長い岩場のコース 穂高ファンになりました! 北穂高岳〜奥穂高岳〜前穂高岳縦走
- GPS
- 54:45
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 2,942m
- 下り
- 2,933m
コースタイム
5:17上高地BT-7:20横尾7:23-8:07本谷橋-9:28涸沢小屋9:46-11:55南稜分岐-12:05北穂高北峰
8月7日
5:42北穂高北峰-5:47南稜分岐-6:51最低コル-7:57涸沢岳8:15-8:32穂高岳山荘8:35-9:10奥穂高岳9:16
-9:46馬ノ背手前-9:53西穂分岐-10:31穂高岳山荘
8月8日
3:44穂高岳山荘-4:26奥穂高岳5:12-6:18最低コル-6:35紀美子平6:39-7:08前穂高岳7:47-8:17紀美子平
-10:05岳沢小屋10:39-12:00上高地BT
天候 | 8月6日 8時ごろまで曇り時々晴れ 9時ごろまで曇り 以降雨時々曇り 8月7日 8時ごろまで晴れ 12時ごろまで曇り 以降雨(土砂降り)時々曇り 一時晴れ間 8月8日 8時ごろまで晴れ 12時ごろまで曇り時々晴れ 以上、歩いていた場所による部分もあります。 全日とも10時ごろには稜線は雲の中でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
上高地から沢渡駐車場までバス(片道1200円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
プラニング 今年の第一目標として穂高を設定していました。 当初は、北穂高のみを考えていましたが、奥穂、前穂も行ってみたくなったので縦走の計画としました。 情報によると、奥穂から北穂へ行くより北穂から奥穂へ行く方が容易そうでしたので、北穂、奥穂、前穂の順に進むコースに設定 3つの穂高で早朝の風景を楽しめるように初日に上高地から北穂高小屋、2日目は穂高岳山荘泊まり、3日目にご来光を奥穂頂上で迎え、早いうちに前穂頂上へ到達するという計画になりました。2日目はかなり時間的に余裕があるので奥穂ピストンのついでに行ければジャンダルムピストンも考えていました。 当初は、7月20日からの予定でさわやか信州号の予約までしておりましたが、台風6号のため8月上旬へ延期 その後、台風9号の影響と小屋の混み具合から検討して土曜日の6日スタートとしました。さわやか信州号はキャンセル料がかかるので今回はマイカーで沢渡入りとしました。天気の状態も影響したと思いますが、この日程は小屋が空いていて大正解でした。 コース状況 上高地〜横尾 道幅広くほぼ平坦。ところどころで明神岳が見えますが、基本的に樹林帯の歩き。 対向する下山者は、元気な人、疲れ切った人と2通りでした。 横尾〜本谷橋 緩やかな登り。樹林帯。ところどころで屏風岩の眺めあり 本谷橋〜涸沢 本格的な登り 涸沢〜北穂高 クサリ、ハシゴあり 最初のクサリは、クサリの無い左側の岩を登れるという情報があったので挑戦しましたが、しばらく登ったところで雨のためスリップするステップがあったので断念。右側のクサリへ移動。クサリ使用しました。南稜コースでは、この最初のクサリが個人的に一番難しかったです。その他のクサリは使用しませんでした。 北穂高〜最低コル ・ドームからの下り 初めの下りはクサリなし。その後クサリの長い下り。クサリの中盤で確実なステップが得られずクサリを使用しました。雨などで濡れているとかなりつらいかも。下りということもありましたが、北穂奥穂間ではここが一番緊張しました。 ・奥壁バンド 狭いが特に問題なし。滝谷の絶壁もそんなに急傾斜ではない感じ ・後半の涸沢側の岩場のトラバース クサリ使用。最後にクサリがなくなったところのトラバースの続きが少し怖い。北穂奥穂間ではここが二番目に緊張した部分。 最低コル〜涸沢岳 ・涸沢槍の登り クサリ、ハシゴ、ボルトあり。登りなのであまり問題は感じませんでした。ハシゴ使用。ボルト一部使用。クサリは、1つめのハシゴを登りきったところで1回掴んだのみ。あとは不要でした。 ・涸沢岳の登り クサリ、ボルトあり。こちらも登りなのでクサリは不要でした。ボルトは、ところどころで使用。 涸沢岳〜穂高岳山荘 問題なし。よく整備されています。 穂高岳山荘〜奥穂高岳 最初の取りつきのすぐ先にハシゴとクサリあり。やさしい。その先にザレた部分がすこしあります。下り時スリップ注意。 奥穂高岳〜前穂高岳 ・中盤にクサリが連続する長い下りあり。クサリ使用。 ・その他、スラブをトラバースする箇所がいくつか。濡れるていると怖そうです。 ・紀美子平から前穂は、クサリはありませんが、岩場の連続。下りは要注意です。 紀美子平〜岳沢小屋 ・全体的に岩場が多い。一部クサリハシゴあり。最初のスラブではところどころクサリ使用。濡れていると危険な感じ ・下部の岩場は濡れているところが多くスリップ注意。 岳沢小屋〜上高地 ・基本的に整備されているが、ところどころ滑りやすいぬかるみ道あり。下部は木道が多く歩きやすい。 撮影ポイント 北穂頂上 ・槍と大キレットを狙うなら頂上よりも小屋から大キレットへの下降点が障害物が無くよい(ただしここからは穂高方面は見えない) ・穂高方面は、北峰から少し下ったところがよいが、南稜のテントが入ってしまう。 奥穂頂上 ・頂上から少し前穂方面へ進んだところ(頂上祠の直下)に良いスペース。槍方面 前穂頂上 ・頂上から少し北西方向へ進んだ後、一段下ったところ。障害物なく槍、奥穂が見える。 |
写真
感想
東京から遠いので今まで北アルプスは敬遠してきましたが、昨年久しぶりに白馬に行ったのを機に、今年の目標の一つに穂高を設定しました。
ガイドブックやインタネットの情報をチェックすると岩場が厳しそうなので、ボルダリングジム通い+岩登り講習+八ヶ岳実地で臨みました。
行ってみるとさすがに穂高ですね。岩場のスケールが違いました。
個人的には、北穂から涸沢岳の間の下りとトラバースが一番緊張しました。
また、前穂の吊尾根もそん色なく厳しいところでした。
北穂から涸沢岳の下りで、クサリがないと下れない状況でした。ここで限界を感じたので、当初奥穂からジャンダルムのピストンも考えていたのですが、止めました。
クサリなしで楽々通過できるようになるまでお預けにします。
西穂奥穂に挑戦する前に、槍から北穂の大キレットに行こうと思います。
ボルダリングジムと岩登り講習は役に立ったと思います。ただ、後ろ向きに岩場を一歩ずつ下るのでスピードは出ません。
あと、直接体験したわけではないですが、落石がすごいですね。
馬の背の手前にいた時にジャンダルム方向から大音響と、
奥穂頂上でご来光を見ていた時に、多分北穂方向からだと思いますが大音響がしていました。
実際にどこが崩れたかはわかりませんでしたが、巻き込まれたら一溜りもないでしょう。
その他にも吊尾根から涸沢向けに落石の音が時々していました。
山小屋は、北穂高小屋がよかったです。
こじんまりとしておりアットホームな感じですね。サービスも最高です。
こじんまりしているので、他の登山者ともいろいろ話しやすいです。
ジョッキ生がありますし、夜のつまみもあります。また行きたいですね。
ただ、乾燥室がトイレの奥になっているので消灯前に取り込む必要があります。
こんにちは、私もお邪魔しに来ました^−^
6日の北穂高小屋では、きっとニアミスしていますね!(^▽^)
確かに『生ハムがあるぞ!』という声が聞こえていました
それに最終日の8日、12:00に上高地BTでしたら、そこでも二アミスしてると思います
私も次回は奥穂〜北穂間を、(出来れば槍〜奥穂間通して)歩こうと思っています。
YatsuJuninさんのレポ、私も参考にさせて頂きますね^▽^
生ハムはお勧めです。
お酒があると最高です。
次回は是非!
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