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Yamareco

記録ID: 131223
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳〜上高地から槍沢ルート往復〜感動の大展望と満天の星空

2011年08月27日(土) 〜 2011年08月29日(月)
 - 拍手
GPS
15:39
距離
36.9km
登り
2,632m
下り
2,662m

コースタイム

8/27(土)
  8:50 沢渡大橋(シャトルバス) → 9:30 上高地バスターミナル着
  9:40〜10:05 河童橋周辺で休憩
 10:40 明神 → 10:50 徳本峠分岐 → 11:20 常念岳望む河原
 11:30 徳沢園 → 12:28 横尾山荘着
 13:00 宿泊手続き 〜 17:35 夕食  〜 21:00 消灯

8/28(日)
  5:15 朝食 〜  6:00 出発
  6:35 槍見河原 →  6:45 一の俣 →  6:52 二の俣
  7:20 槍沢ロッジ〜7:30
  7:39 再び槍の穂先確認 →  8:00 ババ平 テント場
  8:26 槍沢大曲り →  9:25 天狗原分岐 → 10:20 最後の水場
 10:36 坊主岩下 → 10:42 幡隆窟 → 11:12 殺生ヒュッテ下
 11:22 殺生分岐 → 12:10 槍ヶ岳分岐
 12:15 槍ヶ岳山荘着 〜昼食休憩

 13:10 山頂アタック開始
 13:40 山頂着 〜14:05 記念撮影、休憩
 14:30 肩の小屋帰着
 15:30 登頂記念の乾杯!  〜 17:30 夕食
 18:00以降消灯まで 日没と銀河の鑑賞 〜 21:00 就寝

8/29(月)
  3:25 起床 →夜明けの星空観察 〜  4:20 トワイライト
  5:15 ご来光 〜  5:55 朝食  〜  6:45 チェックアウト
  7:40 下山開始
  8:04 殺生分岐 →  9:02 天狗原分岐
  9:30 槍沢の途中で休憩
  9:43 槍沢大曲 → 10:06 ババ平 → 10:30槍沢ロッジ〜10:45
 11:26 槍見河原 → 12:00 横尾:昼食休憩〜12:45
 13:35 徳沢 → 14:20 明神 → 15:10 河童橋 → 15:20 上高地バスターミナル
天候 8/27 曇り
8/28 晴れのち午後ガス、夜快晴
8/29 朝ピーカン、午後から曇り
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
自宅から中央高速で松本入り
沢渡駐車場からシャトルバスで上高地バスターミナルへ
コース状況/
危険箇所等
全般によく整備されていて歩きやすい。
頂上へのアタックは3点確保で慎重に。
沢渡大橋駐車場に日帰り温泉有り。熱めの湯と露天風呂から眺める景色は下山後の疲れをいやすにもってこい。(\700)
沢渡から8kmくらい下ったところに道の駅「風穴の里」、トイレの近くにおいしい地下水の出る水汲み場有り。
沢渡大橋駐車場、帰りの停留所を確認して、いざ出発。
沢渡大橋駐車場、帰りの停留所を確認して、いざ出発。
河童橋から穂高の稜線
河童橋前のにぎわい
河童橋から焼岳
左岸の道、平らで歩きやすい
左岸の道、平らで歩きやすい
右へ行くと徳合峠、
常念岳と梓川
徳沢のテント場
一昨年お世話になった徳澤園
一昨年お世話になった徳澤園
横尾の案内図
横尾山荘に到着!
橋を渡ると涸沢へのルート
橋を渡ると涸沢へのルート
いつかはこの橋を渡って....
いつかはこの橋を渡って....
上高地と槍ヶ岳のちょうど中間なんだね、横尾は!
上高地と槍ヶ岳のちょうど中間なんだね、横尾は!
ガスが晴れた!
テント場にさるのこしかけ発見;何でこんなにでかいの!?
テント場にさるのこしかけ発見;何でこんなにでかいの!?
屏風岩から南岳方向
きょうの晩ごはん、チキンと煮物がおいしい
2011年08月31日 23:32撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
8/31 23:32
きょうの晩ごはん、チキンと煮物がおいしい
夕暮れの横尾山荘
2011年08月31日 23:33撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
8/31 23:33
夕暮れの横尾山荘
日没後の空
2011年08月31日 23:33撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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日没後の空
朝ごはん
2011年08月31日 23:33撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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朝ごはん
小屋前から常念岳
2011年08月31日 23:33撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
8/31 23:33
小屋前から常念岳
うっかり見逃しそうだった槍見河原
2011年08月31日 23:33撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
8/31 23:33
うっかり見逃しそうだった槍見河原
河原の堰堤の切れたところから穂先を確認!
(ちょっと露出失敗)
2011年08月31日 23:33撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
8/31 23:33
河原の堰堤の切れたところから穂先を確認!
(ちょっと露出失敗)
一の俣
2011年08月31日 23:33撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
8/31 23:33
一の俣
二の俣
2011年08月31日 23:33撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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二の俣
川沿いにゆるやかに登っていく
2011年08月31日 23:33撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
8/31 23:33
川沿いにゆるやかに登っていく
後ろから朝陽が出てきた!
2011年08月31日 23:33撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
8/31 23:33
後ろから朝陽が出てきた!
槍沢ロッジのベンチ
槍の穂先を再確認!
ババ平のテント場から東鎌尾根方向
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ババ平のテント場から東鎌尾根方向
まだ槍は見えず...
槍沢に残る雪渓
天狗原の分岐に着いた
うん? あれが穂先か?
ガスでみえなくなった
やっと見えてきた!
殺生ヒュッテ
道の整備ご苦労さまです
2011年09月01日 00:32撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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9/1 0:32
道の整備ご苦労さまです
2011年09月01日 00:32撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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山荘直下、表銀座からの道と合流
2011年09月01日 00:32撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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山荘直下、表銀座からの道と合流
穂先に登る人たちが見える。
2011年09月01日 00:32撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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穂先に登る人たちが見える。
小屋までもう少し
2011年09月01日 00:32撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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小屋までもう少し
2011年09月01日 00:32撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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夏山らしい一枚
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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夏山らしい一枚
槍沢のカール
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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槍沢のカール
中央がうわさのヒュッテ大槍、手前殺生ヒュッテ
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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中央がうわさのヒュッテ大槍、手前殺生ヒュッテ
さぁ、これから登頂開始。
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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さぁ、これから登頂開始。
少し上ったところから小屋とヘリポートを振り返る
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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少し上ったところから小屋とヘリポートを振り返る
そびえる岩山
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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そびえる岩山
矢印に沿って左手登り専用ルートへ進む
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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矢印に沿って左手登り専用ルートへ進む
小槍が見える
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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小槍が見える
登りルートを見上げる
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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登りルートを見上げる
一番目の鉄梯子
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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一番目の鉄梯子
下りルートと合流して
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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下りルートと合流して
鉄杭につかまって体を引き上げる
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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鉄杭につかまって体を引き上げる
鎖場をすぎて振り返り
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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鎖場をすぎて振り返り
もうすぐ頂上、最後の梯子2本
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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もうすぐ頂上、最後の梯子2本
やったぁ! 登頂!
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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やったぁ! 登頂!
三角点にタッチ
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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三角点にタッチ
頂上から槍ヶ岳山荘
2011年09月01日 00:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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頂上から槍ヶ岳山荘
小槍を上からのぞくと...
山頂北側部分
登りルートの最後のはしご
登りルートの最後のはしご
北鎌尾根からのパーティがまもなく山頂へ
3
北鎌尾根からのパーティがまもなく山頂へ
混んできた穂先
テント場から、槍と肩の小屋
2
テント場から、槍と肩の小屋
きょうの夕食は酢豚にサラダ、デザート
1
きょうの夕食は酢豚にサラダ、デザート
すっかり暗くなってきた
無数の星々...
西には北斗七星、北極星はこっちだっけ。
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西には北斗七星、北極星はこっちだっけ。
槍の穂先に広がる星空
冬の星座:オリオン座、三ツ星がもよくわかる
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冬の星座:オリオン座、三ツ星がもよくわかる
南天の星空と北穂高の小屋の灯り
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南天の星空と北穂高の小屋の灯り
東の空が明るくなってきた
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東の空が明るくなってきた
ご来光!!
2011年09月02日 00:06撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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9/2 0:06
ご来光!!
小屋へ戻る人も
2011年09月02日 00:06撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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小屋へ戻る人も
西に笠ケ岳と影笠か?
2011年09月02日 00:06撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:06
西に笠ケ岳と影笠か?
左から富士山、甲斐駒、南アルプス
2011年09月02日 00:06撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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左から富士山、甲斐駒、南アルプス
笠ケ岳と槍の影、中央奥に加賀の白山
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
1
9/2 0:07
笠ケ岳と槍の影、中央奥に加賀の白山
大展望で出遅れたが、朝食には間に合った。
焼き魚、卵焼きなど
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
大展望で出遅れたが、朝食には間に合った。
焼き魚、卵焼きなど
きょうの天気予報を確認
晴れ、一時雨か雷雨と。
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
きょうの天気予報を確認
晴れ、一時雨か雷雨と。
西鎌側は少し降りた絶景ポイントから
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
西鎌側は少し降りた絶景ポイントから
遠く白馬、鹿島槍、手前左のピークは針ノ木岳
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
遠く白馬、鹿島槍、手前左のピークは針ノ木岳
遠く立山剣岳
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
遠く立山剣岳
黒い水晶岳、赤牛岳
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
黒い水晶岳、赤牛岳
薬師岳と手前が鷲羽岳
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
薬師岳と手前が鷲羽岳
三俣蓮華岳
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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三俣蓮華岳
裏銀座全景
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
裏銀座全景
絶景ポイントから黒部の源流の峰々
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
絶景ポイントから黒部の源流の峰々
前穂、北穂、奥穂の一部
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
前穂、北穂、奥穂の一部
西穂、乗鞍と奥に御嶽山
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
西穂、乗鞍と奥に御嶽山
表銀座の大天井、常念
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
表銀座の大天井、常念
穂先に似た石を見つけたので、ツーショット!!
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
穂先に似た石を見つけたので、ツーショット!!
槍沢の奥に蝶ケ岳
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
槍沢の奥に蝶ケ岳
タンポポのワタゲ
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
タンポポのワタゲ
天狗原分岐にて
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
天狗原分岐にて
ここだけニッコウキスゲが咲いていた
標高2170m付近のケルンにて
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
ここだけニッコウキスゲが咲いていた
標高2170m付近のケルンにて
約1000m下ったのでここで小休止とする
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
約1000m下ったのでここで小休止とする
キッチン槍のクロワッサンをいただくmikolyn
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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9/2 0:07
キッチン槍のクロワッサンをいただくmikolyn
masanはツイストバニラチョコレート
外はカリッ、なかはクリームとチョコが絶妙、うまい
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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9/2 0:07
masanはツイストバニラチョコレート
外はカリッ、なかはクリームとチョコが絶妙、うまい
槍沢ロッジの広場から林ごしに穂先が見える
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
槍沢ロッジの広場から林ごしに穂先が見える
ロッジ特設のフィールドスコープ、山頂の人影まではっきりと。
2011年09月02日 00:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:07
ロッジ特設のフィールドスコープ、山頂の人影まではっきりと。
水が青い! ものすごい水量。
2011年09月02日 00:08撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:08
水が青い! ものすごい水量。
槍見河原で、穂先の見納め。
2011年09月02日 00:08撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:08
槍見河原で、穂先の見納め。
横尾で昼食休憩。槍名物のちまき弁当をいただく。しっかり味がついていて美味しかった! 行動食としてよく考えられていると感心。
2011年09月02日 00:08撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:08
横尾で昼食休憩。槍名物のちまき弁当をいただく。しっかり味がついていて美味しかった! 行動食としてよく考えられていると感心。
稜線はやっぱりガスの中、今朝のピーカンが信じられん!
2011年09月02日 00:08撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:08
稜線はやっぱりガスの中、今朝のピーカンが信じられん!
バスターミナルについた。広場中央でペットに水汲み
してバス乗り場に急ぐ
2011年09月02日 00:08撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
9/2 0:08
バスターミナルについた。広場中央でペットに水汲み
してバス乗り場に急ぐ
沢渡駐車場行のバス乗り場、来たときとは大違い;バスがたくさんいるじゃん。人も多い。
2011年09月02日 00:08撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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9/2 0:08
沢渡駐車場行のバス乗り場、来たときとは大違い;バスがたくさんいるじゃん。人も多い。
撮影機器:

感想

誕生日祝いを兼ねて槍ヶ岳初登頂を目指した。
上高地から横尾に泊まり、槍沢から頂上を往復するルートを選んだ。
夏休みの終わりということもあってか、道路、登山道ともにおおきな渋滞もなく、
マイペースでの山行を楽しめた。それにしても若い人たち、とくにカラフルな女性たちが多く、みんあ笑顔が輝いていたのが印象的だった。
やはり山はみんなを元気にするものだと、あらためて感じた山行だった。
天気も最高で一日がとっても長く感じられた。

☆第1日 沢渡〜上高地〜横尾山荘

土曜日は4時半に自宅を出発。八王子から中央高速で松本へ。
さすがに朝早いので小仏や上野原の渋滞はまったく無しで、料金もお得。
松本IC近くのコンビニでお握りとおやつを仕入れて沢渡に8時半着。

8:50のシャトルバスに乗りこむ。始発なので楽に座れる。
9時半過ぎに河童橋着。ここはいつも人が多い。
右岸から見上げる穂高の稜線がきれいだったがまもなくガスに隠れる。
天気が心配なのでのんびりもしていられず、10時出発。
今日は明神、徳沢経由の横尾まで3時間コースなので余裕だが..

徳沢の手前:梓川左岸の登りで「小熊がいるから注意!」と下って来た人からアドバイス。あたりを見渡したがそれらしき影は見えず、足早に通過した。
そういえば鈴を付けるの忘れてたっけ。

徳沢のテント場はゆったり広々して気持ちよさそう。一昨年はここの徳澤園まで散策したことをきのうのように思い出す。

ゆるやかな道を小一時間で横尾山荘に到着。小屋の前の広場は登山客でにぎわっていた。トイレ、水道、自動販売機もある。まずはベンチでカップラーメンとお握りのランチでくつろぐ。
13時からのチェックインは2番手だったので、新館の一番奥の部屋へ案内された。これなら相部屋でも十分だ、まだ木の香りがして山小屋とは思えない。mikolynも大満足の様子。

午後は小屋の内外でのんびり過ごした。16時から入浴、17時から夕食。
入浴は20時までだったが、夕食中とか夕食後の方がほぼ貸切状態になるので穴だ!
石鹸シャンプーは使えないが、浴槽内に3か所ジェットバスあり、足の裏にあてたりしてすっきりした。
夜は星空を期待したが、ガスがかかっていてあきらめた。


☆第2日 横尾〜槍沢〜槍ヶ岳山頂
5時すぎに朝食をとり、6時に出発
林間のゆるやかな道をたどると槍見河原に着いた。ここで初めて槍の穂先を拝む。道標がなかったら危うく見逃すところだった。堰堤が切れて下の道に降りるところがよく見えるポイントだ。
 
梓川沿いにしばらく進むと一の俣、二の俣の橋があり、ほどなく槍沢ロッジに着いた。ここにも水場、トイレあり。

ババ平キャンプ地はU字谷の小高い場所で、水場と簡易トイレがある。ここで標高11990mとは、まだあと1000m超もあるのか...まぁ昼には着けるだろう。

大曲で水俣乗越への道と別れ、いよいよ槍沢上流を詰める。お花畑と雪渓、青空、ときおり上方の岩峰をガスが隠してピークがどこかわからない。沢から次第に右にそれて登っていくと2つ沢を横切る。2番目の水量の多い沢(標高2560m付近)の水は冷たくて美味しかった。

最後の水場あたりからようやくごつごつした槍のピークが見え隠れする。見上げるとこちらに振りかぶるような威圧感。腕が有ったらゴジラのようだ!
殺生ヒュッテ近くの岩場で10mくらい先を横切るオコジヨを見かけた。カメラを構える前に岩場に潜り込んで見えなくなった。(残念;)

肩の小屋は見えてきても急傾斜になかなか体がついて行かない。
途中小屋の人が登山道の整備をされていた。ほんとにご苦労さまです。

槍ヶ岳山荘;肩の小屋に12時15分到着。
とにかく疲れたのでお湯沸かしてランチとする。小屋の前のテラス席は槍沢から涼しい風、遠くに雲海をながめながらフランスパンと紅茶がうまい!
なんとも贅沢な気分だ。

ときおりガスがかかるものの天気は大丈夫そう。雷が来ないうちにと山頂を目指す。荷物はウエストバッグにカメラと小型三脚のみ。始めのジグザグ道から北側に回り込むと小槍が目の前に。高度感あるが思っていたより登りやすく、クサリや鉄杭、鉄はしごと変化を楽しんでるうちに山頂に到着。
山頂は南北に細長く、15人ほどで一杯の広さだ。北のはずれに祠がある。みんなびくびくしながら場所を移動しつつ記念撮影におさまっていた。
(福岡のお兄さん、シャツタ〜ありがとう!)

そうこうしていると近くのおじさんが北鎌尾根からのパーティーを発見。みんなが見守る中、彼らは道無き反対側からひょっこり頂上に上がってきた!誰彼ともなく拍手が上がりおめでとう!と盛り上がった。

小屋に下山後は穂先を見ながら生ビールで乾杯。
夕食前のひとときをアマチュア無線で交信を楽しむ。
小型のVX-3という機械で送信出力1W(携帯電話の4倍)だが、茨城県下妻市や三重県津市と交信ができ、3000mというロケーションの良さを実感した。

5時からの夕食がすむと、日没ショーを楽しむためにカメラと三脚を持って外で待機。はじめガスが濃かったが、次第に晴れてきて見事な夕焼けと星空を満喫できた。小屋の前で唯一三脚立ててデジ一眼で星空を撮影していると、いつのまにかひとだかり。 EossKissのお姉さんにどうやったらそういう風にきれいに撮れるの?と聞きかれ、シャッターを解放して撮影する方法を伝授したり、カメラ好きのツアー客と話をしたりで、あっという間に8時半の消灯時間になってしまった。 
2週間前の白馬岳でも星がきれいだったが、槍の方が町の灯りの影響が少なく、また新月のころだったのでより暗い星まではっきり見える感じだった。今回初めてISO1000に設定してみたところ、びっくりするくらい星がたくさん写っていて、天の川もくっくり。ただ夜露でレンズが真っ白に曇ってしまったときは、一瞬どうなってしまったのか頭が真っ白になってしまった。まぁ一つ学習できたので良しとする。

☆第3日 槍ヶ岳〜横尾〜上高地
 早寝をすると早く目が覚める。部屋のガラス窓を開けると空は快晴だったので、撮影準備をしてこっそり部屋を抜けた。3時半で東の空にはオリオン座が輝いている。白馬でうまく取れなかった”すばる”に再度チャレンジしたみたが今一ピンボケで納得いかず。東が白んできたのでテント場に移動して、穂先と空のコントラストを狙った。
ご来光の方角はだいたい見当つけていた。そのころになるともう大勢起き出してにぎやかに。山頂にも10人くらい登っていたようだ。
白馬に続いて槍でも見事なご来光を拝め、なんと今年はラッキーだったのだろうと神様に感謝した。

ご来光のあとはみんな朝ごはんに戻っていったが、朝陽を受けて北アルプスの峰々が輝きだしたので、西側に移って山の名前をチェック。よくみるとこのまえ登った白馬岳も見えるではないか! 立山、剣、鹿島槍、針ノ木、薬師、黒部五郎、三俣蓮華、双六、笠、その奥は加賀の白山、南には西穂、焼岳、乗鞍、御嶽山、後には富士山、甲斐駒、鳳凰三山、南アルプス、中央アルプス、常念、大天井、蝶ケ岳....
こんなに風が弱くて視界が良いのは年に何回も無いとは、隣にいたツアーガイドの談。

富士山を眺めながらの朝食後、売店のおみやげやキッチン槍の焼きたてパンを仕入れてたりして予定より1時間遅い出発となった。 下りは道がしっかりしていることもあり、快調に下る。
約2時間で1000m下り、大曲の手前の槍沢カール(標高2170m付近)のケルンでショートブレイク。小屋で買った焼きたてパンをいただく。外側がカリッとして中はふんわり、沢で汲んできた水でのどを潤しながらおいしくいただいた。ここの場所だけニッコウキスゲが咲いていた。

槍沢ロッジのあと、槍身河原で槍の穂先に分かれを告げて横尾に到着。
足裏が疲れてきたので、梓川の清流に足を突っ込んでリフレッシュ。
水は冷たくてせいぜい10秒が限度だ!
槍ヶ岳山荘の名物弁当をいただいた。女性にはちょっと量あるかもしれないが、おいしい中華ちまきだった。

横尾から先は平たんな道を下っていく。
月曜日だというのにテン泊装備で結構登ってくる人もいる。
そろそろ来年あたりはテン泊にもチャレンジしたいなぁ。

最後の方は疲れと早起きしたせいで口数も減ってきたが、なんとか上高地にたどりついた。 シャトルバスのなかでももちろん船こいだ。

1日風呂抜いたこともあり、クルマに荷物を置いて駐車場横の日帰り温泉を利用。
温泉の駐車場利用なら割引があったもよう。さっぱりして帰宅の途に着いたのだった。 

夕方中央道上りの渋滞情報が流れていたが、相模湖に着くころには解消していてラッキー! 夕食、給油をして22時に帰宅できた。

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コメント

どうもです
初めまして

北鎌尾根から上がってきた3人パーティーです。
あのとき頂上でご一緒したのですね。
写真も掲載いただき感謝です。
2011/9/3 9:09
こちらこそ、初めまして
kawamasaさん、コメントありがとうございます。
そうでしたか、人が多かったので頂上ではごあいさつそびれてしまいました。
肩の小屋に降りたときに、再度お見かけして、さすが下山は速いなぁと二人で話してました。
翌朝4時すぎにテント場をうろついて写真を撮っていたので、ほんとにニアミスしてたんですね。

またどこかの山の上でお会いしたいですね
2011/9/3 21:08
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