雨、雨、雨の北穂高(蝶・奥穂・涸沢岳は断念)
- GPS
- 74:38
- 距離
- 33.1km
- 登り
- 1,747m
- 下り
- 1,732m
コースタイム
(2日目)7:18横尾→8:37本谷橋8:50→10:50涸沢
(3日目)7:19涸沢→9:35北穂高岳11:59→13:52涸沢
(4日目)7:33涸沢→8:50本谷橋→9:53横尾10:39→11:24徳澤11:29→12:16明神→12:51上高地
天候 | 1日目 くもりのち雨 2日目 雨のち晴れ 3日目 ずっと雨・・・ 4日目 雨のちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
○沢渡から2人組の方を誘いタクシーにて上高地へ タクシーは4,000円で1人1,000円。バス片道1,200円より安い。 ○帰り(上高地→沢渡)はバスを利用 ○釜トンネル手前と出た直後の2箇所の沢が崩落し、交互通行中。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○上高地⇔涸沢はあらためて書く必要もないと思いますので割愛。 ○涸沢⇔北穂高岳 いくつか鎖・ハシゴがあるが特に問題なし。雨だったので滑りやすかったが・・・。 |
写真
感想
ええ、本当は蝶も、涸沢岳も、奥穂も、場合によっては前穂も登るつもりだったんです。
テント泊で重かったけど、食糧もたっぷり持っていったんです。
が、雨、雨、雨の4日間。で、結果北穂のみ。。。1泊で行けそうなコースを3泊で行ってきました。
まあ、天気予報通りといえばそうだったんだけど奇跡の晴れを期待してましてね・・・。ダメでしたが。
それでも、学ぶことあり、出会いありの楽しい山行でした。
(1日目)
■予定 上高地⇒横尾(テント泊)
□結果 上高地⇒横尾(テント泊)
くもり空の中、上信越道経由で松本へ。
沢渡でタクシーを乗り継ぎ10時前に上高地着。この日は横尾までなので大名出勤。
小雨のパラつく中、横尾まで散歩気分で歩く。眺望はないけどやはり山は気持ちがいい。
空は明るいし、何となく明日は晴れるんじゃないかと期待しながら歩く。
で、13時過ぎには横尾に到着。さっさとテントを設営し16時には夕食に。
この日は豪華に角煮雑炊を食し、満足感にひたっていると雨が・・・。すぐやむかと思いきややまない。
まさかこのまま明日も雨??と不安になりつつ19時には就寝。
(2日目)
■予定 横尾⇒蝶ヶ岳⇒横尾⇒涸沢(テント泊)
□結果 横尾⇒涸沢(テント泊)
起床予定時間の3時半に目覚めるとテントの外は豪雨・・・。
蝶ヶ岳に登る予定だったが眺望の無い蝶ヶ岳に登っても修行にしかならないので早々に諦めてウダウダする。
6時前にやっと起き出し7時過ぎに出発。この時点でこの日は涸沢までと決めたのでのんびり行く。
涸沢までの道中はとにかく雨。雨具だけでは足りないので傘もさす。当然テンションが上がるはずもなくとぼとぼ歩く。
と、涸沢下のガレ場あたりで雨がやむ。ん・・・と思っていると鳥が鳴き出す。んんっ・・・と思っているとみるみる霧が晴れていく・・・。
で、涸沢に着いた11:00頃にはなぜか晴れる。反動でテンションアップ!
即効でテントを張って装備を乾かし、ヒュッテのおでんで乾杯!
こりゃあ明日も予報に反して晴れるんじゃないか? という結果甘すぎる期待を抱きつつ穂高の眺望を堪能する。
この4日間、晴れたのはこの数時間だけで、結果論としては酔っぱらってるヒマがあったらどこかに登っておくべきでした(笑)
テントに入ってしばらくしてテントをたたき出した雨音に不安になりつつ就寝。
(3日目)
■予定 涸沢⇒北穂高岳⇒涸沢岳⇒穂高岳山荘⇒涸沢(テント泊)
□結果 涸沢⇒北穂高岳⇒涸沢(テント泊)
起床予定時間の3時半に目覚めるとテントの外は豪雨・・・。
この雨なので北穂⇒涸沢岳の縦走は諦め北穂高のピストンにすることに。前日同様の奇跡の晴れを期待して7時過ぎに出発。
眺望の無い中、雨にたたかれながらひたすら高度を稼ぐ。鎖もハシゴも難なくパス。
黙々と登ったこともあってか、予想よりも早い2時間15分で北穂高岳到着。kumakimiさん、荷物軽いと異常に早いです。
もちろん奇跡的に晴れることもなく、眺望ゼロでしたが何か?
北穂小屋ではコーヒーを飲んでまったり。と、前日穂高岳山荘から縦走してきた男女2人組と仲良くなり話をする。
これからキレットを越えて(!)槍に行く予定なのだが、女性がこの天候の中で重いテント装備を持って進むのが不安なよう。
で、いろいろあって自分が横尾までテント・シュラフ・マットを下ろしてテン場に張っておくことになる。
見知らぬ人に自分の装備を託したり、見知らぬ人の装備を託されたり、山って楽しい。
結局その2人は予定のある男性だけその日にキレットを越え、女性は翌日天候が好転したら進むことになる。
男性を見送り、女性に見送られ、涸沢に下山。雨雨だったけど楽しい1日でした。
その後涸沢小屋でおでんを食べながら冷えた体をあたため、きっと明日も雨だろうと開き直りつつ就寝。
(4日目)
■予定 涸沢⇒奥穂高岳⇒涸沢⇒上高地
□結果 涸沢⇒上高地
起床予定時間の3時半に目覚めるとテントの外は豪雨・・・。このくだり3回目・・・。
ということで奥穂は早々に諦め涸沢をあとに上高地を目指す。
2人分の水を吸ったテントとシュラフがずっしりくるが、修行と割り切って下る。
横尾に到着し北穂で託された女性のテントを設営して一休みしていると、なんと前日雨の中をキレットに去った男性と遭遇!
おお、無事にキレット通過したんですね。その後南岳に泊り、横尾まで下山してきたそう。
昔からの知り合いに会ったようで妙に盛り上がる。やはり山は楽しい。女性の方は無事下山したのだろうか。
男性と別れ横尾を出るころにはあれだけ降った雨も上がり、快適な林道を行き13時前に上高地着。お疲れさまでした!
雨にたたられ大幅な予定変更を余儀なくされ、消化不良も残った山行だったけど、
雨のテント泊のコツを学べたり楽しい出会いがあったりと、それはそれで思い出深いものとなりました。
kontakaさん、kumakimiさん、こんばんは。
雨の中のテント山行、大変お疲れさまでした。
本当に、山のお天気って気まぐれですよね。
特にめまぐるしく変化する今年の夏は、半日先でさえ読めないのも無理からぬことです
でも、山ならではのふれあいも楽しまれたようですし、それも雨天だったからこそ、より強烈に記憶に残ったのではないでしょうか
しかし、角煮雑炊強烈ですねえ。
夢に出そう
lynx1218さん、おはようございます。コメントありがとうございました。
1年分くらい雨に降られた気分です。その分次は晴れるかな・・・。
>雨天だったからこそ、より強烈に記憶に残ったのではないでしょうか
確かに! 雨だったからこそ小屋でのんびりしたので会話も弾みました。
晴れてたらそれどころじゃないですからね。
>しかし、角煮雑炊強烈ですねえ。
ええ、かなりのパンチ力です。あまり歩いてないのに食べ過ぎな気もしますが・・・。
kontakaさんに限らず他の方も雨の中でも山に行きますね
その根性には頭が下がります
山のために確保した4連休でしょうから、後には引けないというところもありますかね
私もこの間の日月連休だったので尾瀬にでも行くかと思っていましたが、天気予報に負けて中止しちゃいました
あと鳳凰行って来ましたよ。天気がイマイチだったのでまた行きたいですね。テント泊でゆっくりと行きたいものです
こんばんは。
はじめまして、siriusです。
私は8月18日、19日と涸沢で連泊しました。
BDの緑のテントですよね?
すぐそばに緑のエアライズがあったと思うのですが。
それが私のテントです。
もし間違っていたらごめんなさい。
すぐそばにいたのに一声掛ければよかった・・・。
残念です。
翌20日、6時過ぎに涸沢を出発したのですが、お二人は
確か売店のテ−ブルで食事されてましたね。
私はその後縦走を続け、今日、高瀬ダムに下山しました。
毎日、毎日、雨で本当に大変でした。
ガッツというか、意地ですかね。似たようなものか・・・。
だってそこで夏休みとってしまいましたから(笑)
今週末も登る予定ですが、さすがに降りそうだったらやめようかと・・・。
>この間の日月連休だったので尾瀬にでも行くかと思っていました
尾瀬いいですねー。秋に至仏と燧とかに登ってみたいです。
>あと鳳凰行って来ましたよ
レポ見ました!白鳳峠からの下りは大変だったようでお疲れさまでした!
siriusさん、はじめまして!
おっしゃるとおり緑のBDが自分たちです。siriusさんのエアライズも覚えてます!
ラジオを聞いてらっしゃったのがプロっぽくて印象的でした。
>すぐそばにいたのに一声掛ければよかった・・・。残念です。
自分も残念です。実はsiriusさんのレポは何度か拝見させていただいてます。
男前な山行に、いつもあこがれておりました。
>私はその後縦走を続け、今日、高瀬ダムに下山しました。
スゴイ!さすがです。高瀬ダムまでって・・・どんなルートだったんでしょう。
確かに雨は大変でした・・・。レポ楽しみにしています!
またどこかでお会いできるといいですね。今後ともよろしくお願いします。
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