記録ID: 163596
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
白峰三山から塩見岳・小河内岳
1986年10月02日(木) 〜
1986年10月05日(日)


- GPS
- 80:00
- 距離
- 44.8km
- 登り
- 4,681m
- 下り
- 4,890m
コースタイム
10/2 広河原―大樺沢二俣―北岳肩の小屋―北岳―北岳山荘(泊)
10/3 北岳山荘―間ノ岳―農鳥小屋―西農鳥岳―農鳥岳―農鳥小屋―大井川東俣源頭巻き道―三峰岳―熊ノ平小屋(泊)
10/4 熊ノ平小屋―北荒川岳―塩見岳―三伏峠―小河内岳―三伏小屋(泊)
10/5 三伏小屋―三伏峠―塩川小屋
10/3 北岳山荘―間ノ岳―農鳥小屋―西農鳥岳―農鳥岳―農鳥小屋―大井川東俣源頭巻き道―三峰岳―熊ノ平小屋(泊)
10/4 熊ノ平小屋―北荒川岳―塩見岳―三伏峠―小河内岳―三伏小屋(泊)
10/5 三伏小屋―三伏峠―塩川小屋
天候 | 期間を通して快晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路は塩川土場からバスで伊那大島駅に出たと思う。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大樺沢から草すべり経由で肩の小屋への道は思った以上にきつかった。新宿から甲府まで、短い夜行列車で眠れなかったせいかもしれない。特に二俣から先、草すべりの道は急登できつく、チーフリーダーだった私の一存で20分ごとに休みをとったが、他のメンバーが「あそこでちょくちょく休みを取ってくれてありがたかった」と言っていたので、皆寝不足できつかったのだろう。 天気は快晴、紅葉は目にも鮮やかで、稜線は寒いが風はなく、快適な縦走を楽しんだ。大井川東俣源頭の巻道は問題なく通過したが、ガスが濃いときはペンキ印を慎重にたどることが必要だろう。 熊ノ平小屋から塩見岳への道は、途中までなだらかな稜線漫歩で、間ノ岳や農鳥岳の大きな姿を見ての縦走はとても気分がよかった。 熊ノ平小屋から三伏峠までは長丁場だが、三伏小屋に到着したときにはまだ元気が有り余っており、単独で小河内岳まで往復した。前岳あたりまではよかったが、小河内岳の登りではさすがに疲れた。 |
写真
感想
大学のころ、登山・ハイキングサークルの面々と秋の南アルプスを歩いた折の記録です。
絶好の秋晴れが続き、大樺沢草すべりの紅葉が最盛期で、最高の縦走でした。
特によく覚えているのは、二泊目の熊ノ平小屋での夕食(豚汁)が私の担当で、それが最高においしかったこと、新蛇抜山から北荒川岳あたりの稜線漫歩が快適で、振り返る間ノ岳・農鳥岳が大きかったことなどです。間の岳と塩見をつなぐ稜線は、これといった山もなく、見逃されがちですが、これほど楽しく楽に歩ける稜線は、南北アルプスを通じて珍しいかもしれません。
山の原則論からすれば、「リーダー」の私が三伏峠から勝手に一人で小河内岳まで出かけたのはあるまじき行動ですが、当時それをまずいと思った記憶はなく、また周りにそれを咎める雰囲気もありませんでした。私がリーダーという形にはなってはいましたが、実質は実力も同程度の仲間の山行だったので、いい加減だったということでしょう。
塩見岳も最近では鳥倉林道の登山口までバスが入るそうですが、便利になればなるほど山の魅力は薄れるように思います。簡単に登れる山もあっていいでしょうが、南アルプスの山々が深く大きくあってほしい、と願うのは私だけではないでしょう。
因みに三伏峠の三伏とは、陰陽五行説で、夏の暑さの厳しい時期を指す言葉で、現在でいう七月下旬から八月上旬を指すのだそうです。この時期に三伏峠にいけば避暑にはなりそうですが、なぜそれが峠の名前になったのか、詳しいことはわかりません。
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