記録ID: 1960172
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
黒部川流域の山谷
2019年08月02日(金) 〜
2019年08月07日(水)


- GPS
- 152:00
- 距離
- 131km
- 登り
- 12,579m
- 下り
- 12,578m
コースタイム
2日目
- 山行
- 9:01
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 9:30
3日目
- 山行
- 12:10
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 14:38
4日目
- 山行
- 9:55
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 11:40
5日目
- 山行
- 0:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:30
6:35
ゴール地点
天候 | 2日 曇りのち晴れ、夜は雷雨 3日 晴れ 4日 晴れ 5日 晴れ、夕方は雷雨 6日 晴れ、午後一時雷雨 7日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2日 黒部市から今回の旅ははじまる。黒部最下流部の湧水地帯でサンプリング。黒部川下流部から上流に向かって、定間隔でサンプリング。宇奈月温泉でサンプリング、トロッコに乗って欅平でもサンプリング。 黒部トロッコ、今度は紅葉季節に来たい。 3日 今日から本格的に山中へ。水平歩道は、なるほど落ちたらお陀仏確定だが、思ったよりきちんと整備されていて問題ない。岩を砕いて水平なみちをつくり、雪崩にやられそうなところはトンネルでかわしている。非常に労力がかかっている道なのがよくわかり、ただただ感激する。上級者向けと解説されるが、アップダウンが殆ど無いので、体力的にはきつくない。ただ、つまずかないようにするだけ。 阿曽原温泉を通過し、仙人ダムでサンプリング。人が居なかったので全裸で沢に飛び込み、本日の入浴とする。 仙人池ヒュッテまでは地獄のコンタあげで意識が飛びかけるが、なんとか日が落ちるころにたどり着く。仙人谷最上部の雪渓が非常に不安定でボコボコでかい穴があ。いている。下手に歩くと踏み抜いてお陀仏。振り返れば、今山行でもっとも緊張した。 テントを張れる池の平小屋までは体力気力もたず、テンバの無い仙人池ヒュッテで素泊まり7500円なり。お風呂があったのと、やどのおっちゃんがとても親切だったので、損をした気はしない。ここからの劔岳の眺めは最高。 4日 少し遅デッパ。劔沢へ駆け下り、沢を詰めていく。真砂沢ロッジで長次郎谷、平蔵谷ともに上部は雪渓が割れていると聞き、単独の今回は大事をみてノーマルルートから登頂を目指す。雪渓は見事なのだが、いかんせん暑すぎて照り返しで消耗する。何箇所か雪渓が不安定な場所は夏道に乗ってかわしていく。アイゼンは必要だが、軽アイゼンでも十分とおもわれる。 劔沢キャンプ場でテント泊。1名500円。午後から走って劔アタックに向かうが、一服劔からみた前劔が思ったよりも立っていて怖そうだったので、急いで行くのは止めることにして引き返す。 5日 3時30分からアタック開始する。前劔にとりついている途中でご来光。ちょっと水蒸気が多くイマイチ。見た目ほど険悪ではなく、サクサクいけた。カニのタテバイはたしかに一般ルートとは思えない斜度があるが、鎖と杭がいい場所に打ってある。赤岩の練習を思い出すようなかんじ。ピークに飛び出す。北方稜線に行く人とか源次郎尾根に行きたい人がマウンティング合戦を繰り広げているので、いい塩梅のとこで退散。 カニのヨコバイはタテバイより簡単。落石しないように下山し、テントを拾って別山に登り返す。朝一で軽荷で動いてしまうと、余計に重く感じる。 別山から雄山をぐるっと縦走。ここは室堂がちかいから人が多すぎる。すべてのピークをスルーしていく。渋滞もあり一の越小屋でだいぶ難しい時間になってしまったが、このまま室堂に泊まってしまうと明日帰ってしまう気がするので、五色を目指す。鬼岳のトラバースあたりで雷 雷雲に捕まりやばしんぐやばし。獅子岳があっという間につつまれ、雷がとどろいているので、巨岩の下に身を潜める。30分ほどすると雷の音が北方に動いていき、獅子岳の雲の様子を見ても回復傾向とみたので全速力で駆け抜ける。18時にヘロヘロになって五色キャンプ場へ。あんまり良くない行動だったと反省。しかし、今日のビールは死ぬほどうまい。 6日 今日は平の渡し船の時間があるので遅デッパ。朝日に染まる五色ヶ原が美しい。思えば、今山行で唯一のゆとりある朝だった。ゆっくりした代償として刈安峠までの道は炎天下となる。2年ちょうどぶりの平の小屋。主人が船頭をやらなくなったらしく、3人組の(関電の?)社員さんが渡してくれる。なんでも信濃大町から毎日渡し船をするために通ってきているらしい、お疲れ様だ。10時発の便は一人だけだったので、勝手を言って湖の真ん中で止めてもらいサンプリング。黒部右岸に渡っていよいよ上流部を目指す。軽荷にして奥黒部ヒュッテへ。上の廊下(本流)と東沢でそれぞれサンプリング。ついでに全裸で飛び込み久々のフロ。(もちろん計測してからフロしましたよ。コンタミしちゃうから)。本日2度目の平の渡し船で左岸に戻り、黒部ダムを目指す。湖畔の夏道は地形図では平にみえるが、実際は沢型のところで何度もアップダウンを繰り返す。水平歩道とは設計者のポリシーが違うようで、ちょっと崩壊すると直ぐに上を巻く。おかげさまで疲労はピークに。ヒラヒラになってロッジくろよんに到着。今日も18時まで歩いてしまった。 さすが下界が近いだけあって、山小屋というより旅館に近い。これは間違いなく風呂がある、ということで誘惑に負ける。雪解け水じゃなくて40度のフロとその後のビールは失神クラスの快感であったのは言うまでもない。 7日 今日はもうほとんど歩かなくていい。早朝だれもいない黒部ダム。遊覧船乗り場でサンプリング。破砕帯由来の湧水をサンプリング。下の廊下登山道へ少し入って,黒部ダムの直下でサンプリング。ごうごうと滝しぶきをあげて気持ちいい。黒部ダムを観光してバスを乗り継ぎ帰宅。だれともこの達成感を分かち合えぬのがなんともいえない。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
備考 | 次回にむけて反省点 サングラス忘れた。 半袖日焼け止めなしだと,火傷する。 夏山もテント本体、フライは防水したほうが快適(忘れてた) 夕食米1合ペミはしんどい日が多かった(歳か、、)。 古くなったためか,スマホが機内モードでも若干電池を消費する。 |
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