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Yamareco

記録ID: 186892
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

蝶、常念、大天井、燕岳

2012年04月27日(金) 〜 2012年04月30日(月)
 - 拍手
GPS
104:00
距離
30.7km
登り
2,519m
下り
2,577m

コースタイム

4/27 : 6:30上高地バスターミナル - 7:30明神館 - 8:30徳澤園 - 12:50長堀山 - 14:30蝶ヶ岳ヒュッテ
4/28 : 6:00蝶ヶ岳ヒュッテ - 蝶ヶ岳 - 11:00常念岳11:30 - 12:30常念小屋
4/29 : 6:00常念小屋 - 8:30東大天井岳 - 10:00大天井岳10:30 - 14:45燕山荘15:20 - 15:50燕岳 - 16:30燕山荘
4/30 : 6:00燕山荘 - 6:40合戦小屋 - 8:30中房温泉
天候 4/27 曇り→晴れ
4/28 快晴
4/29 晴れ→曇り
4/30 曇り
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
4/26 23:00新宿 -(バス:サンシャインツアー/車中泊)- 6:00上高地BT
4/30 9:40中房温泉 -(中房線乗合バス)- 10:35穂高駅
コース状況/
危険箇所等
○道の状況
今年は例年より雪は少ないようです。

(上高地〜蝶ヶ岳)
徳沢園から上は雪あり。入山者が少なく気温が高いと股まで埋もれることがあります。

(蝶ヶ岳〜常念岳)
常念岳の登りは雪の無い岩稜帯となるのでアイゼンなしの方が快適

(常念岳〜燕山荘)
常念小屋から燕山荘までは雪の上を歩いた方が楽な場所が多いが、雪庇のクラックが進展している箇所が多く見られる。先行者の足跡に惑わされずにルート選択してください。

(大天井岳)
夏道は使わず、直登ルートを選択して下さい。
大天井岳の下りは燕山荘方向から登る人との道の譲り合いになります。
浮石が露出している箇所があるので、落石に注意。

(燕山荘〜中房温泉)
合戦尾根第二ベンチまで雪あり。場所によっては氷が張っているのでアイゼンを付けた方が安心
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
中房温泉登山口
徳澤園の分岐点。ここから長堀尾根に取り付き開始。
2012年04月27日 08:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/27 8:32
徳澤園の分岐点。ここから長堀尾根に取り付き開始。
こんな樹林帯の中、高度を稼ぐ。ひたすら、黙々と。
2012年04月27日 10:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/27 10:13
こんな樹林帯の中、高度を稼ぐ。ひたすら、黙々と。
延々とした樹林帯を抜けると、ご褒美の青空。先にいる人は道整備中の蝶ヶ岳ヒュッテの人。
2012年04月27日 14:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/27 14:00
延々とした樹林帯を抜けると、ご褒美の青空。先にいる人は道整備中の蝶ヶ岳ヒュッテの人。
こちら側から見る穂高もカッコいい!
2012年04月27日 14:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/27 14:04
こちら側から見る穂高もカッコいい!
見えてきました、蝶ヶ岳ヒュッテ
2012年04月27日 14:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/27 14:14
見えてきました、蝶ヶ岳ヒュッテ
営業初日なので接客対応も初々しかったけど、夏前には一人前になっているでしょう。客数5人の貸切り状態に惹かれて小屋泊しました。
2012年04月27日 18:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/27 18:12
営業初日なので接客対応も初々しかったけど、夏前には一人前になっているでしょう。客数5人の貸切り状態に惹かれて小屋泊しました。
夕焼けの常念、大天井岳。
2012年04月27日 18:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/27 18:31
夕焼けの常念、大天井岳。
キレットに沈む夕日。いつの間にか雲も無くなり、好天の予感。
2012年04月27日 18:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/27 18:31
キレットに沈む夕日。いつの間にか雲も無くなり、好天の予感。
夕焼けの蝶ヶ岳ヒュッテ。
2012年04月27日 18:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/27 18:32
夕焼けの蝶ヶ岳ヒュッテ。
2日目、雲ひとつ無い晴天の穂高。今日の涸沢は人が多いだろうな。
2012年04月28日 05:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/28 5:58
2日目、雲ひとつ無い晴天の穂高。今日の涸沢は人が多いだろうな。
朝日に輝く常念岳。此方は常念岳まで人とすれ違うことはありませんでした。
2012年04月28日 06:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/28 6:07
朝日に輝く常念岳。此方は常念岳まで人とすれ違うことはありませんでした。
代わりに雷鳥と出会いました。夏毛に生え変わり中
2012年04月28日 07:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/28 7:13
代わりに雷鳥と出会いました。夏毛に生え変わり中
常念岳の南斜面、登り400m。遠くから眺める分には綺麗な形だけど、登るとなると…
2012年04月28日 08:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/28 8:28
常念岳の南斜面、登り400m。遠くから眺める分には綺麗な形だけど、登るとなると…
ひたすら登って、常念岳登頂。ご褒美の穂高〜槍パノラマビュー。
2012年04月28日 10:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/28 10:58
ひたすら登って、常念岳登頂。ご褒美の穂高〜槍パノラマビュー。
東天井岳までのルートが一望の下に。明日の目的地、燕岳も確認!近く見えるんだけど、1日行動でした。
2012年04月28日 11:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/28 11:10
東天井岳までのルートが一望の下に。明日の目的地、燕岳も確認!近く見えるんだけど、1日行動でした。
常念岳の北斜面。北と南で異なる表情。
2012年04月28日 12:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/28 12:25
常念岳の北斜面。北と南で異なる表情。
常念小屋前で槍を肴に乾杯!下界は25℃以上だったとか。そりゃビールも旨い訳だ。
2012年04月28日 14:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/28 14:36
常念小屋前で槍を肴に乾杯!下界は25℃以上だったとか。そりゃビールも旨い訳だ。
テントからはキレットが良く見えます。
2012年04月28日 15:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/28 15:18
テントからはキレットが良く見えます。
日没時の槍ヶ岳。黄金色に輝いているみたい。
2012年04月28日 18:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/28 18:22
日没時の槍ヶ岳。黄金色に輝いているみたい。
2日目、朝の常念岳と常念小屋。お世話になりました。
2012年04月29日 06:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/29 6:37
2日目、朝の常念岳と常念小屋。お世話になりました。
雪庇に走るクラック。
2012年04月29日 07:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/29 7:07
雪庇に走るクラック。
東天井岳までのルートはアップダウンの少ない高速トレイル
2012年04月29日 07:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/29 7:18
東天井岳までのルートはアップダウンの少ない高速トレイル
朝方は雪が締まっていて、アイゼンが良く効きます。
2012年04月29日 07:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/29 7:53
朝方は雪が締まっていて、アイゼンが良く効きます。
ここを抜けると…
2012年04月29日 08:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/29 8:24
ここを抜けると…
槍ヶ岳がドーン!
2012年04月29日 08:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/29 8:29
槍ヶ岳がドーン!
次回のターゲットは君だ!
槍への挑戦状
2012年04月29日 08:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/29 8:39
次回のターゲットは君だ!
槍への挑戦状
クラックを跨いで登っている人も居るね。
2012年04月29日 09:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/29 9:00
クラックを跨いで登っている人も居るね。
大天荘の前には多くの人が。
2012年04月29日 09:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/29 9:43
大天荘の前には多くの人が。
大天井岳頂上からの槍ヶ岳。
大天井岳から槍ヶ岳に向かうトレースはありませんでした。
2012年04月29日 10:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/29 10:01
大天井岳頂上からの槍ヶ岳。
大天井岳から槍ヶ岳に向かうトレースはありませんでした。
大天井岳北斜面直登ルート
ここから降ります。
2012年04月29日 10:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/29 10:14
大天井岳北斜面直登ルート
ここから降ります。
直登ルートは燕岳方向から来る人が多い。
ルートは上り下りで譲り合い。
2012年04月29日 10:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/29 10:28
直登ルートは燕岳方向から来る人が多い。
ルートは上り下りで譲り合い。
落石に注意!
ヘルメット装着した人も多かったな。
2012年04月29日 10:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/29 10:54
落石に注意!
ヘルメット装着した人も多かったな。
直登ルート最後のトラバース
2012年04月29日 11:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/29 11:26
直登ルート最後のトラバース
やっと下り終わり。
荒天時は通りたくないな〜
2012年04月29日 11:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/29 11:35
やっと下り終わり。
荒天時は通りたくないな〜
あとは燕岳へまっしぐら。
楽勝と思っていたら、岩稜の乗越しや回り道などが多く、なかなか進みません。
コースタイムを上回ってしまった。
2012年04月29日 12:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/29 12:35
あとは燕岳へまっしぐら。
楽勝と思っていたら、岩稜の乗越しや回り道などが多く、なかなか進みません。
コースタイムを上回ってしまった。
こんな岩穴を通ったり
2012年04月29日 14:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/29 14:00
こんな岩穴を通ったり
蛙岩
名前の由来は蛙の開いた口だそうな
2012年04月29日 14:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/29 14:03
蛙岩
名前の由来は蛙の開いた口だそうな
燕岳らしい風景となってきました。
2012年04月29日 15:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/29 15:25
燕岳らしい風景となってきました。
メガネ岩
2012年04月29日 16:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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メガネ岩
本日の天場@燕山荘
風も無く快適でした。
2012年04月29日 16:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/29 16:47
本日の天場@燕山荘
風も無く快適でした。
ご飯の前に、先ずは水作り
2012年04月29日 17:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/29 17:11
ご飯の前に、先ずは水作り
3日目、下山の朝
天候が崩れる前に下山開始
2012年04月30日 06:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
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4/30 6:08
3日目、下山の朝
天候が崩れる前に下山開始
一気に下山します。
合戦尾根は下の方まで雪が残っていました。
2012年04月30日 07:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/30 7:33
一気に下山します。
合戦尾根は下の方まで雪が残っていました。
中房温泉到着。
ここで山の疲れを癒しましょう。
朝から立ち寄り湯が開いているのが嬉しい。
2012年04月30日 08:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 70, Canon
4/30 8:31
中房温泉到着。
ここで山の疲れを癒しましょう。
朝から立ち寄り湯が開いているのが嬉しい。
撮影機器:

感想

いつも山頂から見える他の山から登山対象を決める私。
穂高や槍から見える常念岳の山容に興味を持ち、計画を決めました。

最初の樹林帯の登りは雪が腐っており、股下まで埋まること多数。
非常に体力を消耗しました。
縦走ではなく、ピークハントならワカン持参をお勧めします。

常念岳は登りが長く、またマーカーが見つけ辛いため思ったより苦労した印象。南斜面側は登山道から外れると非常に登り辛い(怖い)ルートとなるので、慎重にマーカーに従った方が結局は早く登れると思います。
苦労の甲斐があり頂上からの眺めは最高で、しばし山座同定。

大天井岳の下りは、燕岳方面から来る人とのすれ違いで結構待たされました。
このコースの核心部なのであせらず慎重に。
切通岩から大下りの頭までは地図上ではアップダウンが少ないけれど、実際は回り道などが多くスピードが出せませんでした。
この区間、特に大荷物の方は時間に余裕を持って行動することをお勧めします。

行動期間中は異常に暖かく、起床時のテント内の気温が7℃とかで寒さを感じることは殆んど有りませんでした。
その分雪の緩みも早く、水の消費も激しかった点が想定外でした。
当時は松本で25℃以上の異常気象だったとか。納得です。

訪れた山小屋は何処も魅力的で、蝶ヶ岳ヒュッテの穂高〜槍のパノラマ、常念小屋のテラス席からの槍の眺め、燕山荘の設備と雰囲気の良さと生ビールが印象に残っています。
スタッフの方達がシーズンの始まりを心から喜んでいるのが伝わってきて、こちらも嬉しい気持ちになりました。
また訪れたいと思います。ありがとうございました。

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地〜横尾〜徳沢
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
燕〜常念の縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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