白馬三山・鑓温泉〜残雪たっぷり北アルプス


- GPS
- 31:55
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 2,472m
- 下り
- 2,473m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 3:30
- 合計
- 9:55
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 8:37
天候 | 20日:快晴 21日:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■二日目最初GPSのスイッチを入れ忘れた為スタート直後のログが飛んでいます。 稜線には雪はありませんが、大雪渓・鑓温泉への道は残雪が豊富です。 【大雪渓〜白馬岳】 白馬尻の手前まで雪はありません。白馬尻小屋はまだ組み立てられておらず除雪中です。 大雪渓は最初傾斜は緩いですが上部は相当急傾斜になります。 途中でアイゼンを付けるよりも白馬尻からアイゼンを付けて登った方が楽です。 落石が非常に多いのでヘルメットの着用が必須と思います。 稜線に立つと白馬岳山頂まで雪はありません。 【白馬岳〜鑓温泉分岐】 稜線に積雪は無く、快適に歩けます。 稜線の東側(大糸線側)は切れ落ちた崖ですので、視界の悪い時は近づきすぎないよう注意が必要です。 杓子岳の巻き道は一部残雪が有ります。 【鑓温泉分岐〜猿倉】 夏道は出ていません。全て雪道でトレースも期待できない為自分でルートファインディングして進むことになります。 初心者の方や視界の悪い日はまだ安易に入らない方が良いと思います。 稜線から鑓温泉へは夏道はほぼまっすぐ東に向かっていますが、下部で相当急になり一部クレバスも出来ている為、この日は右側に迂回し烏帽子岩の鞍部を目指し、鞍部から鑓温泉に向かいました。しばらくはこのルート取りがお勧めだと思います。 鑓温泉はまだ小屋は組み立てられていませんが温泉は入れます。 鑓温泉から小日向のコルに向かう夏道は危険で通れません。温泉から沢筋をまっすぐ下り、小日向のコルに向かう沢を詰めるルート取りが良いと思います。ずっと雪がつながっており藪漕ぎは有りません。 小日向のコルから猿倉までも夏道は出ておらず雪道を進むことになります。ルートはほぼ夏道通りですが目印の赤布等は有りませんので、地図やGPS等を使いルーファイしながら進みます。 猿倉の鑓温泉分岐の直前で雪が消え夏道が出ますが夏道は荒れています。 |
その他周辺情報 | 定番の八方の湯に入りました。平日夕方でしたので空いてました。800円。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
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感想
今シーズン最後の雪山を楽しみに白馬三山縦走と鑓温泉に行ってきました。
白馬岳は毎年この時期に登るのを楽しみにしています。鑓温泉も毎回行きたいとは思うのですが、まだこの時期は夏道が出ておらずルーファイしながら行くことになる為、天気の良いときしか行けずに久しぶりの訪問となりました。
当初土日で計画したのですが土曜日の天気が悪く、急遽一日延期し日月で行ってきました。この変更が大正解で二日ともほぼ快晴で楽しい山行となりました。
初日の大雪渓は予想よりも雪が少なく、白馬尻の手前まで雪が消えていました。
大雪渓の雪は良い感じに締まっており、ちょっとした難所の小雪渓へのトラバースもこの日は楽々でした。
白馬山荘は日曜日でしたので宿泊は10名ほど、追加料金無く個室で快適でした。
頂上宿泊者の特権で夕方の山頂を独り占め、風も弱く暖かかった為1時間近く山頂を散策しました。
翌日朝方雲が広がってしまい日の出が見られなかったのは残念でしたが、出発する頃には雲も消えて快適な稜線漫歩となりました。
久しぶりの白馬三山となる為、杓子岳も巻かずに頂上を踏み鑓ヶ岳へ。鑓ヶ岳の山頂からは近くの後立山、剱・立山はもとより遠く槍穂高まで北アルプスの主な山が全て見える大展望に恵まれました。黒部ダムの堰堤まで肉眼で見えるのはちょっと驚きました。
三山縦走を終えいよいよ今回の目的地鑓温泉へ、稜線から鑓温泉への分岐から50m位は夏道が出ていましたが、その先は全て雪の中、薄いトレースやバックカントリースキーのシュプールは有りましたがどれも当てにならずルーファイしながら進みました。
この日はほぼ快晴で視界は良好の為ルーファイは容易でした。
夏道通りに行くと後半相当急な斜面となり、下の方にはクラックも見えた為、右に回り込んで烏帽子岩の鞍部から鑓温泉に向かうルートを取りました。
このルートはたまたま白馬山荘で一緒になった方に教えて貰いました。この方とは二日目の行程が同じでしたのでご一緒させて頂きました。
一人では不安になるルーファイも相談する相手がいた為、安心して進むことが出来ました。もしこのレコをご覧になっておりましたら改めてお礼申し上げます。
久しぶりの鑓温泉は快適そのもの、熱くも無くぬるくも無くちょうど良いお湯でのんびり出来ました。但しまだ麓まではしばらく歩かなければならない為早々に引き上げざるを得ませんでした。平日でしたがバックカントリーで登ってこられた3人の方がおり、下山ルートのアドバイスを頂きました。
下山は温泉の下の沢を下り小日向のコルに突き上げる沢を詰めるルートを取りました。全て雪道の為夏のトラバースルートよりも歩きやすく容易でした。
小日向のコルからもずっと積雪が有り結局夏道が出てきたのは猿倉からの鑓温泉分岐の直前でした。
白馬三山をしばらくぶりに縦走し、念願の鑓温泉にも入れましたので、今年の雪山を締めくくる大満足の山行となりました。
さて6月からはいよいよ夏山です、次はどこに行きましょうか?
yamayaさん、こんばんは。
仕事が終わって最後のメールチェックしていたら、レコアップのお知らせが届いたので確認したらyamayaさんのレコでした
日程を1日ずらした事で2日間とも良い天気に恵まれたようで
寒気も降りてきたので稜線上は寒かったのではなかったのではないでしょうか、白馬鑓山頂だとエビの尻尾が大きいですね〜
今回も稜線上では残雪の北アルプスの山容を楽しみ、鑓温泉で疲れを癒やしたので大満足の残雪歩きですね
でも鑓分岐から鑓温泉を経由しての下山はルーファイとなると、自分ではちょっと厳しいかも...
6月になると雪も少なくなり夏山へと変わってきますが、yamayaさんの事だから既に幾つもの壮大なプランを練っていることでしょう
さて次は何処に行かれるのかな、次回の
opiroさんこんばんは。
opiroさんの予想通り白馬に行ってきました。
白馬はいつもならもう少し遅くツクモグサの咲く頃を狙って行くのですが、今年は何としても鑓温泉に入りたかったので、1ヶ月ほど早めて雪がたっぷりある時期に行ってみました。
天気予報が少しずつ悪くなり、土曜日の雨予報にはガッカリしたのですが、会社員の特権「有給休暇」を使って何とか好天を掴んで予定通り行くことが出来ました。
鑓温泉へのルートですが、今月末でしたらやはりまだ夏道は出ておらず今回の私が通ったルートを通ることになると思います。
天気が良く視界が利けば稜線から鑓温泉、小日向のコルまでは目視で行けますのでルーファイは容易だと思います。
小日向のコルから猿倉は樹林帯に入るため視界が利かず、私は主にGPSのお世話になりました。
やはりこのコースはバックカントリーのルートの様で登山者のトレースが無いのが痛いですね。
行かれるなら好天の日を選んで行って見てください。
もうすぐ6月ですね、梅雨入り前に何とかもう一山登りたいと思っています
いつもコメント有りがとうございます。
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