ナイトハイク 白馬三山縦走(猿倉〜白馬岳〜杓子岳〜白馬鑓ヶ岳〜白馬鑓温泉〜猿倉)


- GPS
- 13:57
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,821m
- 下り
- 2,813m
コースタイム
- 山行
- 0:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:50
- 山行
- 11:15
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 12:58
最悪、足りなくなっても雪解け水が至るところにあるので、水は豊富。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ガラガラ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【大雪渓】 白馬尻小屋からアイゼン・ピッケル使用。 深夜は気温が下がり、風も吹いているのでかなりガチガチに凍っていた。 岩室跡付近はかなりの傾斜。ピッケルを打ち込みながら進む必要がある。 アイゼンは爪12本でなければ厳しい。 ガスっていたのでどこに進めば良いのか分かりにくかった。 GPSと睨めっこしながら進んだ。 【稜線上(白馬岳〜白馬鑓温泉分岐】 ほぼ夏道。特筆すべき箇所なし。 【白馬鑓温泉分岐〜白馬鑓温泉】 急斜面の雪渓。アイゼン装着で下りる。落石には注意。 鑓温泉まで雪渓が続く。どこに進めば良いのか初心者には分かりにくい。 【白馬鑓温泉〜小日向のコル】 この時期は夏道を進むのが正解。 残雪期ルートを進んだが、薮漕ぎ祭りとなった。 【小日向のコル〜猿倉】 夏道通りに進む。 小日向のコルを少し下ったところの残雪で、ルートが分かりにくくなっていた。 |
その他周辺情報 | 白馬鑓温泉 藻が生えていて滑る。虫(ブヨ)は多くは無いが、普通にいる。適温。 白馬ハイランドホテル。600円。 http://www.hakuba-highland.net/ 塩素消毒有りだが、素晴らしい絶景が広がる露天風呂。 白馬三山がバッチリ見え、今回の山行の思い出が蘇る。 |
写真
感想
土曜の天気がイマイチな予報だったので、白馬三山鑓温泉テント泊を日帰り縦走に変更。
土曜日は下道を走って温泉入ったりしながら白馬へ。
何だかんだで猿倉の駐車場に着いたのは19時過ぎ。
22:45に起床。寝つけず、結局睡眠2時間程…何やってんだ。
何はともあれ山頂の日の出に間に合うよう予定通り23時に出発!
麓はガスっており、視界があまり良くない。
白馬尻小屋まで特に問題なく到着。ここでアイゼン・ピッケルを装着し、大雪渓へ取り付きます。
相変わらずガスっていて視界が悪い。進むべき方向が分からず、正に暗中模索。
とりあえず、斜面を登っていけば良いと思い進んでいくと、何かおかしい。
GPSを確認すると、コースから外れていました。
それからはGPSを小まめに確認しながら進みました。
暫く登り続けるとガスを抜けました。満天の星空。振り返れば大雲海。
進むべき方向が見えるようになったので、精神的に楽に…
と思いきや、気付けばかなりの斜度になっている。
一度融けて流れた水が凍ってガチガチになっている。
まるで壁のごとく雪面にピッケルを打ち込み、アイゼンの爪を効かせて這うように登っていく。
岩室跡付近で岩が露出していたので、そこで暫し休憩。
相棒のトラブルが発生し、ここで40分程停滞することになりました。寒かった。
急斜面の雪渓登りを再開。傾斜が緩くなるところまで登りきると、煌々と輝く頂上宿舎の明りが見えるので精神的にかなり楽になります。
ここで空が徐々に白み始め、夜明けが近いことを感じました。
頂上宿舎に到着。山頂での御来光はほぼ絶望的。せめて日の出が見えるところまで行きたい、ということで白馬山荘付近の稜線まで急ぐ。(疲れているのでスピードは出ない…)
小屋泊やテント泊の方々が稜線上で御来光を待っています。
何とか日の出前に稜線に立つことが出来ました。その後、レリーフ付近に移動し、御来光を眺めました。
素晴らしい日の出です。すぐにモルゲンロートが始まりました。
空気が澄んでいるので富士山や白山など遠くの山もバッチリ見えます。
白馬岳の頂上付近の稜線ではやや強い風が吹いていました。
気温は2〜3℃なので、体感は氷点下です。結構寒いですね。
山頂からの絶景を楽しみ白馬山荘へ戻ります。ここでエネルギーを補給し、いざ杓子岳へ。縦走路は完全に夏道です。ガレ場を登りきって杓子岳に登頂。
ここから眺める白馬岳が美しい。
続いて白馬鑓ヶ岳へ。道中、至近距離で雷鳥に遭遇。
杓子岳へ向かう途中でも雷鳥を見かけていましたが、こんな間近で観察できるとは。
全く動じることなく色々なポーズを取ってくれました。
撮影会を終え、最後の登りをクリアして白馬鑓ヶ岳登頂。
ここは比較的風は弱かったです。
ここから眺める白馬岳・杓子岳、あるいは、北アルプス南部の景色は本当に素晴らしいです。
景色を堪能し、鑓温泉へ向かいます。
白馬鑓ヶ岳を下る途中で、またしても雷鳥に遭遇!
良い場所に立って剱岳を眺めています。またもや撮影タイム。
暫く撮影していると、飛び立っていったので(すぐ近くに着地しましたが(笑))鑓温泉へ向かいます。
鑓温泉分岐から少し夏道を下ると、雪渓の始まりです。
どこを下っていけばいいのか分かりにくいですが、昨年の経験があるので、どこを下れば良いのかは分かっています。迷うことなく進みました。
日が昇り雪が緩んでいるので、一部ずるずる滑りますが特に問題なし。
あっという間に鑓温泉に到着。
誰もいない!貸切で入浴を楽しみました。
藻が生えていて滑りますが、適温でとても気持ちが良い。
入浴中に日本語ぺらぺら欧米系の男性がやってきたので、入浴写真を撮っていただきました。
あまり長湯するとアレなので、後ろ髪引かれる思いで下山を再開。
基本的には夏道を進むのが正解なんですが、上から見ると雪も結構残っているし、多少の薮漕ぎで進めるのではと、残雪期ルートを選択しました。
…これが大失敗。多少どころか、ほぼ薮漕ぎ&プチ沢登りになりました。
進むべき方向は分かりやすいので問題ないですが、結構時間がかかりました。
出発から既に12時間近くが経過しているわけで、ここにきて無駄な時間&体力を消耗してしまいました。
とにもかくにも小日向のコルに到着。ここからは大人しく夏道を。
かなり長く感じます。林道に合流すれば終わったも同然。
無事、猿倉荘に到着しました。
最後に、大雪渓を登る途中の岩室跡付近の岩でカメラを拾得しましたが、その事をすっかり忘れて自宅に持ち帰ってしまいました。
電池が残っていたので失礼ながら写真を確認したところ、5月27日が最後。
ヤマレコのkazukasaiさんのものではないかと思い長野県警を通じて連絡を取りましたところ、やはりそうでした。山で撮った写真はプライスレス。持ち主の元に返せそうで良かったです。(これから送ります)
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