前穂高〜奥穂高〜北穂高 周回
- GPS
- 56:00
- 距離
- 29.5km
- 登り
- 2,328m
- 下り
- 2,313m
コースタイム
- 山行
- 3:58
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:13
- 山行
- 9:29
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 11:20
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:39
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
8/10 松本ICから沢渡までは一本道でわかりやすい。市営駐車場は広く、早く行けば停められないことはないであろう。バスは満席で途中停留所のお客さんは乗れなくなった。なるべく松本よりの駐車場(バス停)を使うべき。
大正池で下車し、観光気分で焼岳、大正池、田代池などを散策した。体力を考慮し、初日は岳沢で一泊する計画で時間に余裕がある。上高地は気持ちの良いところであるが、長期滞在では退屈しそうだ。早朝で人も少なく、静かな散策を楽しんだ後は岳沢までの登りである。岳沢までは険しいところは無くゆっくりと景色を楽しみながら歩いた。後方に見える乗鞍は晴れたり曇ったりを繰り返していた。
岳沢はテン場が小屋から少し離れているが快適な場所であった。水は小屋で無料供給。小屋近辺でビールを飲み、だれかれと話をしながら時間をつぶす。前穂・明神はガスがかかっていたが、時折晴れて頂が顔を出した。
8/11 朝から快晴である。まずは前穂を目指す。急斜をひたすら登る。岩登りの要素も少し必要である。紀美子平に荷物をデポして前穂へ。すばらしい景色である。槍までの稜線がはっきりわかる。常念・大天井、乗鞍の向こうには御岳も出てきた。来てよかったと思える瞬間である。その後、奥穂、涸沢岳と途中渋滞もあったが、順調に移動し3000m級の景色を存分に楽しんだ。
涸沢から北穂へのルートは険しいものであった。鎖場やはしごがあり、慎重に進んだ。やっとの思いで北穂山頂に到着したが、意外と殺風景で拍子抜け(実際の3106m頂は進入禁止で、別のところに山頂標識がある)。山頂直下に小屋があり、テント受付後に同じルートで来た人とビールで祝杯をあげ、しばらく小屋で話し込んだ。
北穂のテン場は小屋から10分程度で、涸沢への分岐点にある。用足しに行くためには北穂山頂を越えていくようになり、かなり遠い。奥穂のテン場のほうが環境は比較にならないほど良い。しかし、山頂に近いというのが最大の長所であり、翌朝それを堪能することになった。
8/12 目が覚めると満天の星空、天気はよさそうだ。朝食を食べ、ご来光にあわせ北穂へ急ぐ。空気は澄み渡っており、(たぶん)薬師岳方面や(たぶん)鹿島槍方面が見渡せた。富士山、南アルプス、中央アルプス、白山などなど堪能しているうちに日の出となった。ちょうど常念の頂から太陽が出ると歓声が上がる。あまりにも美しいのでかなりの時間、北穂の頂上に居すわった。
さて、下山である。ただひたすら下る。時々振り返って景色を確認する。時間とともに登りの人が増えてペースが上がらない。隣のザイデングラートを見ると登山者が数珠繋ぎになっている。富士山、立山に続いて三回目の目撃である。涸沢小屋につくとカールがすばらしい。展望デッキからしばし景色を眺める。
その後の下りは長かった。だらだらとした下りが続く。横尾の人の多さにはびっくり、すべて登山客(風)である。徳沢・明神までくると観光客の割合が増えてくる。河童橋には人人人。人の重みで橋が落ちるんじゃないか?着いたらソフトクリームでもと思っていたが、その気になれず、すぐにバスに乗った。バス列では登山客はかなりの少数派である。長い行列であったが、バスがひっきりなしに到着し乗客をさばいていた。
期待を裏切らない山域である。天候、体調とも良く、充実した山行となった。
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