松本駅から上高地へ! 鍋冠山〜大滝山〜蝶ヶ岳を経由して 山友と北アの稜線でクロスも
- GPS
- 13:28
- 距離
- 48.8km
- 登り
- 2,692m
- 下り
- 1,758m
コースタイム
- 山行
- 12:37
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 13:08
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・松本駅から三郷スカイライン展望台 まずは大糸線の梓橋駅を目指し、梓川を渡ってからは県道319号線をたどっていくと自然と展望台まで導かれます。三郷スカイライン展望台の近くに登山者用の駐車場があり、林道へ入ってからのワインディングロードの部分も充分に車がすれ違える広さを持った道です。この林道部が8キロあり(途中1キロ毎に標識あり)標高差で800メートル程登ります。 ・三郷スカイライン展望台から大滝山 約10キロで標高差1200メートルを登ります。五竜岳へ至る遠見尾根が約8キロ程ですから、長い登りです。道は明瞭ですが、泥濘が酷い。また道に笹がかぶるため、腰から下はかなり濡れました。 ・大滝山から徳沢 大滝山から蝶ヶ岳へ向かうルートは北アとしては標高があまり高くないため、大滝山周辺を除き樹林帯中心の稜線歩きです。蝶ヶ岳から徳沢への道は段差の大きい部分や滑りやすい丸太、木の根などが連続し以外と時間がかかりますし(ペースアップが出来ない)山行後半だと足に厳しい道です。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
備考 | ・飲み物は途中購入分も含め2.8リットル持ち、2.3リットル消費しました。 ・山行中の食事は以下の通り 三郷スカイライン展望台で菓子パン半分とおにぎりを一つ 鍋冠山で菓子パン半分 大滝山でおにぎりを一つ |
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感想
3年前にshigetoshiさんと霧ヶ峰から松本駅まで歩いた時に、次はこのコースもしくはテン泊装備で新穂高温泉までと考えていたのですが、なかなか腰が上がらず。そんな中、sat4さんが同じコースを逆周りで歩く計画を持っていることが分かり(こんなレアなコースなのに。。。)、トントン拍子に計画を実行することになりました。といっても、今年のこの天候不順な状態ですから、歩くと決めたのは当日の夜です。sat4さんとは松本駅西口のコインパーキングで合流し、私は挨拶もそこそこに歩きはじめます。(sat4さんは始発で上高地へ移動し、稜線の何処かでクロスする計画)
※sat4さんの記録は下記をご覧ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1230901.html
一番退屈かなあと心配していた街歩きの14キロは、あれ?もう終わり?と思ってしまうくらい苦労のない2時間で拍子抜けでした。しかし、ここからがきつかった。そのまま調子に乗って平地歩きに近いペースで三郷スカイラインの展望台まで至ってしまったのですが、この標高差800メートルの林道部分の登りはもう少しペースを落とすべきでした。展望台で休憩してみると、体に力が入らず食欲もない。まだ先は長いのに、やっちまったなあという感じ。そのため、展望台から大滝山まではペースを落としてだましだまし歩きます。それにしても、この尾根は長くまったく展望が得られず花もありません。泥臭い南ア南部の山の登りに似ています。ここと比較すると八方尾根などはパラダイスですね。こんな道も嫌いではないですが、稜線から展望が得られるか微妙な予報の中だったため、木々の間から日差しが入って来ると気は焦るのですが足はついてこない。
松本駅から大滝山までは8時間かかりました。その間ほぼ展望はなしですから長かった。といっても大滝山は濃いガスに覆われていたので眺めは得られなかったのですが、涼しい山頂でホッと一息、ガスの残念感よりも無事登ってこられて良かったの気持ちが勝ります。そして、稜線を歩きだすと青空も見えるではないですか。(暫く歩いてから大滝山を振り返るとガスが取れてました。。。)そろそろ蝶ヶ岳が近いなあと歩いていると、前からしっかりした足さばきの音が聞こえてきます。オッとsat4さんだなと立ち止まると、当たりでした(笑)。自分はかなり悄気げたような顔をしていたかと思いますが、sat4さんからは元気オーラが出ているようでした。この時点で私の歩いた距離は36キロ。イコール、sat4さんの残りの距離ですからお気をつけてと分かれます。そして、そこから15分も歩くと7年ぶりの蝶ヶ岳の山頂部に到着。雲は多いですが、北アの夏らしい眺めが広がっていました。四方から雲に攻められているような状態で、よくこの景色を維持してくれたなあなんて思ってしまう山頂での一時です。
さて、あとは惰性で上高地までなんてお気軽に考えて下り始めますが、そうは問屋が卸さない。まあ標高差1100メートル程を一気におりる尾根ですから楽ではないのは当然なのですが、このルートは段差の大きい部分や滑りやすい丸太などヘタレた足には厳しいところが続き、足が死にました。。。そして、いつも思いますが上高地の自然探勝路は長い。。。しかし徳沢周辺の眺めは素晴らしく、この天候不順な夏に夏山らしさを1ポイント追加です。
上高地のバスターミナルには14時半過ぎに到着したのですが、直近のバスは満員で乗られず、松本駅のコインパーキングに戻って来たのは18時でした。するとその3分後にsat4さんも到着です。山で一緒の時間は数分でしたが、こんな計画は楽しいですね。また何処かの山でと握手をして別れます。長く置いていた太平洋から日本海への赤線繋ぎもリーチとなりました。今年中に繋がるかなあ?
To be continued...
コメント
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youtaroさん、こんにちは
ついに行ってきましたね。
これで日本横断まであと1か所だけになりましたね
でもsat4さんとはクロス?!一緒には歩かないんですね
行き帰りの車も一緒かと思ったらちがってた
天気が持ってくれてよかったですね、
でもせっかく蝶に登り上高地に降りたのに
穂高が見られなかったのがちょっと物足りない感じでしょうか。
最近のyoutaroさんは古墳歩きがメインだったので
足が道路向きになってしまったのでしょうか。
でも、半端ではない標高差の登行、お疲れ様でした。
※日程が8/20になってますが、ずれているようですよ。
shigetoshiさん、こんばんは。
shigetoshiさんと歩いた松本までの線、ようやっと
繋げてきました
あと一箇所ですが、あまりその方向へモチベーションが
上がりません(どうも、先が見えると置いてしまうような
ところがあり。。。)。
二人は最初から別々に計画していて、フタを明けてみると
逆パターンだったため、そこは各々のやり方を尊重して
別行動となりました。しかし、稜線でのクロスは何処ですれ違う
かなあなんてワクワク感があって楽しかったですよ
天気は今年の8月としては上々でしょうか。(稜線に上がった時間
は遅かったですし)ずっとガスガスだと残念感いっぱい
だったと思いますが、何度も見ている稜線からの槍穂高は
見られなくともそんなに物足りなさは感じませんでした。稜線で
視界が開けていたので、それで満足です
足は鈍っているだけかと。。。この半年でロングは4回、直近の
ロングは一ヶ月以上前ですから。しかし、なんとか歩けて
良かったです
※日付の指摘、ありがとうございました!
お疲れさまでした。
いやいや何とも楽しい夏休みを過ごされたようで羨ましい
ルートといい sat4さんとの絶妙のクロスといい
これはいい思い出に残る山行になりましたね♪
私も蝶ヶ岳には6〜7年行っていませんが
こんな楽しい歩き方もあるんだなと
ワクワクしながら拝見しましたヽ(^。^)ノ
私もいつかはこんな楽しいの挑戦したいです
>やっちまったなあ・・・という時ありますよね
調子がいいとついオーバーペースになってしまって
最近、古墳ハンターだったせいですかね
それと、のっけの
>一旦松本駅の東口へ行き、赤線を接続。
1枚目の写真から思わず笑ってしまいましたが
ココは重要な行動ですよね
お疲れ様でした。
beelineさん、こんばんは。
ありがとうございます!
出発前に大滝山から蝶ヶ岳の間ですかねえ、なんて
話をして分かれて、ドンピシャリのクロス
元気になって、蝶ヶ岳への最後の登りをにこやかに
登りました こんな山行はそろそろ厳しい年に
なりますね、なんてsat4さんと話をして別れた山歩き後の
松本でした。
いや〜、林道の登りになってからの8キロは1キロごとに
標識があり、1キロ12分を目標に歩いてしまったのが
ちょっと失敗でした。結構な標高差があり、一ヶ月以上
ぶりのロングなのに。。。(そして、いつも長男にはずっと
同じスピードで歩けるペースで、なんて言っているのですが )
以前、beelineさんにコメントしましたが、夜の平地歩きは
やはり時間を早く感じるようで。楽しくも思えるような
ナイトハイクでした
同じ松本駅ですから、西口(アルプス口)スタートでもいいか?
なんてちょっと思ったのですが、やはり気になりまして
youtaroさん、こんにちは
松本を挟んでの赤線接続、ルートは想像通りでしたが、
下から歩いたのですね!
1時台の出発、20km近い厳しいロード、まさかまさかでした。
ただでさえ日帰り厳しそうだなあと思っていましたが、
下から登って余裕のゴール、shigetoshiさんと同じ感想ですが、
古墳歩きでロード向きに変身されたのでしょうか。
sat4さんとの3回遭遇、なかなか洒落たプランです
私が下山した時も上高地は混雑していましたが、
まだバスにはすぐに乗れなかったのですね。
臨時便を運行してもらえるといいのですが、そう融通も利かないのは残念。
いよいよ残るは北アのマイナールート、蓮華岳〜烏帽子岳ですね。
youtaroさんなら日帰りでしょうか。
楽しみにしてます
hirokさん、こんばんは。
前回の線を松本へ繋げたので、自然と松本からという
思考になりました。街歩きを夜のうちに済ましてしま
おうということもありました
ロード向きに変身はないと思いますが 舗装路歩きを
苦にしない傾向は強まったと思います。長野市周辺は
古墳を絡めて街歩きで線を伸ばしてみたいなんて漠然と
思っていたりもします
sat4さんとは下山後も話が出来てよかったです。
遅いバスになって幸いでした 下山後のよい
余韻になりました。
残りの区画ですが、正直あまり急ぐ気持ちになっていません。
蓮華岳から烏帽子岳の日帰りは厳しすぎますね
単純に考えると、蓮華岳から七倉ダムまで歩き、自転車で
戻ることになるかなあと思っています。2泊出来るような
日程が確保出来ると、色々と考えることが出来てよいのですが。。。
(五色ヶ原とか、赤牛岳とか行ってみたいので)
youtaroさん、こんにちは。
きついルートですが、youtaroさんも頑張って進んでいると考えるだけで心強く歩けました。
ベニナギナタダケ、気になっていたキノコでした。
あれ食べられるとは驚きです。
ちょうど、稜線で晴れて良かったです。
青空が見られると違いますね。
また、どこかの山でお会いしましょう。
ありがとうございました
sat4さん、こんにちは。
こちらこそ、ありがとうございました。
天候不順な中、歩くことを決めることが出来てよかったです。
(今年の夏山はゼロの可能性もありかなあなんて思っていたので)
sat4さんから蝶ヶ岳はなんとか展望があると聞いて別れたあと、
蝶ヶ岳はまだ大丈夫かなあと山頂部に出て見た眺めは格別でした。
今回、雨が多い8月だったので、きのこはたくさん見ましたね。
似た形でカエンタケという真っ赤なきのこがあるのですが、
こちらは、猛毒で注意です(確か、触るのもダメだったような)。
今回のコースや阿夫利山など、普通はあまり考えないルート
をお互いに考えていたりして、今後も色々な楽しい展開が
ありそうです(笑)
また、よろしくお願いします。
youtaroさん、こんにちは!
狙っていた登山、遂にやりましたね
これにてリーチですか!
コメでは、年内は難しそうと言うお話でしたが、サクッと達成されそうな気配
残した1区間も、面白い尾根歩きの区間ですね。
地味な区間を残してしまった私とは、真逆の展開となりそうです。
しかし、長丁場をこなせる体力は羨ましい限り
これならば、色々なプランが立てられるので、苦労はしないでしょうね
私なら、三郷スカイライン展望台までと、残り区間とで、2回の出撃が必要
ジャニーズ系の美貌に、天は二物を与えずかな?
真っ赤な嘘ですけどね
山友さんとクロスですか。
その様な状況だと、気合いが入りますよね。
相手より距離を稼ぎたい心理が働きますので、舗装区間も苦にならなかったのではないでしょうか?
tailwindさん、こんにちは。
ようやっと出撃してきました
針ノ木雪渓は夏道オンリーの方が快適なので
今はあまり気持ちが向かないのです。どうなるか?
tailwindさんが残した区間はフィナーレにベストでは
ないですか! なんといっても、日本海へですし、
朝日岳から黒岩山の間の景色は北アの中でもあまり他に似た
場所はないとても記憶に残るルートでした。
(自分も歩く前はあまり期待していなかったのですが。。。)
そろそろジャニーズ系容姿のtailwindさんに何処かの山
でばったりなんて期待してしまいます
確か、私が親不知まで歩いた時は白馬でニアミスでしたよね。
それにしても、クロスで気合が入りすぎたのか、展望台までの
林道の登りはオーバーペースでした。反省です
街中の舗装区間はナイトハイク向きです。寝静まった夜の町は
油断すると道を間違うため、暗いなかをキョロキョロしながら
(不審者みたい。。。)地図も見てと歩いていると時間が
たつのが早いようです。
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