記録ID: 1985206
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ハイキング
槍・穂高・乗鞍
縦走失敗第2弾 槍ヶ岳・何ともヤリキレない・・・
2019年08月19日(月) 〜
2019年08月21日(水)


体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 16:28
- 距離
- 33.9km
- 登り
- 2,262m
- 下り
- 1,835m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 9:56
距離 14.5km
登り 2,179m
下り 189m
2日目
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 5:23
距離 13.4km
登り 52m
下り 1,572m
3日目
- 山行
- 1:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:20
距離 6.0km
登り 39m
下り 95m
天候 | 前線と低気圧の影響で不安定この上なし。夜はまるきり台風のような暴風雨。テント場直上の落雷にはビビった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
チビ沢〜南沢は落石に注意。 |
その他周辺情報 | 下山後入浴:ひがきの湯 |
予約できる山小屋 |
|
写真
雨が降り出し、急に雨脚が強くなります。このまま稜線へ近づくのが怖くなり、前に見える木から離れて草むらで姿勢を低くしてしばらく様子を見ました。10分ほどして雨が小降りになり、やや明るくなってきたので先に進みました。
ここはジグザグガレ場が延々続き、霧の中から稜線らしきものが次々と現れて、いつまでたっても乗越に出ません。ここを推定25kgのザックで登る事はもう二度としないと固く心に誓いました笑。雨で涼しいので耐えられましたが、ピーカンだったら途中で干物になってたかも。
受付で小屋泊にしようか若干迷いましたが、せっかく重い荷物を持ってきたんだし、腹をくくって「キャンプで!」と言ってしまいました。この上の4番を割り当てられました。ところがテント張り出した途端どしゃ降りに。ただでさえペグの固定が困難な場所なのに…。とにかく大きな石にガイラインを結びつけ、最低限の固定はしっかりやりました。
風邪引く前に着ているもの全部脱いで、防寒着に着替えました。一息ついたらテント飯です。いつもクソまずいので今回は一工夫。「カット野菜パック」「シャウエッセン」「回鍋肉の素」と全部スーパーで揃う素材で野菜炒めを作り、「尾西の白飯」と「永谷園あさげ」で定食に。さすが定番食材だけあって味に間違いなし!
これって絶対台風だろー、と言いたくなるような凄まじい暴風雨に。さらに夜8時頃から雷雨になり、やがて「バーン!ガガガガー」と特大の一発が至近距離に落ちました。音と光のタイムラグなし。おそらくテン場直上の焼却小屋の煙突にでも落ちたのでしょう。テント越しにアークが横に広がっていく様子をはっきり鑑賞できました。テントに落ちない保証はないので(細い2本のアルミフレームじゃシールドにもならない)、結構ヒヤヒヤものでした。
とうとう期待していた21日の晴れマークが完全に消えました。これじゃ縦走どころじゃない。明日は穂先の後、南岳へ行く予定でしたが、あちらも稜線上。雷の餌食にはなりたくないし、この重装備でしかも強風の大キレットを越えるなど完全に分不相応。今回はキッパリ諦めました。
テントは多少の結露はあったものの雨漏りや浸水はなく、暴風にもしっかり耐えてくれました。耳栓してたら朝まで爆睡でした。翌朝は小雨ながらソコソコの強風。昨夜はテントから小屋へ避難した人も結構いたようです。
あーあ、北岳に続いて2連チャンで縦走失敗かー。それじゃ前回身につけた「気持ち切り替えスイッチ」をポチッとオンに。「よーし、こうなったら徳沢でピクニックだー!!」そうと決まればすぐに下りよう!
装備
MYアイテム |
重量:-kg
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---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
水入れ
浄水器
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
スマホ
モバイルバッテリー
時計
ラジオ
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント(Xライズ2)
テントマット(ネオエアーX)
シェラフ(ナンガUDD280)
ヘルメット
携帯トイレ
COCOHELI子機
|
備考 | 雨で全身ずぶ濡れ。ズボンの替えがなく、レインパンツで代用。 |
感想
お得意様のご協力を得てなんとかお盆休みを1週間ずらし、ついに念願の槍穂縦走!と勇んできたものの、またまたとんでもないお天気に返り討ちにされました。キレットはおろか穂先にも登れず、ヤリキレないとはこのことですね笑。
でも教訓もありました。今度同ルートにチャレンジするときはテン泊ではなく小屋泊を前提にします。大汗かきの私は常時3Lの水を持ち歩かないと干からびてしまうので・・・笑。
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私も、20日から上高地から21日槍ヶ岳へ目指しました。
槍ヶ岳山荘すら全身びしょ濡れで行けず。途中の殺生ヒュッテまでで断念しました。
夜は、嵐で小屋が吹っ飛ぶかと思いました。下山も沢の水が増水していて怖かったです。
同時期に、行ってたのかとおもってコメントさせてもらいました。
お疲れ様でした。
CH-Rayuさん
はじめまして。お互い大変な登山となってしまいましたね。雨と風と雷に翻弄されっぱなしの山行でした。
でもまあいつも成功体験だけでは薄っぺらくなるので、こうしてたまには(?)適度な失敗や、程々に酷い目に遭うことも山の栄養だと思って無理矢理納得しています笑。
とにかく無事帰って来れたのですから、それだけで山行は「成功」ですよね。
コメントありがとうございました。
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