記録ID: 1294329
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
【百名山】木曽駒ヶ岳〜空木岳〜南駒ヶ岳〜越百山〜シオジ平
2011年07月14日(木) 〜
2011年07月16日(土)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 1,653m
- 下り
- 3,149m
コースタイム
●7/14(木)
11:00 萱ノ台発バス - 12:00-12:08 ロープウェイ
12:41 ロープウェイ山頂駅 - 13:53-14:15 宝剣山荘 - 14:49-15:19 木曽駒ヶ岳 - 15:47 宝剣山荘
Total 3:06 休憩 1:04 歩行 2:02 CT 2:50
●7/15(金)
4:18 宝剣山荘 - 4:33-52 宝剣岳 - 5:29 極楽平 - 6:15 濁沢大峰 - 7:18 檜尾岳 - 8:23 熊沢岳 - 9:33 東川岳 - 9:49-10:26 木曽殿山荘 - 11:33-55 空木岳 - 12:43 赤薙岳 - 13:45 南駒ヶ岳 - 15:17 仙涯嶺 - 16:43 越百山 - 17:14 越百小屋
Total 12:56 休憩 3:02 歩行 9:52 CT 13:00 撮影 276枚
●7/16(土)
4:50 越百小屋 - 5:44-6:19 越百山 - 6:28 中小川分岐 - 6:54 水場 - 8:49 飛竜の滝 - 9:56 相生の滝 - 10:14 乙女の滝 - 11:20 中小川登山道入口 - 12:15 シオジ平自然園 - 12:47 シオジ平駐車場 - 12:53 チャリデポ地点
Total 7:57 休憩 1:46 歩行 6:11 CT 5:15 撮影 114枚
11:00 萱ノ台発バス - 12:00-12:08 ロープウェイ
12:41 ロープウェイ山頂駅 - 13:53-14:15 宝剣山荘 - 14:49-15:19 木曽駒ヶ岳 - 15:47 宝剣山荘
Total 3:06 休憩 1:04 歩行 2:02 CT 2:50
●7/15(金)
4:18 宝剣山荘 - 4:33-52 宝剣岳 - 5:29 極楽平 - 6:15 濁沢大峰 - 7:18 檜尾岳 - 8:23 熊沢岳 - 9:33 東川岳 - 9:49-10:26 木曽殿山荘 - 11:33-55 空木岳 - 12:43 赤薙岳 - 13:45 南駒ヶ岳 - 15:17 仙涯嶺 - 16:43 越百山 - 17:14 越百小屋
Total 12:56 休憩 3:02 歩行 9:52 CT 13:00 撮影 276枚
●7/16(土)
4:50 越百小屋 - 5:44-6:19 越百山 - 6:28 中小川分岐 - 6:54 水場 - 8:49 飛竜の滝 - 9:56 相生の滝 - 10:14 乙女の滝 - 11:20 中小川登山道入口 - 12:15 シオジ平自然園 - 12:47 シオジ平駐車場 - 12:53 チャリデポ地点
Total 7:57 休憩 1:46 歩行 6:11 CT 5:15 撮影 114枚
天候 | 7/14 max34.8℃ min22.7℃(飯田) 7/15 max35.8℃ mix21.0℃ 7/16 max35.6℃ min22.6℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●7/14(木) 中央アルプスロープウェイ〜宝剣山荘 平日休みを利用して、駒ヶ岳ロープウェイを使って、中央アルプス縦走を試みた。なにしろ、1,2,3時間待ちは当たり前、5時間待ちもあるという 駒ヶ岳ロープウェイなので、この機会を逃す手はない。 まずは、シオジ平にチャリをデポ。通行止めになっているらしいが、ゲートのところへデポした。そして、車で萱ノ台バス停へ向かう。 10:50について、11時のバスに乗れた。とっても、ラッキー! バスは補助席が多少出た程度だが、平日でもこんなにいるの?という感じだった。ロープウェイは山頂に近付くとガスが出て景色が見えなくなった。 残念と思った瞬間、ガスが晴れて、千畳敷の景色を拝むことができた。 標高2600mで、気温は16℃。かなり涼しい。昼食を食べ、出発する。お花も満開だが、まあ、そこそこ。見るべきは、宝剣岳をはじめとする花崗岩の岸壁だ。 さて、登りに差し掛かるが、結構バテる。今年は、まだ標高2500mを超える山には登っていない。高度順化していないのだろう。 明日あさっての縦走が不安になる。 稜線に出ると、多少ガスは出ているもの、見晴が素晴らしい。宝剣山荘に立ち寄り、受付を済ませ、木曽駒へ向かう。 木曽駒へは、快適な稜線歩き。やはり、宝剣岳が目立ってかっこいい。しかし、山頂では、西側が見えないという残念なことに。 そうこうしているうちに、ガスがだんだん晴れてきた。御岳には雲がかかっていたが、他は全部見渡すことができた。 宝剣山荘に戻って、夕日もじっくり見た。夕食は、なんとポトフで、デザートにスイートポテトのスイーツが出た。上出来。 さて、部屋だが、残念なことに窓のない部屋だった。定員6人に対し、3人なので、余裕はあったが、定員いっぱいだと、1.5畳ぐらいのスペースに2人寝ることになる。 ちなみに、となりの天狗荘はやっていなかった。宝剣山荘と系列が一緒で、宝剣山荘が混雑する時だけやるらしい。 ●7/15(金) 宝剣山荘〜越百小屋 この日は、できれば、越百小屋まで行きたいと思い、朝4時に起きて出発。4:18に出発するが、すでにヘッデンは不要。 宝剣岳山頂にて、たった一人で、日の出を待つ。宝剣山荘には、日の出を見ようと、何人かが外に出ている。 もちろん、山頂の岩場に立つことは忘れない(笑) 4:41に日の出を迎える。そして、朝日を浴びた景色を十分に楽しむ。 さて、ここからは快適な縦走路。正面には、空木岳と南駒ヶ岳が肩を並べてそびえている。左手は、雲海に富士山が小さく見えている。 右手には、御岳、そして手前には、三ノ沢岳が美しい。 まあ、高低差もそんなにないので、非常に快適だが、欲を言えば、角度が変わらないので、風景がそんなに変わらないのが、難。これだけの景色なので、飽きるということもないのだが、やはり写真撮影ならば、劇的に景色が変わる周回縦走の方が楽しいかも知れない。 標高が高いだけあって、涼しい風が吹いて、快適に木曽殿山荘までたどりついた。 ここで、休憩してガッツリ食べておく。水場で、木曽義仲の力水を補給。結構、場所が遠いので、時間がかかる。 10時を回ったが、結構、暑くなるなか、CT1:30の急坂に取りかかる。 そこそこ、汗をかきながらも、それなりにいいペースで空木岳に到着。 山頂には、3,4人いた。すぐ目の前には、駒峰ヒュッテがある。寝具はあるそうだが、今年からは、食事の提供はないようだ。 この先にも、摺鉢窪避難小屋があるが、どこに宿泊するか考えた。 この登りで、足にはかなりきたようだ。しっかり、マッサージをしてなんとかなりそうだが、暑さが結構つらくはなってきた。 まあ、雷雨も来ることはなさそうなので、越百小屋までがんばってみることにした。 その先、やはり南駒ヶ岳の上りが結構つらい。心拍数が戻らなくなってきたので、2回も休憩を取り、南駒ヶ岳へ。 山頂からは、越百山への稜線がきれいで、快適に歩けるように見える。 仙涯嶺がちょこっとだけ、突起になって見えている。 だが、これは罠で、稜線から巻道に入って、暑苦しい樹林を歩いたりする。 そして、山腹からは、大きくそびえる仙涯嶺の全貌が見えて、あれを登るのかと思うと、気が滅入る。 足元は、ザレがあったりして、今までの稜線より歩きにくい。 なんとか、仙涯嶺にたどりつくが、この先もまた、ザレとハイ松が邪魔になり、結構歩きにくい。 途中、こまめに休みながら、越百山にたどり着く。 もう、大分、雲もかかって、景色はあまり魅力がない。 眼下には、赤い越百小屋の屋根が見える。ここからは、下りなので、樹林帯の中を最後の力を振り絞って、降りる。 越百小屋に着いた時には、17時を回ってしまった。大分明るいが食事は無理なので、素泊まりとした。 「先に連絡してくれれば良かったのに。」と管理人には言われたが、ソフトバンク携帯はつながらなかったのであった(泣) あまりいい作りの小屋ではないが、それでも6000円取られた。 宿泊者は、6名ほどいて、食事の内容を聞いたが、天ぷらと茶碗蒸しがおいしかったそうだ。 こちらは、アルファ米だけでやり過ごした。 水場は近くにあるが、70mの落差があって、結構大変だ。踏み跡も多いので、気をつけないと、遭難しそうだ(笑) 寝床は、スペースがしっかり取れて、快適に眠れた。 ●7/16(土) 越百小屋〜シオジ平 最終日も4時には起きたが、なんとなくゆっくりしてしまって、4:50に出発。 涼しい中、快適に歩け、越百山に到着。 やはり、朝の景色は生き生きとしている。ガスもかかってないので、素晴らしく見渡せる。東方に見える安平路山は、堂々とそびえ、なかなか見ごたえがある。 ちょっと、惜しいのは、南駒ヶ岳方面が影になっていることだ。まあ、申し分のない景色ではあった。 ゆっくり景色を楽しんで、中小川登山道方面を目指す。 越百小屋の管理人の話によると、シオジ平の林道が落石により、閉鎖になってから、3年ぐらいはほとんど人が入らず、ヤブ化しているので、気をつけるよう言われていたので、不安はあった。 確かに、ヤブ化は進んでいるのかも知れないが、踏み跡はそれなりにしっかりしているが、最初の問題は、虫。 葉っぱの裏に、黄緑色の虫がたくさんたかっている。刺したりはしないのだが、とにかくうっとうしい。 特に葉っぱの下を通る時、ザックや帽子などが触れると、そのまま落ちてくるヤツがいる。 首筋に一気に10匹ぐらいたかるから、たまったものではない。その先は、先に葉っぱをストックで払ってから進んだ。 防虫ネットがほしいところだ。 そして、水場にたどりつく。このコースは、沢沿いで水が豊富なのは助かる。 だが、この先、沢を結構渡渉する。これが、結構やっかいだ。もちろん、登山地図を見ても、細かい渡渉は読めない。 ピンクのテープはたくさんついているが、それでも、肝心なところでなかったりして、難儀する。 地形は非常に急峻で、あまり選択の余地がないので、そう考えると見つけやすいのかも知れない。 取り合えず、CTをオーバーして、飛竜の滝に着いた。結構、見ごたえのある滝だった。 その先は、カモシカ落としで、クサリ、梯子を伝って下りる。 降り切って、ほっとするが、その先、ガレを渡って踏み跡をたどるが、これが間違い。 ガレの方向に降りると、対岸にピンクテープがあり、そこから登山道に入る。 ちなみに、ここは開けている場所で、非常に気持ちが良かった。 だが、ハッと気がつくと、なんと太もものポケットに入れておいたmapがない! カモシカ落としで落としたのかも知れない。まあ、1本道をたどるしかないだろうと思って、開き直りはしたが・・・。 そして、相生の滝に着くが、これは上からしか望めない。すぐ先の乙女の滝を超えると、その先は結構快適に歩けたが・・・・・ 最後に来たのは、強烈なササヤブ!ここがかなり深くて大変だった。 身長より高い部分も結構あったが、踏み跡は明確だった。 踏み跡がないところは、当然、進めないので、分からなくなるところはないはずだが、途中、完全に踏み跡がなくなっていた場所があったのは焦った。 まあ、少し戻って別の方向に踏み跡があって、ことなきを得たが、一面のササヤブは心理的に負担が大きい。 そして、20分ほどして、パッと開けた場所に出た。「中小川登山道入口」であった。道は、左右と正面方向にあるが、案内板を見ると、正面方向らしい。 感覚的にも、正面の道が下りで行けそうな感じだったので、ひたすら降りる。結構快適な砂利の林道で、車でも十分上がってこれそうなほどだ。 すぐ左手に中小川避難小屋が見えた。外見はぼろそうだが、中は立派な畳がしいてある。バイクがあるが、どうやら釣りに来る人は結構いるらしい。 そばを流れる川の景色がとても気持ちがいい。標高は下げてきてるが、結構涼しく歩けた。 そのうち、林道には大小、石が落ちているのを見かけた。土石流で完璧に埋まっている橋もあって、シャレにならない。 シオジ平には、5,6人向かって行く人がいた。駐車場には、5台ほど車が停まっていた。はて?ここまで入って来れるはずがないが? すぐ先には、通行止め地点があり、デポしたチャリと合流した。どうやら、通行止めのウマがどけられるようになっているらしい。 要は、自己責任で通行可ということなのだろう。 ここからは、チャリで19km走らなくてはならない。最初の下りは、快適だ。途中、麗嶺庵というそばやがあり、そばを食べたがうまかった。 登山の話もしたが、やはりこの中小川登山道は、不明瞭で危険な場所ということになっており、コースタイムを大きくオーバーして、なんとか登ったとか、 そういう話しかないという。 まあ、HPを見ると、結構登っている人も見かけるが、とにかく、2,3年でヤブ化が進んでいるので、最近のものを参照することだろう。 その後、萱ノ台駐車場を目指すが、上りもあって結構つらい。特に最後の3kmの上りがつらく、途中、ザックをデポして、なんとかたどりついた。 |
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にゃあさま
コスモからシオジ平!?
歩けるとは思いませんでした。道なんてないルートですよね。
すごいところ歩いたんですね。
ビックリしました。
>nyororoさん
いやあ、廃道に近いですが、道ありました。あと、微妙なピンクテープも。二人いれば、ルート探しも楽だったんですが、一人だと苦労します。
あと、背丈を越える笹ヤブはトラウマです
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