蝶ヶ岳・涸沢〜GWの混雑を避けて
- GPS
- 33:47
- 距離
- 45.4km
- 登り
- 2,290m
- 下り
- 2,282m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 10:05
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 2:36
- 合計
- 10:51
天候 | 5日:雪〜晴れ 6日:晴れ〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
有名なルートで、特に危険箇所は有りません。 蝶ヶ岳への長堀尾根は2000m辺りから雪道となります。山頂までアイゼン無しでも行けますが長塀山から先はアイゼンを履いた方が楽です。ピッケルを使う場所は有りませんでした。 涸沢ルートは本谷橋までは積雪は無し、本谷橋以降はずっと雪道です。 ルートはほぼ夏道と同じです。アイゼン無しでも行けますが、アイゼンを履いた方が楽です。ピッケルを使う場所は有りませんでした。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
毎年ゴールデンウィークはどこに行っても混んでいるので敬遠していたのですが。4月に何処にも登れなかったので今年はGWに何処か空いている所を探して登ろうと色々検討しました。
どうせ行くならアルプスに行きたい、この時期はまだ寒いのでテント泊は避けたい、前半は混むので比較的空いている後半狙い。以上の条件を検討して導き出したのが徳沢ロッジに泊まって蝶ヶ岳に登るこのコースでした。
3日4日と悪天候だったため結局GW最後の5.6日に行くことになり4日夜雨の中出発し沢渡で車中泊、5日4時頃に起きるとまだ雨、上高地に着いたときは雪が降っていました。天気回復の予報を信じて歩き始めると徐々に雪は止みはじめ青空が出てきました。
蝶ヶ岳登山口の徳沢に着いたときは雪も止み一気に明るくなってきました。
長堀尾根は樹林帯で頂上直下まで展望が効かないのですが、木の間越しにチラチラと穂高が見える様になり、長塀山に着いたときはすっかり青空になりました。
妖精の池を過ぎ森林限界を超えると一気に視界が開け槍穂高の大展望が広がりました、槍穂を見るならやはり蝶ヶ岳か常念岳ですね。
山頂に立って大展望を満喫しながらゆっくりランチと言いたいところですが、ザックを下ろすと飛ばされそうな強風が吹きまくっており、とてもそれどころではありませんでした。
這々の体で蝶ヶ岳ヒュッテに逃げ込みやっとゆっくり出来ました。営業小屋があるのは本当に助かりますね。食事をして一休み、元気になって下山しました。
下山は蝶槍を回って横尾に降りようと思っていたのですが、稜線の風が強く大変そうなので止めて元来た道を引き返しました。
徳沢まで戻って今日宿泊する徳沢ロッジへ。徳沢ロッジは2年前に大改装してオープン、是非泊まってみたいと思っていた山小屋でした。
実際に泊まって見て、期待していた以上の快適さで大満足でした。
部屋は普通の2段ベッドの相部屋ですが、各ベッドにコンセントが有り携帯の充電が可能、トイレは水洗のウオッシュレット付き、風呂は普通にシャンプーや石鹸が有りドライヤーも完備です。ラウンジ(談話室では無い!)には暖炉やロッキングチェアも有り、山小屋では無く山小屋風のリゾートホテルの様でした。(料金は2食付き10,000円で北アルプスでは標準的な値段です)ただシーズンオフのこの時期だから良いものの、夏のハイシーズンになるとリゾートのお客さん主体で登山者は場違いになるかも知れませんね。
徳沢で快適な夜を過ごして翌日はゆっくり帰るだけの予定でしたが、夕方の天気予報で明日も1日良い天気と聞いて一気に予定変更、涸沢まで行ってみることにしました。ただ明日中に帰らないといけないのでちょっとスケジュール的に厳しそう。
徳沢から涸沢まで約4時間涸沢から上高地は約5時間、休憩を合計2時間取ると所要時間は合計で11時間にもなってしまいます。結局5時に出て16時帰着のスケジュールとなりました。
翌朝何とか4時台に出発、横尾から本谷橋までは快調に飛ばしました。しかし本谷橋から傾斜がキツくなると前日の疲れも有って一気にペースダウン、不要な装備を置いてくれば良かったのですがそのまま全て背負ってきてしまったので冬山完全装備にビバーク装備や予備食など入れて12キロ近いザックの重さになっていたのも失敗でした。天気が良く気温が上昇してきたことも追い打ちとなり、目的地の涸沢ロッジに着いたときはヘロヘロになっていました。
但し涸沢には苦労した以上のものが待っていました。穂高のまっただ中、真っ青な空にそそり立つ白い穂高の峰々、正にこの時期で無ければ見られない絶景が待っていてくれました。連休最終日ですので登山者もまばら、何とあの涸沢ロッジのテラスが誰もおらず貸し切りでした。
雄大な景色を眺め名物のおでんを食べたのは言うまでも有りません。
ビールを飲んで午後は昼寝なら最高だったのですが、今日はこのまま下山しなければばなりません。
余りゆっくりする時間も無いので短いながらも贅沢な時間を過ごしました。
涸沢から上高地へ長い下山路、後半相当疲れて大変でしたが無理して涸沢に行って本当に良かったと思いました。
楽々GWのつもりだったのが結果としては意外にガッツリになってしまった今年のGWでした。
さて次は何処に行きましょうか?
yamayaさん、おはようございます。
予定通りGW後半に山に行かれましたね
GW後半は高い山は荒れるような天気予報も出ていましたが、今回もyamayaさんの天気読みが上手いですね〜
1日目の上高地バスターミナルは天気の関係もあるようですが、ほとんど人影ないようでちょっと な光景ですね。徳沢までは天気が芳しくなかったようですが、本格的に登る前に雨もあがりガッツポーズをしているyamayaさんの姿が浮かびます 蝶ヶ岳山頂まで詰めればいつもの槍・穗高の展望台ですから残雪の山容を堪能ですね。(私だとココで満足して蝶ヶ岳ヒュッテ泊となる事でしょう )
ここからがyamayaさんの凄い所ですね、また徳沢まで下って、翌日には涸沢まで足を延ばすなんて私の中では考えられない行動力です!
そして2日目の涸沢は前日以上の快晴でしたね、残雪に青空、風にたなびく鯉のぼり、名物のおでんで と行きたい所でコカコーラとココでも我慢しているyamayaさんの表情を想像しちゃいました
2日間とも行動時間が10時間を超え歩く距離も45kmと、終わってみれば今回も大満足の山歩きだったのではないでしょうか?
それにしても毎回yamayaさんのレコには「凄いな〜」と思いながら拝見させていただいています
立山の天気予報も明後日から が出てパッキングも終わって準備万端となったところだったんですが、突然な大人の事情で昨夜キャンセルとなってしまいました 山は逃げないとは言え、天気も期待できたので残念...
yamayaさんの次のレコも楽しみにお待ちしています
opiroさんこんにちは。
ほぼ一ヶ月ぶりの山が意外にガッツリになってしまい、休み明け這う様にして会社に行きました。
やはり山は間を空けるとキツいですね
久々のGWの北アルプスでしたが、作戦がうまく当たって意外なほどすいていて静かな山が楽しめました。
二日目の涸沢は当初予定に無かったのですが、蝶ヶ岳から眺めた穂高があまりにもきれいだったので、晴れの天気予報を見て急遽決定しました。
ただし、やはり帰りの上高地までは本当にキツかったです
opiroさんは今週の木金辺りかな?と思っていましたが、用事が入ってしまったのでは仕方が無いですね、いい大人が義理を欠いて遊びに行くわけには行きませんからね
お楽しみは先延ばしでもっと楽しみが大きくなりますから 。
今年の梅雨入りは早そうなので、私も5月中にもう1回はアルプスに行きたいと思っています。
いつもコメント有り難うございます。opiroさんの次のレコ楽しみに待っています
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