加入道山＆大室山（雨の中、キノコ祭り開催！）

2019年06月29日(土) [日帰り]

• GPS: 05:24
• 距離: 11.2km
• 登り: 1,220m
• 下り: 1,224m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:25
• 休憩: 0:18
• 合計: 5:43

5:27 加入道山 室久保川登山口
5:54 6:05 水場
7:02 7:06 加入道山
7:12 7:13 加入道避難小屋
7:20 7:20 馬場峠
7:26 7:26 前大室
7:34 7:34 破風口
8:09 8:09 大室山・犬越路分岐
8:23 8:23 大室山
8:35 8:35 大室山・犬越路分岐
8:57 8:57 破風口
9:11 9:11 前大室
9:17 9:17 馬場峠
9:50 9:51 加入道避難小屋
9:52 9:52 加入道山
10:13 10:13 1345m分岐
10:13 10:14 白石峠(お茶煮のコシッパ)
10:20 10:20 1345m分岐
10:50 10:50 水場
11:10 加入道 室久保川登山口

天候

雨時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

＜加入道山登山口駐車場＞
2段に分かれた無料駐車場で、それぞれ約20台駐車可能です。
トイレはありませんが、道志の湯方面に少し戻ると道志の湯バス停があり、その付近に公衆トイレがあります。

コース状況／危険箇所等

基本的に道は明瞭で危険箇所もありませんが、加入道山への直登ルートだけは相当な急登でルートも不明瞭なので注意が必要です。（直登ルートでなくとも、加入道山へは登れます。）
あと、強いて言えば木道や木階段が濡れている場合は滑りやすいので、特に下りでは慎重にゆっくりと歩いたほうがいいです。

その他周辺情報

＜道志の湯＞
加入道山登山口からすぐ近くにある温泉です。
内湯が2つ（源泉、加温）、露天風呂が1つあります。

入浴料金は住居の場所によって、異なります。
村外：700円
横浜市民、忍野村民、道志村内：500円

毎週火曜と年末年始は休業日です。

URL
http://www.doshinoyu.jp/contents/hotspring/

余談ですが、シャワーの勢いが半端なく、出ている時間も3秒程度しかないため、レバーを何度も下げる（もしくは手で押さえて下げっぱなしにする）必要があります。
蛇口からお湯を出す場合も、ボタンを押してから出ている時間が1秒程度しかありません。
節水のため？

写真

6/29 5:26

加入道山登山口前の駐車場にやってきました。
今日も一番乗り！

6/29 5:27

加入道山登山口。
道標左の箱は登山ポストかと思いきや、森林防犯箱でした。

6/29 5:28

今のところ雨は降っていませんが、この分だと途中で降られそうです。
雨が降っていなくても、樹々から落ちてくる水滴で濡れそうだったので、レインウェアを着ています。

6/29 5:29

まあ、歩きやすい道です。

6/29 5:33

こういった雰囲気を「幽玄」っていうのかな？

6/29 5:34

ギンちゃん見っけ。

6/29 5:37

獣害防止ネットが張られていました。
自分で開閉して通過します。
櫓みたいなものは、何のためにあるのか、よくわかりません。

6/29 5:40

足元でモゾッと何かが動いたので、何かと思ったらカエルくんでした。

6/29 5:42

再び開閉して通ります。

6/29 5:52

ここは上に迂回します。

6/29 5:53

なんか特徴的な木がありました。

6/29 5:54

ここから見る限り、迂回が必要なほど崩壊しているわけではなさそうですが・・・。

6/29 5:57

東屋がありました。
やはりというか、この辺りで雨が降ってきたので、ここでザックカバーを付けました。

6/29 6:06

東屋を過ぎると急登が始まります。

6/29 6:13

辺り一帯はガスっています。

6/29 6:20

明瞭な道です。
数はそれほど多くありませんが、ピンクテープも設置されています。

6/29 6:37

正規ルートは右ですが、

6/29 6:38

直登もできるようです。
・とにかく急
・ポールないと厳しい
などの記載に、チャレンジ精神が刺激されます。

6/29 6:38

なので、直登ルートで行ってみることにしました。

6/29 6:44

確かに、ヤバいくらいの急登です。
踏み跡も薄く、よく見ないとルートが分かりにくいです。
下るのは無理かな・・・。

6/29 6:54

さっきの分岐にあったプレートには、「黄テープ追う事」とありましたが、15分登ってやっと一つ目がありました。

6/29 7:06

急登をヒーヒー言いながら登ること30分、やっと傾斜がなだらかになってきました。

6/29 7:08

と思ったら、加入道山の山頂に到着しました。

6/29 7:09

加入道山の山頂標はなく、道標に山名が記載されているのみです。

6/29 7:09

こっちの道標はクマにでも齧られたのか、傷んでいました。

6/29 7:09

加入道山の山頂には、加入道避難小屋があります。

6/29 7:10

地面に埋められた切り株に刻まれた、「加入道ひなん小屋」の文字。
思わず、踏まずに避けてしまいました。

6/29 7:10

避難小屋の中はとても綺麗です。
老朽化により建て替えられてから、まだ3年半くらいしか経っていないみたいです。

6/29 7:11

避難小屋日誌がありました。
最後の書き込みは6月23日でした。

6/29 7:15

小屋を出て、山行を再開します。
ここからしばらくは平坦な道です。

6/29 7:18

倒木に彫られた「ご安全に」の文字。
お気遣いありがとうございます！

6/29 7:19

ちょっと登って、

6/29 7:19

階段での下りです。
丹沢ではおなじみの木階段です。

6/29 7:20

クマヨケ？
叩いて音を鳴らすヤツかな？

6/29 7:21

ですが、これで叩いても全然音が鳴りませんでした。

6/29 7:23

ガスが一層濃くなりました。

6/29 7:24

大きな木片に彫られた「火の用心」の文字。
今日のような雨なら、山火事の心配もないでしょう。

6/29 7:25

階段でどんどん登ります。
雨に濡れて滑りやすかったので、帰りは慎重にゆっくりと下りました。

6/29 7:28

前大室を通過。

6/29 7:33

前大室を過ぎると、また下ります。

6/29 7:36

鞍部まで下りて登り返します。

6/29 7:39

バイケイソウ。
たくさん生えていましたが、傷んでいるか、枯れてしまっているものがほとんどでした。

6/29 7:40

この丸太の階段もやや滑りやすいです。
一応、滑り止めが刻まれていますけど。

6/29 7:44

ガスガス。
まあ、いいです。
景色が見えなくたって、山を歩けるだけで幸せです。

6/29 7:56

また平坦になりました。

6/29 8:00

ここのところ、皆勤賞のマルバダケブキ。
丸！

6/29 8:02

ここからマルバダケブキだらけになります。

6/29 8:05

塔ノ岳〜丹沢山の登山道を歩いているようです。

6/29 8:05

本日の第一キノコ発見。
雨に濡れてテカテカしています。

6/29 8:08

おおっ！？
陽が差してきました。
まさかの天候回復来る？

6/29 8:11

このベンチまで来れば、大室山まであと300mです。

6/29 8:11

ほんとに晴れるの！？

6/29 8:11

さて、あと300m。
ちゃちゃっと行きますか！

6/29 8:13

平坦なので、走ってもいいくらいです。

6/29 8:15

木々に囲まれた山頂が見えました。

6/29 8:19

大室山登頂です。
標高1587.4m、新旧の山梨百名山標柱と一緒に。
自分にとって山梨百名山63座目です。

6/29 8:20

こっちの標柱とも一緒に。
この大室山は、かつては大群山（おおむれやま）と呼ばれていたみたいですね。

6/29 8:22

三角点タッチ。
一等三角点です。

6/29 8:23

山頂は、展望はありませんが、そこそこ広いです。

6/29 8:27

下山を開始してすぐ、コクワガタのメスを見つけました。

6/29 8:32

本日の苔。

6/29 8:36

この草は山頂付近にたくさん生えていたのですが、刺があって、うかつに触ると痛かったです。

6/29 8:46

クサイチゴの花。

6/29 8:54

晴れ間はどこへやら。
再びガスガスに逆戻りです。

6/29 9:06

これも最近の皆勤賞、レンゲツツジ。

6/29 9:10

オオセンチコガネ。
久しぶりに見ました。

6/29 9:13

本日見かけたキノコ②
ここからキノコラッシュが始まりました。
おかしいな〜、登りでは見かけなかったのに。
ともあれ、これは久々のキノコ祭り開催の予感！
さらに注意深く辺りを観察し、キノコを探しながら歩きました。

6/29 9:16

本日見かけたキノコ③

6/29 9:16

この切り株を埋めたタイプの階段は、雨に濡れてかなり滑りやすいです。

6/29 9:17

本日見かけたキノコ④

6/29 9:21

本日見かけたキノコ⑤

6/29 9:22

本日見かけたキノコ⑥
ビビッドなキノコ。

6/29 9:24

本日見かけたキノコ⑦
プルプルです。

6/29 9:27

これだけ紅葉したように葉が茶色になっていました。

6/29 9:27

なんでしょ？

6/29 9:27

※苦手な方＆食事中の方、ごめんなさい。
巨大ナメクジを発見しました。
10cmくらいあったかも。

6/29 9:28

木の棒でつんつんすると、丸まって小さくなってしまいました。

6/29 9:29

本日見かけたキノコ⑧
超ミニなキノコ。

6/29 9:29

本日見かけたキノコ⑨

6/29 9:30

本日見かけたキノコ⑩

6/29 9:31

小さいカエルくんがいました。

6/29 9:35

ハルゼミの抜け殻に水滴が付いていい感じに。

6/29 9:40

さっきの抜け殻の主というわけではないでしょうが、木の上のほうで元気に鳴いているハルゼミを見つけました。

6/29 9:49

歩いていると、ハルゼミが飛んできて足元に着地したので、捕獲しました（笑）。
ミンミンゼミを小さくしたような姿ですね。

6/29 9:49

本日見かけたキノコ⑪

6/29 9:56

本日見かけたキノコ⑫
なんかキモイ（笑）。

6/29 9:59

ツルキンバイかな？

6/29 10:03

本日見かけたキノコ⑬

6/29 10:03

本日見かけたキノコ⑭
幹から剥がれて下に落ちていたサルノコシカケ。

6/29 10:07

本日見かけたキノコ⑮-1
群生しているキノコを発見。

6/29 10:07

本日見かけたキノコ⑮-2
おいしそう。
・・・なんとなく。

6/29 10:08

本日見かけたキノコ⑮-3
このテカりはキノコ本来のものですね。

6/29 10:09

本日見かけたキノコ⑯

6/29 10:10

コナスビ。

6/29 10:15

地面から露出していた、この白い石は何だろう？

6/29 10:25

道間違いに気が付き、急いで戻りました。

6/29 10:27

この道は、加入道山を巻いているのですが、なかなか凄いトラバース道です。

6/29 10:31

加入道山への直登ルートとの分岐に戻ってきました。
ここからは緩やかに下るだけです。

6/29 10:36

朝に見た個体とは別のカエルくんのようです。
イボイボと赤みがかった体が毒々しい感じです（笑）。

6/29 10:50

う〜ん、朝よりもガスっているような・・・。

6/29 10:51

木が丸々1本、沢に落ちていました。
苔むしているので、結構時間が経っているようです。

6/29 10:54

朝は迂回した登山道の様子が気になって、（本当は良くないですが）迂回せずに歩いてみました。
なるほど、ここが崩れていたんですね。

6/29 10:54

崩落地点を通りすぎてから撮りました。
これなら通行止めにするのも納得です。

6/29 11:05

今日は水量も少ないので、右から登らなくても、普通に渡渉できました。
この沢の水で靴を洗いました。

6/29 11:08

登山口が見えました。

6/29 11:08

向かいの山の稜線は、ガッツリとガスに包まれていました。

6/29 11:11

ただいまー。
下山途中で男性と会ったのですが、車はありませんでした。
バスで来たのかな？

6/29 11:12

タワシ！？

6/29 11:29

道志の湯に寄りました。
加入道山登山口駐車場から1分で到着です。

6/29 12:20

タッチパネルで入浴券を購入します。
一般は700円、道志村民、横浜市民、忍野村民は500円です。
横浜市民が割引を受けられるのは、道志村が横浜の水源だからだそうです。
忍野村民が割引を受けられるのは、忍野村と道志村が、両村民が忍野村の「村フィットネスセンター」と道志村「道志の湯」を相互利用した際に、利用料を割引く協定に調印したことによります。

6/29 12:17

これは初めて見ました。
美味しかったです。

6/29 12:46

道の駅どうしに寄りました。

6/29 12:46

丹沢山塊と道志山塊の間に流れる道志川を再現したオブジェ。
実際に水を流す凝りようです。
素晴らしいですね。

6/29 12:46

今日登った加入道山と大室山も、もちろんオブジェに含まれていました。

6/29 12:47

晴れていれば、ドーンと鳥ノ胸山が見えるのですが・・・。

6/29 12:48

道志川。
こんな天気にも関わらず、川遊びをしている方がたくさんいました。

6/29 12:49

喫煙所の東屋の内側にツバメが留まっていました。
かなり人慣れしているようで、すぐ下まで近づいても涼しい顔です。

6/29 14:03

帰りの中央道、石川PAにて遅めの昼食。
PAに入っている吉野家のチキンスパイシーカレーを食べました。
山行後って、無性にカレーが食べたくなるんですよねー。
今日は時間が早かったせいか、渋滞に捕まることはありませんでした。
いつもこうならいいのにな〜。

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100M3 SONY

PowerShot G3 X CANON

iPhone 7 Plus Apple

装備

MYアイテム

MonsieurKudo

重量：6.22kg

個人装備

半袖Tシャツ ズボン 靴下 雨具 帽子 サングラス 靴 ザック 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 虫除けネット 常備薬 保険証 携帯 時計 カメラ

感想

MonsieurKudo

今週末も天気は悪いようだったので、ちょっとでもマシな土曜日、天気に左右されない山（山頂からの展望がないという意味で）として、山梨百名山の大室山を登ることにしました。

日曜は仕事を入れてしまったので、土曜に山へ行けないと2週間空いてしまうため、現地に着いて雨だったとしても登るつもりでした。

5時半前、加入道山登山口前にある駐車場に着くと、誰もいませんでした。
マイナーな山であることに加え、小雨が降るこの天気では当然かもしれませんね。

登山口からしばらくは緩やかな登りでしたが、加入道山直下まで来ると、直登ルートと巻き道に分岐していて、自分は気になった直登ルートで登ることにしました。

分岐にあったプレートに記載されていたとおり、めちゃ急登で歯ごたえのあるルートでした。
急登を登り切ると、そこが加入道山の山頂でした。
加入道山の山頂には避難小屋があり、中はとても綺麗でした。

加入道山から先は平坦な道を進み、アップダウンを経て大室山の山頂に到着しました。
途中で陽が射してきて、一瞬だけ青空が見えたりもしましたが、その後すぐにガスガスに逆戻りしちゃいました。

大室山の山頂は結構広かったですが、周りは木々に囲まれていて展望は一切なし。
まあ、だからこそ、今日登ることに決めたのですけど。
山頂標と写真を撮って行動食を食べた後、すぐに引き返しました。

往路では見逃していたキノコをたくさん見つけることができて大満足。
加入道山から白石峠のほうに行き過ぎて戻ったりもして、20分くらいロスしましたが、その間でもキノコを見ることができたので、良しとしました。
コクワガタやハルゼミ、オオセンチコガネといった虫も見ることができました。




てっきり今日は誰にも会わないものと思っていましたが、下山時に登ってくる男性に会いました。
物好きな人がいるものですね〜。
あ、自分もでした。(ゝω・) テヘッ

山行後は、すぐ近くの道志の湯へ。
かなり空いていて、ほぼ貸し切り状態でゆっくりできました。
露天風呂の壁には、フックに下げられた網の上に次のような張り紙がしてあって、思わずクスッとなりました。

「山と森に囲まれた中にある当館ですので、時折、虫や葉っぱがお風呂にご一緒することもあるかと思われます。
大変、「虫のいい」ことで申し訳ございませんが、浴槽内に溺れていた場合は救いの網を差し伸べていただけると幸いです。」

温泉を出た後は、道の駅どうしに寄ってから帰りました。
時間が早かったからか、中央道での渋滞はなく、15時過ぎには自宅に着くことができました。
・
・
・
晴れた日に展望を楽しむ山もいいですが、雨の日はまた違った趣があって、とても楽しかったです。
山はいつ登っても最高です！　山歩きバンザイ！

コメント

sheva

幽玄
MonsieurKudoさん、おはようございます
雨の中、山梨百名山のカウントアップおつかれさまです
キノコ、ナメクジ、蛙と梅雨の時期らしい出会いですね
レインウェアの蒸し蒸し感は苦しいですが、濡れるのを取るか蒸れるのを取るか
学生時代の自転車でカッパ着るかどうかいつも迷ってた思い出です🚴

MonsieurKudoさんの富士登山は須走口から行かれたんですね
山頂に雪が残る時期だと、自分が思う富士とは違うイメージです
富士山も山梨百名山のひとつなんですね（そりゃそうか）

MonsieurKudo

Re: 幽玄
shevaさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

2週連続の悪天候、週末だけでも晴れてくれないかなー。
そろそろ山梨百名山の中で、未登かつ山頂からの展望がない山も少なくなってきました。
（あとは高ドッキョウ、三石山くらいかな？）
今週末も天気はダメそうですねー。
富士山は雪の予報だし・・・。

＞学生時代の自転車でカッパ着るかどうかいつも迷ってた思い出
わかります！
自分も高校はチャリ通でしたので。
ですが、よほどひどい雨でない限りは、基本的には傘を差して走っていました。（危ないので、本当はあまりよろしくないですけど。）

＞富士登山は須走口
確か、「空いていそう」とう理由だけで須走口から登ることを決めたように思います。
上は雪が結構あって、山頂の鳥居は見えているのに、登れど登れどなかなか辿り着かなかったので、なかなかキツかったです。

山頂に着いた時は恐ろしいほどの強風が吹いていて、もし風下に向かってジャンプしたら、1メートルくらい距離が伸びそうな感じでした（笑）。

＞富士山も山梨百名山のひとつ
そうですね。
ですが、標高はトップでも、難易度的にはA（易）〜E（難）でBですけど。
次の区切りである75座目は、一応、山梨百名山最高難度と言われている、鋸岳に挑戦したいと思っています。