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Yamareco

記録ID: 1579523
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

バリエーションで破風山避難小屋経由で山梨百名山 破風山 雁坂嶺と登山道なのに国道140号の雁坂峠

2018年09月08日(土) 〜 2018年09月09日(日)
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 山梨県
 - 拍手
kantomtguide その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
26:39
距離
18.0km
登り
1,943m
下り
1,946m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:17
休憩
0:03
合計
3:20
距離 7.1km 登り 1,365m 下り 381m
2日目
山行
5:14
休憩
0:20
合計
5:34
距離 10.8km 登り 577m 下り 1,569m
7:40
50
宿泊地
8:30
8:36
25
9:01
60
10:01
10:08
32
10:40
10:41
35
11:16
39
11:55
11:57
27
12:24
25
13:14
ゴール地点
[1日目]
10:37 道の駅みとみ
10:39 移動の開始
10:42 西沢渓谷入口BS
11:02 近丸新道登山口
13:57 破風山避難小屋
14:47 宿泊
[2日目]
08:26 宿泊
10:01 雁坂嶺
10:39 雁坂峠
11:16 井戸沢
11:55 踏切沢
12:23 沓切沢橋
13:14 移動の終了
天候 1日目:雨のち少雨
2日目:霧(少雨)→登山口付近は晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅みとみに駐車
トイレ、自販機、食堂あり
コース状況/
危険箇所等
破風山避難小屋までのバリエーションは尾根道の樹林帯で枯葉と土の急登
破風山避難小屋から雁坂峠までは石混じりのシラビソ林の主稜の登山道
雁坂峠から道の駅みとみまでの登山道なのに旧国道140号は小石混じり登山道
沓切沢橋からは綺麗なコンクリート車道
道の駅みとみ
西沢渓谷入口
ねとりインフォメーション&トイレ
ねとりインフォメーション&トイレ
近丸新道入口
左端に登山道入口があります。
真中の太い道は林道なので入らない様に注意です。
近丸新道入口
左端に登山道入口があります。
真中の太い道は林道なので入らない様に注意です。
数分でバリエーション取付点に直ぐ着きます。
ピンクリボンが縦に二本取り付けてあります。
数分でバリエーション取付点に直ぐ着きます。
ピンクリボンが縦に二本取り付けてあります。
バリエーション道はこんな感じで
ブナや唐松などの樹林帯の急登の枯葉混じりの尾根道です。
バリエーション道はこんな感じで
ブナや唐松などの樹林帯の急登の枯葉混じりの尾根道です。
途中林道に合流し林道終点まで歩きます。
途中林道に合流し林道終点まで歩きます。
途中には橋が3本でます。
途中には橋が3本でます。
途中タデ科の花が咲いています。
途中タデ科の花が咲いています。
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
三つ目の橋の近くに水が沸いて小さな滝になっている所があります。ここで水を汲む方も多いみたいです。
三つ目の橋の近くに水が沸いて小さな滝になっている所があります。ここで水を汲む方も多いみたいです。
林道終点には岩壁があります。
林道終点には岩壁があります。
壁の左脇から登山道に入れます。
壁の左脇から登山道に入れます。
登山道は長い間
シャクナゲ林になっています。
ハクサンシャクナゲとアズマシャクナゲが混在している様に見えます。
登山道は長い間
シャクナゲ林になっています。
ハクサンシャクナゲとアズマシャクナゲが混在している様に見えます。
シラビソのほぼ純林の急登を登って行くと
背の低いミヤコザサがでてきて開けてくると
峠に登りあげ破風山避難小屋に到着します。
シラビソのほぼ純林の急登を登って行くと
背の低いミヤコザサがでてきて開けてくると
峠に登りあげ破風山避難小屋に到着します。
破風山避難小屋です。
鉄筋コンクリート造りでまだまだ
綺麗で頑丈な小屋です。
トイレはありません。
破風山避難小屋です。
鉄筋コンクリート造りでまだまだ
綺麗で頑丈な小屋です。
トイレはありません。
ベンチもあります。
ベンチもあります。
そこから、20分下ると水場もあります。
涸れている時もあるみたいですが
この日は雨でしたので沢山沸いていました。
水も非常に綺麗で冷たくて美味しいです。
そこから、20分下ると水場もあります。
涸れている時もあるみたいですが
この日は雨でしたので沢山沸いていました。
水も非常に綺麗で冷たくて美味しいです。
ストーブがありますので
蒔きを拾って少しだけ着けました。
ストーブがありますので
蒔きを拾って少しだけ着けました。
めらめらもえています。
めらめらもえています。
肉も焼けてきています。
肉も焼けてきています。
破風山への主脈尾根は苔むしていてシラビソのほぼ純林になっています。
破風山への主脈尾根は苔むしていてシラビソのほぼ純林になっています。
この前の台風の影響か倒れている木が非常に多いです。
この前の台風の影響か倒れている木が非常に多いです。
シャクナゲもまだまだあります。
シャクナゲもまだまだあります。
ヤマハハコの花です。
ヤマハハコの花です。
ミヤマホツツジの花も季節はずれに咲いています。
ミヤマホツツジの花も季節はずれに咲いています。
破風山山頂標識
山頂標識は5つもあります。
破風山山頂標識
山頂標識は5つもあります。
破風山の山頂標識、山梨百名山が1つに埼玉県のが二つあります。その他、石柱の山頂標識もあります。
破風山の山頂標識、山梨百名山が1つに埼玉県のが二つあります。その他、石柱の山頂標識もあります。
ヒノキの花も咲いていました。
ヒノキの花も咲いていました。
また、少し主稜を歩くと、
東破風山山頂に到着します。
また、少し主稜を歩くと、
東破風山山頂に到着します。
ここから次の山頂の
雁坂嶺に進みます。
少し石が減りミヤコザサが増えてきます。
ここから次の山頂の
雁坂嶺に進みます。
少し石が減りミヤコザサが増えてきます。
山梨百名山の
雁坂嶺山頂に到着します。
こちらは埼玉県の山頂標識です。
山梨百名山の
雁坂嶺山頂に到着します。
こちらは埼玉県の山頂標識です。
雁坂嶺
山梨百名山の山頂標識です。
雁坂嶺
山梨百名山の山頂標識です。
雁坂嶺山頂部に
イワインチンの花が
ありました。
丁度見頃です。
雁坂嶺山頂部に
イワインチンの花が
ありました。
丁度見頃です。
終りかけの
アキノキリンソウ
終りかけの
アキノキリンソウ
雁坂峠の道標です。
雁坂峠の道標です。
秩父往還の歴史
この雁坂峠の登山道が
現在の一般国道140号である事も書かれています。
この登山道国道を山梨県方面に下って行きます。
秩父往還の歴史
この雁坂峠の登山道が
現在の一般国道140号である事も書かれています。
この登山道国道を山梨県方面に下って行きます。
雁坂峠の石碑
雁坂峠標識
こちらは消えかかっています。
雁坂峠標識
こちらは消えかかっています。
雁坂峠標識
こちらは字が読めます。
雁坂峠標識
こちらは字が読めます。
ノコンギク
山頂部は終わり掛けですが
道の駅みとみ近辺では見頃でした。
ノコンギク
山頂部は終わり掛けですが
道の駅みとみ近辺では見頃でした。
ミヤコザサに覆われ
最初はシラビソなどの針葉樹で
途中からはブナ、カエデ類の広葉樹が多くなります。
ミヤコザサに覆われ
最初はシラビソなどの針葉樹で
途中からはブナ、カエデ類の広葉樹が多くなります。
ヤマホタルブクロ
見頃です。
ヤマホタルブクロ
見頃です。
標高を下げ、沢沿いにでると
トリカブトがでてきます。
蕾が多いですので
これから見頃を迎えていきます。
標高を下げ、沢沿いにでると
トリカブトがでてきます。
蕾が多いですので
これから見頃を迎えていきます。
コウシンヤマハッカもありました。
コウシンヤマハッカもありました。
キツリフネもありました。
季節はずれですが、丁度見頃です。
キツリフネもありました。
季節はずれですが、丁度見頃です。
こう言った、ものすごく細い
トラバースも多々あります。
流石山梨百名山と言った難易度ですね!
こう言った、ものすごく細い
トラバースも多々あります。
流石山梨百名山と言った難易度ですね!
水量が多いので軽い川の渡渉もあります。
水量が多いので軽い川の渡渉もあります。
滑滝ですね
ブランコ!!
天然のツルのブランコもあります。
強度も充分にあり、気持ちよくブランコできましたw
ブランコ!!
天然のツルのブランコもあります。
強度も充分にあり、気持ちよくブランコできましたw
滑滝の渡渉もあります。
滑滝の渡渉もあります。
沓切沢橋に到着すると
登山道から最後のコンクリート林道にでます。
ここから1時間程度で登山口にもどれます。
沓切沢橋に到着すると
登山道から最後のコンクリート林道にでます。
ここから1時間程度で登山口にもどれます。
下界は晴れてますね^^
綺麗な林道です。
下界は晴れてますね^^
綺麗な林道です。
トウカエデが紅葉してました。
トウカエデが紅葉してました。
標高1200m位まで降りると
真っ白な
シラカバも数本だけあります。
標高1200m位まで降りると
真っ白な
シラカバも数本だけあります。
カタバミ
ホウノキの実
ホウノキの葉
巨大です!
ホウノキの葉
巨大です!
ゲンノショウコの花
丁度見頃です
ゲンノショウコの花
丁度見頃です
ツユクサ
見頃を過ぎたあたりです。
ツユクサ
見頃を過ぎたあたりです。
ノコンギク
丁度見頃です。
ノコンギク
丁度見頃です。
道の駅みとみに戻って来ました。
お疲れ様でした。
道の駅みとみに戻って来ました。
お疲れ様でした。

感想

今回は山梨百名山である破風山と雁坂嶺に行って来ました。
2300m以上ある山で標準で10時間以上かかる山ですので山梨百名山(日本二、三、百名山以外)としては珍しい宿泊が必要な山となります。
天気予報では甲信越が雨で関東が曇りの降水確率が20−30%と比較的良い予報でしたので、埼玉、山梨の県境であるこの破風山と雁坂嶺山行を急遽計画しました。
お陰で雨にはやられた物の、樹林帯の中では風も雨もあまり感じる事なく、夏としてはむしろ涼しくて快適な登山ができました。
 今回は道の駅みとみを起点周回するコースである、最初はバリエーションコースから破風山避難小屋に直登し、主脈を破風山、雁坂嶺の順で縦走し雁坂峠より、登山道でありながら雁坂トンネルができるまで一般国道140号に指定されていたという非常に珍しい元国道登山道を通って帰る予定です。
 まずは道の駅みとみから西沢渓谷の入口を入って行きます。一月ほど経つとこの辺りも紅葉が始まってきますのでその時にまた来ると良いかと思います。今は丁度トチの実が食べごろを迎えていて辺り一帯に栗と同じ様な大きさと形のトチの実が沢山落ちてました。集めて食べると良いかもw
ねとりインフォメーションのトイレを過ぎ直ぐにある甲武信ヶ岳の登山口である近丸新道の登山口から入山します。そこから数分登ると、バリエーションの取付き部があります。尾根上を行くコースなので地形図を確り見ていれば見過ごす事はなさそうです。そこから、急登の樹林帯を登って行きます。直登尾根なので非常に急です。
植生的には唐松の植林にブナやミズナラ、カエデなどの雑木林になっています。
樹冠もすごく花は殆どないです。
1時間程登って行くと、途中の林道に合流します。その林道を1時間位終点まで歩くと再度、バリエーションの取付きにでます。林道脇には多少の花があるものの、既に終盤を迎えています。アキノキリンソウやヤマハハコが少々あります。林道では3っつの橋を渡り、いくつかの滝も横目に通過します。最後の3つ目の橋の手前では水も沸いているのでそこで水の補給のする方もいるそうです。
林道終点の取付きからバリエーションコースに入ると、石楠花が多いシャクナゲ回廊になっています。6〜7月位の見頃の時期には見物ですね。
そこから、急登を登って行くと、ブナ、ミズナラ林からシラビソ林に代わって行き、最後に開けてくると破風山避難小屋に到着します。バリエーション道は石のない土の樹林帯で丁度雨がぱらついていた事もあり地面がしまっていてむしろ歩き易かったです。急斜面なので足首への負担は半端なかったですw
 破風山避難小屋ではこの小屋で人気のある暖炉もありました。蒔きを広い軽く火をつけ、濡れた体と服を乾かし、肉を焼いて食べました。風情もあり美味しかったですね^^
そこからは主脈尾根を歩いて行きます。直ぐに破風山山頂に着き、その次に雁坂嶺に到着します。尾根上は風も強くこの日も雲の中でしたので眺望は望めませんでしたが、涼しい風が心地よかったです。そういった気候が多いのか、尾根上のシラビソの多くは立ち枯れしていました。この前の台風の影響か倒木も非常に多く、幾つも越えるのに一苦労です。まだ、倒れずに倒れかけている木々も多くありましたので、要注意ですね。その主尾根をあるいて行くと今回の目的地でもある雁坂峠に到着します。
峠では丁度イワインチンの黄色い綺麗な花が見頃を迎えていました。
そこの秩父往還の歴史の案内看板にはこの看板によるとこの峠の登山道が現在の一般国道140号である事もかかれています。(恐らくこの看板ができた時はまだ国道指定されていて、雁坂トンネルができてからはそちらが国道に指定されていると思われます)
テレビとかで酷道(国道)を通ろうとかで取りだたされそうな所ですねw
実際にそこからその国道140号だった登山道を山梨県側に下って行きます。
最初はミヤコザサに覆われた登山道を下って行きます。終りかけですが、ノコンギクの花も咲いていました。一輪だけ、ヤマホタルブクロも咲いていましたね。しかも一輪だけなのに見頃でしたwそこから、降りるにつれ、シラカバ林からブナ、ミズナラ林に変わって行き、沢に出る頃にはカエデ類のイタヤカエデやハウチワカエデ、ヤナギ、サワギクなどの広葉樹が多くなってきます。沢沿いにはトリカブトなどの花が見頃を迎えつつありました。登山道も中々に険しく、樹林帯の登山道がメインではあるものの、小さい沢の渡渉や、小さな滑滝の渡渉など、非常に細いトラバースなど幾つもありました。色々なパターンの登山道があり楽しめる山ですね。
沓切沢橋まで降りるとコンクリート林道にでます。非常に綺麗な林道ですので歩き易いです。そこから1時間程下ると道の駅みとみに到着します。丁度、雁坂トンネル出口付近まで来ると、カタバミの花やノコンギク、ゲンノショウコの花が丁度見頃を迎えて居ました。ツユクサも見頃を過ぎていましたがいくつも咲いています。
道の駅みとみに到着しこの旧国道140号の旅も終わり、今回の登山の終点となります。
 今回は山梨百名山である破風山、雁坂嶺を二座に日本三大峠である雁坂峠に登山道国道であった旧国道140号線を通るなど非常に盛り沢山の周回コースを巡りました。
終始小雨にはやられましたが、夏の終わりとしては非常に涼しく快適な山行ができました。登りのときも20度を割っていたり、主尾根を通ってる時には気温は12度ほどで丁度運動日和でしたし、快適その物でした^^これからの秋の行楽シーズンも有意義に過ごして行けたらと思います。

みなさま、おつかれさまでした。


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