺に数株のみ確認できました。
念願の雪倉岳に登頂。しかし結局雨。お決まりのポーズは居合わせた60代とおぼしきテン泊ソロの女性に撮っていただきました。
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念願の雪倉岳に登頂。しかし結局雨。お決まりのポーズは居合わせた60代とおぼしきテン泊ソロの女性に撮っていただきました。
前方にうっすら鉢ケ岳。眼下に見える雪倉岳避難小屋で雨宿りしますが、案の定満員御礼。
前方にうっすら鉢ケ岳。眼下に見える雪倉岳避難小屋で雨宿りしますが、案の定満員御礼。
鉢ヶ岳の雪渓を2ヶ所トラバースします。
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鉢ヶ岳の雪渓を2ヶ所トラバースします。
滑落したらタイヘン。
3
滑落したらタイヘン。
モーターの音が聞こえて前方を見ると、なんと雨の中刈り払いしてるじゃないですか!レジャーで勝手に来てブツクサ言ってる自分が恥ずかしくなってしまいました。
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モーターの音が聞こえて前方を見ると、なんと雨の中刈り払いしてるじゃないですか!レジャーで勝手に来てブツクサ言ってる自分が恥ずかしくなってしまいました。
ハクサンイチゲとミヤマキンポウゲ、シナノキンバイのお花畑。
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ハクサンイチゲとミヤマキンポウゲ、シナノキンバイのお花畑。
コマクサもちらほらと。
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コマクサもちらほらと。
鉱山道分岐。出発時はさっさとここを下るつもりだったのに、ここで日が差し、淡い期待を抱いて左へ進路を取ってしまった。
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鉱山道分岐。出発時はさっさとここを下るつもりだったのに、ここで日が差し、淡い期待を抱いて左へ進路を取ってしまった。
晴れろ〜
少しだけ残ってたウルップソウ。40年ぶりに見ましたよ。
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少しだけ残ってたウルップソウ。40年ぶりに見ましたよ。
ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ
ハイマン?
結局ガスが取れぬまま三国境に着いてしまいました。白馬岳どうしようかな〜と迷っていると雨が降り出し、
結局ガスが取れぬまま三国境に着いてしまいました。白馬岳どうしようかな〜と迷っていると雨が降り出し、
やる気をなくして小蓮華山へヨーソロー
やる気をなくして小蓮華山へヨーソロー
小蓮華山。
その中は和代のことでいっぱいなのだろう。
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その中は和代のことでいっぱいなのだろう。
白馬大池は初めてですが、思ったよりもでかい。一瞬の切れ間。
2
白馬大池は初めてですが、思ったよりもでかい。一瞬の切れ間。
せめて雷鳥坂で雷鳥を期待するものの居たのはホシガラスだけ。
せめて雷鳥坂で雷鳥を期待するものの居たのはホシガラスだけ。
ガスが取れず、雨もやまないまま白馬大池山荘。ここもよさげなテン場。
ガスが取れず、雨もやまないまま白馬大池山荘。ここもよさげなテン場。
このあたりはチングルマ畑が見事。
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このあたりはチングルマ畑が見事。
雨の中退屈な樹林帯をただひたすら下ります。途中に見事な松が現れると
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雨の中退屈な樹林帯をただひたすら下ります。途中に見事な松が現れると
天狗の庭。ネーミングになるほどと思わせる雰囲気。
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天狗の庭。ネーミングになるほどと思わせる雰囲気。
登山道が崩壊してて
登山道が崩壊してて
急遽作られた道は笹の根が露出したドロドロな急斜面の悪路。
急遽作られた道は笹の根が露出したドロドロな急斜面の悪路。
ここによりたかったけど風呂上りに結局濡れちゃうのでやめ。
ここによりたかったけど風呂上りに結局濡れちゃうのでやめ。
無事に下山しましたが、たっぷりと水を吸ったザックが肩に食い込んで痛いのなんの。
無事に下山しましたが、たっぷりと水を吸ったザックが肩に食い込んで痛いのなんの。
下山後はこちらへ。鄙びた感じがたまらない。
1
下山後はこちらへ。鄙びた感じがたまらない。

感想

7月の連休に暴風雨予報で断念したのをスライドさせたものの、また予報があまりよろしくないじゃありませんか。
稜線美が目的のひとつなので一瞬躊躇しましたがこの程度で延期してるといつまでたっても行けないので重い腰を上げて行って参りました。
天気ダメでも花がある。

初日はやはりガスで展望はだめでしたが花も湿原の雰囲気も最高でした。
しかし五輪高原を歩いている時に突然いつもの大腿の筋肉のツリ。
これを回避するために反時計回りにして初日は短いコース取りにしたのに、まさかこんなに早く来るとは想定外。
おまけにいつもは内側だけなのに外側にも、しかも両足とも。
同時多発テロ的足の痛みに苦悶しながら休み休み登りました(泣)。
ただ行動不能になっても水場はいたるところにありどこでもビバークできるし、時間的に余裕があったのでかなりゆっくり行っても夕暮れまでには朝日小屋には辿り着けそうでしたので、焦りはなくのんびりと歩きました。
おかげでいつもよりじっくりと景色や花を観賞できた気がします。
雨がいつ降ってくるかが気がかりでしたが、結局テン場に着くまで降られずラッキーでした。
雨が降り出したのは夕メシの準備中。

2日目3時半に起きると雨がやんでいてシメシメとほくそ笑んだのも束の間、出発準備中に降ってきちゃいました。止むことを期待して5時半まで粘るもその気配なし。
しかたなく小蓮華経由のコースをやめて鉱山道から下山することにして準備を再開。
ここである忘れ物に気がつく。
ザックカバーがない?!
確かに入れたはずなのに...
すっかりイヤになり最短コースで来た道を戻ろうかとも思いましたが、計算しても時間も登りの累積もたいして変わらないし、何より来た道を戻るのはつまらないし、最後の登り返しだけは勘弁だ。
やはり鉱山道で下ることにしました。

水平道では本降りとなり燕岩近くのガレ場では雷鳴まで聞こえてくる始末。幸いすぐ遠ざかりましたが。
雪倉岳への登り途中で雨が止んで陽が差し、ついに雨上がりかと小躍りするも結局雨。
こんなことの繰り返しで期待しては裏切られる、ダメンズに恋するダメ女のような気分。
しかし、雨足は徐々に弱まり、鉱山道分岐に来たとき雨が止み空が明るくなってきました。ひょっとするとガスが取れて待望の稜線が見られるかも...
可能性にかけて三国境に進路を変更しました。
しかしガスが晴れることはなく三国境にとうちゃこ。
白馬岳まで粘るかと思った矢先に雨も降り出してきてしまい、気力が失せ大池へさっさと下ることに。40年ぶりの白馬だったのに。

その後も降ったり止んだりで最後までガスは取れず稜線を眺めることはかなわず。
カバーを忘れたせいでザックは水をたっぷり吸い、終盤はハーネスが肩に食い込んで痛いのなんの。ザックの内側には40Lの防水バックを2重にして荷物はその中に入れてましたので濡れることはなかったのですが、それでもかなりの重量になっていたと思います。
いっぽう心配してた足はこの日はなんともなく、これもいつも通り。自分の身体ですが不思議。

1日目は足の痛みに苦しめられ、2日目は雨にやられ、景色は楽しむことはできませんでしたが、それを補って余りある花の素晴らしさ。そこかしこにお花畑、種類も豊富で、期待はしてましたがこれほどまでとは思ってませんでした。
これで天気もよかったらこれまでの中でも最高の山行になってたことは間違いないでしょう。
帰りの車中で再訪を強く心に決めました。

帰宅して道具の方付けをしていると、探したはずのザックの外ポケットの底から出てきましたよ、ザックカバー...

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コメント

雨男復活(祝)
kanosukeさん、こんにちは!

同じく雨にやられちゃいましたか
こちらも でした。

脚の攣りはスクワットが原因ですか?
花の写真が上から目線じゃないですもんね〜
楽しまさせてもらいました

兎岳のミヤマアケボノソウ
水場の所か・・・見逃した
2017/8/16 15:30
祝じゃぬわ〜い!!
ronさん、南ア南部だったんですか?
レコが上がってないから最近下山したばっかりなのかな。

やはり南アも雨でしたか。
今年の夏は天気がいまひとつで残念な感じですね
稜線で出会った扇沢から親不知へ向かってる人がそれまでの4日間のうち雨が降らなかったのは1日だけだと言ってました。
なので雨男復活ではなく単に異常気象なだけですよ〜

脚の攣りの原因は単に鈍っているからでしょう。
今回特にひどかったのは前週胃腸を壊したせいもあるかも。

雪倉岳界隈は想像以上に が素晴らしく雨でも十分楽しめました でもやっぱり晴れた日に再訪したい!
今回ronさんやcさんのレコもばっちり参考にさせていただきましたよ
(ただしコースタイムは除く

兎岳のミヤマアケボノソウ、残念でしたね〜
2017/8/16 18:44
天気ダメでも花がある!
さすが、カノスケどん・・・
と思っていたら、ザックカバーなんて大切な装備(の格納場所)を忘れるなんて、困りますね〜。まあ、自分のことはすっかり棚にあげていますがね

この時期のこのルート、高山植物満載でとってもいいんですが、個人的には山スキーで周回したいですね。リベンジは是非、GW前ぐらいに行きませんか?雪を倉のように貯めている山は、積雪期に登ってなんぼのもんですよ。

#37の絶賛調査中は、ハクサンタイゲキか、これ系の花ですね。こんな特徴のある花を忘れてもらっちゃあ、タイトルが泣きます
クマ
2017/8/16 16:00
雨倉岳もいいけど「雪」倉岳もね
同類のクマさん、お花の情報感謝です!
なるほど まさにハクサンタイゲキですね。
名の通り白山ではよく見られるのでしょうか?
白山によく行かれるクマさんにとってはよく見る花でもワタシは初めて見たんですよん。
思ってたんですけど、最近のクマさん、花の知識レベルが上がってません?

残雪期の雪倉岳!いいですね〜 (妄想でうっとり)
でももうちょっと山スキーのレベルが上がらないと自信ないな〜

書き忘れたので追記
ザックカバーは入れた場所はちゃんと覚えてて、そこは3回ぐらい探したんですケド、大きなポケットの底に張り付いていて、「ポケットの底」と勘違いして一生懸命撫でていたのでしたあ〜
2017/8/16 18:59
大好きなルート
kさん、こんばんは。

今年の夏は、花メインの周回だったのですね。
昨年、逆回りで周回しましたが、天気もお花も素晴らしく、私も大のお気に入りの場所です(瀬戸川から蓮華温泉への登り返しは、蒸し暑さと疲れで死にましたが )。
ミヤマアケボノソウやツクモグサまで咲いてましたし、白馬岳から雪倉岳までの間の花の数には、圧倒されました

しかし、花や景色は素晴らしいですが、ルートはアップダウンもあり、夏は晴れると蒸し暑くて大変。
上部は晴れて欲しいですが、蓮華温泉付近は晴れない方がよかったかも・・・
いや、やっぱり晴れた方がいいですね

1日目の脚の攣りに、2日目の雨で大変そうでしたが、レコを拝見して、またこの山域を歩いてみたくなりました。
お疲れ様でした!
2017/8/16 18:33
ワタシもです!
不摂生のcさん、体調はいかがですか

ワタシもこの界隈大ファンになりました
すごいですね!
昨年のcさんのレコを拝見したとき、ミヤマアケボノソウを見てこれは行かねば!と優先順位が一気に上がったんですよ。
ツクモグサも探したんですけど、もう終わっちゃったのかな

今回歩いてみて、このルート日帰りでしかも最後登り返しの時計回りで歩いてしまうcさんのヘンタイ指数の高さにあらためて唸ってしまいました

雨はイヤですけど、その分涼しく歩けてよかった....
否!!やっぱり暑くても がいいですよ〜えーん
でも蓮華温泉付近はガスでいいんじゃないですかね?


ついでに乗鞍のコメントをば。(ごめんちゃい)

超メジャーな山に超マイナールートで行く、さすがです
ここは面白そうなルートですね。
周回コースがとれなさそうなのが難ですが
コラボなら車を置いて乗鞍高原に降りるっていっても遠いですもんね
cさんの出発時の体調不良はもはやデフォルトのような気がしますが、もしかして普通の体調だと物足りないからワザと負荷をかけていたりして
2017/8/16 19:20
お疲れサマンサ〜!
雨の中、お疲れサマンサでした!

腰痛で山に行けない私にとって、青空に連なる稜線の写真が最も目に毒なのですが、このレコは安心して読むことができました(^^)。

今回は残念でしたが、まだ若いのだから、またいつでも行けますよ。
私も万一腰痛が治ったら、連れて行ってくださいませ。
2017/8/16 19:31
疲れました〜
山に行けないgeraさんにせめて美しい稜線の写真をお見せしたかったのに、ワタシの神通力不足で大変申し訳ありませぬ〜
せめてお花を楽しんでくださいませ
えっ?いらない?

ここは絶対に再訪しますよ。
70代と思しきテント泊ソロの女性がワタシの倍近い大きさのザックを背負って雪倉岳を登っているのを見て、まだまだイケる、と思いました
腰痛が治らなくてもワタシが共同装備を全部背負いますのでぜひ行きましょう!
2017/8/16 20:46
花で元 取れたんじゃないの?
雨男のkanosukeさん ご無沙汰です
何時も 岩に取り付いているので 拍手しか出来ませんが
雨で 綺麗な尾根 見えなくても 余りある 高山植物で 元 取れたね
晴れたら 暑すぎて 逆に 雨男で 良かったんじゃないですか
でも 花は お見事
お疲れ様
2017/8/17 17:34
やっぱり晴れがいいです
soarさん、お久しぶりです!

ワタシは生粋の晴れ男でございますが、今年の夏の異常気象ではどうにもならないですね
たしかに涼しさを通り越して肌寒さすら感じましたから動きやすいんですが、気分が上がりませんね〜
汗ダラダラでも夏山はスカッと晴れてないと

初めて見る花も多く、種類量ともに花は申し分ありませんでした。
でもやっぱり晴れのほうがじっくり鑑賞できますし写真映えもいいですよね。

次こそは に再訪しますよ

そうそうsoarさんもで足が攣ると知って、なんだか親近感
ただワタシの場合はふだん怠けてるからで、soarさんのはオーバーワーク?
おまけにすぐ回復してしまうのもアスリートとただのオジさんの大きな違いですね〜
2017/8/18 9:19
雨予報でよく突っ込んだネ...
ザックカバー...またアルツハイカー発症ですか?
でも、これだけ花の名前を知っているんだから、重傷ではないようですネ
雨でもこれだけ花が咲いているとレコも華やかだわ

私は9日に信州に入り、3、4泊で白馬絡みでノンビリ歩こうとスタバっていたのですが、雨・霧予報に踏み込めず、草刈りをしていました。
初めてでしたが、3日も草刈りをしたので草刈機の扱いは上達、要請があれば登山道の刈り払いには出撃できそうです

お疲れ様でした
2017/8/19 15:01
ホントは突っ込みたくなかったですヨ
hottennさん、草刈りご苦労様でした
9日から信州でスタンバってたということは、もしかすると下界でニアミスしてかもですね。

アルツハイカーなのになぜ花の名前を知っているのか...
答えは簡単、単に下山後調べてるからなのでした^^;
ド忘れもしばしば
でも調べたのは1/3ぐらいかな。
片つけ中にザックカバーが出てきたときは、あまりにも衝撃で絶望的な気分になってしまいました

突っ込んだのは、たまにはカッパを使わないともったいないから。
というのはウソで、山に行ける日がもっとあれば無理に突っ込んだりしないんですけどね

刈り払いをマスターされたなんてすんばらしい
ぜひ赤倉山から佐武流山区間の刈り払いをお願いします!!
2017/8/19 16:59
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