記録ID: 1234612
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
かなりきつかった穂高越え(奥穂も忘れず、登りました。)
2017年08月19日(土) 〜
2017年08月20日(日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,196m
- 下り
- 1,767m
コースタイム
1日目
- 山行
- 10:20
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 10:30
2日目
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 10:15
11:10
11:10
20分
涸沢
16:00
【1日目】白出沢のガレ場の直登でペースダウンし、CT(コースタイム)+2:10かかってしまいました。もっと速く歩けるようにしたいと思います。
【2日目】横尾〜徳沢間の歩きで、バテそうになりました。もっと体力をつけたいと思います。
【2日目】横尾〜徳沢間の歩きで、バテそうになりました。もっと体力をつけたいと思います。
天候 | 【8月19日】曇一時晴昼過ぎから所により雨 【8月20日】晴後曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
【バス停】濃飛バス「新穂高温泉」 【駐車場】新穂高登山指導センター付近に250台停められる駐車場があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】新穂高登山指導センターや上高地BT(バスターミナル)にあります。入山前の登山届、下山後の下山届は必ず出しましょう。 【道の状況(危険箇所など)】 1.新穂高温泉→白出沢出合:林道歩きで、危険な箇所はありません。 2.白出沢出合→重太郎橋:樹林帯の登山道で単調な登り。危険な箇所はありません。 3.重太郎橋→荷継小屋跡:橋を渡った直後、長い梯子を登ると、200mの岩切道に入ります。この岩切道は片側に鎖、反対側が崖になっていて、道が濡れていると滑ってかなり危険です。道幅は一人分ですれ違えないので、下山者が来た時のすれ違う場所を考えておく必要があります。岩切道を通過すると、鎖や梯子が連続する樹林帯の急登になります。この場所も危険箇所が1箇所あります。そこは鎖が付いた一枚岩ですが、その上にある草付きの岩場から水が絶えず滴り落ちて滑りやすくなっています。鎖を持って足場を確保していても滑りますので、特に下りは滑落に注意する必要があります。一枚岩の縁から先は崖になっていて、もし滑って、誤って鎖から手を離した場合は、確実に滑落する場所です。そこを過ぎて10分くらい急登をこなすと、やがて道が平坦になり、「荷継小屋跡」に到着します。 4.荷継小屋跡→「荷継沢」の道標→白出のコル 荷継小屋跡から「荷継沢」の道標まではおよそ5分。荷継沢の道標前で休憩しましょう。ここからは体力勝負です。十分に休憩したら、地図を広げ、白出沢を対岸へ渡り(付近に赤リボンがありますので見逃さないようにして、荷継沢を直登しないようにしてください。)、渡った所からガレ場の直登をしていきます。直登といっても足元のペンキマークを確認してジグザグに登っていきます。しかし、ペンキマークが不明瞭な所もあるので、そこでは地図を出して実際の地形と照らし合わせて、歩きやすそうな道を探しながら歩きます。正面上部のコルには山荘が常に見えていますが、かなり長い歩きになります。ガレ場は人が2、3人立てる大きな岩でも浮石みたいに動く場所があるので、滑らないように慎重に登る必要があります。ガレ場を登って、登山者の賑やかな声が聞こえてきたら、白出のコルに建つ「穂高岳山荘」はもう目の前です。 5.白出のコル↔️奥穂高岳:登りは先ず、梯子や鎖付きの崖のような岩場に取り付きます。ここは慎重かつ確実に三点支持で登っていきます。落石、滑落の要注意ポイントです。15分くらいの岩登りが終わると、頂上までは思っているより長い岩屑の稜線歩きになります。やがて正面右側にジャンダルムが見えてくると奥穂高岳の頂上に到着します。帰りは来た道を引き返します。 6.白出のコル→ザイテングラート取付点:岩場の急登を下ります。スリップ注意です。 7.ザイテングラート取付点→涸沢小屋:ガレた道を歩きます。スリップ注意です。野生の猿に会う可能性が高いです。 8.涸沢小屋→涸沢ヒュッテ→本谷橋→横尾:一般的な登山道です。ガレ場の通過時は落石に注意します。 9.横尾→徳沢→明神→上高地BT:林道歩きで、危険な箇所はありません。歩く距離が長いので、適宜、休憩してください。 |
その他周辺情報 | 【登山後の温泉】上高地温泉、中の湯温泉、平湯温泉、新穂高温泉等があります。 【飲食店】徳沢、明神、上高地BT付近に沢山あります。 【宿泊施設】上高地エリア、奥飛騨温泉郷エリアに沢山あります。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
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感想
今回は、1泊2日で「奥穂高岳」に登る目的で、新穂高温泉から入山しました。上高地からの入山であれば、最低2泊3日は必要になるからです。
新穂高温泉からのコースの特徴は、林道歩き→急登→ガレ場の単調な登りということが地図から読み取ることができましたが、いざ歩いてみると結構きつい登りで、特に重太郎橋を過ぎた所から始まる岩切道や鎖付きの岩場の急登は岩が濡れていて滑りやすく、怖かったです。そこを過ぎれば楽になるかと思いきや、その後は足場の悪い白出沢の直登が長く続きました。山荘は見えているのになかなか到着できず、ここの歩きでだいぶ体力を失いました。白出沢直登コースは結構しんどいことが分かりました。
その日は山荘でゆっくり休み、翌日はすっきり晴れたので、「奥穂高岳」に登りました。山荘を出るとすぐ崖のような岩場があり、三点支持で登らないと滑落しそうな所でした。岩場をこなすと暫く稜線を歩いて、1時間弱で頂上に着きました。頂上からは360度の展望が得られ、遠くに富士山がはっきり見えたのが感動的でした。帰りは来た道を引き返し、山荘からは白出沢ではなく、ザイテングラートを下りて、涸沢に抜け、本谷橋、横尾方面を通過して、上高地に下山しました。このルートを歩いている途中、涸沢小屋付近で野生の猿に遭遇しました。写真はありませんが、至近距離で沢山の猿の群れを見たのは初めてでした。これも良い経験でした。
次回、上高地に来たときは、前穂高岳、涸沢岳や北穂高岳に登ってみようと思います。
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