扇沢から針ノ木・蓮華〜爺ヶ岳周回(まさかの降雪にブルブル)
- GPS
- 13:42
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,692m
- 下り
- 2,783m
コースタイム
扇沢8:15-9:12大沢小屋-11:42針ノ木小屋(テント設営)13:10-13:59蓮華岳14:14-14:40針ノ木小屋(降雪のためテントから出ず)
9/24
針ノ木テント場6:35-7:19針ノ木岳7:29-8:11スバリ岳-9:29赤沢岳9:37-10:09鳴沢岳10:17-10:38新越山荘11:00-11:34岩小屋沢岳-12:27種池小屋12:53-13:23爺ヶ岳南峰-13:36爺ヶ岳中峰-14:05種池小屋14:17-15:46爺ヶ岳登山口
天候 | 23日:晴れ時々ガス のち みぞれ&雪 (夕方からは零下の冷え込み) 24日:快晴 ガスは一瞬だけ (富山側は冷風、信州側は温暖) |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
これから立山黒部アルペンルートの紅葉季節になると、より観光客が集まります。車の方はより早めに駐車場へ入ることをおすすめします。 行きは中央高速、帰りは上信越・関越高速を利用しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●扇沢〜針ノ木峠 ・扇沢ターミナルの左横にひっそりと登山口があります(横に指導テントがあり、登山計画書をここで書けます) ・しばらくはトロリーバスの道を横切ったり並走します(のんびり猿がひなたぼっこしていました) ・大沢小屋を過ぎてしばらくまでは緩い樹林帯歩きです ・針ノ木雪渓はノド部分にのみ残っています(この部分は高巻くため、雪渓を歩くことはありません) ・ノドから上部はザレ場が多く歩きにくいです(ラスト200mの登りは九十九折道) ●針ノ木峠〜蓮華岳 ・峠からの出だしに急登がありますが、それ以降はおおらかで太い尾根をゆるゆる登る道になります。危険なところはありません。 ●針ノ木峠〜針ノ木岳〜スバリ岳 ・当周回ルートの最高点セクションです(針ノ木岳山頂は展望が素晴らしい) ・特に危険なところはありませんが、針ノ木岳からスバリ岳へ向かう下りザレ斜面は慎重に ●スバリ岳〜赤沢岳〜鳴沢岳〜新越山荘 ・稜線歩きですがアップダウンが続くので、意外と疲れます ・特に危険なところはありません ●新越山荘〜岩小屋沢岳〜種池山荘 ・岩小屋沢岳への緩くて長い登りを過ぎれば、もうアップダウンはそれほどでもありません(最後に種池への登りが少々バテた身体にはキツイかも)。 ・危険なところはありません ●種池山荘〜爺ヶ岳 ・気持ちの良い稜線歩きを楽しめます ・南峰にも中峰にも巻き道がありますが、それほどピーク近くの巻き道なので、ぜひピークを踏むことをおすすめします。 ●種池山荘〜爺ヶ岳登山口(柏原新道) ・とても整備された歩きやすい登山道です ・北アルプス初心者の第一歩にうってつけな道だと思います ●扇沢ターミナル ・トイレがとてもキレイ(都会のトイレと同じ) ・水場がターミナル右端にあります ●針ノ木小屋 ・テント場 ひとり500円 水:1リットル200円 ・テント場は稜線上に10張ほどのスペースと、南に10mほど下ったところに10張ほどのスペースがあります。 ●薬師の湯 ・広い露天もあるキレイなお風呂です ・登山者に配慮してか、早朝から営業していて登山ザック置き場もあります ・大人600円ですが種池山荘で100円割引券をもらえます ・屋内の飲食施設は夕方4時でオーダー終了するので注意 |
写真
感想
2週続けての3連休。
北沢峠宴会登山に続いての山行は、
過去に2回雨天で断念している扇沢基点の周回縦走コース。
針ノ木岳・蓮華岳という二百名山・三百名山を筆頭に黒部湖を挟んで立山・剱岳を見ながら稜線を縦走できるこのコース、ついでに2年前の猿倉〜扇沢南下縦走した時には、ヘロヘロで頂上へ行かずに巻き道通過してしまった爺ヶ岳中峰もついでに登ってしまおうというテント縦走計画です。
このコース、1泊で周れるコースタイムですが、せっかくの連休なので針ノ木と種池でテント泊して、ノンビリ稜線を楽しもうと自宅を前夜出発(当初はソロ予定でしたが、急遽Nさん参戦で2人旅に)
台風通過まで残暑が残る東京に慣れてしまい夏装備で登ったんですが、ガスで日差しが遮られた針ノ木雪渓はノド部分に崩落雪渓を残すのみながら、冷たい風が吹き降ろし、予報のような秋晴天日和にはほど遠い状態。
それでも針ノ木峠にテントを設営するころには上空に青空も出てきて、水と行動食をもってハイキング気分で蓮華岳へ。山頂ではどんどん湧き上がるガスと四囲の山を眺めながらノンビリ昼寝でもと、思っていたら、何やら黒っぽい雲が上空に出てきて、気温も下がり始め、急いで下山開始するも、すぐに上空から雨? 雨具を着ていないので濡れる〜と焦っていたけど、濡れてこない。?? よく見ると細かい氷粒(霙)ではありませんか。9月なのに???
どんどん降りが強く激しくなるとともに粒も大きくなります。針ノ木小屋に着くころには小屋の屋根やベンチは真っ白。
急いでテントに戻るも夏装備(うすいシュラフだし、ヌクヌクなダウンは持っていないし)で雪に降られたことにビックリするばかり。
結局初日はずっとテント内で寒さに耐えながら過ごし、夕食後には早々と着込んでシュラフに入って夜7時前には就寝。
まさかの初日終了となりました。
夜中も寝返りするたび寒さに震え、外の冷たい強風に目を覚ましという感じ(それでもソロではなく2人だったぶん寒さは凌げましたが)。
翌日は快晴ながら、放射冷却もあってメチャメチャ寒い。フライシートはバリバリに凍っているし、霜柱がビッシリ出ているし。
天気がすぐれないなら、もう扇沢下山してもいいかとも思っていたんですが、幸い快晴で眺望もサイコー。そうはいっても夜はまた寒くなる可能性も排除できないので、相談の結果、ぐるっと周回して夕方には扇沢下山してしまおうということに。
爺ヶ岳は、種池に2時までに到着できればピストン、出来なければそのまま下山ということにして、
6時半すぎに、2日目スタート。
針ノ木岳〜スバリ岳〜赤沢岳〜鳴沢岳〜岩小屋沢岳と、快晴・眺望サイコーの稜線漫歩を堪能できました。
稜線の富山側(西側)では乾いた冷たい風が吹きつけ、信州側(東側)では風がなくて暑いムッとする日ざしで汗をかく という感じ。
快調に歩いて12時半前には種池山荘に到着。
予定通り爺ヶ岳ピストンも実行し、夕方4時前には登山口に下山できました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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こんにちは。ご無沙汰しています
23日は寒気が入り込んでいてめっちゃ寒かったですよね
それにしても夏装備でテント泊とは凄い!根性ですね
私は同じ日に白馬岳にいたのですが、あまりの寒さにテント泊を断念しました
実は針ノ木〜爺ヶ岳のルートは今年の8月に行く予定だったのですが、烏帽子岳から針ノ木小屋まで歩いてきてそこで力尽きてしまいました。
来年、今回のkazさんと同じルートで針ノ木〜爺ヶ岳をリベンジする予定です。
その時にはまたこの記録を参考にさせてもらいますね。
ご無沙汰しています。ずっと山行アップが無かったので、どうしたのかなと思っていました。
それにしてもまさかの雪 本当にビックリでした。
10月なら寒気への備えを気にするんですが、東京で残暑に嫌気を感じるくらい暖気慣れしていたので、その落差にビックリでしたね。
今回のルート、ちょこちょこアップダウンはありますが、眺めの良い稜線トレイル、おすすめですよ。
ぜひ来年、楽しんできてください!
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