【自転車パスハン】★旧中山道は横田英ちゃんと共にあった(｀・ω・´)ゞ （坂本宿ー旧中山道ー旧碓氷峠ー旧軽井沢ー軽井沢ー碓氷峠ー坂本宿）

2018年04月29日(日) [日帰り]

• GPS: 16:00
• 距離: 64.5km
• 登り: 1,276m
• 下り: 1,356m

コースタイム

行き：JR東・高崎線→信越本線：横川駅まで輪行

9:00横川駅ー9:15旧中山道碓氷ルート入口ー9:25国道を渡り街道再突入ー11:10旧碓氷峠（1200m）11:30ー軽井沢ー11:50碓氷峠ー信越線廃線区間探索（霧積温泉分岐で廃信越新線探索）12:50横川駅（昼飯）13:10ー14:30高崎駅

帰り：JR東・高崎線高崎駅から輪行帰宅

天候

初夏めいた爽やかな晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

行き：JR東・高崎線→信越本線：横川駅まで輪行
帰り：JR東・高崎線高崎駅から輪行帰宅

コース状況／危険箇所等

旧中山道はハイカー道ですから、歩行者を追い越す際は早めの挨拶及び押し歩きをお願います。
※チャリに熊ベルなど装着しないように（ハイカーは普通にイラッとします）

写真

6:00頃 今日は旧碓氷越えのパスハン。東京上野ラインから上野駅デース!!ここから信越本線・横川駅まで輪行しマース!!

信越本線の行き違い。ローカル線に見えるだろうが複線なのだ

前回果たせなかった25‰の標識を先頭車からゲッツ(σ・∀・)σ（松井田ー西松井田駅前間）

9:00 信越本線の終点??横川駅から出発( ・∀・)

アプトの道ではなく中山道から。坂本宿を過ぎ、道はいよいよ碓氷峠に突入していきます

ここから旧中山道に入ります。※すぐさま国道18に再合流します(´∀｀*)ウフフ

この辺りの地図をGET!! 憎っくき北陸新幹線が描かれていますね!!（苦笑）

9:25 国道18号を横断し旧中山道に再突入( ・∀・)

柱状節理（火成岩が冷却し柱状に割れた岩盤）、これは伊豆城ヶ崎海岸で見たものと同じだが、まさか碓氷でとは。

柱状節理を引っぺがして積んだ石垣だ( ・∀・)

登ってきた坂本宿（横川駅方面）を振り返る

山中の馬頭観音。つか担ぎキッツいw

峠越えには暫くかかるが、お茶屋さんの跡があった。植林地帯で日が差さないため保存は良い

さっきの柱状節理石ではなく、普通？の石で組まれた石垣が残る（お茶屋さん跡）

茶店からは漕げる道に‼ここから登り基調ながら乗車率70％‼

馬頭観音。英ちゃんら一行もそうだが、この道は馬や足で越えた古の中山道である。

おいらは自転車で越える。昔はあらゆる危険があったのだろうが、鎌倉の切り通し同等・素晴らしい道だ。

幾つかの馬頭観音との出会い。手向け。

本当に素晴らしい道が続く(・∀・)

よく掘れている箇所もある

旧中山道、、横・軽の廃線、国道18号の裏にこのような素晴らしい道が( ・∀・)

旧峠まであと3Kmです。廃墟出現しますが民家廃墟は守備範囲外なので自重します

同じ頃に廃バス出現‼ 廃バス守備範囲w

廃バス車内・こやつめ (ノД`)

旧中仙道を外れて安政遠足（あんせいとおあし）コースに入ってしまった。ま旧碓氷山頂で合流すっからいいかw

そんで旧碓氷手前の合流地点は石仏の山w

石仏前でお昼のチャーハン頂きます

11:10 パスハンで旧碓氷(σ・∀・)σゲッツ!!　って英ちゃんお出迎えかーw

坂本宿から旧碓氷まで”1時間55分”の現代の旅でしたよ。英ちゃんどちらへ?？

そのうちナガノにも製糸場作るし! 私そこの指導者になるんだし! そのためにしっかり富岡で学んで来るし! (C)お前はまだグンマを知らない 井田ヒロト

富岡ですか〜。11:50 まずは、旧碓氷から旧軽に降りて今の碓氷峠です

足元に信越本線の遺構が転がっていますね(碓氷峠)

旧道の国道18号は流石といった風格です

アプト時代の旧信越本線・メガネ橋です

さて、霧積温泉への分岐路から信越本線新線の探求です。ご覧の有様で

隧道内に藪はありませんでしたが・・

ビデオから、、20年前の”同じ場所です(爆)

12:50 富岡製糸場は諦め（苦笑　横川駅に戻るとSL（デゴイチ）が停車しているではありませんか

駅のおぎのやで蕎麦を（\420）おいしいおいしい(・∀・)

富岡のカレー（14:00昼終）には間に合わないし。。信越本線をやり過ごして自転車で高崎駅へw

14:30高崎駅に着いて買い出しやらで15:00w

籠原駅で増結。BOXシートに移動します(｀・ω・´)

割と高額な出来合いソースを買って。ナチュラル、、実はトマト缶で普通に作れるもの・だがそれがいい（自宅にて）

装備

個人装備

ロードレーサー＋SPD（歩ける自転車靴）

感想

Honoca

いきなりだが、こういった峠を越えた”直後”に達成感は余り無い。
・長い山稜を歩いてゴールしたときの”ドボルザークの家路”
・自転車で伊豆を走り終えての”ボレロ”を叫ぶ。
いづれも最高の一日だったが山行と違い、峠越えは終わりではなく始まり。
英ちゃんの県境越えは未知の旅であったが、越えれば直ちに別環境での日常が始まるのだ。

富岡日記の著者、長野・松代の”えいちゃん”（横田英）は、明治6年2月。長野県松代より富岡製糸場を目指した一人である。
--------------------------
駕籠に乗る人、馬に乗る人、代り代りに致しました。 その頃は人力車は一台もありませんから、多く馬に乗りました。只今の方は御存じありますまい、 馬の鞍（くら）の両側に炬燵櫓（こたつやぐら）を結び付け、その中に入るのであります。馬一疋（ぴき）で二人乗せます。でくでく歩きますから中々恐ろしくなりました。年のしない人は泣出しました。このようにしてその日は追分の油屋と申す宿屋に泊りました。宿場女郎お竹と申す女中の別品（べっぴん）がお給仕に出ました。 翌二十八日は軽井沢を通り、碓氷峠にかかりました。旧道でありましたから中々道が悪（あ）しく、飛石や禰石（ねいし）などの難所も思いましたほど難儀ではありません。皆一生の思い出に草鮭（わらじ）をはきたい と申しまして、大かたはきました。名物の力餅のおいしかったことは只今も忘れません。その日は坂本に泊りました。
　横田英（よこたえい）　富岡日記より

■残るもの・残らないもの・再発見されるもの
人工のものは、人の手が入らなければ自然に帰ってゆく。
一部のモノは主張する
”私は信越線のレールだったの”
”おいらは観光バスだったんだぜ” と
蚕蛾（かいこが）、金魚、愛玩犬等も、人の助けがなければ絶滅するだろう。

■松尾芭蕉　おくのほそ道
その紀行記の頂点が平泉高館での、夏草を敷いての歴史回願だった。
　夏草や兵どもが夢のあと　　松尾芭蕉
今は夏草ばかりが生い茂ったこの岡は、かつてはつわものどもが華々しく戦い、功名を夢見た、その夢の跡である。（山本健吉）
　五月雨の降り残してや光堂　　松尾芭蕉
五月雨（さみだれ）のころ、私は平泉へやって来た。毎年の五月雨が降り残して、このように輝かしく残されているのであろうか、この光堂は。（山本健吉）

■この平泉での二句、”残るもの・残らないもの・再発見の対比でもある。
人の作ったものは手入れをしなければ朽ち、自然に戻る。
それぞれに美しいと思う。

県境（けんきょう・けんざかい）この場合は4音の”けんきょう”、百千鳥（ももちどり・春）＝囀る鳥の数が多いこと、春川（はるかわ・春）、D51（デゴイチ）、

　県境の車は朽ちて百千鳥　　ほの香
　若草や廃線跡を思うまま　　　ほの香
　野仏に越える桜の手向け哉　　ほの香
　振り向けばあの山越えて桑の花　　ほの香
　春川や米の産地に堰あまた　　ほの香
　街道の黒き古民家つばくらめ　　ほの香
　山越えのこの春惜しむ握り飯　　　ほの香
　D51の準備完了春の蝿　　ほの香
　行く春も百鬼夜行に加われり　　ほの香
英ちゃんへ
　この山を越せば富岡八重桜　　ほの香


史料
1859年（安政6年）横浜港開港
　北長野の繭は牛馬で碓氷峠を越え高崎ー利根川の水運・高瀬舟利用だった
1872年（明治5年）富岡製糸場操業
　開港13年後、生糸の流れに富岡製紙場経由が加わった
1873年（明治6年2月28日）　横田英 碓氷を越える。富岡製糸場へ
1874年（明治7年7月初旬）　　〃　　　　　　　　 長野松代へ帰郷　日本初の民営機械製糸場・六工社の創業に参画するとともに、その後も教授として指導的な役割を果たす。
1893年（明治26年）碓氷を克服した信越本線（高崎ー直江津）全通
　横浜開港の34年後、三重連の蒸気汽関車をもって遂に碓氷峠を越えた（アプト式を採用）。北長野の繭が労せず横浜へ


■パスハン関連
【自転車パスハン】★最強の険道がこんなに地味なわけがない!?（神奈川県道729山北山中湖線・通称世附林道)浅瀬ゲートから　2018年04月01日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1417713.html
【自転車パスハン】★いくぜ伊豆・城ヶ崎自然研究路、おっピクニカル路も??　2018年03月25日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1410559.html
【自転車パスハン】Reトライ花嫁街道ゲソゲッソー ★花嫁街道・南房総市和田浦　2017年02月19日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1068866.html
【自転車パスハン】取り付きロストし嫁入りならず ★花嫁街道・南房総市和田浦　 2017年02月12日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1064191.html
【自転車パスハン】ど〜なる? ど〜する!? 禁じられた出会い ★大磯から六本松峠を越えて小田原は曽我ー坂東5番・勝福寺（飯泉観音）へ　2015年09月27日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-727593.html
【自転車パスハン】 ★インデックスと黙想する順礼道 ★チャリで飯山観音（順礼峠）ー日向薬師ー歩きで大山ー〆は江ノ島　2015年09月20日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-719606.html
【自転車パスハン】 夏の伊豆で澪と律はノリノリ ★謎の井田集落ペロペロ（＾ω＾）真城(さなぎ)峠越えて修善寺ー東伊豆　2015年08月23日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-703230.html
もし明治の養蚕女子が『チャリでシルクロード』を走ったら　★横浜港ー八王子ー小仏峠ー半原越ー清川・厚木★自転車パスハン　2015年06月20日(土)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-662669.html
境を越えて鎌倉へ ★ガッツでGO! ここから始まる物語!!　鎌倉七口＋歩きで稲村ガ崎の尾根＋源氏山・霊仙山・霊山　2015年05月09日(土)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-634684.html
許すというのは強さの証なのだ（by平沢唯）★神奈川・矢倉沢往還（善波峠）おまけで旧中原街道の起点ゲッツ★自転車パスハン　2014年12月30日(火)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-566976.html
俺のシルクロードがこんなに地味なわけがない★神奈川（三増峠・小倉山）★自転車パスハン　2014年12月14日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-559854.html
早苗「イカちゃん愛してるうぅぅー!!」　★恋のときめき・花じょろ道をチャリで行け!!（ヒネゴ沢乗越）★山北町八丁（旧・共和村）から高松山稜線を越えて虫沢・田代向集落へ　2014年10月19日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-531834.html
チャリで犬越路林道・歩きで犬越路（大室山断念）　ダメだよ、神之ちゃん。 ひとりぼっちにならないでって言ったじゃない。　2014年04月19日(土)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-430911.html

■碓氷峠に関連する記録
信越線廃線区間・新碓氷川橋梁 (σ・∀・)σゲッツ!! 碓氷を越えて千曲川!? ★鉄plusチャリレコ（横川ー碓氷峠ー旧碓氷峠ー旧軽ー佐久ー小海） 2018年04月22日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1435954.html
俺のシルクロードはカレーに紅葉 チャリレコ★横川ー碓氷峠・旧碓氷峠ー軽井沢ー横川ー富岡ー高崎　2017年11月05日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1304836.html
俺のシルクロードにえいちゃん（横田英）を訪ねて チャリレコ★横川ー碓氷峠ー軽井沢・小諸・上田・松代　2017年09月24日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1267322.html
チャリレコ　碓氷峠に横田英（よこたえい）を訪ねて ★横川駅ー碓氷峠ー軽井沢ー野辺山ー清里ー日野春駅　2017年09月10日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1255054.html
俺のシルクロードは共にあった★ 利根川水運・中山道ルート　横川（碓氷峠）ー軽井沢ー富岡製糸場ー高崎　2017年07月23日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1205491.html
俺のシルクロードが川を使っていたなんて ★チャリで横浜港ー隅田永代橋ー旧江戸川ー江戸川ー利根川ー上州富岡　2017年04月02日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1096892.html