大キレット、北(穂)から行くか?南(岳)から行くか?
- GPS
- 23:03
- 距離
- 34.7km
- 登り
- 2,633m
- 下り
- 2,165m
コースタイム
- 山行
- 9:41
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 9:57
- 山行
- 9:03
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 11:19
- 山行
- 3:08
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 3:41
天候 | 1日目:晴れのち霧時々雨 2日目:晴れのち霧 3日目:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://www.pref.gifu.lg.jp/kensei/ken-gaiyo/soshiki-annai/kendo-seibi/doboku-jimusho/furukawa/news/yarigatakekouen.html 週末の新穂高周辺の無料駐車場は、市営第3(P5)は早々に満車になるので鍋平高原(P7〜)に向かった方が無難。 http://kankou.city.takayama.lg.jp/s/_res/projects/kankou/_page_/002/000/369/map201602ver4.1.1.pdf 新穂高センターまで未明はヘッデン点けて暗い登山道を下ることになりますが、同行者がいればセンターに荷物をデポして空身で移動できます。但し、ザックにヘッデン忘れ注意。 帰路、上高地からはバスで平湯温泉へ(約25分) http://www.kamikochi.or.jp/access/bus-timetable_5/ 平湯温泉からは濃飛バスに乗り換え(約45分) https://www.nouhibus.co.jp/wp_rnw/wp-content/themes/nouhibus/routebus/takayama/timetable/hirayu_shinhotaka.pdf 行きと同様に、同行者がいれば荷物をデポして、ロープウェイ運行時間内なら第1ロープウェイのみ利用して(400円)空身で鍋平駐車場に車を回収しに行けます。但し、ザックに車のカギ忘れ注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
右俣林道:南沢の滝谷出合が増水していなければ危険なし。 南岳新道:標高差1000Mの急坂で傷みがちな木の梯子など滑りやすいので注意。晴れていても陰は濡れていることがあります。 大キレット:長い岩稜を歩き切る体力と集中力、岩場歩きの経験が必要かと。いかにも危険な場所ほど足場はしっかりしているので、何でもない場所でのミスの方が怖い。今回の通過中、ヘルメットを被っていない人には出合いませんでした。 ※ 南岳小屋を出る時にGPSログを再開し忘れていたので大キレット手前まで切れています。 |
その他周辺情報 | 登山後の温泉は定番の「ひらゆの森」。CPの高さ(500円+ロッカー利用100円)が人気ですが最近は平日でも混雑気味。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
タイトルはネタですw 初めての大キレット挑戦なので南岳から。
朝4時半に新穂高に到着しましたが、既に駐車場争奪選手権の真っ最中。深山荘前は見向きもせずに新穂高センターに相方と荷物を降ろして鍋平駐車場へ。
ここから新穂高センターまで、いきなり山道を下るんですがこの道はぬかるむは木道は滑るは暗くて木の枝に頭をぶつけるはで不安な山旅の始まり。
新穂高センターで登山届を出して支度を整えてようやく出発。
ロープウェイ乗り場の右を抜け、槍ヶ岳ピストン以来5年ぶりの右俣林道を懐かしみながら進む。
槍平小屋から初めて足を踏み入れる南岳新道へ。急登で足場も悪く疲れましたが、標高差約1000mを一気に登るので次々に変化する景色も楽しい。
午後にはどんどんガスが上がってきて南岳小屋に着く頃には真っ白。飛騨沢、南岳新道と人が少なかったんですが、南岳小屋は人がいっぱいで驚きました。
南岳小屋は稜線上の小屋としては平均レベルだと思いましたが、バイオトイレなのにトイレ臭が1階に漂っていたのが気になりました。人が多かったから?
9月の週末とはいえ槍ヶ岳山荘や涸沢ヒュッテじゃあるまいし、3連休でもない南岳小屋で混雑とは甘く見ていました。結局ほぼ満員のようで、1人1枚の布団はありますが、久しぶりに窮屈な山小屋の夜を過ごしました。
前日夕方からの雨やガスも消え、翌朝は南岳ピークで御来光を迎え今日の縦走の安全を祈る。
ランチタイムに北穂高小屋到着のスケジュールなので6時半発の余裕スタート。
長谷川ピーク辺りから急に険しくなる岩稜の縦走路。高い場所は平気なつもりでもあまりの天気の良さに、足元の切れ落ちた岩の斜面が遥か奈落まで見通せるのはさすがに緊張と興奮と恐怖が混ざります。雨よりマシですが。
すべて予定通りに北穂高小屋に到着して、これも目当てだったランチとコーヒーで大キレット踏破の余韻に浸る。
今回、初めて2泊の山行で今夜は横尾泊まり。余裕で北穂高岳から涸沢に下り出したのですが、自分も相方も謎の体調不良に見舞われてノロノロの下降。涸沢からは回復して通常ペースに戻せましたが、予定より1時間半遅れで横尾山荘到着。
横尾山荘は綺麗で2段ベッドも横向き1人1スペース確保されているので快適でした。
最終日、いつもは終バスの時間を気にしながらの落ち着かない上高地までの平坦路をゆっくり下山。
国内一般ルートとしては屈指の難路を無事に踏破できた事は、富士山や槍ヶ岳登頂で味わった達成感に、体力に余裕があることから生まれた充実感も加わりました。周期変化している最近の天気の中で、一番晴れた日に大キレットを歩けたことは本当に幸運でした。
こんばんニャ(=^ω^=) 諸々あり、やっと お邪魔します。
おぉ〜やりましたね 大キレット。か・ら・の〜北穂テラスでランチ。
売店の彼女、明るくて素敵なお嬢さんでしたね
この日私は、去年の山の日のcatsさんの足跡を追いかけて、北穂に泊まっておりました
最高のお天気で、北穂からも北上コースでキレット越えに挑む方が複数いらっしゃいました。そして自分も、同宿の健脚猛女の奨めもあり、この天気なら、やれる!と思い、またまたcatsさんの足跡を追って涸沢岳に向かったのでした
こういう難コースに挑むには、天候がよくないとホント、厳しいと思います。
この日大キレット、あるいは涸沢岳(あるいは奥穂〜西穂)を歩いた人はつくづくラッキーと思います。「この道を歩いたことを、忘れない」まさにそう。ここはそういう所…私も、チャンスがあれば、やってみたいなキレット越え…
貴殿の「落ちたら人生ログアウト」けだし名言と思います。この夏からコラボでお世話になっているメンバーにこの話をしたら、ベテランのkuboyanさん始め、皆さん大きくうなづいていました 山行中、ここぞというとき、ちゃっかりこのフレーズをお借りしております。お許しいただければ、「ここぞ」というレコの写真コメにお借りしたいと存じますが、いかがでしょうm(__)m
難コース踏破、おめでとうございます
いらっしゃいませ〜
こちらこそ北穂登頂と、距離は短けれど難度は大キレットより高いとも評される涸沢岳への縦走路の踏破おめでとうございます!
岩稜縦走は視界が少し悪いくらいの方が怖さが軽減されて楽という人もいますが、自分はクリアな視界で筆舌し難い景色も、吸い込まれそうになる高度感もすべて脳裏に焼き付けたいので本当にこの日に天気に恵まれたことを山の神様に感謝したいですねぇ
私のキャプションなぞネットのどこかで聞いたような言い回しの焼き直しなので、思う存分ご自由に使ってくださって構いませんよ!
今回はさすがに結構な筋肉痛と3日間たっぷり歩いたので、泊りの山行は今年は仕舞いかなと一瞬思いましたが、痛みが治まればすぐに新たな山行計画を練ってしまいますね
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