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Yamareco

記録ID: 2011545
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

がんばったよ、北岳&小太郎山

2019年09月06日(金) 〜 2019年09月07日(土)
 - 拍手
biranji その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
15:47
距離
18.0km
登り
2,218m
下り
2,201m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:03
休憩
1:59
合計
8:02
7:56
7:56
20
8:16
8:24
99
10:03
10:20
141
12:41
12:58
26
14:22
14:30
31
15:01
15:20
18
15:38
15:44
9
2日目
山行
7:37
休憩
1:10
合計
8:47
6:00
49
6:49
6:55
107
8:42
8:54
105
10:39
11:07
5
11:12
11:15
83
12:38
12:56
92
14:28
14:28
15
14:43
14:46
1
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
朝4時50分に芦安に到着。既に第2P、第3Pは満車。第4Pに誘導される。
朝一のタクシーは6台が既に出払い、二巡目を待つこと1時間半以上。平日だから余裕と思っていたら、とんでもありませんでした。待ってる間は、ソロの男性お二人といろいろと話が出来て楽しかったです。
スタート。
ワクワクする。
見えた。
広河原山荘。いい雰囲気です。
広河原山荘。いい雰囲気です。
夢みたいな光景。
3
夢みたいな光景。
ずっと見えてる。
2
ずっと見えてる。
ヤマハッカ?
鳳凰が大きい。
シナノオトギリ
ミヤマハナシノブ
3
ミヤマハナシノブ
タカネグンナイフウロ
4
タカネグンナイフウロ
雪渓が見える。
今日は暑いな。
バットレス、近づいた。
2
バットレス、近づいた。
ハシゴゾーンの始まり。
必死で登って、写真はこれだけ。
6
ハシゴゾーンの始まり。
必死で登って、写真はこれだけ。
八本歯のコル到着。
ここで小休止。いつの間にか、ガスで真っ白。
八本歯のコル到着。
ここで小休止。いつの間にか、ガスで真っ白。
池山吊り尾根方向。
池山吊り尾根方向。
こんなところや。
こんなところや。
こんなところ。
このあと、急激に体調悪化。高度障害と思われる。
その前にシャリバテもあったかも。
足が前に進まない。ここで考えたことは北岳に登らないと肩の小屋にたどり着けないということ。北岳山荘へのトラバースのこともチラッと考えたけど。昭和大学医学部の人がいるはず。
4
こんなところ。
このあと、急激に体調悪化。高度障害と思われる。
その前にシャリバテもあったかも。
足が前に進まない。ここで考えたことは北岳に登らないと肩の小屋にたどり着けないということ。北岳山荘へのトラバースのこともチラッと考えたけど。昭和大学医学部の人がいるはず。
コースタイム1Hのところ、2Hかけて北岳到着。
山梨百名山86座目。苦しかった。深呼吸しながら牛歩でなんとかたどり着いた。
途中からザックを持ってもらいました。
8
コースタイム1Hのところ、2Hかけて北岳到着。
山梨百名山86座目。苦しかった。深呼吸しながら牛歩でなんとかたどり着いた。
途中からザックを持ってもらいました。
山頂で休んでいるうちに、少し元気が出てきた。
クッキーを食べることができた。玄米ブランのブルーベリー味が嗜好性がよく、最悪の状況を脱した。
6
山頂で休んでいるうちに、少し元気が出てきた。
クッキーを食べることができた。玄米ブランのブルーベリー味が嗜好性がよく、最悪の状況を脱した。
あとは下りだから何とか頑張る。ザックは引き続き持ってもらいました。
4
あとは下りだから何とか頑張る。ザックは引き続き持ってもらいました。
下りは、まったく負荷が違う。玄米ブランの効果か?
写真を撮る余裕まで出た。
1
下りは、まったく負荷が違う。玄米ブランの効果か?
写真を撮る余裕まで出た。
両俣方面のケルン。
両俣方面のケルン。
元気回復。ペラペラしゃべり出したのでもう大丈夫。
3
元気回復。ペラペラしゃべり出したのでもう大丈夫。
肩の小屋が見えた時は、心底うれしかった。
4
肩の小屋が見えた時は、心底うれしかった。
山小屋ってありがたいです。感謝。
2
山小屋ってありがたいです。感謝。
富士山側も真っ白。
1
富士山側も真っ白。
小屋前から北岳を振り返る。本当に頑張った。
このあと、二人分のザックを背負った相方がダウン。心労もあったと思います。
申し訳ないことをしました。ごめんね。
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小屋前から北岳を振り返る。本当に頑張った。
このあと、二人分のザックを背負った相方がダウン。心労もあったと思います。
申し訳ないことをしました。ごめんね。
ひとりで写真撮影。
2
ひとりで写真撮影。
一瞬現れたオベリスクと高嶺。その大きさに驚く。
一瞬現れたオベリスクと高嶺。その大きさに驚く。
ブロッケンとテント場。
11
ブロッケンとテント場。
時折、サーっとガスが引く。
1
時折、サーっとガスが引く。
あれ?出た?
富士山が現れました!
2
富士山が現れました!
ただただ見つめる。
4
ただただ見つめる。
北岳の上には半月。
1
北岳の上には半月。
翌朝。相方も元気になりふたりで小屋の外に出ると、富士山がドーン。
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翌朝。相方も元気になりふたりで小屋の外に出ると、富士山がドーン。
言葉はいらない。
3
言葉はいらない。
ご来光待ちです。
2
ご来光待ちです。
富士山、何度も。
3
富士山、何度も。
北岳もだんだん明るくなってきた。
1
北岳もだんだん明るくなってきた。
甲斐駒。
甲斐駒、鋸、八ヶ岳。
1
甲斐駒、鋸、八ヶ岳。
どこを見てもすごいの。
1
どこを見てもすごいの。
仙丈ケ岳。
ご来光。ありがたや。
2
ご来光。ありがたや。
来てよかった。
仙丈の頭が少しモルゲン。
1
仙丈の頭が少しモルゲン。
八ヶ岳。青いテントはお父さんと小学一年生の男の子の。この一年生、帰りに二俣で会ったけど、なんとハ本歯から下山。よくがんばった。
3
八ヶ岳。青いテントはお父さんと小学一年生の男の子の。この一年生、帰りに二俣で会ったけど、なんとハ本歯から下山。よくがんばった。
小屋に戻って。
食事スペース。このテーブルに8人座ります。ギュウギュウです。
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食事スペース。このテーブルに8人座ります。ギュウギュウです。
本館2階の就寝スペース。消灯は夜8時。みなさん、早い時間から静かにお休みです。
2
本館2階の就寝スペース。消灯は夜8時。みなさん、早い時間から静かにお休みです。
この柱の間のスペースに敷布団を3枚敷いて、4名が寝ます。
毛布は一人6枚、敷き布団が薄いので毛布を2枚くらい敷くといいです。小屋はあったかくて夜中も全然寒くないです。
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この柱の間のスペースに敷布団を3枚敷いて、4名が寝ます。
毛布は一人6枚、敷き布団が薄いので毛布を2枚くらい敷くといいです。小屋はあったかくて夜中も全然寒くないです。
荷物置き場。ザックはここにまとめて置きます。
寝る場所には最低限の物だけ持っていきました。ヘッデン、お財布、眼鏡、お水、防寒着。
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荷物置き場。ザックはここにまとめて置きます。
寝る場所には最低限の物だけ持っていきました。ヘッデン、お財布、眼鏡、お水、防寒着。
今回荷物は最小限。20ℓにまとめました。
結果的に十分でした、まだ減らせる。
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今回荷物は最小限。20ℓにまとめました。
結果的に十分でした、まだ減らせる。
今日は最高の天気で、気持ちよい山旅が出来そうです。
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今日は最高の天気で、気持ちよい山旅が出来そうです。
お世話になった肩の小屋。初めての山小屋泊。素朴でとてもいい小屋でした。
また来たいです。
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お世話になった肩の小屋。初めての山小屋泊。素朴でとてもいい小屋でした。
また来たいです。
昨日登頂したので、今日は登りません。
また来ます。
昨日登頂したので、今日は登りません。
また来ます。
名残惜しくて何度も振り向く。
2
名残惜しくて何度も振り向く。
最高だよ、北岳!
最高だよ、北岳!
さて、小太郎山の尾根が見えるんですけど、行こうか?やめようか?しばし考えました。
さて、小太郎山の尾根が見えるんですけど、行こうか?やめようか?しばし考えました。
結局、行くことにしました。
まだ時間が早いし、往復3時間なら十分射程距離。
高度障害もすっかり治ったし、頑張ります。
結局、行くことにしました。
まだ時間が早いし、往復3時間なら十分射程距離。
高度障害もすっかり治ったし、頑張ります。
いい尾根です。
槍、穂高。
岩の稜線から樹林帯に入りました。そろそろ山頂かな?
岩の稜線から樹林帯に入りました。そろそろ山頂かな?
と思ったら、まさかの前小太郎山。
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と思ったら、まさかの前小太郎山。
本当の山頂はこの先の丸いピーク。エーン、エーン。
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本当の山頂はこの先の丸いピーク。エーン、エーン。
気を取り直して。とにかく小太郎尾根の展望は一級品。
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気を取り直して。とにかく小太郎尾根の展望は一級品。
小太郎山到着。山梨百名山87座目。感無量です。
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小太郎山到着。山梨百名山87座目。感無量です。
甲斐駒の手前にアサヨ峰と栗沢山。
先月、あの嶺からこっちを見てたんだ。こんなに早くここに来られるとは思っていなかったのでうれしいです。
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甲斐駒の手前にアサヨ峰と栗沢山。
先月、あの嶺からこっちを見てたんだ。こんなに早くここに来られるとは思っていなかったのでうれしいです。
こんなに条件のいい日に登ることができてよかった。
頑張って来た甲斐がありました。
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こんなに条件のいい日に登ることができてよかった。
頑張って来た甲斐がありました。
竜ヶ岳と毛無山もくっきり。
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竜ヶ岳と毛無山もくっきり。
早川尾根も大きいな。
早川尾根も大きいな。
あのピーク、絶対小太郎山だと思うよね。前小太郎、やけに立派。
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あのピーク、絶対小太郎山だと思うよね。前小太郎、やけに立派。
小太郎山は結構なボリュームでした。
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小太郎山は結構なボリュームでした。
ホシガラス。
コゴメバナ。
ウメバチソウ。
ダケカンバが雪の重みで曲がっている。
ダケカンバが雪の重みで曲がっている。
タカネナデシコ。
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タカネナデシコ。
右俣は下りやすいんじゃないかな?
右俣は下りやすいんじゃないかな?
センジュガンピ。
1
センジュガンピ。
センジュガンピとフウロソウ。
2
センジュガンピとフウロソウ。
行きに登った沢ルートが見えて来た。
行きに登った沢ルートが見えて来た。
ヒメシャジンかな?
1
ヒメシャジンかな?
正面から。
トリカブト。
ミソガワソウ。
高嶺、大きい。
何度も振り向く。
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何度も振り向く。
キツリフネ。
ノコンギク。
シモツケソウ。
お疲れ様、広河原山荘の自販機で。
1
お疲れ様、広河原山荘の自販機で。
撮影機器:

感想

◆初めての小屋泊まりのこと
北岳は最高の山でした。初めての小屋泊まりが肩の小屋で、小屋泊っていいものだなと思わせてくれたので、とてもいい小屋だったのだと思います。素朴で温かく、お客に媚びるわけでもなく、登山者の安全を守るために一生懸命。必要充分な設備とテキパキとした対応で、重いテン泊装備は絶対無理な私たちにとって、ただただありがたいものでした。ちなみに、最初に案内された別棟は一畳にシュラフで2名寝るシステム。13名のシュラフスペースに12名で狭いなーと思っていたら、しばらくして小屋の若旦那さんが本館に空きがあると呼びに来てくれて移動しました。きめ細かい対応に感謝です。正直、ほっとしました。あの夕方のワサワサした時間に部屋割りをチェックして気配りをするって、素晴らしい小屋番さんです。

夜中にトイレに行く人もたくさんいたので、トイレが近く心配していた相方も気兼ねなく行けました。山小屋について色々聞いていたけれど、こんな感じなら全然大丈夫!これなら農鳥も行ける?

◆高度障害?シャリバテ?
今回の体調不良を検証すると、朝のタクシー待ちが想定外で朝食と昼食の量が微妙にいつもと違ったり、補給のタイミングがズレたこと。また、八本歯のハシゴを早く抜けたいと言う気持ちが強く、あまり休まずに高度をドンドン上げたことがよくなかった。
山の神様に「あまり調子に乗るんじゃないよ」と言われた気がしました。いい勉強になりました。

◆北岳大好きになりました
今回、体調崩して夕飯も少ししか食べられなかったけれど、そんなことより北岳の雄大さやロケーションの素晴らしさに感動して、北岳が大好きになりました。左俣は大変だったけれど、バットレスを間近に見ることが出来て、北岳行った感がハンパない。
でも右俣で肩の小屋泊まり、次の朝に北岳登頂で右俣ピストンが無理がなくていいかも。午後の登頂はガス率高いし、次はそうしようかな。

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コメント

小太郎山
わたしの山行に、いいねいただき、ありがとうございます。
6日の朝は、予想外の登山者で、わたしもビックリいたしました。
台風の影響で前倒しした方が多かったようですね。
小太郎山の山行記録、とてもそそられました。
スルーしがちですが、次の機会にはぜひ訪れてみたいと思います。

ありがとうございます。

garikun
2019/9/10 20:34
コメントありがとうごさいます。
その日のうちに両俣に下って、仙塩からぐるっと回られてすごい体力ですね。両俣は41人の嵐で知りました。行ってみたい小屋の一つですけど、かなりハードル高いです。過去レコも見させていただきましたが、行動範囲が広いですね。小太郎山はお手軽に山の懐に入った気持ちになれてとてもいい山でした。
2019/9/10 21:13
Re: コメントありがとうごさいます。
biranjiさま
わたしはテン泊でしたが、両俣小屋はアットホームな雰囲気で居心地が良い印象でした。
野呂川出合から、両俣小屋泊で仙丈ヶ岳、北岳というルートもありますので、ご検討ください。

このエリアは関東からも近く、ステキな山が多いので、また出没させていただきます(_ _)
2019/9/10 22:10
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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