晩秋の紀伊半島縦断 〜大峰奥駆から中辺路を熊野灘へ〜
- GPS
- 170:44
- 距離
- 122km
- 上り
- 8,604m
- 下り
- 8,463m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:44
- 山行
- 10:03
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 11:20
- 山行
- 8:52
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:52
- 山行
- 11:26
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 13:21
- 山行
- 9:57
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 11:15
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 4:48
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 10:34
天候 | 11月2日:晴れ 11月3日:晴れ 11月4日:曇り一時晴れ(強風) 11月5日:晴れ 11月6日:晴れ 11月7日:晴れ 11月8日:雨(停滞) 11月9日:晴れ 11月10日:晴れ 11月11日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
★ 玉置神社〜七越峰の間は倒木の為通行止め ★ 大雲取越石倉峠付近で崩落の為う回路あり |
写真
感想
去年も計画していた奥駆+中辺路が連日のガスと雨で途中断念。
今年こそはと、台風後の好天をねらって行ったが…
★11月2日(晴れ)
平日で早朝のバスが無いので洞川温泉から直接山上ヶ岳に。
小笹ノ宿避難小屋に着いたら先客が3名、で避難小屋裏にツエルトを張って初日を終える。
★11月3日(晴れ)
大普賢岳・七曜岳を越えて行者還に。
台風のお陰(?)か、行者の水も出ていて先行きの水の心配も無さそう。
行者小屋でお昼を取って西口出合から聖宝の宿へ。
後は、弥仙への最後の登りと言うのに足がつり始めて…
芍薬甘草湯を飲んで大休止。
弥仙小屋は宿泊と食事をお願いしていたので、管理人さんを相手に日本酒3合を飲んで、朝食はお弁当にしてもらってお昼用にパンを買ったら何時も使ってもらってるからと無料にしてくれた。
★11月4日(曇り・強風)
薄暗い中八経ヶ岳に登り五鈷峰を過ぎ、楊枝ノ宿で小屋のお弁当をいただく。
仏生ヶ岳の長〜い登りを終えて鳥の水に。
ここの水が出ているので深仙ノ宿の水も問題ないだろうと孔雀覗へ。
両部分けからの岩場を過ぎて釈迦ヶ岳の急登を登ってお釈迦さんにご挨拶。
強風だが、お釈迦さんの膝元は風も無くスマホが通じるので天気予報を調べる。
深仙ノ宿避難小屋に入ると先客が1名。
水が出ているのを確認してから確保に。
ともかくの一杯をチビチビ飲んで食事をしていたら3人グループが到着。
後、1〜2人は泊まれるね、などと話をしながら就寝。
夜半は屋根の波打つ音がするほどの強風だった。
★11月5日(晴れ)
昨夜の風もおさまり、この日は南奥駆に入る。
涅槃岳を越えて持経ノ宿でお昼を取る。
持経ノ宿のトイレにオニヤンマのフィギュアがつってある。
アブ対策かな?
平治ノ宿の手前辺りから足が進まなくなってきた。
やっぱり年かなぁ、と思いつつ暗くなった行仙岳を過ぎてやっとのことで行仙宿に到着。
3人グループの方々はとっくに到着していた。
★11月6日(晴れ)
朝食を取って血圧の薬を飲もうとしたら1袋多い。
どうも昨日は飲み忘れの様だ。
朝一から急登の笠捨山に登り、3人グループの2人に先行してもらって膝が痛くなったと言う方とゆっくり歩く。
鎖場が連続する地蔵岳を越えて蜘蛛の口でコーヒータイム。
稚児の森付近から車道に出たり入ったり。
世界遺産の碑辺りで、先行したお二人に駐車場のお店でさんま寿司とめはり寿司を確保してもらえるようLINEをする。
これで駐車場に5時まで着かなくても一安心。
玉置山を越えて駐車場の売店まで行ったら、まだ電気が赤々とついている。
お店のオヤジさんに爺たち2人が遅くなると告げていてくれたので、待っていてくれたそうだ。
とりあえずのビールで乾杯して、さんま寿司を肴に日本酒を…
色々オヤジさんと話をして7時までお店で飲ませてもらった。
訳があって、玉置神社の水をくまなかったがオヤジさんから1人2ℓづつ頂いた。
下の駐車場でツエルトを張り爆睡。
★11月7日(晴れ)
今日は奥駆ラストの日。
駐車場から玉置神社まで戻って玉置辻へ。
途中、直径1m以上もある杉の倒木などがあったが、そこまではオヤジさんに教えてもらっていたので無理やり通過。
玉置辻まで下って来たら「七越峰〜玉置辻間 倒木の為通行止め」の張り紙が…
ここまで来て…
無理やり進めば行けないことはないと思うが、何時間かかるかわからない。
今回はここまで、後ろ髪を引かれつつ再び駐車場に戻ってタクシーを呼ぶ。
十津川温泉まで4000円弱、1人割り900円だった。
十津川温泉でお風呂に入り3人グループはここでお別れして五条か八木へ。
爺は反対に熊野本宮大社行きに。
本宮大社にお参りして、案内所で中辺路のマップと格安宿を紹介してもらって湯の峰温泉「伊せや」へ。
★11月8日(雨)
天気予報は雨だが、小降りだったら小雲取越をしようと思っていたが朝から結構な雨。
で1日停滞を決め込んで、ツエルトやシュラフを部屋干しし宿に洗濯物を依頼する。
食事は仕出し弁当だが、1泊2食で7520円の格安。これで十分。
昼は隣の食堂(?)でお店のおばちゃんとおしゃべりしながらチビチビ。
でも入ってくるお客さんは外国人と日本人が半々だった。
★11月9日(晴れ)
朝、湯の峰温泉からバスで熊野本宮大社行きのバスに乗ったらほぼ満員の乗客のほとんどが外国人!
請川で下りた乗客は日本人が1人だけで、完全なアウェーな状態。
ともかく皆を先行させるためコンビニで食料を購入して時間差で出発。
百間ぐら、桜峠と過ぎて桜茶屋でお昼に。
反対の小口から登ってこられた日本人の女性の方が、やっと日本人に会えた! (笑)
小口自然の家に着いたらチェックインは3時からとの張り紙。
で、コーヒータイムにしていたら直ぐに管理人さんが来てテン泊の手続きを。
夏はシャワーも有りの3000円だが、この季節は何も無しなので1000円だった。
皆さんは自然の家で食事付きの宿泊。
外人さん達は、小さいザックでどうしているのかと思ったら、スーツケースを送り届けていた。
ツエルトを張り終わって、小口唯一のよろずやさんに酒の肴の買い出しに。
フリーテント場でただ1人のんびりと…
明日は那智までの予定だったが風呂にも入りたいし那智大社もゆっくり見たいし、という事で那智大社近くの民宿で泊まることに。
ところがネットにつながらない…
★11月10日(晴れ)
外人さん達が先行したのを見届けて出発。
円座石、越前峠を越えたところで林道にう回路。
う回路は地蔵茶屋跡まで続いていて、ここでお昼に。
色川辻を経て舟見峠でスマホがつながり今夜の宿を予約。
登立茶屋跡と通過し那智高原公園近くで中辺路をロスト。
うろうろしていたら途中で出会った青年が下りて来たので案内して頂く。
宿泊した民宿美滝山荘も外人だらけ。
小さくなって1人で食事…
★11月11日(晴れ)
いよいよ最終日。
先ずは那智大社と青岸渡寺にお参りしてから那智大滝のある飛竜神社へ。
大勢の観光客の端から那智の大滝を写真に撮って大門坂を下り…
最後は国道に出て、後1kmというところでまたもや中辺路をロスト。
元にもどって地元のおじさんに道を聞いたら50mも行かずに補陀落山寺があった。
ここから小舟を押し出して補陀落浄土を目指したんだね〜
で、数100mで那智駅に到着。
駅の横の歩道から念願の熊野灘に出て太平洋の水で手を清めて今回の山旅は完了!
那智駅に隣接する温泉に入って勝浦で特急に乗り換える間に食事を…
やっぱり最後の食事はさんま寿司だよね ^^v
特急に乗った途端に爆睡!
和歌山手前で目が覚めて日根野で関空行きに乗り換え、りんくうたうんで下車。
りんくうの居酒屋で最後の打ち上げをしてから帰宅。
10日間の長旅だったな〜
◎今年はまともに歩荷もしていないし歳も歳だからこの日程が精いっぱい。
古希まであと2年、奥駆+αを続けられるかな?
やっぱり日の短い秋はやめておいて、梅雨前の好天を狙った方が日が長いし暖かくて装備も軽くなるし…
ってことで、来年は梅雨前に奥駆と中辺路を田辺まで歩いてみようかな?
それより玉置神社から七越峰までの奥駆が通れるようになっているのだろうか…
しかし、今更ながら全行程を自分の足で歩き通せなかったのが心残りだな〜
ようやく下界に慣れた頃ですか?
少しずつでもいつか行きたいなあ。(^^)
海外の方が多いんですね。驚きました。
tomoちゃん、こんにちは。
あかん!ボロボロや
両肩と腰骨にザックの跡がうっ血してる
いよいよ歳やわ
熊野古道は外人ばっかりで完全なアウエーやったよ。
言葉は英語じゃないんでチンプンカンプン。英語でも分かれへんけど…
スペインでも巡礼の道が世界遺産になってると言うからスペイン語かな?
明日から寒なるらしいから、そろそろ冬山の準備やね
アイゼントレにも行かなあかんな〜
長旅 お疲れ様でした
沢も大好きですが、こういう日程のロングトレイル、いつの日かjijiさんに教えて頂きながらお供させて頂きたいです
そろそろ金剛山 も雪の季節がやってきます
色々ご教授お願いします。
takaさん、お早うございます。
こんな事は年金生活をしている者しかできませんね
もう、お供するのはこっちの方ですよ
古希まで奥駆を続けたいと思っているのですが…
奥立岩にご一緒したいのですが、ザイル30mじゃ足りなくて2本でギリギリなんですよね〜
30mをもう1本借りようと思いますので、しばらくお待ちください。
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