双六岳(新穂高〜左俣林道〜小池新道〜双六小屋)
- GPS
- 45:57
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 2,089m
- 下り
- 2,079m
コースタイム
- 山行
- 1:02
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 1:09
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 7:02
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:34
天候 | 1日目 9月9日 土曜日(新穂高〜わさび平小屋):晴のち曇り 2日目 9月10日 日曜日(わさび平小屋〜双六小屋):晴のち曇り 3日目 9月11日 月曜日(双六小屋〜新穂高):曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
濃飛バス 平湯温泉 10:40発 → 新穂高温泉 11:12着(運賃890円) ■ 復路 濃飛バス 新穂高ロープウェイ 10:55発 → 高山バスセンター 12:31着(運賃2,160円) |
写真
感想
9月9日:http://netlog.jpn.org/r271-635/2017/09/sugoroku-03.html
9月10日:http://netlog.jpn.org/r271-635/2017/09/sugoroku-04.html
9月11日:http://netlog.jpn.org/r271-635/2017/09/sugoroku-06.html
9月9日が一番天気が良かったのですが、この日は乗鞍岳ピストンの後にわさび平までになりました。
9月10日は夜明け前にわさび平小屋を出発。この時間帯から登っている人はほとんど居ないため、自分のペースで登ることが出来、途中でしゃがみこんでの高山植物の撮影などもし放題です。
鏡平までは槍・穂高連峰、あるいは手前の奥丸山・中崎尾根に朝日が隠れて日陰の中を涼しく登山できました。ただ、景色の写真的には日陰ばかりなのでどうかなと…。
イタドリが原、シシウドヶ原と秩父沢谷の最奥部のなだらかになった草原には、シモツケソウ、ハクサンボウフウ、ヨツバヒヨドリなどが至るところに咲いていました。地名の云われになっているシシウドは季節が過ぎていたのか、この付近で開花しているのは見かけません。
小池新道入口から、秩父沢の谷筋にそって比較的なだらかな坂を2時間歩くと、鏡平です。ここで一気に視界が開け、もちろん、太陽の光も降り注ぐ初秋の景色になります。鏡池の展望デッキでは、槍・穂高連峰が一望できましたが、朝7時過ぎでは「完全に逆光」で綺麗な写真は望めません。
あと1時間か2時間、行動時間を後ろにずらせば写真撮影に耐えられる太陽の角度になるのでしょうが…、これが「後悔先に立たず」というやつです。
鏡平で15分ほど休憩して、弓折岳の東斜面を巻く標高差300mほどの急登を45分ほど登り、弓折乗越(弓折岳・双六小屋分岐点)に至ります。この斜面の登山道は、下半分が赤い実を付けたナナカマドが群生し、上半分がタテヤマアザミやミヤマトリカブトが咲き乱れる草原です。もちろん、進行方向右側を見れば槍・穂高連峰が見放題です。
弓折乗越に到着し、さあこれから双六小山で稜線歩きだと期待が膨らみましたが、蒲田川の谷筋よりどんどんとガスが湧き上がってきて、みるみるまに槍・穂高連峰は雲の中に隠れてしまいます。
運が良かったのは、弓折岳・樅沢岳の稜線の東側はガスが湧き上がっていましたが、西側の岐阜県側はガスもあがってこず天気も良いままでした。なだらかな稜線歩き、群生したハイマツの中に切り通された登山道を1時間ほど歩くと双六小屋に到着。
この時点で9時30分なので、双六小屋にチェックインしても部屋には通してもらえません。ザックを玄関受付の隅に置かせてもらい、双六岳頂上をピストンします。往復1時間半程度、気持ちの良いなだらかな双六岳の頂上平原(?)を歩きます。槍ヶ岳が見えるとよかったのですが、残念ながら樅沢岳より向こうはガスに覆われたままです。
双六小屋に1泊、この日はリピート山中さんのコンサートが開かれました。コンサートの前半を聞いた後、星空の撮影に小屋の外に出ます。空には薄雲がずっと掛かっていましたが、何とか肉眼で天の川が見れるレベルでした。
翌朝、残念ながら曇っています。天気予報では夕方以降に雨が降るそうです。帰りの高速バスが高山を出発するのが13時40分、これに間に合うには10時55分に新穂高発の路線バスに乗る必要があります。(実際は、この1本後の11時55分のバスでも高山で高速バスにぎりぎり間に合うようです。途中で抜きつ抜かれつだったトレランしていた登山者がこのバスで乗り継いできました)
5時から朝食を食べて、すぐに出発します。
高山植物や景色の撮影を最小限にして、まあ、どうせ曇っているのでそれほど撮影意欲もわきませんが… 足早に下山します。
樅沢岳・弓折岳稜線上からは、時折ガスの中から槍・穂高の稜線が見えたりします。早い流れのガスにまみれている槍・穂高の景色もいいですね。あちらを登っている人はもしかしたら大変かもしれませんが…
笠ヶ岳・樅沢岳の稜線上部が雲の中に隠れてしまうのは、私が鏡平に着いた以降くらいです。
今夜から天候が悪化するのに、登ってくる何十人かの登山客とすれ違います。寒冷前線、大丈夫なのでしょうか。
双六小屋を出て3時間ちょっとで小池新道入口の林道まで降りました。ここから新穂高までは1時間位。快調に歩き、9時30分頃に新穂高到着。
中崎山荘の温泉に1時間位浸かり、10時55分の路線バスに余裕で間に合うことが出来ました。
双六小屋で同部屋だった者です。
朝食後は気付いたらもう出発されていて、別れの挨拶すら出来ませんでした。笑
でも仰っていた通り、予定通りにバスに間に合ったようで良かったです!
私はその日、黒部五郎岳を登りましたが、ガスに巻かれて何も見えず終いでした。
更に翌日は案の定雨でして、8時間以上雨に打たれながらの下山でした。
それでもコースタイムより早く、無事に下山できて良かったです。
ブログも拝見しました。
私のことも一行書いてくれていて笑いました!
またいつか、何処かで再会できることを楽しみにしています。
黒部五郎岳登山、ガスの中お疲れ様でした。11日の黒部五郎登山、12日の下山と、相当長距離・長時間を歩かれたようで、ガスで景色は悪かったとは思いますが足元の高山植物の花々は美しかったのではないでしょうか。
雨の下山、私ならもう一泊小屋に泊まってしまいそうですが、無事に下山されて何よりだと思います。ちょうどその日、大阪では寒冷前線通過で大雨が降ってました。
ずっと以前、長時間の登山後に頭痛や食欲不振というのも私も経験しました。今回も、頭痛薬のバファリンは持ってきていたのですが、お世話にはなりませんでした。おそらく、以前は単なる生水を飲んでいましたが、最近は塩を持参して経口補水液を作っています。
それと、直射日光で目がやられて頭痛というのも聞いたことがあるので、サングラス(ゴーグル)も着用するようにしました。私の頭痛と食欲不振の原因はその辺だったので、もし参考になればお試しください。
北アルプスの近隣県に住まれている方が多く、大阪から遠征する私からすれば、羨ましい限りです。
西鎌尾根・槍・右俣谷から新穂高まで1日で行くと行っていた同室の人は、槍を楽しめたのでしょうか。こちら側の稜線から見てた限りは、昼ごろまでなら何とか、ガスの切れ間もあったので槍の穂先から絶景を見れたと想像しています。
関西から来ていた同室の男性、友人と待ち合わせしている間に黒部五郎行ってくるというようなことを聞いていましたが、どうされたのか。私が下山する途中にすれ違った登山者の中に、おそらくその友人の方が居たのかもしれません。
また、どこかの山小屋でお会いするのを楽しみにしています。
長文レスありがとうございます。
はい。今回、だいぶ歩きました。
足の小指には大きな水膨れもできました。汗
塩そのものを携行したことは無いですねぇ。
「かむかむレモン」は毎回携行して、噛みながら山行してます。
サングラス系もしたこと無いです。
夏場とかは、山行数日後に顔の皮が剥けたりします。笑
同室だった他の御三方のその後は私も分かりません。
槍を抜けて下山予定だった彼がどうなったのか気になりますね。
まぁ、無事それを達成したと思いますが。
では、また何処かで〜♪
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