【71-72/100】悪沢岳・赤石岳〜畑薙ゲートから1day周回〜

2019年08月11日(日) [日帰り]

• GPS: 22:00
• 距離: 64.4km
• 登り: 4,755m
• 下り: 4,746m

コースタイム

日帰り

• 山行: 19:36
• 休憩: 2:23
• 合計: 21:59

0:01 畑薙ダムゲート前
0:29 0:29 青薙山登山口
0:52 0:52 中ノ宿吊橋
1:54 1:54 聖沢登山口
2:21 2:21 牛首峠
2:39 2:39 滝見橋
4:48 4:49 小石下
6:32 6:32 蕨段
6:47 6:47 見晴岩
7:31 7:35 駒鳥池
7:44 7:44 駒鳥池駐車場
8:06 8:32 千枚小屋
9:09 9:18 千枚岳
10:16 10:18 丸山
10:42 11:02 悪沢岳
11:49 11:52 荒川中岳避難小屋
11:58 12:03 中岳
12:15 12:23 前岳
12:39 12:42 お花畑（荒川前岳南東斜面）
13:09 13:36 荒川小屋
14:01 14:02 大聖寺平
14:38 14:43 小赤石岳の肩
14:55 14:57 小赤石岳
15:05 15:05 赤石岳・小赤石岳間分岐
15:18 15:23 赤石岳
15:40 15:41 赤石岳・小赤石岳間分岐
16:04 16:10 北沢源頭
16:49 16:49 富士見平
17:09 17:21 赤石小屋
18:33 18:36 カンバ段
20:01 20:01 牛首峠
20:11 20:11 聖沢登山口
20:58 20:58 中ノ宿吊橋
21:26 21:26 青薙山登山口
21:55 21:55 畑薙ダムゲート前
22:00 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り一時雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

畑薙第一ダム奥の沼平ゲート前駐車スペースへ。ゲート付近に20台程度。ダムを渡った右手に15台程度。それ以外は約2km手前の夏期臨時駐車場200台程度へ。いずれも駐車は無料。トイレは見当たりませんでした。

コース状況／危険箇所等

登山ポストは各駐車スペース毎に設置されています。用紙、筆記具もありました。
【沼平ゲート〜椹島】この区間は自転車利用しました。ほぼ全区間未舗装で路面の凹凸が大きく走行には気を遣います。またアップダウンも大きく漕ぐのが辛い登り区間では自転車を下りて押しました。
【椹島〜千枚岳】千枚小屋までほぼ全区間樹林の中を歩く。傾斜はさほど急ではないがとにかく距離が長い。
【千枚岳〜荒川三山】森林限界を超え足場の悪い岩稜帯を歩く。転倒、滑落に注意。
【荒川三山〜荒川小屋】前岳分岐から花畑の中を大きく下り、荒川小屋の高さになった所から水平にトラバースする。ザレ気味につきスリップ注意。
【荒川小屋〜赤石岳】本コース後半で最大の山場の600m登り返し。ルートは明瞭。
【赤石岳〜椹島】山頂直下から富士見平までのトラバース区間は転倒滑落に細心の注意を。赤石小屋より下は特に危険箇所なし。

その他周辺情報

前日に川根温泉ふれあいの泉を利用しました。大人510円。食事処、休憩室、売店有り。隣には産直品販売店も。何より温泉につかりながら目の前の鉄橋を通過する大井川鐡道のSLやトーマスを楽しめるのが素晴らしい。
http://kawaneonsen.jp/

写真

8/9 15:30

前々日、川根温泉前の河原から金谷方面行きのSLを撮影。本来はこの翌日に登る予定でしたが、畑薙ダムへの山道で落石踏んでパンク💥これにより翌日は車両復旧に奔走🏃💦💦

8/10 10:33

翌日、午前中に復旧できたので再び川根温泉に浸かりつつ撮り鉄。ジェームスが来たー！この後トーマスも来ました。

8/10 23:45

予定日を一日遅らせて深夜0時、畑薙第一ダム奥の沼平ゲートからスタートです。

8/10 23:52

ゲート前には登山指導センター。ここにポストもありました。今回はコンパスに加えて紙の登山届も投函！

8/10 23:52

ゲート脇のこの隙間から自転車を入れました

8/10 23:53

クマ恐ろしや…でも熊鈴忘れた😅

8/11 0:13

チャリ漕ぎ15分。畑薙大吊橋のたもとへ。椹島へ行くには渡る必要ありません。

8/11 1:51

1時間50分。聖沢登山口。

8/11 2:24

2:24赤石岳へ続く大倉尾根登山口。帰りはここから降りてくる予定。近くの標識のポールに乗ってきたチャリンコをデポしました。ここから徒歩です。すぐ下が椹島ロッジですが、真夜中なので寄らずに先へ進む。

8/11 2:42

そして2:42。滝見橋を渡って千枚岳を目指す。ここから登山道ですが既にヘロヘロ…

8/11 2:42

吊り橋はしっかりしてるので怖くありません。

8/11 4:04

暗闇の登山道を歩く。多少アップダウンがありますが、それほど険しくは感じませんでした。

8/11 4:24

千枚岳へのルートは何度も林道を横切ります。小屋まで一時間の所まで通っていたような…

8/11 4:41

標高1500m突破！

8/11 4:46

千枚小屋までまだ4時間半！気が遠くなりそう。。。

8/11 5:10

結構しっかりした林道なんですよ。

8/11 5:51

水場で顔を洗って眠気を覚ます。水量豊富です。

8/11 6:06

美しいシラビソの森。ようやく日が射して明るくなりました。

8/11 6:24

美味しそうなキノコ🍄食べたら大きくなるかな？

8/11 6:28

蕨段。確かに急登と平坦が交互に現れます。

8/11 6:29

三等三角点。点名：蕨段。標高2073.18m。

8/11 6:29

タッチ♪

8/11 6:36

ダケカンバの中を進む。

8/11 6:37

おっ、見晴台とな？それは行かなければ。

8/11 6:38

ここに来てようやく荒川三山の雄姿が見えた。

8/11 6:39

三山をアップで。

8/11 6:41

こっちが小赤石岳ですね。

8/11 6:42

見晴台のすぐ裏はしっかり広い林道が通っていてなんだかなーの感じ。

8/11 6:51

中央がえぐれていて、何だか変わった地形だなと思っていたら…

8/11 7:02

なるほど木材搬出用に作られた道なんですね。木馬できんまって読むんだ！

8/11 7:22

50年も前の作業なんですね。

8/11 7:23

これがその伐根。ありし日を偲ぶ。

8/11 7:48

木漏れ日がキラキラと美しい。

8/11 8:00

マルハダケブキがたくさん咲いています

8/11 8:03

よし！7/7。千枚小屋はすぐそこです。

8/11 8:05

タカネグンナイフウロ

8/11 8:05

イブキトラノオかな？

8/11 8:05

お花畑の中に綺麗な小屋が現れました。ようやく千枚小屋に到着！

8/11 8:06

小屋の前からはデーンと富士山。

8/11 8:06

手前は笊ヶ岳とかかな？

8/11 8:06

富士山アップで。

8/11 8:15

千枚小屋。真新しくて綺麗な建物です。

8/11 8:16

ひとまず悪沢岳のバッジを購入。人が多いシーズンは買える時に買わないと売り切れで後悔することがありますので。

8/11 8:16

インテリアもGOOD

8/11 8:16

食堂も快適そう。

8/11 8:16

天井が高くて開放感がありますね。

8/11 8:16

さくらももこさんの描く絵は優しくて好きだったなあ。

8/11 8:26

ハクサンフウロかな？

8/11 8:26

8/11 8:26

8/11 8:27

ミヤマトリカブト。

8/11 8:32

お花畑はマルハダケブキの黄色とハクサンフウロのピンクで賑やかです。

8/11 8:54

クルマユリですね。

8/11 8:58

千枚岳へ向かう途中から見えた小赤石岳。すごい圧！

8/11 8:58

荒川三山とコラボ！

8/11 9:05

ちょっとガスが上がってきました。

8/11 9:06

タカネビランジ

8/11 9:13

9:10千枚岳に到着。ここまでやたらキツかった。

8/11 9:13

三等三角点。点名「上千枚」標高2879.8m

8/11 9:13

タッチ♪

8/11 9:14

チシマギキョウがあちらこちらに咲いていました

8/11 9:14

こちらにも。

8/11 9:18

千枚岳山頂はこんな感じです。

8/11 9:20

マツムシソウ。

8/11 9:27

常念岳を思い出させる垂直ハシゴを下る。

8/11 9:40

千枚方面のキレキレ稜線。

8/11 10:06

丸山の向こうに見えてきた悪沢くん。

8/11 10:15

丸山という名前通りなだらかなんですけど、なかなか着かない山頂。

8/11 10:17

お次が悪沢です。

8/11 10:18

いざ！魔王の城へ。

8/11 10:27

ホントに魔王が出てきそうです。

8/11 10:34

ゴツゴツした岩場を越えて。

8/11 10:43

10:43。百名山71座目の悪沢岳に到着！

8/11 10:43

標柱の文字が消えてて悪沢の感じがないなと思っていましたが…

8/11 10:48

後ろにプレートが置いてありました。

8/11 10:49

悪沢山頂にてヤンキー座り＆メンチ切りでワルぶってみた

8/11 11:00

ガスに覆われて景色見えないけど、これはこれでなかなかの景色。

8/11 11:00

プレートがないとどこの山か判りませんね。

8/11 11:01

山頂がにぎわい出しました。

8/11 11:06

中岳方面に下っているとやたら騒がしい一団が！

8/11 11:06

3000m超える山頂直下で何食べてるんでしょうね。

8/11 11:06

ずーっとこちらを窺ってます。

8/11 11:14

劇下りしながら、まるで人が植えたようなお花の群生をみる。

8/11 11:14

タカネシオガマとタカネツメグサかな？

8/11 11:14

こちらはイワベンケイのブーケ💐

8/11 11:23

カワラナデシコもこれだけ集まると迫力がありますね。
→高山帯だからタカネナデシコですね

8/11 11:24

命名、なでしこロード！

8/11 11:53

11:53中岳避難小屋に到着。ジュースを一本いただいて休憩しながら管理人さんとお話。今日は早めに夕立来るだろうとのこと。稜線に居る時に雷が鳴ったら困るなあ…

8/11 11:57

そしてすぐに荒川中岳山頂へ。荒川三山の二座目。東岳より中岳のほうが低いのね…

8/11 11:58

三等三角点。点名「荒川岳」標高3083.22m。

8/11 11:58

タッチ♪

8/11 12:08

中岳からちょっと下った鞍部に分岐。前岳に寄っていきます。

8/11 12:08

前岳へは20〜30mの登り返しとお手軽♪

8/11 12:11

山頂標柱が見えてきました。

8/11 12:13

12:13荒川三山縦走完了！

8/11 12:13

中岳側から見ると丸いなだらかな山容ですが、西側はストンと切れ落ちています。

8/11 12:18

西側の斜面は落ちたら上がってこれないかも。

8/11 12:30

先ほどの分岐まで戻り、荒川小屋へ向けて巻き道を行きます。

8/11 12:35

鹿除け柵をくぐると…

8/11 12:39

そこはスケールの大きいお花畑です。

8/11 12:35

ヤツガタケタンポポ？

8/11 12:35

ハクサンフウロ

8/11 12:35

ミヤマゼンコ？

8/11 12:46

ガスが垂れ込めてきました。夕立来そうなので先を急ぎます。

8/11 12:50

前岳から数百メートル下りきると荒川小屋の赤い屋根が見えました。ここから水平にトラバース。

8/11 12:56

途中で水場あり。

8/11 13:07

荒川小屋到着！テン場の受付待ちの人で賑わっています。

8/11 13:08

ここで赤石岳の山バッジと、とあるものを発注！

8/11 13:13

隣が食堂のようです。

8/11 13:16

これです！荒川小屋名物の手作りカレー。思っていたよりもスパイシーで美味しかった。山の上でこれが食べられる贅沢！

8/11 13:32

ガスって暗くなってますが、まだ13時半です。夕立来る前になるべく先へ進む。

8/11 13:47

荒川小屋から赤石岳へは地獄の登り返し。ガレ沢を横断。

8/11 14:00

大聖寺平。ここから小赤石まで延々と登ります。

8/11 14:53

一時間ほど掛けて小赤石岳へ。傾斜が緩んでホッとします。

8/11 15:03

小赤石からしばらく水平移動すると椹島への下降点。赤石岳のピークまで往復します。

8/11 15:10

赤石岳への最後の登りの途中で、今回も雷鳥親子に遭いました！

8/11 15:10

ここのところライチョウが生息する山では毎回遭っていますが、見る度にヒナ鳥が大きくなって、もう母鳥と見分けがつかない位の大きさです。

8/11 15:10

どれがヒナ鳥？

8/11 15:19

15:19。百名山72座目の赤石岳へ。ガスっていて残念ですがやりました！

8/11 15:19

一等三角点。点名「赤石岳」標高3120.1m。

8/11 15:19

タッチ♪

8/11 15:19

特種東海製紙の標柱も有りました。

8/11 15:19

ガスの向こうの赤石岳避難小屋方面から賑やかな談笑の声が聞こえてきます。時間があれば寄ってコーヒー飲みたかったけど、先を急ぐので今回は引き返します。

8/11 16:44

いよいよ雨が強まってきたのでカメラはザックにしまい、ここから先はスマホ撮影です。赤石・小赤石鞍部から降下し、緊張感のあるトラバースを通過して富士見平へ。

8/11 16:45

天気が良ければ文字通り富士山が見えるんでしょうね。

8/11 17:08

17:10ようやく赤石小屋へ。普通ならここで泊めてもらう時間帯ですが、あと3時間なんで一気に下まで下ります。

8/11 19:41

19:41。椹島へ帰還！ここから17kmのチャリ漕ぎ！

8/11 21:56

21:56。下り基調なのに小さなアップダウンのせいで何度も自転車を降りて押しながら沼平へ戻ってきました。1day完結です！

8/12 5:57

戦利品その1。悪沢岳。千枚小屋で購入。500円だったかと。

8/12 5:58

戦利品その2。赤石岳。荒川小屋で購入。こちらも500円だったかな。

撮影機器：

PENTAX K-70 ボディ ペンタックス

Galaxy S8 SCV36 au サムスン

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 ハイドレーション ヘッドランプ 予備電池 GPS 常備薬 携帯 時計 タオル ツェルト カメラ

感想

tonzablow

昨年の夏休みに新穂高から鷲羽岳・水晶岳の1dayをやったので、次なるお題として悪沢・赤石の1dayを計画してきて、ようやく実行することが出来ました。自転車区間を合わせると0時出発の22時帰着の実に22時間の行動時間は、これまでで最長かも知れません。
夜間行動に向けて前日夕方から十分に睡眠をとったつもりでいましたが、眠りが浅かったせいか、椹島から千枚岳までの区間では立ち寝するほど朦朧としてコンディションとしては良くなかったです。幻覚も何度か見えたような。。。

夕立には遭いましたが、そこそこの天気の中で荒川三山と赤石岳を計画通りに周回出来ました。何より前々から食べてみたかった荒川小屋の手作りカレーを食べることが出来て大満足の山旅となりました。