北岳、キタダケソウとファーストコンタクト
- GPS
- 24:15
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,880m
- 下り
- 1,864m
コースタイム
7:00芦安駐車場8:00(タクシー乗車)
8:45広河原 8:55登山開始
10:50白根御池小屋11:10
03:15小太郎山分岐13:25
14:00肩の小屋14:40
15:18北岳山頂15:20
15:40吊尾根分岐付近キタダケソウ鑑賞16:00
16:20北岳山頂
16:50肩の小屋
二日目
肩の小屋6:25
広河原下山9:15
天候 | 初日 晴れのち曇り 二日目 ガス、霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
芦安より広河原まで乗合タクシー 一人片道1100円(1000円+協力金100円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
広河原へはマイカー通行止めなため、芦安に車を置いてバスか乗り合いタクシーで広河原へ向かいます。 タクシーはなかなか来ず、土曜朝は1時間待ち。 日曜帰りも1時間待ちでした。 バスの時間に合わせて行動したほうが精神衛生上よろしいようです。 マイカーは夜叉神まで入れますが、夜叉神から広河原行きのバスには乗れませんのでご注意を。(午後からは乗れるらしいですが、ちゃんと調べてくださいね) 広河原から御池まで 吊り橋をわたってしばらくゆるゆる登っていきますが、すぐに急登になります。 途中2か所ベンチがあり休憩できます。 樹林帯ですが谷からの涼しい風が上がってきて、立ち止まるとさわやかな涼しさを感じます。 (大樺沢ルートは崩落と橋の流出により今年も通行止めです) 御池から小太郎尾根分岐まで(草すべり) 御池から20mほど雪渓の上を行きますがアイゼンは不要です。 そのあとは、あごの出るような急登が延々と続きます。 お花は結構多いので癒されますが、かなりきつい道です。 小太郎尾根分岐手前に残雪がありますが、ほんのしばらくの距離でここもアイゼン不要です。 小太郎尾根分岐から肩の小屋。 気持ちのよい稜線歩きです。 目の前に仙丈がそびえ、小太郎山の先には甲斐駒の白い姿が見えました。 鎖場が一か所ありますが、鎖なしでも行けるレベルです。 肩の小屋から北岳 小ピークを越えながらの稜線歩き。 なかなか北岳山頂は見えてきませんが見えたらあっという間です。 北岳から吊尾根分岐 若干ガレ気味の急坂です。 気を付けてどうぞ。 |
写真
感想
金曜日は午後出勤だった。
で、「そういえば、この土日は連休なんだけど、どこか行く?」
と出勤したダンナにメールを入れると・・・
「行くけど、どこへ?オレに決めろって言うなよ、職場に資料はないから」
と、即レスが来たのであった。
う〜〜ん、どこ行こう?
昨日、娘とディズニーランドに開園から閉園までいたので、疲れてるし〜〜
しかも、今日は12時出勤の23時まで勤務だし・・・
白馬にツクモグサとウルップソウと思ったが、遠すぎる・・・
なら、あ、この時期まだキタダケソウ狙える・・・
と思って、パソコンで北岳と入れてみる。
ちょうど、開山祭だって・・・
しかも、肩の小屋はアルコールサービスだって・・・
決まったな・・・キラリン。
ここをいつも避けるのは交通アクセスが悪いから。
今回も、バスの時間を調べたら、ダイヤ増発は7月1日からで6月30日はまだ本数が少ない。でも乗り合いタクシーがあるみたい。
だったら、まあ、7時か8時に登り始めればいいから朝家を出ようと、とりあえず夜は寝ることにした。
朝4時に起きて、4時半出発。
芦安には7時前についた。
タクシーの列に並ぶも、全然タクシーは来ない。
30分後にやっと一台来て、9名乗っていった。
その後音沙汰なし。
そして一時間たった8時にやっとタクシーが4代連なってやってきて3台目に乗ることができた。運ちゃんの話では、本日は10台のタクシーがピストン運転しているとのこと。
片道45分かかるもの・・・そりゃあ間に合うわけがない・・・
そんなこんなで登山開始はまさかの9時。
ありえない、北岳登るのに9時なんて・・・
でも、なんとか肩の小屋に14時到着。
一休みしてから小屋のお兄ちゃんにキタダケソウの情報を聞く。
現在、吊り尾根分岐から八本歯に向かう道上がさかりとのこと。
行きが1時間20分、帰りが一時間程の行程になる。
まあ、とりあえずは行ってみようとスタート。
スタートしてすぐ、先行していたダンナが「あっ」って
降りてきたのは、毎夏数度ご一緒している、おなじみの山友さんではないの。
そういえば、去年も八ヶ岳のツクモグサを見に行ってばったり出会ったっけ。
申し合わせた訳でもないのに、山を選ぶ基準が一緒らしい(笑)
北岳山頂までは結構きつかった。しかもキタダケソウポイントはまだまだ先。
北岳山頂など、華麗に通り過ぎ、花を目指す。
キタダケソウは吊尾根分岐から少し下ったところに群生していた。
まだまだ咲きたてでフレッシュだった。
会いたい会いたいと思っていた花に初めて出会えた感動。
ああ、山っていいな〜〜〜
だけど、時間はあまりない。
急いで肩の小屋に戻る。
自分の場所に戻って荷物を下ろすか下ろさないかのうちに「夕食できました」のコール。
ぎりぎりセーフでした〜〜
テーブルには缶ビールが一人一本ずつ置いてあった。
開山記念のサービスドリンク。
さっき会った岐阜から来た山友女とも同じテーブルだった。
食後は、テントで来ていた彼女の知り合い(これも偶然出会ったらしい)と4名で小屋前ベンチで盛り上がった。テントの彼女は、私にあったことが絶対あるという・・・数年前雲取山で会ったらしい・・・そういえばなんとなく・・・うわ〜〜すごい記憶力。山って意外と世界狭いらしい・・・(爆)
午後から出ていたガスが上がって、富士山や鳳凰三山、甲斐駒が見えていた。
明日は雨の予報だけど「絶対ご来光が見えるのよ」という岐阜の女の強気の発言に大笑いしながら、寒いので解散した。
テン場は寒そうだったが、ほぼ100%の宿泊数の小屋は暑いくらいだった。
とりあえず一人一枚の布団は確保できたので、ぐっすり眠れた。
明日は視界があれば、八本歯から帰ろうと朝ごはんはお弁当に変えておいた。
朝、3時、早出する人がごそごそ動き始める音に目が覚めて、外へ出てみると・・・
真っ白・・・ビョービョーとすごい風・・・
こりゃあ来た道帰ろ・・・とまた布団にもぐって寝てしまった。
結局、山頂で食べようと思っていたお弁当は小屋で食べる羽目になった。
テント女はさっさと降りてしまったので、残り3人で仲良く下ることにした。
稜線上はガス、霧雨で風がきついため、雨具の上衣だけ着用。
小太郎尾根分岐下からは雨具は脱いだ。
目的のキタダケソウは見たので悔いはない。
良い山行だった。
しかし・・・
広河原まで行くと・・・またタクシーがいない・・・
さらに、今まで降らずにいてくれた雨が強く降ってきた。
順番にザック並べて、中で待ちましょうという先に並んでいた人の案を受けザックを並ばせて、みんなインフォメーションセンターに入って過ごすことにした。
タクシーはなかなか来なかった。
40分ほどしてやっと3台のタクシーがやってきて、何とか乗り込むことが出来たのだが・・・運転手さんがどこかへ行ったまま戻ってこない。
タクシーの時刻表というものがあったのだが・・・もしかして、その通りにしか発車しないのか???まさかまさかまさか・・・だったが、やっぱりその通りで20分車内に缶詰めにされたあとやっと発車した。
本日はタクシー6台で回してますと・・・
土日だよ?昨日10台フル回転で入れたなら、本日はその分降りてくると思わないのかい?
なんだろねえ、このお役所的な対応。
なんだかスッキリしない気分だった。
ちなみに、岐阜の山友は、昨日朝5時に並んで乗れたのは6時半だったとのことでした。
山梨交通さん。
山を登る人にとって朝の一時間がどれだけ大切か理解してくださいな。
それと、今回登りがけに、
塩沢さんという方とお会いしました。
なんでも、パーキンソン病を患っているにもかかわらず、北岳だけを登り続けて間もなく200回を達成されるとのこと。
すごいなあ。頑張ってくださいね〜〜〜
私は出来るだけたくさんの山に登ってたくさんの花に出会いたいので無理だなあ。
北岳、きついです。
でも日本で二番目に高い山。
お花もたくさんでとても素敵でした。
そして、初めてのキタダケソウとの出会い。
ワクワクドキドキの素敵な二日間でした。
ありがとう、また来るね〜〜〜
でもバスの便だけ何とかして頂戴ませ。
ありがとうございます!参考にします
でも、仕事ちゃんと片付くかな…(涙)
キタダケソウに会いたいです。
なんだか最近追いかけっこ状態ですね
あはは〜〜
みんな、考えることが一緒だからね〜〜
キタダケソウは、巻き道のものはもう終わりかけで茶色くなってたらしいから、今週末がギリだと思う。
いっぱい見てきてね。
まだ早いと思うんだけど
タカネマンテマなんかも探してみると面白いかも。
http://members2.jcom.home.ne.jp/kaz-arai/alpineflower/alpinefllower_zukan2/takanemanntema_zukan_0582.html
南アの固有種ですわ。
塩沢さんがあと2週間ほどで咲き始めると言っておった
北岳とは行きましたね〜
私も昨年行きましたが、台風以降は大樺沢ルートがNGでしょ。
草すべりは下山で使いましたが、登ってくる人は会う度に 泣きが入ってましたよ。
あの登りはスゴイな・・
下るのもキツイのを忘れもしませんし景色が・・・花が終わった時期は辛いです。草しか見えないって感じでした。
暑がりには涼しい大樺沢ルートが早く復活して欲しいと願ってます。北岳から間ノ岳の稜線歩きをいつかしたいです。
間ノ岳なんてすぐそこだよ。
農鳥まで行こうよ。
大評判の農鳥オヤジに会いに行こう
やさしいオヤジは私にほっかほっかのビールを売ってくれたさ〜〜〜
草すべりで帰り道滑って転んだんです。
転んだ先に尖った大石があって・・・
見事にお尻にストライク。
蒙古斑が出来てしまいました・・・。
まだ死にそうにイタイ〜〜〜
キタダケソウ羨ましいー!!
結局今年もお花が咲いてる時期には北岳に行けそうもありません…。
山梨交通って評判悪いですよね。
わたしも甲府から広河原行きのバスに乗るときに思いました。
テント頑張ってますか〜〜
私はなかなか根性ナシ
南アルプスって本当にアクセス悪いですよね。
しかも、奥深い。
クリアできるのはいつの日になることやら
8月はやっぱり北アかなあ
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