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Yamareco

記録ID: 1952281
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

室堂から 五色ヶ原-薬師岳縦走で折立へ

2019年07月29日(月) 〜 2019年08月01日(木)
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ijikemusi その他1人
GPS
80:00
距離
31.3km
登り
2,469m
下り
3,546m

コースタイム

7月29日(月) 立山室堂 15:30 ― 16:30 雷鳥平 (テント泊)

7月30日(火) 雷鳥平 5:20 ― 7:45 富山大研究所 ― 9:25 獅子岳 ― 10:25 ザラ峠 ― 11:50 五色ヶ原山荘 ― 12:10 五色ヶ原テン場(テント泊)

7月31日(水) テン場 3:50 ― 6:30 越中沢岳 ― 9:30 スゴ乗越小屋 9:50 ― 13:05 北薬師岳 ― 14:30 薬師岳 14:40 ― 15:20 薬師岳山荘(小屋泊)

8月1日(木) 薬師岳山荘 5:20 ― 6:30 薬師峠 6:50 ― 7:20 太郎平小屋 ― 10:20 折立
天候 7月29日 月 曇り/ガス 一時雷雨
7月30日 火 曇り/ガス 一時雷雨
7月31日 水 曇り/ガス 時々晴れ
8月1日 木 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
折立の無料パーキングへ車を置き、 バスなどを乗り継いで室堂入り。
岐阜県側から有峰には道路崩壊のため入れないので 富山側より入る以外ない。
その他周辺情報 有峰林道から出てすぐに亀谷温泉白樺ハイツで日帰り入浴可(¥610)
予約できる山小屋
雷鳥沢ヒュッテ
富山地方鉄道の レトロ駅 有峰口。 木製の改札の雰囲気がイイ。
富山地方鉄道の レトロ駅 有峰口。 木製の改札の雰囲気がイイ。
雷鳥平。 ざっとテントが100張ぐらいか。
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雷鳥平。 ざっとテントが100張ぐらいか。
初日は 鍋の夕食。
初日は 鍋の夕食。
2日目朝。 ドンヨリとした天気。
2日目朝。 ドンヨリとした天気。
今年はコバイケイソウがイイ感じ。
今年はコバイケイソウがイイ感じ。
真っ白のツガザクラと・・
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真っ白のツガザクラと・・
・・ハクサンイチゲがとても初々しい。
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・・ハクサンイチゲがとても初々しい。
奥大日方面。
久々に見たタカネイバラがキレイ。 後にも先にもここにしかなかった。
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久々に見たタカネイバラがキレイ。 後にも先にもここにしかなかった。
獅子岳を過ぎた山腹に咲くクロユリ
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獅子岳を過ぎた山腹に咲くクロユリ
ミヤマクワガタ
もうトウヤクリンドウが盛り。
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もうトウヤクリンドウが盛り。
雷鳥。 一羽でお散歩。
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雷鳥。 一羽でお散歩。
五色ヶ原の木道脇に広がるお花畑が素晴らしい・・・ガスっていても素晴らしさの片鱗を見せている。
五色ヶ原の木道脇に広がるお花畑が素晴らしい・・・ガスっていても素晴らしさの片鱗を見せている。
 ハクサンコザクラも‥
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 ハクサンコザクラも‥
五色ヶ原山荘が見えた
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五色ヶ原山荘が見えた
テングクワガタかな? 良くわからない。
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テングクワガタかな? 良くわからない。
北薬師は何とか見えたが、 薬師はご機嫌が悪い。
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北薬師は何とか見えたが、 薬師はご機嫌が悪い。
スゴ乗越小屋。
また雷鳥。 メス親一羽に 雛が5羽もいた。
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また雷鳥。 メス親一羽に 雛が5羽もいた。
北薬師山頂
薬師山頂。もうヘロヘロですがもう少しで山荘着。
薬師山頂。もうヘロヘロですがもう少しで山荘着。
やっと薬師岳山荘。
やっと薬師岳山荘。
最終日 朝の薬師岳山荘。  いい天気
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最終日 朝の薬師岳山荘。  いい天気
槍も見えた。 
リンネソウ。 初めて見たかな?
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リンネソウ。 初めて見たかな?
この辺りのチングルマは もう花穂になっていた。
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この辺りのチングルマは もう花穂になっていた。
薬師峠のテン場。 おいしい水が引かれていて有難い。
薬師峠のテン場。 おいしい水が引かれていて有難い。
まさに天空の遊歩道だ。 太郎平小屋から右手方向に数キロも続いている。 写真の小屋の奥は多分太郎山、 その奥は北の俣岳。
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まさに天空の遊歩道だ。 太郎平小屋から右手方向に数キロも続いている。 写真の小屋の奥は多分太郎山、 その奥は北の俣岳。
白花のタテヤマリンドウがいっぱいあった。
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白花のタテヤマリンドウがいっぱいあった。
キンコウカが群生して一面黄色に。
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キンコウカが群生して一面黄色に。
モウセンゴケの花も咲いていた
モウセンゴケの花も咲いていた
ヤマサギソウかな?
ヤマサギソウかな?

感想

6月下旬から7月初旬に2回目の東北遠征を計画していたが、 プロジェクトがらみの仕事で抜けられなく、また天候も雨ばかりで 出発が遅れに遅れ結局出かけられなかった。 その代わりという訳でもないが 昨年台風の影響で途中撤退した 五色ヶ原-薬師岳の3泊4日の縦走に出かけた。  本当は3泊ともテント泊にしたかったが3日目がロングの上、 そこまでの食料を担いで歩く自信がなかったので 3泊目は薬師岳山荘泊とした。やはり テント泊の方が好きだと思ったが、 体力的には山荘泊として正解だった。

7月29日   今日は折立に車を置き、 公共機関(バス・鉄道・ケーブル・バス)で室堂迄入り、 雷鳥平まで行ってテント泊。 天気は梅雨が明けたものの 曇りでガスがいっぱい。 4時過ぎに雷鳴が少し轟く中雷鳥平に向かい、 テント設営時には雷雨に降られたが何とかセーフ。 テン場は比較的すいており 大雑把に100張程度か? 昨年に比し 周辺の雪がかなり少ない。
夜は初日なので野菜と肉たっぷりの鍋に舌鼓を打って 早々に就寝。 そのころには青空も少し覗いていて明日は天気の期待が持てそう。

7月30日   4時起床で5:20出発。 一ノ越までもお花畑が広がり、 今年はコバイケイソウが結構いいようだ。  一ノ越を経て五色ヶ原へ向かう。 今日の行程は短いのでゆっくり行進。残念ながら 天気は曇りで ほんのたまに🌞が覗き、 時々少し遠くが見える程度。 鬼岳付近の雪渓の雪は少なく(アイゼンを着けていたグループもいたが) ノーアイゼンでOK。 したがって ほとんど花を観賞しながらひたすら歩くのみ。
お昼前には五色ヶ原ヒュッテ跡に到着してしまい、 そのまま五色ヶ原山荘へ幕営の受付へ。 この間には木道が敷かれ その両脇は圧巻のお花畑でチングルマやハクサンコザクラその他が咲き乱れている。 曇ってガスっているのは少々残念だが ”ガスもまた幻想的でイイ” などと負け惜しみを言いながら歩いた。
五色ヶ原山荘で 今日・明日の天気を尋ねたら 色よい返事がないので ”そんな殺生な事言わんといて”と返したら ”お客さんはまだ運のいい方だよ・・・ いままでみんな雨ばかりだったから・・・”と慰められた。
時間は早いが 10分かけてテン場へ向かい 午睡をむさぼった。 4時ごろであったか 雷鳴は聞かなかったがかなり激しく雨が降った。 明日はロングの行程なので明るいうちの6:00頃には就寝した。

7月31日  今日は標準タイムでも約11時間の行程なので 朝3:50の早立ちをし、 15:00頃には薬師岳山荘に入るのを目標とした。 天気は昨日・一昨日より少し良く、 時々青空が覗いて少しだけ遠望も利いた。
しかし 道は険しく大きなコブがいくつも続く難路だ。 どのコブも大体下りの方が険しく、 まるで垂直の壁を降下する感じだ。 しかしスゴ乗越を過ぎれば比較的なだらかな登山道となり一安心する。 逆コースでは歩きたくないと思わせる道だった。
スゴ乗越小屋で 昼食をとり 大休止。 水は小屋前の蛇口より(チップ制で)自由にいただける。 
途中から北薬師や薬師岳が ガスの間にしばしば見えるがなかなか近づかない。 登山道も大きな岩がごろごろして歩きにくいところが多い。14:20頃 やっと薬師岳に到着し何とかほぼ目標に近い時刻に山荘に入れそうということでまたもや安心する。 時々展望も利くのでのんびりし 少々遅れて山荘に到着。 かなり天気が良かったので 濡れて重くなったテントを広げて乾かした。とてもきれいな小屋で寝具も清潔で、持参したシーツも使う必要はなかった。  食事もおいしかった。 混雑ぶりはひどくはなく布団一枚に一人のスペースでほぼ十分であったが 如何せん部屋に20名ほどが入るので 人いきれで暑く、 夜は寝苦しかった。 やはりテントの方が総合的にはるかに居心地がいい。   この小屋は残念ながら水場がないので天水利用だ。 水はミネラルウォーターか煮沸した天水を購入することになる。(天水は無料で頂けそう。) 天水が自由に使えるようになっておらず 身体を拭いたりできないので残念だ。

8月 1日   今日はほとんど下りばかりで4-5時間のアルバイトなのでルンルンだ。 天気も今山行で最高で日射が厳しすぎるぐらい。
5時少し過ぎに山荘を出て 1時間少々で薬師峠のテン場に到着。 冷たい水が豊富に出ているのでここでコーヒーを淹れ、 水場で顔を洗ったり頭を濯いだりしてさっぱりして大休止。 
サッパリして太郎平小屋へ向かう。 大平原が広がり 小屋を過ぎてお花畑の広がるなだらかな稜線を鼻歌交じりで天国かと思うような道を歩く。 ニッコウキスゲ、 キンコウカなど花が一杯だ。 これほど開放感のある稜線も珍しい。  
10時少し過ぎに 折立に到着し 亀谷温泉 白樺ハイツで汗を流し 帰宅した。
前半は期待したほど天気に恵まれなかったが 花の最盛期で 楽しい山行ができました。 

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