五竜岳〜唐松岳縦走(1泊2日)
- GPS
- 27:30
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,433m
- 下り
- 1,371m
天候 | 1日目:曇り 2日目:曇り時々晴れ(強風) |
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過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
2日目:八方尾根スキー場リフト、ゴンドラ利用 |
写真
感想
気圧配置を見ると天候が荒れそうだ。
雪が降りそうだし。
なるべく装備は冬山仕様にした。
今回のコースは
1日目:「遠見尾根〜五竜山荘」
2日目:「五竜山荘〜五竜岳〜唐松岳〜八方尾根」
という予定。
【1日目】
アルプス展望リフト終点より遠見尾根を通り、五竜山荘へ。
コースタイム5時間半位とあったが4時間で五竜山荘に到着。
夕方になって雪が降り始めた。
明日はやっぱり雪かな。
寒さに凍えながら就寝
【2日目】
外は一面雪景色。
雪は止んでいるが風は強いし視界は悪い。
唐松岳への縦走を諦めて、昨日登ってきた遠見尾根をこのまま下るか、
予定通り唐松へ行くか同行者と相談。
「風は強いが、気圧配置からして天候はこれより更に悪くなることは無いだろう」
「これくらいなら、なんとか行けるだろう」
「ダメなときは途中で引き返そう」
「しかし五竜岳は、今回は諦めよう」
という事で予定通り(五竜岳は諦めたが)唐松岳への縦走をしようという結論に達した。
冬山登山は久しぶりだし、これから危険な所に向かおうとしているからか、
いつもの登山より気が引き締まる。
装備のチェックを念入りに。
朝食はいつもより多めに取る。
さすがに縦走を選ぶ人はいない。
皆、遠見尾根に向かっていく。
しばらく歩き、唐松岳と遠見尾根への分岐点で立ち止まった。
唐松への縦走路は思ったより雪が多い。
足が埋まるくらい雪が積もっている。
この装備のままでは凍傷になる可能性が高い。
念のため、山小屋に引き返して装備の見直しをすることにした。
山小屋で靴下を2枚重ねにしたり、装備を増やしたりしてから外に出る。
外に出ると、明らかにさっきより視界が開けてきている。
そしてどんどん雲が切れていき・・・
神々しいほど美しい五竜岳が姿を現した。
更に、南アルプスや八ヶ岳や富士山までもが見える。
しかし風は相変わらず強い。
視界が開けたからといって危険な事には変わりない。
気合いを入れて再び唐松岳へと歩を進める。
日本海側からの風は相変わらず強いが、快調に縦走路を進む。
何度も何度も振り返り、五竜岳の姿を目に焼き付ける。
そして五竜岳の後ろに・・・大好きな剣岳が見えた!
半分冬毛になりかけてる雷鳥先生にも会えた。
と、途中までは楽しい楽しい縦走路・・・。
ここから先、唐松山荘までは難所が続く危険ゾーン・・・。
徐々にガスが湧き始め、視界が無くなってきた。
一歩足を滑らせたら「さよおなら」の難所がひたすら続く。
今、自分の命を守れるのは自分だけ。
手がかり、足がかりを慎重に選び、三点支持を確実に。
雪が着いていて滑りやすいので慎重に・・・
岩は登るよりも、下る方が怖い。
難所はまだまだ続く。
岩場は続くよどこまでも。
体温を下げないように、風の弱い所で少しだけ食事を取る。
手がちべたい。
ちと弱気になりかけたその時。
何やら前方に・・・。
唐松山荘が目の前に見えた時の喜びったら。
ここまでくれば一安心。
後は唐松の山頂行ってから、八方尾根を下るだけ。
八方尾根への下りは、今から登ってくる人とのすれ違いが大変だった。
八方は紅葉見学のお客さん達で凄い混んでたな。
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