西穂高岳-奥穂高岳 憧れのジャンダルム。
- GPS
- 80:00
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,383m
- 下り
- 2,426m
コースタイム
西穂高口 11:20 - 西穂山荘 12:40
2日目
西穂山荘 4:10 - 丸山 4:25 - 西穂独標 5:25 - 西穂高岳 6:55 - 間ノ岳 8:35 -
間天のコル 9:20 - 天狗岳 10:00 - 天狗のコル 10:45 - コブ尾根の頭 13:30 -
ジャンダルム 14:15 - 馬の背 16:41 - 奥穂高岳 17:10 - 穂高岳山荘 18:30
3日目
穂高岳山荘 6:50 - 重太郎橋 12:05 - 白出沢出合 13:55 - 穂高平小屋 14:40 - 新穂高温泉 15:50
天候 | 11日:晴天、夕方ガス 12日:晴天 13日:晴天、夕方雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・ロープウェイ乗り場近くに有料駐車場有 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●道について ○1日目 ・西穂高口 - 西穂山荘 少し湿っていましたが、歩きやすく特に危険な箇所はありません。 ○2日目 ・西穂山荘 - 丸山 - 西穂独標 ヘッドライトで歩きましたが、特に危険だと思う箇所はありません。 ハイマツの稜線をのんびり歩きます。 先行者のヘッドライトが「一番星みたいでキレイだなー」なんて眺めてる余裕は こ・こ・ま・で (^▽^;) ・西穂独標 - 西穂高岳 2度目のせいか、独標の西穂側は崩落でルートが変わったせいか、 昨年より降りやすくなってました。 これで少し自信が出てきました。大きな間違いだけど。 ・西穂高岳 - 間ノ岳 西穂高岳山頂より少し進むと、急な岩場の下り。 足場を確認しながら3点支持で下ります。 クサリはありますが使わないで下れます。ん??楽しい。。 トラバースも2箇所ありますが、 クサリをつかむより岩の手がかりをつかんだ方が安定感がありました。 すこしずつ、このルートが本性を現してきます。 間ノ岳のぼりはルンゼ状の逆層。落石浮石に注意。 天気だと問題ありませんが、雨やガスでは危険そう。 ・間ノ岳 - 間天のコル 間ノ岳直下の下りはクサリがありますが、垂直っぽく見えました。 この下りで後続者からこぶし大の落石を受け、 左の人差指に直撃。直後はかなり痛かった;; 幸いちょっとした傷と打ち身で済みました。 山行に影響があるほどではありませんC=(^◇^ ; ホッ! ちなみに2日たちましたが、まだ少し痛いです。 落とした方はほんとに申し訳なさそうでしたが、 ここなら誰でも可能性があります。 自分も気をつけようと、気を引き締めました。 ・間天のコル - 天狗岳 間ノ岳のぼりはルンゼ状の逆層。 ここの晴天時は大丈夫ですが、雨ガスは滑ります。 ほんとに天気で良かった。。 ・天狗岳 - 天狗のコル 天狗のコルへの最後の下りちょっと難しいですが、 慎重に足場を探します。最後のとこはみんな少し苦労してました。 (天狗のコルから岳沢にエスケープルートあり。 見る限りずっとガレザレ。。。いやだ。。) ・天狗のコル - コブ尾根の頭 コブ尾根ノ頭は300メートル登ります。 コースタイム1時間ですが、登っても登っても着きません。 コブ尾根ノ頭付近は大きな岩で登りづらいですが、 がんばってよじ登ります。 コブ尾根ノ頭に出るとジャンダルムが目の前に見えます! ・コブ尾根の頭 - ジャンダルム コブ尾根の頭からジャンダルム分岐まですぐ。 まずはジャンダルム山頂へ。 ジャンダルム山頂の道は分岐を飛騨側へ回り込みます。、 道がよくわからず途中から直登っぽくなりました。 直登は浮石多く危ないです。やめましょう。 違うパーティの人も同じように直登ぽくなったようですが、 ちゃんと普通の道があります。 ・ジャンダルム分岐 - 馬の背 さっきの分岐から、信州側へトラバースします。 トラバース最後がちょっといやな感じです。 ロバの耳の一枚岩を登りますが、岩の割れ目など足がかりはあります。 滑らないように気をつけます。 私的には、ロバの耳の下りが一番難しかったような。。 どっちに降りたらいいのかな?と迷うところもありました。 yutakaに指示してもらいながら、足場を確かめ下りました。 ・馬の背 - 奥穂高岳 ロバの耳のコルからちょっとガレがあり、いよいよ馬の背。 ドキドキです。 もう逃げ場はありません。 高度感はやはりここが一番。 不安なので、常にどこかにかならず手を付いてました。 風があると危険ですね。。 高度が怖いというよりも、自分の不安定さに怖さを感じますが、 思ったよりはスムーズにすすめました。 馬の背を越えれば、少し緩やかな歩きが続きます。 だんだん奥穂高岳の祠が近づいてきて、うれしさで一杯。 だいぶ遅くなっているのに、山頂でゆっくりしちゃいました。 小屋の方大変申し訳ないです」。。。 ・奥穂高岳 - 穂高岳山荘 初めは軽い岩稜歩き。 山荘近くはクサリあり梯子あり。 最後のがんばりです。 ○3日目 ・穂高岳山荘 - 重太郎橋 うんざりするほど続くガレ場の急下り。 浮石多数。誰も彼も一度はこけているようです。 ちなみに私も彼も浮石でこけました。 大きな岩も安心できません。 「ラクッ」の声も、ここが一番多かったです。 馬の背より、ロバの耳より辛い。。 「早く終わってー」って感じです。 ・重太郎橋 - 白出沢出合 樹林帯に入ります。 ガレ場に嫌気がさしていたので、うれしい樹林帯。 400mのゆるやかな下り。 ・白出沢出合 - 新穂高温泉 ほとんど平地の林道を1時間30分歩きます。 木陰が多かったので楽でした。 ●注意点 ずっと落石浮石に注意! 自分が落石しないように、落石が上からないかどうか気をつけます。 大きな岩でも浮いてますし、 いい手がかりと思ってもはがれそうな岩もありますので、一挙手一投足、慎重に進めます。 岩登り下りは女性だと脚が届きずらいですが、 手がかり足がかりは結構豊富にあるので、心配ないです。 (私は身長160cm) 道迷いしやすい! 西穂高から置く穂高へ向かう場合、マークがわかりづらい箇所が結構あります。 私たちも何度か迷いましたが、ふみ後があっても本道ではありません。 迷うとガレザレになったり、非常に危険です。気をつけてください。 天候はほんとに大事と思いました。 強風、雨、ガスで難易度は相当変わります。 私たちは運が良かった。。 ●小屋の食事。 西穂山荘、穂高岳山荘どちらもご飯はおいしい。 ただ、、西穂高岳のお弁当はかなり意識して作っていると思いますが、 私たちにはしょっぱかった。。 穂高岳山荘のお弁当は二重丸!! 朴葉寿司に岩魚の甘露煮は疲れた体を癒してくれます!また食べたいな。 ●お山へいこう!ブログへ http://ameblo.jp/yuyuyuyyt/entry-10985529965.html |
写真
感想
・西穗山荘から穂高岳山荘まで14時間以上もかかってしまい、体力不足を痛感しました。
・天気がとても重要で雨、風によって難易度が何倍にも跳ね上がるコースです、早く歩ける事が大事な要素だと思いました。
・高度感的な怖さはそれ程なく、確実に安定した岩を掴んで三点支持を忠実に守れば事故も起きないと思います。
・コースマークが乏しく数回コースを外れてしまいました、コースを外れると浮石地獄です。
・天気に恵まれ、楽しい岩稜歩き、憧れののジャンダルムの登頂と、とても良い山行となりました。
まさかこのルートを自分が歩くなんて。。。
ジャンダルムに行くなんて。。
高度感もあり、技術も必要な山行は好天に恵まれ
無事に帰ることが出来ましたが、
もっともっと訓練をつんで、体力をつけてから行くべきだと痛感しました。
DVDやヤマレコなどいろいろ見ましたが、
それ以上に危険は存在し、山行中はずっと緊張が解けません。
注意力持続しないとダメです。
ただ、DVDは必要以上に怖そうな角度から撮影しているようで、
高度感は思ったほどでもなかったです。
むしろ爽快でした。
不安定な自分の足元に恐怖感を感じ、
どこかにつかまっていたい感じは多少ありましたが。。。
岩登りもかなり癖になりそうです。
手がかり足がかりを選びながら着実に登り下るのは
なんだかとっても楽しかった。
ボルダリングジムにまた行きたくなりました。
筋肉痛が治ってからね。
今回、大キレットを越え槍まで行くプランも立てていましたが、
西穂奥穂の縦走で大満足で、翌日体調万全ではなかったのでそのまま下山しました。
それでよかったと思ってます。
そのまま槍に向かっていたら、大きな事故など起こしていたかも知れません。
erikkoさん、to4さんではないけど、槍はヤリ残しました^^;
また、今回は2つの出会いがありました。
ひとつは西穂山荘で同室だった大阪から来た男性と女性。
いろいろ話していたら、私たちと同じく昨年のお盆に強風の北岳に行っていて、
話が弾みました^^
さらに、ジャンダルム手前でであった還暦の男性は
遅い私たちが心配だったらしく、
見守ってくれたり、雷鳥親子の砂浴びを教えてくれたり、
穂高岳山荘の予約を自分の分と一緒にとってくれたり、
馬の背にまたがった二人の写真を撮ってくれたり。。。
ほんとにありがたかったです。。
あと私信ですが、、しばらくはのんびり山歩きをしたいです。
yutakaさん、よろしくね。
yukiさん、yutakaさん、
ジャンダルム踏破おめでとうございます
いやぁ凄いですねぇ
あの、ジャンですもんねぇ・・
開いた口を開けっ放しのまま写真拝見しました
それにしても各所に危険箇所が潜んでいて、
それなりの覚悟で臨むべき場所ですね
落石も、大事に至らなくて良かったァ
槍残しも賢明な判断だったと思います
私達には縁遠い場所だとつくづく実感しました
岩登りはまってしまったようですね。
次回の乾徳山もちょっとした岩場があったような・・・
楽しんできてくださいね
次回のレコも楽しみにしてます
感激の涙わかります。
それにしも落石は大事にならなくて良かったですね。
自分もいつ、被害者、加害者になりえるってことですよね。
自分もこのルートを辿るときにはヘルメット持参は必須に思いました。
ところで・・・早めに下山した理由が書かれていないようなのですが・・・。
もともとその予定だったのかなと。
憧れのジャンダルムお疲れさまでした。
「無事故で楽しめてよかったですね!」
このルート経験者として本当にこの一言ですよ。
歩いてる時も、至福の時ですが
踏破した後にも、ジワジワと
感動がよみがえって来るのではないかと思います。
ちなみに私は、奥穂で一泊して
西穂へ下るルートをとりました。
記録読んでいて私も、西穂から奥穂に
登るルートを歩きたくなりました。
ホント、凄いですね…
景色もルートも登山する者、皆のあこがれですよ
写真を見ていたら手が汗ばんできました
落石…自分の指も痛くなってきました
乗り越えた先には涙…ええ、でますともでますとも
羨ましいのは山々ですが…
ジャンダルムは見るだけにしておきます
理由はお察しの通りです
あと内緒ですけど、私はヘルメットがとても似合わないので
行けません
私はのんびりが好きです。
そして怖がり、慎重派、無理しない性格です。
だからジャンダルムに登るなんて今でも信じられませんが、
yutakaにつられて、ついに行ってしまいました。
ひとりで行かせるのは危険だし、ちょっと悔しいですから^^;
実際に行ってみると慎重派でよかった、とつくづく思いました
本当に滑落→死が直結するルートでした
しばらくはゆったり山行にしたいのですが、
まずは仕事が忙しくて中止になった、乾徳山に行こうと思います。
ちょっとはまりそうな岩登り
槍はerikkoさんたちのほうが先かもしれませんね^^
落石。今回は指に当たりましたが次は頭かも知れません。
してない方もいらっしゃいましたが必須と感じました。
自分が落とすのも怖かったので、静加重静移動を心がけましたが、
どんなに慎重になっても落石の可能性がありますね。
でもいつもどこかで「ガラガラっ」とか「ザラザラっ」って音がしてるんですよね。。
当初の計画では、奥穂から大キレットを抜けて槍に登り、
新穂高温泉に降りるという大それた計画も立ててたんですが、
天候と体力の関係で、エスケープ?の予定も立ててまして^^;
早々に降りた理由は、
西穂奥穂を縦走で14時間もかけてゆっくり歩きすぎ、体力も使った事。
体力を使い注意力が減った事。
さらにこの縦走で十分満足したので、残りの夏休みはゆっくり家ですごそうとしたことでした。
おかげで全身筋肉痛はすっかりよくなりました
まずは、、タイムリーなプロフィール写真ですね!
やはりピカチュ○に似てます
raichouさんは奥穂から西穂に向かったのですね。
馬の背の下りは怖くないですか?
しょっぱなから核心部だと、高度に慣れてない分さらに怖そうです
(あのジャンダルムのヘリコプター事故のときだったようですね。読ませてもらいました)
帰ってきてから何度も写真見ながら思い出してます。
ほんとに自分が登ったのか、夢だったような気がしています^^;
憧れのジャンダルム。
西穂奥穂の縦走
なのになのに、、、
残念ながら歩く事に集中しすぎて
あまり景色を見られませんでした
西穂高岳までの間、笠ヶ岳がキレイだったなーという事
奥穂高岳からのジャンダルムがかっこよかったなー
ということははっきり覚えてますが、それ以外は岩しか目に入りませんでした^^;
夢に見るくらい。
ヘルメット選び難しかったです。
実は私もぜんぜん似合わなくて笑っちゃいました。
to4さんのヘルメット姿もいつか見てみたいですねー
がんばりましたね。
長時間の緊張でさぞやお疲れのことでしょう。
このルート、私にはまだ無理だと良く分かりました。
やはり登りより下りの方が難しく、落石も足下がよく見えない下りの方が起こしやすいんだなあと思いました。
ケガが大した事無くて良かったです。
マッタリ山行がやはり良いですね。
ちなみに私の山行もマッタリのM、メルヘンのMです。
お会いした時に暑いのが苦手とお伺いしていましたので
憧れの山を緊張をしながら長時間の登、下山お疲れさまでした
達成感と高揚感、充足の山歩きになられたことと思って拝見させていただきました
美味しそうな と綺麗な 良い夏休みになりましたね
ゆっくりでしたが、14時間、、がんばっちゃいました^^;
おかげで、はじめは人が多かったんですが、だんだん人が少なくなってきて、
落石される心配は減りました。
いつもどこかでガラガラ音がしている、、そんな印象です。
MATSUさんはきっと高所恐怖症を克服されるでしょう。
その時の山スタイルがどういう風に変化するのか楽しみです。
(埋蔵金探し?)
「ドM山行」ではなく「ド メルヘン サンコウ」でしたか
なんだかフランスチックですね。
暑いの本当に苦手なんです。
今までも暑さの中でのテニスで、何回か倒れたことがあります。
さすがに山では気をつけているので大丈夫ですが、
今朝は倒れそうになりながら出勤しました
今年一番の暑さだったようですね。
mermaidさんお住まいの方はいかがでしょう?
今回の山行は意外と暑くなくて助かりました。
稜線を信州側と飛騨側をいったりきたりするんですが、
飛騨側を歩くと気持ちのいい風が吹いてたんです。
その度に目を細めて風にあたってました
すごいですねぇ 慎重に歩くとゆっくりになってしまうけど、14時間も緊張し続けるのは大変な事ですね。
でも岩の掴みやすい所、足を置きやすい所など、探していると、時間も気にならなくなるのでしょうね
左手に落石を受けたとの事、今は大丈夫でしょうか?
大きな怪我につながらなくて良かったです。
骨折とか指を切断とかあるみたいですよ
これからも気を付けて岩に登ってくださいね。
西穂のラーメンと夕食が美味しそう
やっぱり食材はロープウェイで運んでくるだろうから、メニューも豊富なんでしょうね
う〜ん、食べてみたい。初心者のコースで検討してみます。お疲れ様でした
相当慎重に歩きました。
慎重に歩きすぎて景色があまり見られなかったのは後で気がつきました
でも、何事もなく縦走をできたので、何よりと思ってます^^
手の怪我は曲げると痛かったりしたのですが、だいぶ治ってきました。
それこそ、落石が頭に落ちたら、、、と考えたらぞっとしますが
●ヘルメット ●先行者が安全なところに行くまで待つ ●落石をしないような歩き方をする
とっても大事と思いました。
結果、落ち着いて歩け、自分にも安全な歩きになったようです。
昨年行ったときは独標まででしたが、
雷鳥さんもいたりして、とっても良かったです
おはようございます。
明日からなんと奥穂ージャンダルムー西穂と
お二人の逆コースで行く事になりました
ただいま激しく緊張しています
ヘルメットとも似合いませんが買いました…
ゆっくり行けば大丈夫ですよね…
最悪はジャンダルムだけ避けます
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