無料駐車場に停めたので登山口…というか、ゴンドラの乗り場まで歩かなければならない。早朝のペンション街をぽくぽく歩く。天気が悪いせいか人通りはほとんど無い。
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無料駐車場に停めたので登山口…というか、ゴンドラの乗り場まで歩かなければならない。早朝のペンション街をぽくぽく歩く。天気が悪いせいか人通りはほとんど無い。
ゴンドラ乗り場の前も閑散としていた。登山者が数人、あとはチケット売り場のスタッフと登山指導員の腕章を着けた男性がいるだけだ。並んだりすることなくチケットを購入しゴンドラに乗り込む。
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ゴンドラ乗り場の前も閑散としていた。登山者が数人、あとはチケット売り場のスタッフと登山指導員の腕章を着けた男性がいるだけだ。並んだりすることなくチケットを購入しゴンドラに乗り込む。
ゴンドラに乗車する。
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ゴンドラに乗車する。
乗車してすぐにあたりは濃いガスに包まれた。分かっていたことだがテンションが下がる…。このガスを突き抜けたら上空は青空…。そんな展開に期待したい。
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乗車してすぐにあたりは濃いガスに包まれた。分かっていたことだがテンションが下がる…。このガスを突き抜けたら上空は青空…。そんな展開に期待したい。
ゴンドラを下り、リフトに乗り換える。乗り場の前に「雨具を着用して下さい」の注意書き。
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ゴンドラを下り、リフトに乗り換える。乗り場の前に「雨具を着用して下さい」の注意書き。
その時、軌跡が!
目の前のガスが急激に開け、後立山の山々が一望の下に!
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その時、軌跡が!
目の前のガスが急激に開け、後立山の山々が一望の下に!
…そんなわけもなく、相変わらず視界は無い。案内板が虚しい。
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…そんなわけもなく、相変わらず視界は無い。案内板が虚しい。
リフトを2本乗り継いで、いよいよ歩き始める。八方池までは自然散策歩道という括りになっている。
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リフトを2本乗り継いで、いよいよ歩き始める。八方池までは自然散策歩道という括りになっている。
八方尾根は景色が良い場所のはずだが、今日の天気ではなんの楽しみもない。特に眺望派の私は今日は黙々と歩くだけになってしまっている。花派のツートンは景色は見えずとも花を楽しむスタンスであっちでパシャリ、こっちでパシャリとそれなりに楽しそうだ。
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八方尾根は景色が良い場所のはずだが、今日の天気ではなんの楽しみもない。特に眺望派の私は今日は黙々と歩くだけになってしまっている。花派のツートンは景色は見えずとも花を楽しむスタンスであっちでパシャリ、こっちでパシャリとそれなりに楽しそうだ。
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再び展望図が設置されていたが、相変わらず眺望ゼロ。不帰キレットや白馬が見えるようだ。白馬には一度登っているので思い入れが深い。ぜひその姿を見てみたかった。
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再び展望図が設置されていたが、相変わらず眺望ゼロ。不帰キレットや白馬が見えるようだ。白馬には一度登っているので思い入れが深い。ぜひその姿を見てみたかった。
かの有名な八方ケルンに到着。周りには記念写真待ちの登山者が数人。このケルン、なにかに似てるな?
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かの有名な八方ケルンに到着。周りには記念写真待ちの登山者が数人。このケルン、なにかに似てるな?
八方池もガスに煙っている。晴れていれば湖面に山々が映って綺麗なんだろうな…。
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八方池もガスに煙っている。晴れていれば湖面に山々が映って綺麗なんだろうな…。
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八方池を過ぎると道は「遊歩道」から「登山道」へと姿を変える。とはいえ、全体的によく整備されているので歩きやすさに変わりはない。
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八方池を過ぎると道は「遊歩道」から「登山道」へと姿を変える。とはいえ、全体的によく整備されているので歩きやすさに変わりはない。
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まだまだ豊富に雪を残している扇雪渓に到着。雪渓下部の広場では大勢の登山者が休憩していた。我々もここで初めて大休憩をとる。
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まだまだ豊富に雪を残している扇雪渓に到着。雪渓下部の広場では大勢の登山者が休憩していた。我々もここで初めて大休憩をとる。
扇雪渓を越えた頃から断続的に雨が降り出した。休憩中にうっすら日が射してきたのでもしかしたら天候が回復すのかと期待したのだが…。「山の天気は変わりやすい」を地でいく空模様である。
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扇雪渓を越えた頃から断続的に雨が降り出した。休憩中にうっすら日が射してきたのでもしかしたら天候が回復すのかと期待したのだが…。「山の天気は変わりやすい」を地でいく空模様である。
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ガスが切れてきてピークらしき山の形が見えてきた。
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ガスが切れてきてピークらしき山の形が見えてきた。
法面に落石防止のネットまで張ってある。橋が無ければいやらしい場所だが難なく通行可能。ようやく唐松山荘が見えてきた。
天候が悪化してきただけに目的地が見えてほっとする。
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法面に落石防止のネットまで張ってある。橋が無ければいやらしい場所だが難なく通行可能。ようやく唐松山荘が見えてきた。
天候が悪化してきただけに目的地が見えてほっとする。
天気最悪です…。
小屋の周りは雨に加えて風も強かった。
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天気最悪です…。
小屋の周りは雨に加えて風も強かった。
早々にテントへ逃げ込む。心配していたテン場の混雑だが、さすがにこの天気では空いていて、どこでも好きなところに設置してくださいとのこと。これだけは悪天でよかったこと…かな?
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早々にテントへ逃げ込む。心配していたテン場の混雑だが、さすがにこの天気では空いていて、どこでも好きなところに設置してくださいとのこと。これだけは悪天でよかったこと…かな?
本日のメニューはペペロンチーノにポテトサラダ、それに味噌汁。
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本日のメニューはペペロンチーノにポテトサラダ、それに味噌汁。
2日目の朝、とりあえず唐松岳山頂に。
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2日目の朝、とりあえず唐松岳山頂に。
すでに東の空は明るくなりつつあり、徐々に周りの景色が見え始める。やっぱりガスガスだ。昨日よりはマシだとしても。
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すでに東の空は明るくなりつつあり、徐々に周りの景色が見え始める。やっぱりガスガスだ。昨日よりはマシだとしても。
唐松山荘周辺の景色も、今やっと見ることができた。こうやって見るとすごいテン場だな〜。
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唐松山荘周辺の景色も、今やっと見ることができた。こうやって見るとすごいテン場だな〜。
結局、日の出の方角のガスはとれずご来光は見ることができなかった。
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結局、日の出の方角のガスはとれずご来光は見ることができなかった。
それでは、五竜に向けて出発!
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それでは、五竜に向けて出発!
難所はいきなり始まった。山荘を出て5分も経たないうちにこの岩場である。晴れたお陰で遥か下まですっきり見える。高度感抜群だ。
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難所はいきなり始まった。山荘を出て5分も経たないうちにこの岩場である。晴れたお陰で遥か下まですっきり見える。高度感抜群だ。
鎖が設置してあるのでだいたいの足場は分かる。分かるが実際に足を置き体重を乗せるのは少しばかり勇気がいる。
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鎖が設置してあるのでだいたいの足場は分かる。分かるが実際に足を置き体重を乗せるのは少しばかり勇気がいる。
少し傾斜が緩い場所でも、鎖が無いと怖さ倍増。自身が立っている場所が緩斜面でも転んだら下まで落ちるだろうし…。
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少し傾斜が緩い場所でも、鎖が無いと怖さ倍増。自身が立っている場所が緩斜面でも転んだら下まで落ちるだろうし…。
牛首の鎖場を唐松側から歩く場合、岩場の殆どは下りになるが、わずかに登りの箇所もある。
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牛首の鎖場を唐松側から歩く場合、岩場の殆どは下りになるが、わずかに登りの箇所もある。
下っていくと岩場だけでなくガレ場のトラバースなどもある。岩の上に比べると地に足が着いた感じがしてホッとするが実は油断大敵。未だ足を滑らせたら死ねるくらいの高さがある場所に変わりはない。
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下っていくと岩場だけでなくガレ場のトラバースなどもある。岩の上に比べると地に足が着いた感じがしてホッとするが実は油断大敵。未だ足を滑らせたら死ねるくらいの高さがある場所に変わりはない。
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いつのまにやら五竜岳がだいぶ近くなっていた。
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いつのまにやら五竜岳がだいぶ近くなっていた。
唐松〜五竜間の最低鞍部まで下りてきた。ここで大休憩。雨具を脱いだり行動食を食べたりして登りに備える。
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唐松〜五竜間の最低鞍部まで下りてきた。ここで大休憩。雨具を脱いだり行動食を食べたりして登りに備える。
振り返ると、今通ってきた牛首の岩場と唐松岳が。すっきりと晴れ渡り、文句の付けようのない景色が広がっている。晴れた…なぁ。びっくりするくらい。
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振り返ると、今通ってきた牛首の岩場と唐松岳が。すっきりと晴れ渡り、文句の付けようのない景色が広がっている。晴れた…なぁ。びっくりするくらい。
最低鞍部から先はなだらかな道が続く。それほど急な斜面ではないがダラダラと登りが続く感じだ。
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最低鞍部から先はなだらかな道が続く。それほど急な斜面ではないがダラダラと登りが続く感じだ。
照りつける太陽に体力を削られる。入山以来ずっと涼しかったので晴れて気温が上がったのが堪える。でもやっぱり晴れた方が気持ちがいい。濡れた装備もどんどん乾いていくのが分かる。
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照りつける太陽に体力を削られる。入山以来ずっと涼しかったので晴れて気温が上がったのが堪える。でもやっぱり晴れた方が気持ちがいい。濡れた装備もどんどん乾いていくのが分かる。
足元にふいに五竜山荘が見えた。あれ?もうこんなに来たの?と思うほど唐突な感じだ。
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足元にふいに五竜山荘が見えた。あれ?もうこんなに来たの?と思うほど唐突な感じだ。
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遠見尾根の分岐。帰りはここから下っていくことになる。
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遠見尾根の分岐。帰りはここから下っていくことになる。
山荘付近に荷物をデポし五竜岳へ。時間的に大勢の登山者がいるかと思っていたのだが意外と少ない。山頂付近は混み合うんじゃないかなと覚悟していただけに拍子抜けだ。
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山荘付近に荷物をデポし五竜岳へ。時間的に大勢の登山者がいるかと思っていたのだが意外と少ない。山頂付近は混み合うんじゃないかなと覚悟していただけに拍子抜けだ。
五竜の肩越しに鹿島槍ヶ岳が姿を現してきた。相変わらず猫耳型の愛らしい姿をしている。
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五竜の肩越しに鹿島槍ヶ岳が姿を現してきた。相変わらず猫耳型の愛らしい姿をしている。
山頂直下の岩場が最後の試練。ペンキマークも多くルート工作もしっかりしているので難しくはない。
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山頂直下の岩場が最後の試練。ペンキマークも多くルート工作もしっかりしているので難しくはない。
しかし見た目のインパクトはけっこうある。すぐ前を歩いていたはずのツートンが一瞬の後にはずっと上の岩場にいる。
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しかし見た目のインパクトはけっこうある。すぐ前を歩いていたはずのツートンが一瞬の後にはずっと上の岩場にいる。
ここ行くの?という感じだが、実際取り付いてみるとそれほど難しくない。クラックや岩の突起を利用して実に上手いことルートが設定されている。
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ここ行くの?という感じだが、実際取り付いてみるとそれほど難しくない。クラックや岩の突起を利用して実に上手いことルートが設定されている。
岩登りに夢中になっているとフッと日が陰った。顔を上げると山頂にガスがかかりかけていた。またかよ!? あんなに晴れていたのに?
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岩登りに夢中になっているとフッと日が陰った。顔を上げると山頂にガスがかかりかけていた。またかよ!? あんなに晴れていたのに?
お、山頂か?
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お、山頂か?
違った、まだ先がある。あの黄色い標柱が山頂だろう。
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違った、まだ先がある。あの黄色い標柱が山頂だろう。
鹿島槍ヶ岳とそれに続く八峰キレットが一望できる。しかし、大町側に急激に雲が湧いてきている。
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鹿島槍ヶ岳とそれに続く八峰キレットが一望できる。しかし、大町側に急激に雲が湧いてきている。
しかし反対側はガスに覆われることもなく素晴らしい景色を見せてくれた。間に合った、間に合ったぞ!
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しかし反対側はガスに覆われることもなく素晴らしい景色を見せてくれた。間に合った、間に合ったぞ!
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今日歩いてきた稜線。
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今日歩いてきた稜線。
念願敵ってようやく立つことができた五竜岳山頂。しかし大町側からのガスはますます濃く湧き立ち白く壁を作るまでになった。もしかしたら雷雨などに発展するやもしれない。名残惜しいが記念写真を撮って撤退する。
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念願敵ってようやく立つことができた五竜岳山頂。しかし大町側からのガスはますます濃く湧き立ち白く壁を作るまでになった。もしかしたら雷雨などに発展するやもしれない。名残惜しいが記念写真を撮って撤退する。
岩場を慎重に下り無事に五竜山荘前まで戻ってきた。
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岩場を慎重に下り無事に五竜山荘前まで戻ってきた。
先ほどの分岐点まで戻り、遠見尾根へ向かう。アルプスの醍醐味といっていい稜線歩きはこれにてお終いだ。
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先ほどの分岐点まで戻り、遠見尾根へ向かう。アルプスの醍醐味といっていい稜線歩きはこれにてお終いだ。
遠見尾根はその名の通り?長く遠いコースらしい。下山で4時間以上かかるというのだから確かに長いのだろう。
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遠見尾根はその名の通り?長く遠いコースらしい。下山で4時間以上かかるというのだから確かに長いのだろう。
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では景色はどうかというと、八方尾根に比べて灌木が多く眺望が得られるような場所は少ない。道ばたに咲く花がだけ無聊を慰めてくれる。
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では景色はどうかというと、八方尾根に比べて灌木が多く眺望が得られるような場所は少ない。道ばたに咲く花がだけ無聊を慰めてくれる。
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さらば五竜岳。…もう青空が見えなくなってしまっていた。
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さらば五竜岳。…もう青空が見えなくなってしまっていた。
遠見尾根は険しくはないが、随所にこういった急な階段がある。
これが疲れた足にキクんだよなぁ…。
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遠見尾根は険しくはないが、随所にこういった急な階段がある。
これが疲れた足にキクんだよなぁ…。
行動時間が6時間を超えたあたりから急激に疲労が襲ってきた。
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行動時間が6時間を超えたあたりから急激に疲労が襲ってきた。
もうグッダグダ。完全にバテました(笑
やっぱねぇ、荷物が重い時は1日の行動時間は短くしないと…。
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もうグッダグダ。完全にバテました(笑
やっぱねぇ、荷物が重い時は1日の行動時間は短くしないと…。
ゴールはまだかぁ、ゴールはまだかぁとそればかり考えながら歩く。ようやくそれらしいものが見えてきた。あと、少し!
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ゴールはまだかぁ、ゴールはまだかぁとそればかり考えながら歩く。ようやくそれらしいものが見えてきた。あと、少し!
見返り坂と名付けられた広場があった。どうやら登ってきた人に向けてのものであるらしい。我々が振りかえって見たものは…
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見返り坂と名付けられた広場があった。どうやら登ってきた人に向けてのものであるらしい。我々が振りかえって見たものは…
ガッスガスの景色であった。またしても案内板が虚しい…。
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ガッスガスの景色であった。またしても案内板が虚しい…。
どこまでも続くかと思われた遠見尾根だが、ようやくゴールが見えてきた。飲料水が底を着いたところだったのでホッとした。
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どこまでも続くかと思われた遠見尾根だが、ようやくゴールが見えてきた。飲料水が底を着いたところだったのでホッとした。
最後、だいぶヘロヘロになったがゴンドラに乗ってさえしまえば
あとは文明の利器が下界へと運んでくれる。
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最後、だいぶヘロヘロになったがゴンドラに乗ってさえしまえば
あとは文明の利器が下界へと運んでくれる。
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