秋色の涸沢(星降る夜にテントの花が満開)
- GPS
- 18:06
- 距離
- 39.3km
- 登り
- 2,103m
- 下り
- 2,068m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:39
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 7:10
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 4:27
天候 | 3日間ともおおむね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
■4:45始発の松本電鉄で新島々。バスに乗り換え上高地入り。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■北穂〜涸沢岳間は険しい稜線歩きです。 |
写真
感想
山をやっている人にとって紅葉の涸沢は一度は見てみたい憧れの景色だと思う。TONOは秋の涸沢には何度か訪れているが、”The・紅葉”といった景色に出会えたことはない。だいたい体育の日を絡めた連休で計画することになるのだが、天気が駄目だったり、すでに紅葉は終わってしまっていたり・・・今回も2週間前に姫が単独で涸沢に行った際にすでに紅葉は始まっており、見頃はすでに過ぎていることは覚悟の上での山行だった。
結果的には確かに涸沢の紅葉はすでに終わって、見頃はもう少し標高を下げた辺りに移っていた。しかし天気に恵まれ素晴らしい景色に出会うことができた。青空を切り取る黒々とした穂高の険しい稜線、いまだに残る白い雪渓、写真では決して伝わらないそのスケール、岩くずのテン場に無数のテント、辺りが闇に包まれると星が煌き、色とりどりに開いたテントの花、月明かりに浮かぶ穂高の稜線・・・
涸沢はお金を払えば、寝床も暖かい食事も生ビールも手に入るし、豊富に水があって、スマホの充電までできてしまう。確かにここは穂高と言う名の観光地だとは思うが、自分の足で登らなければ決してそこに立つことはできない。その場に行かなければ体験できない非日常的な世界がそこにはあるのだ。そして稜線に出ればそこは観光地とは隔絶された3,000mの険しい岩稜帯。それぞれの体力・気力・経験値によっていろんな楽しみ方ができるやはり魅力的な地であることは間違いない・・・とあらためて感じた。
それにしてもやはり横尾から上高地の道は長い。行きはまだしも帰りはいつもながら「二度と通るものか」と思ってしまう。しかし・・・テン泊装備を担いで白出のコルまで上がってから奥穂経由で重太郎新道は時間的にも体力的に無理無理だし、パノラマ新道は前に通った時に結構エグいへつりがあったりアップダウンが多かった記憶が。結局バス・電車の時間から逆算すると、自分には選択の余地はないのだ。(TONO)
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