槍ヶ岳 ↑南岳新道↓飛騨沢 〜槍ヶ岳山荘に泊まって御来光
- GPS
- 32:00
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 2,591m
- 下り
- 2,591m
コースタイム
・9月10日:槍ヶ岳山荘 - 槍ヶ岳(御来光) - 槍ヶ岳山荘 - 飛騨乗越 - (飛騨沢ルート) - 最終水場 - 槍平小屋 - 滝谷避難小屋 - 白出沢出合(ホースで導水) - 穂高平避難小屋 - 小鍋谷ゲート - 新穂高登山指導センター - 鍋平登山者用の無料駐車場
天候 | ・9月9日:晴 のち 曇 ・9月10日:晴 時々 曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・鍋平登山者用の無料駐車場利用、満車に近い状態でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・南岳新道の木製の梯子が老朽化気味 |
その他周辺情報 | ・新穂高の蒲田川の河原にある「新穂高の湯」の露天風呂に立ち寄りました |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
予想通り蒲田川河川敷の市営新穂高第3駐車場は満車でした。早朝にも関わらず既に駐車場に係員の方がいて、上の鍋平駐車場へ向かうように指示を受けました。上部の鍋平駐車場で、上から2段目の場所に1台だけ空きがあり駐車できました。ヘッドライトを付けてすぐにスタートしました。急な坂道を下って新穂高の登山指導センターに到着しました。登山届を提出後、右俣林道に取付、槍平小屋を目指しました。
穂高平避難小屋への夏道(ショートカットコース)への入口に、ちょうど先行者がいたので、見過ごして通過することを免れました。穂高平避難小屋に到着する頃にはだいぶ明るくなっていました。林道の終端の白出沢出合にはホースで導水してありました。沢沿いの巻き道のような少し足元が悪い登山道を進み、ブドウ谷、チビ谷、滝谷を渡り、平らな場所の木道を少し進むと槍平小屋に到着しました。
小休止後に、南岳新道へと進みました。このルートをすれ違った方は少なかった印象でした。南沢のトラバース部の少し上には少し雪渓が残っていたスノーブリッジとなっていました。ここから足元が悪い急な西尾根に取り付きました。稜線上からは槍平小屋が見降ろせました。高山帯に達すると笠ヶ岳や双六岳方面の山並みや、穂高岳が見渡せるようになってきました。標高2,700m付近でいったん尾根を離れ、北側のガレ場の斜面を巻いて、標高2,800m付近で再び西尾根の戻り、その後南岳山荘に到着しました。南岳山荘の少し手前からは、中岳の右側に槍ヶ岳が姿を現しました。
南岳小屋付近にある獅子鼻展望台に立ち寄りましたが、北穂高岳の山頂部には雲がかかっていました。
南岳の山頂に到着すると、北穂池、屏風岩、常念山脈が見渡せました。槍ヶ岳を正面に眺めながら、中岳へと向かいました。次第に上空の雲が増えてきて、山上にガズがかかったり、切れたりを繰り返していました。
大喰岳の山頂はと槍ヶ岳山荘と槍ヶ岳、槍沢などの絶好の展望台となっていました。
山頂には多くの登山者がいて、登山道も少し混雑しているようでした。飛騨乗越まで下り、少し登り返して槍ヶ岳山荘に到着しました。この頃にはキャンプ指定地は満杯となっているようでした。
宿泊の受付をして、次の日の朝食と昼食用にお弁当を2個注文しました。夕食は17時から始まって、19時まで7回ローテーションしていました。山小屋の前から、ホシガラスがハイマツの実を採食している様子が観察できました。また小屋の前のベンチの下では、イワヒバリが登山者が落とした食べ物を探して動き回っていました。かなり人慣れしてい様子で、かなり近づかないと逃げないようでした。
夕方には、次第に小屋周辺はガスを覆われるようになってきて、少し雨がぱらつくこともあり、夕焼けは望めまでせんでした。
夜に何度か起きて外に出てみましたが、濃い霧に覆われていることもありました。
次の日の早朝、御来光を山頂で迎えるためにヘッドライトを付けてスタートしようとしましたが、ガスの中でしばらく待ちました。その後ガスの中、すべての荷物を背負って山頂へと向かいました(大部分方は荷物を小屋にデポするようです)。
山頂に到着する頃には、段々とガスが切れてきて、上空は晴れていて、月やオリオン座が見えていました。北鎌尾根では移動中の登山者のライトが見えていました。日の出前には、単独の方が山頂に上がってこられました。東側に水平線付近には、厚い雲がかかっていました。浅間山付近の雲が赤くなってき始めました。その上の雲切れ間からの御来光となりました。山頂の祠の前では、写真撮影待ちの列で込み合っている状態が続きました。太陽が雲から抜け出すと、笠ヶ岳には槍ヶ岳の影が映っていました(影槍)。その奥には白山も薄っすらと見えていました。穂高岳の山頂部には雲がかかっていましたが、雲が切れる瞬間もありました。その他北アルプスオールスターズ(主要なほぼすべての山)が見渡せました。南側程厚い雲があり、八ヶ岳がなんとか見える程度で、富士山、中央アルプス、南アルプスは雲隠れしていました。それ程風が強くなく、冷え込も少なく、山頂に長時間滞在しました。周辺では雲の湧き出しや消失が激しい状態でした。
槍ヶ岳山荘に戻り、飛騨乗越から飛騨沢ルートでのんびりと下山しました。登山道では、夏の花の咲き残りや秋の花々が見られました。気温はやや高めでまだ夏山のような感じでした。
新穂高登山指導センターの先には、最後の急な登り返しとなり汗をかくことになりました。
下山後に、蒲田川の河原にある「新穂高の湯」の露天風呂に立ち寄り、地道に下道で帰宅しました。
槍ヶ岳山頂からの三俣蓮華岳方面の展望の写真集を追加しました
カシミール3Dによる2017年9月10日の槍ヶ岳山頂からの御来光の予想図を追加しました。
5時24分頃に、浅間山から日が出るようでした。
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